360 (2012) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ウィーンパリロンドンコロラドなどを舞台に繰り広げられる複数の男女の関係を描く、主演アンソニー・ホプキンスジュード・ロウレイチェル・ワイズベン・フォスター共演、フェルナンド・メイレレス監督による群像劇。


ドラマ

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■

監督:フェルナンド・メイレレス
製作
アンドリュー・イートン

クリス・ハンリー
ダニー・クラウス
脚本:ピーター・モーガン

撮影:アドリアーノ・ゴールドマン
編集:ダニエル・レゼンデ

出演
ジョン:アンソニー・ホプキンス

マイケル・デイリー:ジュード・ロウ
ローズ・デイリー:レイチェル・ワイズ
ローラ:マリア・フロール
タイラー・マクレガー:ベン・フォスター
ミルカ:ルチア・シポシーヴァ
アンナ:ガブリエラ・マルチンコワ
ロッコ:ヨハネス・クリシュ
ピーター:モーリッツ・ブライブトロイ
アルジェリア人の男性/歯科医:ジャメル・ドゥブーズ
ルイ:ジュリアーノ・カザヘー
ヴァレンティーナ:ディナーラ・ドルカーロワ
セルゲイ:ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ
ボス:マーク・イヴァニール

イギリス/オーストリア/フランス/ブラジル 映画
配給 Revolution Films
2011年製作 110分
公開
イギリス:2012年8月10日
フランス:2012年7月25日
ブラジル:2012年8月17日
北米:2012年8月3日
日本:未公開
北米興行収入 $100,343
世界 $1,663,931


