マイティ・ハート A Mighty Heart (2007) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アメリカ人ジャーナリストの夫ダニエル・パールを誘拐、殺害されたマリアンヌ・パールが、2003年に発表した手記”A Mighty Heart”(原題)を基に製作された作品。
9.11直後の混乱するパキスタンで、テロに屈しない態度をとり続けて殺害されたアメリカ人記者と、身重でありながら気丈に夫の捜査に協力した同じく記者の妻の闘いと苦悩を描く、製作ブラッド・ピット監督マイケル・ウィンターボトム、主演ダン・ファターマンアンジェリーナ・ジョリーウィル・パットンイルファン・カーン他共演の社会派ドラマ。


ドラマ(社会派)


スタッフ キャスト ■

監督:マイケル・ウィンターボトム
製作
ブラッド・ピット
デデ・ガードナー

アンドリュー・イートン
原作:マリアンヌ・パール
脚本:ジョン・オーロフ
撮影:マルセル・ザイスキンド

編集:ピーター・クリステリス
音楽
ハリー・エスコット

モリー・ナイマン

出演
ダン・ファターマンダニエル・パール

アンジェリーナ・ジョリーマリアンヌ・パール
ウィル・パットン:ランダル・ベネット
アーチー・パンジャビアスラ・ノマニ
イルファン・カーン:ジャヴド・ハビブ
デニス・オヘア:ジョン・バッシー
アドナン・シディキ:ドースト・アリアニ
ゲイリー・ウィルメス:スティーヴ・レヴァイン
ジリアン・アーメナント:モリーン・プラッットFBI捜査官

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2007年製作 108分
公開
北米:2007年6月22日
日本:2007年11月23日
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $9,176,787
世界 $16,686,371


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

2001年9月。 (911直後)
ウォールストリート・ジャーナル”のアメリカ人記者ダニエル・パールダン・ファターマン)とフランス人ジャーナリストの妻マリアンヌアンジェリーナ・ジョリー)は、アフガニスタンの戦況取材のため、パキスタンイスラマバードに集結する各国記者に合流する。

10月。
爆撃が開始されてタリバン政権は制圧され、戦闘終結と共にマスコミは帰国する。

しかし、ダニエルマリアンヌはその地に留まり、核兵器やアルカイダジハード戦士の訓練キャンプ、ペシャワール難民の取材などを続けた。

その後、山岳地帯ではビン・ラディンの捜索は続き、追われた反勢力は再結成を図りパキスタンに逃れ、国内は反米感情が高まり、タリバンは”兄弟”と称えられていた。

2002年1月。
妊娠5ヶ月のマリアンヌは帰国するつもりだったが、ダニエルの最後の取材のために、二人でカラチに向かう。

1月23日。
ダニエルは、取材である男に会いに行くが、帰宅時間になっても戻らず、携帯電話の応答もないまま時間が過ぎる。

マリアンヌは、行動を共にする記者アスラ・ノマニ(アーチー・パンジャビ)とダニエルの消息を探るが、取材相手が宗教家の”ジラニ師”としか分からなかった。

翌日、マリアンヌは、消息を絶つ前にダニエルに会った領事館の外交保安担当官ランダル・ベネット(ウィル・パットン)に連絡を入れるものの、情報は得られず警察の捜査が始まる。

