25時 25th Hour (2002) 3/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2001年に発表された、デイヴィッド・ベニオフの小説”The 25th Hour”を基に製作された作品。
刑務所に収監されようとしているドラッグ・ディーラーの、残された一日を描く、製作、監督スパイク・リー、主演エドワード・ノートンフィリップ・シーモア・ホフマンバリー・ペッパーロザリオ・ドーソンアンナ・パキンブライアン・コックス他共演の心理ドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:スパイク・リー
製作
スパイク・リー

トビー・マグワイア
ジュリア・チャスマン
ジョン・キリク

原作:デイヴィッド・ベニオフThe 25th Hour
脚本:デイヴィッド・ベニオフ

撮影:ロドリゴ・プリエト
編集:バリー・アレキサンダー・ブラウン
音楽:テレンス・ブランチャード

出演
モントゴメリー”モンティ”ブローガン:エドワード・ノートン

ジェイコブ・エリンスキー:フィリップ・シーモア・ホフマン
フランク・スラッタリー:バリー・ペッパー
ナチュレル・リヴェラ:ロザリオ・ドーソン
メアリー・ダヌンツィオ:アンナ・パキン
ジェームズ・ブローガン:ブライアン・コックス
コースチャ・ノヴォトニー:トニー・シラグサ
フルード捜査官:イザイア・ウィットロックJr.
カーリ:パトリス・オニール

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ

2002年製作 134分
公開
北米:2002年12月19日
日本:2004年1月24日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $13,060,843
世界 $23,928,503


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
ドラッグ・ディーラーのモントゴメリー”モンティ”ブローガン(エドワード・ノートン)は、ロシアン・マフィアのコースチャ・ノヴォトニー(トニー・シラグサ)に止められるものの、路上で傷つき瀕死の状態であった犬を助ける。

その後、ドイルと名付けた犬は回復するものの、モンティは逮捕されて収監を翌日に控える身だった。

モンティは、幼馴染である教師ジェイコブ・エリンスキー(フィリップ・シーモア・ホフマン)に会うために母校の高校に向かう。

同じ旧友のフランク・スラッタリー(バリー・ペッパー)と共に会いたいとジェイコブに伝えたモンティは、生徒のメアリー・ダヌンツィオ(アンナ・パキン)を気にしながら、約束をしてその場を去る。

授業の後、自分の成績評価が低いことについてジェイコブに意見したメアリーだったが、聞き入れてもらえなかったため部屋を出る。

証券マンのフランクは、ジェイコブからの電話にもまともに対応せず相場を見守る。

帰宅したモンティは、入り口で待っていた恋人ナチュレル・リヴェラ(ロザリオ・ドーソン)と部屋に向かうものの、収監のことを考えると楽しむ気になれない。

モンティは、DEA(麻薬取締局)捜査官フルード捜査官(イザイア・ウィットロックJr.)らが現れて家宅捜査を始め、現金と麻薬を押収された時のことを思い出す。

最後の夜を過ごしたいというナチュレルの言葉を拒み、モンティは父ジェームズ(ブライアン・コックス)が経営するバーに向かい彼と食事をする。

自分の身に起きたこと・・・それが人種のるつぼであるこの街のせいだと考えたモンティだったが、全てが自分の責任であると結論付ける。

DEAにタレこんだのがナチュレルである可能性をジェームズに語るモンティは、 信用できるのが父とジェイコブ、フランクだけだと言い残して席を立つ。

テロで崩壊した、”ワールドトレードセンター”跡地”グラウンド・ゼロ”を見下ろせるフランクの高級アパートに向かったジェイコブは、刑務所で甚振られ、出所しても未来のないモンティとは今夜限りだというフランクの言葉に驚く。
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逮捕連行され尋問を受けたモンティは、ナチュレルがチクったとフルードに言われ、刑期を軽くするために、ロシアン・マフィアの”アンクル・ニコライ”についての情報提供を迫られるもののそれを拒む。
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中華レストランで食事をしたジェイコブとフランクは、意見が合わず口論となる。
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白昼、ドラッグを売りさばいていたモンティは、高校生のナチュレルに出会い、惹かれ合うようになる。
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バーでモンティを待つジェイコブとフランクは、現れたナチュレルを歓迎する。

