エンゼル・ハート Angel Heart (1987) 4/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

謎の男から人捜しの依頼を受けたしがない私立探偵が、次々起こる惨殺事件に巻き込まれる姿を描く、監督、脚本アラン・パーカー、主演ミッキー・ロークロバート・デニーロリサ・ボネットシャーロット・ランプリング他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:アラン・パーカー
製作総指揮
マリオ・カサール

アンドリュー・G・ヴァイナ
製作
アラン・マーシャル

エリオット・キャストナー
原作:ウィリアム・ヒョーツバーグ
脚本:アラン・パーカー
撮影:マイケル・セレシン
編集:ジェリー・ハンブリング
音楽:トレヴァー・ジョーンズ

出演
ハリー・エンゼル:ミッキー・ローク

ルイ・サイファー:ロバート・デニーロ
エピファニー:リサ・ボネット
マーガレット・クルーズマーク:シャーロット・ランプリング
イーサン・クルーズマーク:ストッカー・フォンテリュー

トゥーツ・スウィート:ブラウニー・マギー
ワインサップ:ダナ・フローレック
ファウラー医師:マイケル・ヒキンズ
コニー:エリザベス・ウィットクラフト

アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1987年製作 112分
公開
北米:1987年3月6日
日本:1987年6月13日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $17,185,632


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1955年1月、ニューヨーク
落ちぶれた私立探偵ハリー・エンゼル(ミッキー・ローク)は、弁護士ワインサップ(ダナ・フローレック)の紹介で黒人教会に呼ばれ、ルイ・サイファー(ロバート・デニーロ)という、爪を伸ばした異様な雰囲気の男に会う。

物腰の穏やかなサイファーは、第二次大戦で重傷を負った往年の人気歌手、ジョニー・フェイヴァリット捜しをエンゼルに依頼する。

怪我の後遺症で戦争神経症になったはずの、ジョニーの生死を、サイファーは確認したいということだった。

早速、病院に向かったエンゼルは、ジョニーが1943年に病院を移ったという記録だけを知る。

しかし、その記録が、当時まだなかったボールペンで書かれていたことを不審に思ったエンゼルは、ジョニーの主治医だったファウラー医師(マイケル・ヒキンズ)の家に侵入して、彼の帰りを待つ。

モルヒネ中毒のファウラー医師は、男女がジョニーを連れ出し、その代償に2万5000ドルを受け取り、彼が入院していることを偽装していたことをエンゼルに話す。

食事に出たエンゼルが戻ると、ファウラー医師は殺されていたため、エンゼルは自分の指紋をふき取りその場を立ち去る。

サイファーに会ったエンゼルは、殺人の容疑で、自分が警察に追われかねないことを伝え手を引こうとするが、5000ドルの報酬に引かれて調査を続けることにする。

女友達のコニー(エリザベス・ウィットクラフト)からの情報で、占い師のマーガレット(シャーロット・ランプリング)とジョニーが親しかったことを知ったエンゼルは、彼の知人関係を洗い始める。