その後、軍の対テロ情報組織CIDのジャヴド・ハビブ(イルファン・カーン)が、ベネットの依頼でマリアンヌの元に向かう。

ハビブは、マリアンヌの体を気遣いながら、ダニエルを必ず見つけ出すことを彼女に約束して励ます。

ダニエルを、”ジラニ”に会わせるための手引きをした男を呼んだマリアンヌは、夫が聖戦活動家に会ったことまでしか分からなかった。

その後、マリアンヌを訪ねは、FBIのモリーン・プラッット捜査官(ジリアン・アーメナント)を彼女に紹介し、”ジラニ”の資料を渡す。

そして、”ウォールストリート・ジャーナル”の中央アジア特派員スティーヴ・レヴァイン(ゲイリー・ウィルメス)も到着し、物々しい捜索活動が始まる。

1月27日。
ユダヤ系のダニエルモサドのスパイで、インド情報部とも関係しているとい報道がされる。

マリアンヌは、それが知られた場合にダニエルが殺されることを察し、進まぬ捜査に苛立つ。

その後、今度はダニエルが、記者を装ったCIAのスパイだと決め付ける、拘束写真が添付されたメールが犯人から届く。

加えて、ダニエルの身柄と引き換えに、キューバに収監されている囚人の待遇改善などが要求される。

ベネットは、写真が加工されたものだと指摘するが、それを見たマリアンヌは本人であることを確信する。

マリアンヌは、ダニエルの笑みを浮かべた写真を見て、屈していないことを悟り安心するが、パキスタンの内務大臣は、危険な取材を続ける外国人記者に不満を示す。

ウォールストリート・ジャーナル”本社、海外報道部のジョン・バッシー(デニス・オヘア)も現地に到着し、ダニエルを守るためのあらゆる対策を検討し始める。

再び犯人から、ダニエルモサドの協力者だというメールが届き、マリアンヌは彼のスパイの容疑を晴らすために、テレビ出演を決意する。

マリアンヌは、ダニエルがジャーナリストとして誠実なことを訴える。

さらに、誘拐事件以来、6日間まともに眠っていないものの、希望を失わずダニエルを愛していることをマリアンヌは視聴者に伝える。

1月31日。
依然として解決には至らない中、パウエル国務長官がこの件に対して懸念を表明する。

2月1日。
そして、事件から10日目、ダニエルの銃殺死体が見つかったとの連絡が入り、それが報道されてしまう。

警察がそれを確認するが、ベネットが遺体は別人であることを指摘して周囲は安堵する。

その後、ジラニは拘束されハビブの尋問を受けるのだが、彼はダニエルに会ったことなどを否定し、囮だったことが分かる。

ハビブは、国の威信をかけて懸命な捜査を続け、イギリス生まれのオマール(バシール)の名前が捜査線上にあがり、追跡捜査が行われ当局は彼を拘束する。

2月12日。
1週間が経ってもオマールは口を割らず、ダニエルと過ごしたことを、思い起こす日々を送るしかないマリアンヌだった。

2月21日。
そして、ダニエルの処刑を映したビデオが届き、ベネットらはそれを確認し、彼の死が確実となる。

それをバッシーから知らされたリアンヌは、部屋に閉じこもり絶叫して泣き崩れる。

前回のことがあるマリアンヌは、もう一度ダニエルの死を確認するが、無残な殺され方をしたビデを見たハビブやバッシーらは、それが疑いようのない事実だと彼女に伝える。

その後、落ち着きを取り戻したマリアンヌは、帰国を前にしてテレビ・インタビューに答え、マスコミにも追われる。

マリアンヌは、駆けつけた兄や周囲に支えられながら気丈に振舞い、協力者達に感謝する。

そしてマリアンヌは、出産を前にダニエルの処刑されるまでの行動を調べ上げ、彼が決して屈服しなかったことを知り、無事に男の子アダムを出産する。
__________

マリアンヌはアダムとフランスで暮らし、ジャーナリストを続けている。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

2001年9月。
ウォールストリート・ジャーナル”のアメリカ人記者ダニエル・パールフランス人であるジャーナリストの妻マリアンヌは、アフガニスタンの戦況取材のためパキスタンイスラマバードに向かい、タリバン政権制圧後も二人はその地に残る。
二人は、核兵器やアルカイダジハード戦士の訓練キャンプ、ペシャワール難民の取材などを続けた。
山岳地帯でのビン・ラディンの捜索が続く中、反勢力は再結成してパキスタンに逃れ、国内は反米感情が高まる。
妊娠したマリアンヌは帰国する予定だったが、ダニエルの最後の取材のために二人はカラチに向かう。
そして、ダニエルは取材から戻らずに消息を絶ち、記者仲間のアスラ・ノマニや領事館のベネットらの協力を得ながら、マリアンヌは警察などの捜査を見守る。
そして,ユダヤ系のダニエルモサド又はCIAのスパイだという情報が流れ、犯人からは彼の写真入りのメールが届くのだが・・・。
__________

主人公マリアンヌ・パールを演ずるアンジェリーナ・ジョリーのパートナー、ブラッド・ピットが、マリアンヌの手記に目を止めて映画化権を取得し、自ら製作に携わった意欲作。

現地パキスタンで撮影されたドキュメント・タッチの映像などで、問題作を多く手がける監督マイケル・ウィンターボトムは、重苦しい事件を生々しく伝えている。

夫の死を知らされるまで気丈に振る舞い、ジャーナリストとしての使命を果たそうとする、主人公のマリアンヌ・パールを演じたアンジェリーナ・ジョリーの迫真の演技は高く評価され、この年のゴールデングローブ賞にノミネートされた。

極限状態で、尚テロに屈しないジャーナリストの意思を貫いたダニエル・パールを演じたダン・ファターマン、領事館の外交保安担当官ウィル・パットン、その後、フェミニストとしてアメリカに渡る、ジャーナリストのアスラ・ノマニ役を演ずるアーチー・パンジャビ、軍の対テロ情報組織CIDのイルファン・カーン、”ウォールストリート・ジャーナル”海外報道部長デニス・オヘア、同中央アジア特派員ゲイリー・ウィルメスなどが共演している。


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