エアフォース・ワン Air Force One (1997) 3.34/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アメリカ大統領専用機”エアフォースワン”(VC-25)がテロリストにハイジャックされ、元軍人の大統領自らがテロに屈しない勇敢な戦いを見せる、奇抜なアイデアで大ヒットしたパニック・アクション超大作。
製作、監督ウォルフガング・ペーターゼン、主演ハリソン・フォードゲイリー・オールドマングレン・クローズ共演のサスペンス・アクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作総指揮
トーマス・A・ブリス

マーク・エイブラハム
デヴィッド・レスター
製作
ウォルフガング・ペーターゼン

ゲイル・カッツ
アーミアン・バーンスタイン
ジョン・シェスタック
脚本:アンドリュー・W・マーロウ

撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:リチャード・フランシス=ブルース

特殊効果:リチャード・エドランド
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
ハリソン・フォード:ジェームズ・マーシャル大統領
ゲイリー・オールドマン:イワン・コルシュノフ
グレン・クローズ:キャサリン・ベネット副大統領
ウェンディ・クルーソン:グレイス・マーシャル大統領夫人
リーセル・マシューズ:アリス・マーシャル
ザンダー・バークレー:ギブス警護官
ウィリアム・H・メイシー:コールドウェル少佐
ディーン・ストックウェル:ウォルター・ディーン国防長官

ポール・ギルフォイル:ロイド・シェパード大統領首席補佐官
トム・エヴェレット:ジャック・ドハティ国家安全保障担当補佐官
フィリップ・ベイカー・ホール:アンドリュー・ウォード司法長官
ユルゲン・プロホノフ:イワン・ラデク将軍
ドナ・ブロック:メラニー・ミッチェル副報道官
アラン・ウルフ:ペトロフ・ロシア大統領
エリア・バスキン:アドレイ・コルチャック

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1997年製作 124分
公開
北米:1997年7月25日
日本:1997年11月8日
製作費 $85,000,000
北米興行収入 $172,956,409
世界 $315,156,409


アカデミー賞 ■
第70回アカデミー賞
・ノミネート
編集・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカの”デルタフォース”とロシアの”スペツナズ”両特殊部隊は協力し、カザフスタンの独裁者イワン・ラデク(ユルゲン・プロホノフ)の逮捕に成功する。

ラデクは、カザフスタンで恐怖政治を行い、20万人以上もの人々を殺害したのだった。

3週間後、モスクワ
アメリカ大統領ジェームズ・マーシャル(ハリソン・フォード)は、ロシア大統領ペトロフ(アラン・ウルフ)との祝賀会の席上で、テロに屈しない姿勢を強調する演説を行う。

その後、マーシャル大統領は空港に向かい、”エアフォース・ワン”で次の訪問地への出発準備を始める。

空港及びエアフォース・ワンの警備は厳重を極めていたが、ロシアのTV取材班に扮したイワン・コルシュノフ(ゲイリー・オールドマン)をリーダーとしたテロリスト6人が、 大統領への取材目的で搭乗を許可されてしまう。

メラニー・ミッチェル副報道官(ドナ・ブロック)は、コルシュノフらロシア取材班を歓迎して機内を案内する。

大統領も到着し、夫人グレイス(ウェンディ・クルーソン)と娘のアリス(リーセル・マシューズ)もバレエ観劇から戻り合流する。

そして、エアフォース・ワンは離陸し、テロリスト達は直ちに行動を開始する。

テロリストの仲間として、機内に侵入していたシークレット・サービスのギブス(ザンダー・バークレー)は、同僚の3人を射殺する。

その後、ギブスの合図で警護室の武器を奪ったコルシュノフ達は、抵抗する者も容赦なく射殺する。

ドイツラムスタイン・アメリカ空軍基地
エアフォース・ワンからの緊急連絡を受け、着陸誘導のため戦闘機F-15が発進され、脱出カプセルに避難した大統領の回収作業の準備を始める。

そして、エアフォース・ワンは着陸態勢に入るが、コルシュノフらはコックピットに押し入り占拠して機長らを射殺する。

操縦を代わったアドレイ・コルチャック(エリア・バスキン)は、滑走路上を疾走して離陸に成功し、エアフォース・ワンはテロリストの手に落ちる。

ホワイトハウスでは、キャサリン・ベネット副大統領(グレン・クローズ)やウォルター・ディーン国防長官(ディーン・ストックウェル)が緊急招集され、内部にテロリストを手引きした者がいる可能性を確認jする。