マーガレットを捜しに、ニューオリンズに向ったエンゼルは、客を装い彼女と接触するが、私立探偵だということがバレてしまい追い出される。

ジョニーの愛人だった女性を捜しに行ったエンゼルは、亡くなった彼女の娘エピファニー(リサ・ボネット)と会う
が、情報は得られなかった。

ギター弾きで、ジョニーのバンド仲間トゥーツ・スウィート(ブラウニー・マギー)に会ったエンゼルは、突然、何者かに、そのクラブから放り出されてしまう。

エンゼルはトゥーツの後を付けるが、彼が向かった場所で、エピファニーがヴードゥー教の信者であることを知る。

トゥーツを待ち伏せしたエンゼルは、エピファニーが13歳の時から、ヴードゥー教の巫女だったことを、彼から聞き出す。

翌朝、エンゼルのホテルに刑事が現れ、トゥーツが殺されたことを知らされる。

再びマーガレットを訪ねたエンゼルは、心臓をえぐり取られた彼女の惨殺死体を見つける。

マーガレットの父イーサン(ストッカー・フォンテリュー)の手下につけられていたエンゼルは、町からから出て行くよう袋叩きに遭う。

エピファニーの元に向かったエンゼルは、再び何も情報を得られず、サイファーの伝言を受けて教会に向かう。

エンゼルはサイファーに状況を説明するが、宗教絡みで気味の悪いジョニー捜しに不安を感じる。

宿で待っていたエピファニーと、エンゼルはベッドを共にするが、彼は無意識のうちにエピファニーの首を絞めてしまい、その瞬間に正気に戻る。

刑事にマーガレットとの関係を聞かれたエンゼルは、街角で見かけたイーサンの手下を追いかける。

銃撃されたエンゼルは、直接イーサンの元に向かい、彼の娘マーガレットとジョニーが何かの魔術に夢中になり、二人を引き離そうと、ファウラー医師を買収したということを知らされる。

ジョニーは魔王に生贄を捧げるため、タイムズスクェアで若い兵隊を選び、彼を切り刻み心臓を食べたとイーサンは言うのだが、その時、何者かが彼を殺す。

エンゼルはマーガレットの家に向かい、その兵隊の認識票を探し、そこに現れたサイファー、つまりルシファー”魔王”から、エンゼルこそが他人の記憶で生きてきたジョニーだということを知らされる。

ファウラーやトゥーツ、そして、マーガレットを殺したのもジョニーで、彼の部屋で、エンゼルの認識票が置かれたエピファニーの死体が発見される。

そしてジョニーは、刑事に、エピファニーが自分の娘だと告げて、やがて訪れる自分の死を覚悟する。


解説 評価 感想 ■

1978年に発表された、ウィリアム・ヒョーツバーグの小説”Falling Angel”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

1955年1月、ニューヨーク
落ちぶれた私立探偵のハリー・エンゼルは、ルイ・サイファーという、異様な雰囲気の男に会う。
サイファーは、第二次大戦で重傷を負った往年の人気歌手”ジョニー・フェイヴァリット”捜しを、エンゼルに依頼する。
病院に向かったエンゼルは、ジョニーが移ったという記録だけを知る。
それを不審に思ったエンゼルは、ジョニーの主治医が、報酬を受け取り、彼が入院していることを偽装していたこと知らされる。
しかし、主治医は殺され、自分が殺人の容疑者になりかねないため、エンゼルは、この件から手を引こうとする。
サイファーは、5000ドルの報酬を提示して、エンゼルはそれに引かれて調査を続けることにする。
その後、ジョニーが、占い師のマーガレットと親しかったことを知ったエンゼルは、彼女と接触するためにニューオリンズに向うのだが・・・。
__________

魔界と宗教、さらには猟奇的な殺人事件が続く血生臭い映像や、ニューオリンズの蒸し暑さや、うっとうしい雨などから、目的を探し当てることのできない主人公の苛立ちが、ひしひしと感じられ、監督アラン・パーカーの演出と脚本は、イギリス人ながら、アメリカ独特の情景を見事に映し出している。

その後は低迷し、再び復活するのに長い年月がかかる、若き日のミッキー・ロークは、落ちぶれた感じや男臭さが実に新鮮であり、イメージが一変してしまう、前の彼の魅力が十分生かされている。

それほど多くの出演場面がある訳ではないのだが、他を圧倒する存在感を示すロバート・デニーロが登場すると、そのシーンに、一気に緊張感が走るあたりはさすがだ。
冷静な物腰が、さらに不気味さを感じさせる。

実は主人公”悪魔”の娘だったリサ・ボネット、妖艶な占い師シャーロット・ランプリングが、呆気なく殺されてしまい、登場場面が少なかったのが残念だ。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター