ボディクライム A Crime (2006) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

妻を殺されて心を閉ざしていた男性に引かれた女性が愛を手に入れるために、あるタクシー・ドライバーを犯人に仕立てようとする、主演ハーヴェイ・カイテルエマニュエル・ベアールノーマン・リーダス他共演、監督、脚本マニュエル・プラダルによるサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:マニュエル・プラダル
製作総指揮
ライオネル・クロッソン

スコット・マコーレー
ロビン・オハラ
製作
ミシェル・ペタン

ロラン・ペタン
脚本
トニーノ・ブナキスタ

マニュエル・プラダル
撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス
編集:ジェニファー・アウジェ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演
ロジャー・カルキン:ハーヴェイ・カイテル

アリス・パーカー:エマニュエル・ベアール
ヴィンセント・ハリス:ノーマン・リーダス
ビル・ウイナー:ジョー・グリファシ
ソフィー:リリー・レーブ
アシュリー・ハリス:キム・ディレクター
ジョー:ブライアン・タランティナ
ベン:パトリック・コリンズ
ウィル:チャック・クーパー

フランス/アメリカ 映画
配給 ARP Sélection
2006年製作 103分
公開
フランス:2006年10月11日
北米:未公開
日本:未公開
製作費 $7,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ヴィンセント・ハリス(ノーマン・リーダス)は、妻アシュリー(キム・ディレクター)を何者かに殺されて、心を閉ざしてしまう。

3年後、ブルックリン
ある夜ヴィンセントは、同じアパートに住む女性アリス・パーカー(エマニュエル・ベアール)がトラブルを起したために、彼女を警察に迎えに行く。

アリスは、事件以来、塞ぎ込む心引かれるヴィンセントを何とか立ち直らせようと、彼の妻の殺害事件について調べる。

事件の担当刑事ビル・ウイナー(ジョー・グリファシ)に会ったアリスは、ヴィンセントが、目撃してすれ違ったタクシーとそのドライバーを捜すことにとりつかれていることを知る。

その夜、タクシーに乗ったアリスは、ドライバーのロジャー・カルキン(ハーヴェイ・カイテル)が、3年前にも同じ仕事をしていたかを聞き、その後、彼との時間を過ごし、翌日も会うことを約束する。

翌日、セントラルパークで奉仕活動の仕事を始めたアリスは、迎えに来たロジャーの部屋に向かい愛し合う。

ロジャーと頻繁に会うようになったアリスは、ダイナーに彼が立ち寄った際に、そこにヴィンセントがいることに気づく。

アリスはロジャーを呼び寄せてその場を去り、ヴィンセントはその後、道端にタクシーを止めていた、犯人と同じ色の赤いジャケットを着たドライバーに襲い掛かろうとする。

その後アリスは、目撃されたタクシーに傷があったことから、ロジャーの車を消火栓に接触させ、同じような傷をつける。

アリスはロジャーに謝罪し、赤いジャケットをプレゼントする。

ロジャーは、アリスの真意が理解できず、戸惑いを感じながらも彼女の”愛”を受け入れる。

チャイナタウン
タクシーを運転してきたアリスは、深酒して眠ってしまったロジャーを起し、その場に現われたヴィンセントを確認し、彼も向ったドッグレースに賭けてきて欲しいと頼む。

ヴィンセントはロジャーのジャケットに気づき、タクシーの傷も確認して、彼の車に乗ろうとする。

ロジャーがが犯人だと確信したヴィンセントは、一旦、車を降りる。

アリスに電話をしたロジャーは、彼女から何かを告げられそうになるが、ヴィンセントが戻ってこないために、彼の元に向う。

ロジャーを中国人に痛めつけるよう指示したヴィンセントは、タクシーのトランクに彼を閉じ込めて川に沈める。

アリスは、ロジャーのことを後悔しながら、たヴィンセントに誘われて愛し合う。

その後、目的を果たしたアリスとヴィンセントは同棲を始め、満ち足りた日々を過ごす。

5日後、警察によりタクシーは発見されるが、ロジャーの遺体は見つからず、消息を絶ったことがヴィンセントに知らされる。

そして、ロジャーはアリスの前に現われ、簡単な会話を交わすものの、動揺する彼女はその場から逃げ去る。

アリスをアパートに追ったロジャーは、川に落とされたタクシーのトランクから、奇跡的に助かったことを彼女に伝える。

全て自分が仕組んだことだと、正直に話したアリスは、この事件で何もかも失ったロジャーに呼ばれ、一緒に街を出ることを強要される。

選択できる立場でないアリスは、仕方なくロジャーと共に旅立つ。

しかし、翌朝、車内で寝ているロジャーの腹部に、鉄筋を突き刺してその場を逃れる。

アリスはヴィンセントの元に戻り、彼はロジャーが他殺体で発見されたことを知る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

妻を何者かに殺されたヴィンセントは心を閉ざし、犯人だと確信するタクシー・ドライバーを捜し続けていた。
ヴィンセントに惹かれる、同じアパートに住むアリスは、彼の心の傷を癒そうと考える。
アリスは、ヴィンセントが妻の殺害で心を閉ざしていることを知り、彼が事件の際、タクシーを目撃したことなどを知る。
そしてアリスは、タクシー・ドライバー、ロジャー・カルキンに目をつけて彼に接近する。
アリスは、ロジャーをヴィンセントが捜している犯人に仕立て上げようとするのだが・・・。
__________

70歳を過ぎた現在でも、ハリウッドを代表する演技派として活躍を続けるハーヴェイ・カイテルと、実際には親子ほど年の違うフランスの実力派スター、エマニュエル・ベアールが共演した官能のサスペンス・ドラマ。

魅力的なキャストではあるが、北米劇場公開はされず、日本でも未公開に終わった作品。

撮影当時60代半ばのハーヴェイ・カイテルは、年齢を感じさせない逞しい肉体を披露し、年齢不詳ではあるが、殆どノーメイクのために若くも見えないエマニュエル・ベアールも、40歳を過ぎているとは思えないプロポーションで体当たりの演技を見せてくれる。

結局は、妻殺しの犯人が捕まるわけでもない結末なのだが、混沌とする社会の中で、何とかその日を生き抜いている者達が、わずかに見える幸福を追い求めて、その象徴的な街の雑踏に向おうとする、ラストの主人公達の後姿が印象的だ。

重々しい演技から軽い雰囲気の役柄までこなす、芸幅の広いハーヴェイ・カイテルは、小作ではあるが、彼が出演しているだけで興味を引く、味のある魅力的な役者だ。

惹かれる隣人のために、見知らぬ男を殺人犯に仕立てる女性エマニュエル・ベアール、何も知らずに、その犯人を追い続ける妻を殺害された男性役ノーマン・リーダス、その妻役キム・ディレクター、事件担当刑事ジョー・グリファシ、ダイナーのウエイトレスで、ジル・クレイバーグの娘リリー・レーブなどが共演している。


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