モンティも合流し4人はクラブに向かい、ジェイコブは通りにいたメアリーに呼び止めらる。

メアリーは、同行したいことを戸惑うジェイコブに伝え、モンティは教室で見かけた彼女を思い出し、顔パスで一緒にVIPルームに向かう。

生徒とクラブにいるということで焦るジェイコブを落ち着かせるモンティは、彼に愛犬ドイルのことを任せる。

刑務所暮らしのことを考えて絶望するモンティは、自分の身を守るためにフランクに頼みたいことがあると伝える。

ナチュレルと踊りドラッグも飲んで席に戻ったメアリーは、ジェイオブに迫る。

うたた寝をしていたジェイコブは驚いてメアリーを拒み、このことを学校では話さないよう伝えるが、彼女に成績を上げるよう要求される。

それを承諾できるはずもないジェイコブは、トイレに行ったメアリーの元に向かう。

ジェイコブはメアリーにキスしてしまい、その場を離れて我に返る。

フランクは、危ない橋を渡るモンティに警告したにも拘らず、彼が破滅するのはナチュレルが原因だと彼女を非難する。

気分を害したナチュレルは席を外し、現れたジェイコブがメアリーにキスしてしまったという言葉を遮り、彼に酒を勧める。

コースチャと共にアンクル・ニコライの元に向かったモンティは、捜査官に口は割っていないことを伝える。

ニコライは、コースチャが裏切ったことをモンティに知らせて銃を渡す。

コースチャを殺すよう言われたモンティだったが、他に方法がなかったという彼の言葉に銃を置き、後始末をするようニコライに告げてその場を去る。

家に戻ったモンティはナチュレルに疑ったことを謝罪し、やることがあると言ってジェイコブとフランク、そしてドイルを連れて出かける。

夜が明け、モンティは何でもすると言ったフランクに、刑務所で目をつけられることを回避するため、自分を殴り顔を潰すよう迫る。

フランクはそれを拒むが、徴発された彼はモンティを殴り、ジェイコブがそれを制止する。

ジェイコブに支えられて起き上がったモンティは、動揺して泣き崩れるフランクに感謝して自宅に向かう。

ナチュレルに介抱されたモンティは、迎えに来たジェームズと共に刑務所に向かおうとする。

モンティは、自分のことを忘れるようナチュレルに告げてその場を去る。
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ジェームズは覚悟を決めて、モンティを逃がすために車を走らせる。

西に向かった二人は小さな町に立ち寄り、ジェームズはモンティと最後の酒を酌み交わして別れを告げる。

ジェームズと名前を変えたモンティは、小さな仕事を見つけて身を隠し、その後、現れたナチュレルと共に静かな暮らしを続け、家族を持ち自分の人生を語り継ぐ・・・
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そんな妄想と共にモンティは刑務所に向かう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨーク
ドラッグ・ディーラーのモントゴメリー”モンティ”ブローガンは、DEA(麻薬取締局)の捜査を受けて逮捕され、翌日、収監されることになっていた。
恋人ナチュレルと楽しい時間を過ごせる訳もないモンティは、父ジェームズと食事をした後に、旧友の高校教師ジェイコブと証券マンフランクとで最後の夜を過ごそうとする。
モンティは、刑務所で甚振られることを考え、自分の人生を悔やみ考えを巡らせながら夜を迎えるのだが・・・・
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デイヴィッド・ベニオフの原作は”911”(同時多発テロ)以前の発表だったのだが、スパイク・リーの意向で事件を直視する描写などを多用して製作された。

冒頭で瀕死の状態で登場する犬はテロでダメージを受けたアメリカとも言えるし、”グラウンド・ゼロ”も映し出される。

主人公の裏社会に通じる商売、旧友の職業や恋人の国籍、多人種が居住する街の描写映像などは、多くの社会問題を映し出している。

30歳前後の男優人、20歳前後の女優、いずれも実力派である若手の演技は注目で、スパイク・リーの鋭い視点、深い人間描写などを含め見応えある心理ドラマに仕上がっている。

マフィアとの関係を持ち、その道で生きている肝が据わった人物には描かれているが、自分の過ちを悔いる青年を重々しく演じるエドワード・ノートン、旧友で高校教師のフィリップ・シーモア・ホフマン、同じく証券マンのバリー・ペッパー、主人公の恋人ロザリオ・ドーソン、高校生アンナ・パキン、主人公の父親ブライアン・コックスロシアン・マフィアの一員トニー・シラグサDEA捜査官イザイア・ウィットロックJr.、クラブのドアマン、パトリス・オニールなどが共演している。


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