イーオン・フラックス Aeon Flux (2005) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アニマトリックス”の監督でもあるピーター・チョンが、1995年に製作した、テレビ用短編アニメシリーズ”AEON FLUX”の実写版の映画化。
主演シャーリーズ・セロンマートン・チョーカシュジョニー・リー・ミラーソフィー・オコネドーフランシス・マクドーマンドピート・ポスルスウェイト他共演、監督カリン・クサマによるSFアクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:カリン・クサマ
製作
デビッド・ゲイル

グレゴリー・グッドマン
ゲイル・アン・ハード
ゲイリー・ルケッシ
製作総指揮
トム・ローゼンバーグ

ヴァン・トフラー
原作:ピーター・チョン
脚本
フィル・ハイ

マット・マンフレディ
撮影:スチュアート・ドライバーグ
編集:ピーター・ーネス
音楽:グレーム・レヴェル

出演
シャーリーズ・セロン:イーオン・フラックス
マートン・チョーカシュ:トレヴァー・グッドチャイルド
ジョニー・リー・ミラー:オーレン・グッドチャイルド
ソフィー・オコネドー:シサンドラ
フランシス・マクドーマンド:ハンドラー
アメリア・ワーナー:ウーナ・フラックス
ピート・ポスルスウェイト:キーパー
キャロライン・チケジー:フレイヤ
ニコライ・キンスキー:クラウディウス

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2005年製作 95分
公開
北米:2005年12月2日
日本:2006年3月11日
製作費 $62,000,000
北米興行収入 $25,857,987
世界 $52,304,001


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

2011年。
品種改良によりウィルスが発生、人類の99%が死滅した。
科学者トレヴァー・グッドチャイルド(マートン・チョーカシュ)が開発したワクチンで、500万人の人類が生き残った。

そして、汚染された外界とを壁で隔てられた最後の都市ブレーニャに移住した人々を、グッドチャイルド家が400年統治した。

しかし、グッドチャイルド家を脅かす、反政府組織が誕生する。

2415年。
ブレーニャ内で、姿を消す人々が絶えない中、口を閉ざしていれば生活は保障されていた。

しかし、それを強要する政府に対し、反体制側は人々のために戦いを続けた。

反政府組織”モニカン”の戦士であるイーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、司令塔ハンドラー(フランシス・マクドーマンド)から任務を受ける。

ハンドラーは、モニカンを標的とする、政府の最強の武器である監視施設の破壊をイーオンに命ずる。

イーオンには、全く違う生活を送る愛する妹ウーナ(アメリア・ワーナー)がいた。

その夜、監視施設に侵入したイーオンだったが、同じ頃、ウーナは、モニカンの分子と疑われ抹殺されてしまう。

ハンドラーは、ブレーニャを支配する救世主の子孫であるトレヴァー・グッドチャイルド(マートン・チョーカシュ)の暗殺をイーオンに命ずる。

イーオンは支配者への復讐を誓い、モニカンは、政府の要塞の警備システム解除法を得て、彼女に2本の足を手に変えた人造人間シサンドラ(ソフィー・オコネドー)を援護に付けて侵入させようとする。

政府中枢部に突入したイーオンとシサンドラは、低木植物型監視装置の攻撃を受けながらも、それを突破する。

シサンドラを待機させて、イーオンは要塞内部に侵入して行く。

会議場での演説準備をするトレヴァーに、銃を突きつけたイーオンは、身に覚えのない”キャサリン”という呼びかけと共に、彼と過ごした記憶が甦り気を失う。

囚われたイーオンは、再会できたことを嬉しく思うと言うトレヴァーに困惑しながらも、その場から脱出する。

トレヴァーの弟オーレン(ジョニー・リー・ミラー)は、暗殺者を生かした兄の行動などを批判する側近の意見を遮る。

オーレンは、イーオンがトレヴァーを撃たなかったことなどを映像で確認し、彼女の顔を見て驚く。

イーオンは、トレヴァーを殺せなかった記憶の真相を知るために、ウーナの夫クラウディウス(ニコライ・キンスキー)の元に向かう。

トレヴァーが、ウィルス感染の治療法を探っていると知ったイーオンは、囚われた場所から持ち帰った飲料水を飲む。

それに、トレヴァーからのメッセージが隠されていたため、イーオンは彼の元に向かう。

イーオンは、トレヴァーを殺せない自分が理解できなくなり、彼と愛し合ってしまう。

目覚めたイーオンはトレヴァーを気絶させて、地下への入り口から図書館、そして実験室があることを確認して、自分の写真を見つける。

イーオンは、トレヴァーの部下フレイヤ(キャロライン・チケジー)に襲われるものの、その場を逃れる。

それをトレヴァーに報告したフレイヤは、イーオンを生け捕りにするよう命ぜられる。

その後トレヴァーは、モニカンの女を選んだと判断され、オーレンによって議長の座から降ろされる。

迷った末に命令には従わないというイーオンは、現れたシサンドラに裏切り者扱いされるが、彼女にも迷いがあることに気づく。

銃を向けるシサンドラを叩きのめしたイーオンは、空中の飛行船レリカルに飛び移り内部に侵入する。

その場にいたキーパー(ピート・ポスルスウェイト)は、イーオンが戻ったことを歓迎する。

イーオンは、”サーシャ・プロリ”としてウーナが再生されていることを知り彼女を捜す。

ハンドラーは、イーオンがトレヴァーと手を組んだとみなして、彼女の抹殺をシサンドラ達に命ずる。

イーオンは”サーシャ・プロリ”を捜し、トレヴァーも、彼女の行動を探り、反乱が起こったことをフレイヤから知らされる。

ある夫婦の家に押し入ったイーオンは、再生されて生まれたばかりのウーナを見つける。

その場に現れたトレヴァーは、ワクチンの副作用で人類が不妊になってしまったため、研究の末、クローン人間の誕生に成功したことをイーオンに知らせる。

レリカルで保管されたクローン胚は、キーパーが夫婦を選んで移植され、普通の出産のようにして誕生するのだった。

トレヴァーとオーレンは7代目のクローンで、不妊治療法の発見を代々課せられていた。

自分もクローンだと知ったイーオンは、400年ぶりの新生児を産むはずだったウーナを、治療法を阻止しようとするオーレンが殺したことも知らされる。

イーオンとトレヴァーは襲われ、二人は負傷しながらその場を逃れる。

トレヴァーの傷を治療したイーオンは、研究データを持ち出そうとする彼の指示に従い武器を手に入れる。

その後イーオンは、自分が、ウィルスに感染して死んだ、トレヴァーの妻”キャサリン”のクローンだと知らされる。

7回生まれ変わったトレヴァーは、それが次世代に語り継がれたこともイーオンに話す。

イーオンは過去を思い出し、人類のために不妊の治療法を見つけたトレヴァーに協力する。

トレヴァーは、フレイヤが殺され、データが失われたことを知り、ブレーニャの外で生きていくしかないことをイーオンに伝える。

それに同意できないイーオンだったが、二人の前に現れたオーレンは、自然妊娠した者を抹殺したことを認める。

イーオン殺害命令を受けていたシサンドラだったが、彼女が、人類を救おうとしていることを知り、オーレンらを攻撃する。

トレヴァーは銃撃されれてイーオンはその場を逃れ、敵に立ち向かう。

シサンドラを殺したオーレンは、イーオンに襲いかかろうとする。

トレヴァーがそれを阻止し、オーレンはイーオンに射殺される。

イーオンはトレヴァーに寄り添うものの、議員らが現れたためにその場を離れる。

議員らに、政府が必要だと言われたトレヴァーは、議長に復帰する。

イーオンは、クローンのDNAを保管する飛行船レリカルを爆破しようとする。

現れたキーパーは、”キャサリン”の運命を知り、DNAを処分せずに再生させたことをイーオンに伝える。

死を覚悟したキーパーは、人類のために生き抜くようイーオンに助言して彼女を脱出させる。

レリカルは爆破して墜落し、ブレーニャの壁を破壊する。

無事に着地したイーオンは、トレヴァーに見守られながら、外界へ足を踏み入れる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

品種改良により発生したウィルスで、人類の99%が死滅し、科学者のトレヴァー・グッドチャイルドが開発された新ワクチンで、500万人の人類が生き残る。
汚染された外界と壁で隔てられた都市ブレーニャに移住した人々を、グッドチャイルド家が400年統治した。
2415年、グッドチャイルド家を脅かす反政府組織”モニカン”の戦士であるイーオン・フラックスには、自分と違う世界で生きる妹ウーナがいた。
しかし、モニカンの分子と疑われたウーナは、殺されてしまう。
モニカンの司令塔ハンドラーは、ブレーニャを支配する、救世主の子孫トレヴァーの暗殺をイーオンに命ずる。
そしてイーオンは、支配者への復讐を誓い、人造人間シサンドラの援護で、政府中枢部に侵入するのだが・・・。
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未来都市のセットや衣装デザインなどは、かなり洗練された雰囲気に仕上がってはいる。
しかし、映像やアクションに斬新さがなく、批評家、一般共に全くの不評で、興行的にも全世界合わせても製作費を回収できない結果に終わった。

製作費 $62,000,000
北米興行収入 $25,857,987
世界 $52,304,001

主演のシャーリーズ・セロンは、未来の女戦士らしいキャラクターを熱演してはいるが、容姿だけはイメージに合っていても、彼女のキャリアの中では失敗作と言える作品かもしれない。 彼女のキャラクター作りに全神経を注ぎ過ぎたような感じを受けるものの、スーパーモデル級のスタイル、優れた身体能力などの描写は見ものだ。

正に適役に思えるが、不幸な身の上や、その日暮らしの貧しい生活も経験した彼女は、やはり、アカデミー主演賞を受賞した「モンスター」(2003)や「告発のとき」(2007)のような、シリアスなドラマで実力が発揮される。

同じく、実力派のフランシス・マクドーマンドも、さすがに存在感はあるものの、彼女の出演する作品として相応しかったかは疑問が残る。

とにかく、原作アニメのマニアでないと、雰囲気や面白味を感じ取ることができない作品であることは確かだ。

汚染された外界とを壁で隔てられた都市を支配するマートン・チョーカシュ、その弟ジョニー・リー・ミラー、反政府組織の改造人間ソフィー・オコネドー、主人公の妹役アメリア・ワーナー、その夫ニコライ・キンスキーDNAを管理するピート・ポスルスウェイト、議長(M・チョーカシュ)の部下キャロライン・チケジーが共演している。


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