そして、核兵器発射コードが緊急変更されたことが両者に報告される。

その後、コルシュノフには、大統領がカプセルで脱出したことが知らされる。

コルシュノフは、大統領夫人グレイスを脅して次の手を考えるが、大統領は、妻子を残していくことをためらい機内に潜んでいた。

ベネット副大統領に連絡を入れたコルシュノフは、資本主義者に成り下がったロシア政府への不満を訴え、ラデク将軍の釈放を要求する。

30分後とに人質を一人ずつ殺すという、コルシュノフの言葉に動揺を隠せない副大統領だったが、大統領がカプセルに乗っていなかったという連絡が入る。

ホワイトハウスでは、大統領が既に死亡したか、又は機内に隠れているのではという憶測が流れる。

ベトナム戦争の英雄でもあり、ヘリコプターのパイロットだった大統領は、犯人の一人を倒し、気づかれないように貨物室に逃れる。

ロシアのペトロフ大統領に、ラデク釈放を拒否された副大統領は、人質救出の別の方法を考えるよう指示する。

30分が経ち、人質の元に向かったコルシュノフは、時間の延長を要求する副大統領の連絡を受けて、交渉を買って出た国家安全保障担当補佐官ジャック・ドハティ(トム・エヴェレット)を射殺する。

その頃、大統領は貨物室で携帯電話を見つけるが、操作方法が理解できず、どうにかホワイトハウスに電話をつなげても、自分を大統領とは信じてもらえない。

ようやく電話がつながるが、大統領は犯人の一人に見つかり、その会話が聞こえるよう電話を切らずにポケットにしまう。

副大統領らは、その会話を聞いて大統領の生存を確認する。

大統領は、咄嗟の判断で、エアフォース・ワンを追跡していた戦闘機F-15にミサイル攻撃をさせるようホワイトハウスに知らせる。

副大統領は、F-15エアフォース・ワンを攻撃するよう命じ、ミサイルは発射される。

エアフォース・ワンのミサイル探知システムが作動し、妨害弾が発射され、 機体が傾いた隙を見て大統領は犯人を倒す。

そして、大統領はホワイトハウスと連絡をとり、犯人の要求を拒否するよう副大統領に伝える。

大統領は、機体の燃料を捨てることを思いつくが、ミッチェル副報道官が、潜んでいる者(大統領)を誘き出すための犠牲になる。

大統領首席補佐官ロイド・シェパード(ポール・ギルフォイル)は、貨物室に潜んでいると思われる警護官のために、 ミッチェルが殺されたと憤慨するが、コールドウェル少佐(ウィリアム・H・メイシー)は、その警護官が唯一の希望だと答える。

燃料を捨てる方法を知らされた大統領だったが、途中で電話のバッテリー切れてしまい、自分の判断でそれに成功する。

コルシュノフに、給油機を要請された副大統領はそれを受け入れるが、その頃、大統領は犯人の一人を捕らえて会議室に入る。

大統領は、その場にいた部下らを安心させて、緊急用のパラシュートで脱出するために、高度を下げる必要があることをコールドウェル少佐から指摘される。

大統領は、それをFAXでホワイトハウスに知らせ、犯人らと交渉させようとする。

ウォルター国防長官は、アンドリュー・ウォード司法長官(フィリップ・ベイカー・ホール)を呼び、法的なアドバイスを受け、非常事態で大統領を解任して彼の権限を奪うことを企む。

そんな時、エアフォース・ワンが墜落したとの報道が流れ、副大統領が会見し、機はハイジャックされて国家安全保障会議が交渉にあたっていることを発表する。

給油機が到着して機体は高度を下げ、人質は後部からパラシュート降下を始める。

コルシュノフがそれに気づき、部下を後部に向かわせてドアを爆破したため、衝撃で大統領が機外に放出されそうになる。

その衝撃で給油中のパイプが外れ、引火した給油機は爆破して墜落してしまう。

後部ではコールドウェルが大統領を助け、コルシュノフは部下から大統領を捕らえたことを報告される。

それが副大統領に伝えられ、エアフォース・ワンカザフスタンに向かい、護衛機F-15は引き返すことになる。

その後、コルシュノフは娘アリスに銃を突きつけて大統領を脅し、ラデクを釈放に同意させる。

ディーン国防長官は、大統領解任の閣僚の同意を得て、副大統領にも署名を迫るが、彼女はそれを拒む。

ラデクは釈放されるものの、コルシュノフは大統領らを騙し、今後も彼らを利用しようとする。

大統領は、隙を見てコルシュノフに襲い掛かり武器を奪うが、シェパード首席補佐官が大統領を守ろうとして銃撃される。

妻グレイスを人質に、逃げようとするコルシュノフを追った大統領は、彼を倒しロシアのペトロフ大統領に連絡する。

そして、ラデクは釈放寸前で射殺され、ホワイトハウスには、大統領がエアフォース・ワンを奪い返したことが報告される。

パイロットがいなくなった機体を、大統領が操縦することになるが、カザフスタンミグ-29の追撃が確認される。

アメリカ空軍F-15が発進して、エアフォース・ワンを援護するものの、ミグ-29の攻撃を受けた機体は損傷する。

F-15の攻撃を受けたミグ-29は退却するが、着陸が不可能なエアフォース・ワンは、救援機が空中で大統領らを救出することになる。

妻と娘、そして、負傷したシェパードを救援機に向かわせた大統領だったが、残り一人しか救出できないところで、警護官ギブスがコールドウェルを射殺する。

大統領は銃を向けるギブスに抵抗し、ワイヤーにつかまり宙吊りになる。

その直後、エアフォース・ワンは、ギブスを残したまま海面に墜落する。

そして、大統領は救出され、その後、救援機のコールサインが”エアフォース・ワン”に変更される。

それがホワイトハウスに報告されて歓声が巻き起こり、ベネット副大統領は安堵の表情を浮かべ、ディーン国防長官が提出しようとした大統領解任署名書を破り捨てる。

マーシャル大統領は、妻グレイスと娘アリスを固く抱き寄せる。

そして、大統領専用機”エアフォースワン”となった救援機は、護衛機を伴い祖国に向かう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
マーシャル・アメリカ大統領は、モスクワでテロに対する強硬姿勢を表明する。
その後、次の訪問地に向かう大統領だったが、捕らえられたカザフスタンの独裁者であるラデクの釈放を企むテロリストのコルシュノフら一団に、大統領専用機”エアフォースワン”がハイジャックされてしまう。
死者を出しながら、大統領は脱出カプセルに避難させられるが、彼は同乗している妻子や部下を見捨てられずに機内に残り潜む。
副大統領ベネットら、国家安全保障会議がコルシュノフとの交渉にあたるが、彼は人質を容赦なく射殺していく。
そして、テロに屈しないことを誓った大統領は窮地に立たされながらも、元軍人らしく単独でテロリストらに立ち向かおうとするのだが・・・。
__________

なんと言っても通常旅客機とは全く違う”エアフォースワン”内部の様子や、銃撃戦にも耐えられる頑丈な機体構造などが非常に興味深い。
荒唐無稽だとは考えずに、純粋にアクションを楽しみたい時には最高の娯楽作。

緊迫感を煽る脅迫シーンや援護機の戦闘、給油機の爆発、エアフォースワンの墜落と、ウォルフガング・ペーターゼンらしい度肝を抜く迫力ある演出は見応え十分だ。

北米興行収入は約2億9000万ドル、全世界では約3億1500万ドルの大ヒットとなった。

第70回アカデミー賞では編集、録音賞にノミネートされた。

”アメリカ大統領”や”エアフォースワン”のイメージを見事に表現した、ジェリー・ゴールドスミスの勇壮な音楽も効果的に使われている。

主演のハリソン・フォードは、元軍人という役柄を活かし、悪に屈しない勇気ある大統領を熱演し、クライマックスでは操縦桿まで握り、スーパーマン並みの活躍を見せてくれる。

テロリストのリーダー、ゲイリー・オールドマンの、まさか女性まで・・・と思った瞬間、情け容赦なく射殺する残忍ぶりも凄みがあり、実力派らしい演技を見せている。

ホワイトハウスを守る副大統領役のグレン・クローズも、人間的な逞しさを感じさせる人物を好演している。

大統領夫人ウェンディ・クルーソン、その娘役リーセル・マシューズ、裏切り者の警護官役ザンダー・バークレー、大統領の命を守り犠牲になる少佐ウィリアム・H・メイシー、大統領の権限を奪おうとして企む国防長官役のディーン・ストックウェル司法長官フィリップ・ベイカー・ホール大統領首席補佐官役のポール・ギルフォイル国家安全保障担当補佐官トム・エヴェレットカザフスタンの独裁者ユルゲン・プロホノフ、殺される副報道官ドナ・ブロック、ロシア大統領アラン・ウルフ、テロリストの一員でパイロットのエリア・バスキンなどが共演している。


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