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ウィーン

アンナ(ガブリエラ・マルチンコワ)は、姉ミルカ(ルチア・シポシーヴァ)が、ロッコ(ヨハネス・クリシュ)にヌード写真を撮られる場に付き添っていた。

ミルカは、いくら稼げるのかをロッコに聞き、”ブランカ”が1日でリッチになったと知り彼女は期待に胸を膨らませる。

名前を変えるようロッコに提案されたミルカは、それを”ブランカ”に決める。

撮影は終わり、写真を早くサイト上に載せたいミルカはロッコの求めに応じる。

スロバキアブラチスラヴァ
自宅に戻っていたミルカは、オートショーに来る会社役員から、指名が入ったことをロッコから知らされる。

ウィーン
アンナと別れたミルカは、ロッコからの連絡でホテルのバーでマイケル・デイリー(ジュード・ロウ)という男性に会うことになる。

マイケルはミルカに歩み寄ろうとするのだが、彼の取引相手で、ドイツ人のピーター(モーリッツ・ブライブトロイ)が現れ、仕事の話を始める。

ピーターは、バーのミルカを見て売春婦だと言い、彼は携帯電話でウェブ検索して、彼女が”ブランカ”だと知らせる。

”ブランカ”の相手をする男の写真を撮って脅迫しようとするピーターに、マイケルは、商談中にする話ではないと言ってその場を立ち去る。

その後マイケルは、レストランに向かい、妻に電話をしてメッセージを残し、宿泊先のホテルに戻る。

再び妻にメッセージを残したマイケルは、その後ピーターからの電話を受ける。

ピーターは、マイケルと別れた後に”ブランカ”に声をかけ、彼女と愛し合った後で、全てを知ったことを話す。

そしてピーターは、マイケルを半ば脅迫して、自分と取引するよう伝えて電話を切る。

パリ

アルジェリア人の男性(ジャメル・ドゥブーズ)は、赤いベレー帽の女性を追うよう、タクシー・ドライバーに指示する。

女性は、空港に向かうバスに乗ったため、男性はそれを追い、特別な感情を抱きながら飛び立つ彼女を見守る。

男性は、女性についての想いをセラピストに語り、彼女が既婚者でかなわぬ関係であることを伝える。

その後、男性はモスクに向かい、既婚女性を追うのを止めて、自分を見失うことなく人生を歩むよう助言される。

ロンドン

ローズ(レイチェル・ワイズ)は、ある女性(マリア・フロール)に、写真を撮られていることに気づかないままホテルに向かう。

ルイ(ジュリアーノ・カザヘー)との関係を終わらせようとしたローズだったが、結局、二人は愛し合ってしまう。

その後、自分の世話をすると言っていたローズに不満を訴えながら、ルイは部屋を出る。

ローズは、仕方なくルイを、自分の仕事の写真家として推薦する。

恋人のローラ(マリア・フロール)のアパートに戻ったルイは、彼女が自分の浮気に気づき、ローズの写真とメッセージを証拠としてパソコンに残し、彼女がブラジルに帰ったことを知る。

その夜、ローズは、出張から戻ったマイケルを迎え、娘の演劇会にむかう。

帰宅した二人は、その後ベッドの中で、マイケルの次の出張がベルリンになったことや、ウィーンのホテルからの電話のメッセージにういてなどを話す。

コロラド

性犯罪者のタイラー・マクレガー(ベン・フォスター)は、6年の刑期を終えて出所することになる。

ローラは、コロラドからマイアミを経由してリオデジャネイロに向かうことを、隣の座席で親しくなったジョン(アンソニー・ホプキンス)に伝える。

ジョンは、自分の浮気が原因で家を出た娘を捜していたのだが、彼は、娘は死んだものと諦めていた。

娘がアメリカに行ったと考えるジョンは、女性の遺体が見つかったというフェニックスへ行く途中だった。

デンバーに着いて別れた二人だったが、悪天候ん歩ために足止めされて食事の約束をする。

空港にいたタイラーは、自分が制御できるか不安に思いながら、周囲にいる女性、ローラなどを気にしつつ、世話になったソーシャルワーカーと電話で話す。

ローラは、タイラーの荷物に気づかないまま、レストランで彼の席に座り、ジョンを待つためにワインを注文してしまっていた。

仕方なく同席で待つことになったタイラーは、ローラを迷惑に思いながらも彼女と会話をする。

タイラーのことが心配になったソーシャルワーカーは、空港の警備に連絡をして、彼を監視するよう指示する。

ローラは、ジョンにメッセージを残して、タイラーをホテルの部屋に誘い、警備は場内放送でタイラーを呼び出すものの、彼を捜すことができない。

ジョンは不安になり、ローラを呼び出そうとするが、混乱する空港の係員に相手にされない。

タイラーはためらいながら部屋に入り、ローラに求められて、必死に自分を抑えようとする。

翌朝、搭乗口でローラを見つけたジョンは安心して、彼女に声をかけ、注意するようにと忠告して別れる。

タイラーは、ソーシャルワーカーと警備員に見守られながら、搭乗して旅立っていく。

フェニックス
ジョンは、遺体安置所の遺体が娘でないことを確認して、悩める者が集う集会に参加してスピーチする。

アルコール依存症の女性ヴァレンティーナ(ディナーラ・ドルカーロワ)は、ロシア人の夫がいるのだが、上司であるアルジェリア人の男性(ジャメル・ドゥブーズ)に惹かれていることを話す。

パリ

夫セルゲイ(ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ)の元に戻ったヴァレンティーナは、彼に離婚話を切り出す。

ウィーンに向かうというセルゲイに、ヴァレンティーナは好きな男性がいて、気持ちは変わらないことを伝える。

勤め先の歯科医院に向かったヴァレンティーナは、医師/アルジェリア人(ジャメル・ドゥブーズ)から、他の職場に移って欲しいと告げられてショックを受ける。

ウィーン

ボス(マーク・イヴァニール)を空港に出迎えたセルゲイは、予約していた評判のいい売春婦”ブランカ”/ミルカをボスの部屋に向かわせる。

ホテルの外でボスを待つセルゲイは、ミルカを迎えに来たアンナに話しかけられる。

苛立つセルゲイは素っ気ない態度で対応するが、アンナが雨に濡れるのを見て助手席に乗せる。

アンナは、セルゲイに気軽に話しかけて、二人は通りをドライブすることになる。
セルゲイは、運転手兼ボディーガードとして、ボスに酷い扱いを受けていることなどをアンナに話す。

