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素敵な人生のはじめ方 10 Items or Less (2006)


3.76/5 (33)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

落ちぶれてインディペンデント映画の出演を考えた役者が、役作りのために立ち寄ったスーパーマーケットで出会ったレジ係との奇妙な関係を描く、製作、監督、脚本ブラッド・シルバーリング、製作総指揮、主演モーガン・フリーマンパス・ベガボビー・カナヴェイルアン・デュデックジョナ・ヒル他共演のコメディ・ドラマ。


ドラマ(コメディ)

モーガン・フリーマン / Morgan Freeman 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:ブラッド・シルバーリング
製作
ロリー・マクレアリー
ジュリー・リン
ブラッド・シルバーリング
製作総指揮:モーガン・フリーマン
脚本:ブラッド・シルバーリング
撮影:フェドン・パパマイケル
編集:マイケル・カーン
音楽:アントニオ・ピント

出演
役者:モーガン・フリーマン
スカーレット・モラレス: パス・ベガ
ボビー: ボビー・カナヴェイル
ロレイン: アン・デュデック
パッキー: ジョナ・ヒル
リー:クマール・パラーナ
建設会社の受付係:ジム・パーソンズ
ビッグ・D: ダニー・デヴィート
D夫人: リー・パールマン

アメリカ 映画
配給 シンクフィルム
2006年製作 82分
公開
北米:2006年12月1日
日本:未公開
北米興行収入 $83,290
世界 $1,399,220


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルス
かつては名優と言われたものの、今では仕事もほとんどない役者(モーガン・フリーマン)は、インディペンデント映画の出演も考え、プロジェクトのスタッフであるバッキー(ジョナ・ヒル)と共にスーパーマーケットに向かう。

役がスーパーの店長であるために、役作りでスーパーを視察することになった役者は、用があるバッキーと別れて店内に入る。

横柄な態度のレジ係でスペイン出身のスカーレット・モラレス(パス・ベガ)が、暗算で商品の金額を計算することに感心した役者は、もう一人のレジ係のロレイン(アン・デュデック)のことを尋ねる。

ロレインは仕事などしていないと言うスカーレットは、店長と寝ているので許されると役者に伝える。

自分ばかり働いていることで苛立つスカーレットは、”10品以下”専用レジなのに、ルールを守る客はいないと言って嘆く。

スカーレットから、店に来た理由を問われた役者は、店長に会いたかったが留守だったと答える。

自分が俳優だと気づいていたスカーレットに、役者は、これは映画の企画だと伝える。

名札で名前がスカーレットだと知った役者は、全てが役作りに役立つと伝える。

個性的なスカーレットの心が読めると言う役者は、この場で働いていながら別のことを考えていると伝える。

店長代理である難聴気味のリー(クマール・パラーナ)と行動を共にした役者は、店長のオフィスに向かう。

店内放送をしてみた役者は、スカーレットの仕事ぶりを褒めて、何もしないロレインを批判する。

帰ろうとするスカーレットを引き留めた役者は、迎えが来ないことを伝える。

自宅の電話番号を忘れてしまい、バッキーの番号も分からない役者は、スカーレットの助言でエージェントに電話しようとするものの、そこにも連絡ができない。

用事があったスカーレットだったが、役者を見捨てるわけにもいかずに、彼を家まで送って行くことにする。

その前に付き合ってほしいと伝えたスカーレットは、車のキーがないことに気づき、元夫の家に向かう。

離婚について訊かれたスカーレットは、浮気されて車を取られたと答てある場所に向かう。

その場にいたロレインに、元夫のボビー(ボビー・カナヴェイル)にキーと現金を返してと言ってほしいと伝えたスカーレットは、現れた彼から、リーを一人にしたのかと訊かれる。