ミルカはボスに延長を要求して、彼に大金を見せられそれをロッコに知らせる。

ボスはそれに気づき、ミルカを殴り倒して襲撃に備えセルゲイに連絡を入れる。

アンナと楽しい時間を過ごしたセルゲイは彼女と別れ、ボスの指示を受けてホテル内の不審者を探す。

セルゲイはエレベーターでロッコに出くわし、彼がボスを襲おうとしていることに気づく。

ボスからの電話で、セルゲイは自分がドアの外にいることを伝えて、ロッコが部屋に押し入ったのを確認してロビーに向かう。

セルゲイは、ミルカを待っていたアンナを誘い、その場を離れて車内で彼女に英語を習う。

アンナは、いつも付き添っていたミルカと違う人生を歩むことを決めて、それを楽しもうとする。

意識の戻ったミルカは、ボスとロッコが相撃ちで死んでいることを確認して、大金を持ち去る。

マイケルは、ドイツ人の取引相手ピーターとの商談を済ませて、”ブランカ”を呼ばなかったことなどを話す。

そしてマイケルは、買物をしていた、同行していたローズをピーターに紹介してその場を去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

世界の各地で、様々な人生が始まる・・・
ウィーン
平凡な女性ミルカがエスコートクラブに入り、ロンドンから来たビジネスマンのマイケルが、彼女との予約を入れるものの、それを果たせない。
パリ
ある女性を愛してしまったアルジェリア人男性は、既婚者への愛を諦める・・・
ロンドン
若い写真家ルイと浮気をするローズは、彼と別れる決意をして、出張から戻ったマイケルを迎える。
ルイは、恋人ローラの元に戻るが、浮気が知られて、彼女はブラジルに戻ってしまう・・・
コロラド
性犯罪者のタイラーは、6年の刑を終えて出所するが、ブラジルに向かう途中のローラと空港で出会う。
タイラーはローラに誘われるが、自分の気持ちを何とか抑える。
ローラと機内で一緒になったジョンは、行方不明になった娘を捜していたのだが、ローラが、行きずりの男と行動を共にしたと知り不安が募る・・・。
__________

何の変哲もなく始まる複数の物語が、複雑に絡み合いながら、微妙なつながりを見せて行くという、オートショーのビジネスマン役で出演もしているピーター・モーガンの巧みな脚本と、鬼才フェルナンド・メイレレスの流れるような演出手腕が注目の作品。

アンソニー・ホプキンスジュード・ロウ、そしてレイチェル・ワイズなどのビッグ・ネームの競演も豪華で、国際色豊かな出演陣が脇を固める。

レイチェル・ワイズは、フェルナンド・メイレレスの「ナイロビの蜂」(2005)で、アカデミー助演賞を受賞している。

作品の評価も低く、商業映画としても扱われず、北米では公開されたと言えない程度で、当然、日本では劇場未公開に終わった。

消息不明の娘を捜すアンソニー・ホプキンスウィーンに出張するビジネスマン、ジュード・ロウ、その妻レイチェル・ワイズ、恋人ジュリアーノ・カザヘーに裏切られるマリア・フロール、性犯罪者ベン・フォスター、エスコートクラブに入り大金を手に入れようとするルチア・シポシーヴァ、その妹ガブリエラ・マルチンコワ、エスコートクラブを仕切る男のヨハネス・クリシュドイツ人ビジネスマンのモーリッツ・ブライブトロイアルジェリア人の男性/歯科医ジャメル・ドゥブーズ、彼に愛されて惹かれるものの結局、結ばれることのない女性ディナーラ・ドルカーロワ、その夫ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ、そのボス、マーク・イヴァニールなどが共演している。


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