スーパーの店長のボビーは、その場にいたかをを知っている役者に気づき、あるプロジェクトのためにここにいると言われる。

スカーレットから、役者を送るのでキーを返してほしいと言われたボビーは、就職の面接にでも行くのかと訊かれる。

役者はそれをスカーレットに確認し、ボビーは、レジ係の無知な女には無理だと彼女に伝える。

ロレインよりましだと言うスカーレットは、彼女から妊娠したことを知らされ、キーと現金を再び要求する。

ボビーから、店のものを持ち出したと言われたスカーレットは、3年かけて代金は払ったと伝えて、彼と争いになる。

現金とキーを取り戻したスカーレットは、驚く役者を車に乗せてバックし、ロレインの車に衝突してその場から逃げる。

揉み合いでブラウスが破れてしまい、面接を諦めようとしたスカーレットは、役者から洋服を買えばいいと言われる。

スカーレットから、面接は建設会社の秘書だと言われた役者は、相応しい仕事だと伝えてショッピングセンターに向かう。

激安にも拘らず高品質の商品が並ぶ店内に驚く役者は、スカーレットの洋服選びを手伝い、自分のクレジットカードで購入する。

見た目が肝心だと言う役者は、車もきれいにする必要があると考えて洗車し、その間にスカーレットはトイレで着替えをして化粧をする。

役者は店員達と共に時間を過ごし、準備ができたスカーレットに、車の中で面接のリハーサルをさせる。

夫婦関係や妊娠についてなどを質問されたスカーレットは、そんなことまで聞く理由を問い、役者は、自分に似ているからだと答える。

まるで老人のようだと伝えた役者は、結婚や仕事に絶望して、子供も諦めているとスカーレットに伝える。

将来に希望も持たず悲観してばかりいるスカーレットに、その気持ちは分かると伝えた役者は、自分も頼れる者や友人がいないので、消え去っても誰も気づかないと話す。

昔から孤独だったと話すスカーレットは、役者から同じだと言われ、自分が友達になると伝える。

しかし、もう会うことはないと伝えたスカーレットは、役者を家に送ろうとする。

スカーレットが悲観的になるのは血糖値が下がったからだと考えた役者は、何か食べることにする。

ローストビーフサンドを買ってスカーレットと食べた役者は、遠ざかっている俳優業のことを訊かれ、複雑な世界で戸惑っていたら、4年が経ってしまったと答える。

話を変えて、嫌いなものを10個挙げることを提案した役者は、それをスカーレットに答えさせて、次に好きなもの10個を尋ねる。

7個挙げたスカーレットは役者の好きなものを尋ね、彼は即座に11個答える。

スカーレットは、1個多いことは分かっていたと言う役者に、スーパーの客と同じでルールを破ったと伝える。

その後スカーレットは、役者に促され歌いながら車を運転して、スペイン語の歌を彼に教える。

建設会社に着いたスカーレットは、役者に励まされ緊張しながら建物の中に向かう。

その後を付いて行き受付で待っていた役者は、社員(ジム・パーソンズ)に声をかけて、かつて自分が演じた女装した役は最高だったと言われる。

事務員役の研究かと訊かれた役者は、友人の付き添いだと答える。

面接を終えたスカーレットは車に戻り、結果は謎で合否は言われなかったと役者に伝える。

それでも満足したスカーレットから、二度とレジ係には戻らないと言われた役者は、そんな彼女の心の変化を喜ぶ。

もう一度、好きなものを聞いてほしいと伝えたスカーレットは、”この瞬間”だと答える。

スカーレットは役者を家に送ることになり、途中、彼は、俳優仲間のビッグ・D(ダニー・デヴィート)の車が交差点で横に止まったために声をかける。

驚いたビッグ・Dの妻(リー・パールマン)は、役者の妻に連絡しようとする。

自宅があるブレントウッドに着いた役者は、明日は仕事だとスカーレットに伝える。

役者が役を受けることを決めたとを知ったスカーレットは喜び、”人生を諦めるな”と言われたため、彼にそれを約束する。

これがスタートだと伝えた役者は、スカーレットに別れを告げる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
かつては名優と言われたものの、今では仕事もほとんどない役者は、インディペンデント映画の出演を考えて、店長役の役作りのためにスーパーマーケットに向かう。
全てを悲観的に捉える、スペイン出身のレジ係スカーレットに興味を持った役者は、彼女を観察して行動を共にする。
離婚などを経験し前向きにものを考えないスカーレットが、建設会社の就職の面接を受けることを知った役者は、彼女に付き合いその準備を始めるのだが・・・。
__________

モーガン・フリーマンが、インディペンデント映画製作会社”Revelations Entertainment”を共同で設立したロリー・マクレアリーと共に設立した映画製作会社”ClickStar”の作品で、二人が製作を担当してモーガン・フリーマンが主演した。

かつての名声はどこ吹く風・・・という設定以外は、世界中の誰もが認める名優モーガン・フリーマンが、彼自身を演じているような雰囲気で主人公を演じている。

主人公は、今は落ちぶれているものの、業界から遠ざかっていた”モーガン・フリーマン”的ハリウッド・スターという役柄であるため、会う者、皆が彼のことを知っているという展開で進行し、”役者”、”俳優”と言われるだけで、あえて役名は付けられていない。

自らの映画製作会社で思いのままに作ったという感じであるため、説得力のあるモーガン・フリーマンの変幻自在の演技は素より、彼が楽しんで演じていることが窺える。

原題は、冒頭のスーパーマーケットで主人公が出合う女性店員が、”10品以下”専用レジの担当だったことから付けられたタイトルで、中盤から終盤に、そのことが関連する出来事により、ヒロインが新たな人生の道筋を見つけるきっかけとなっている。

拡大公開もされなかった小作ではあるが、当時はまだ駆け出しの若手スターなどを含め、今観ると豪華キャストは注目だ。

スペイン人でもあり、離婚も経験して仕事にも不満を抱き、全てを悲観的に捉えていたが、主人公との出会いで考えが一変するヒロインを好演するパス・ベガ、その元夫であるスーパーマーケットの店長ボビー・カナヴェイル、彼の浮気相手である店員のアン・デュデック、インディペンデント映画の製作スタッフのジョナ・ヒル、スーパーマーケットの店長代理クマール・パラーナ、建設会社の受付係ジム・パーソンズ、主人公の俳優仲間ダニー・デヴィート、その妻リー・パールマンなどが共演している。


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