アンナと王様 Anna and the King (1999) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

監督アンディ・テナントジョディ・フォスターチョウ・ユンファ共演。
「アンナとシャム王」(1946)、のリメイクで、ミュージカル「王様と私」(1956)とは異なる、純粋なドラマとして仕上げられた作品。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:アンディ・テナント
製作総指揮:テレンス・チャン
製作
ローレンス・ベンダー
エド・エルバート
原作:マーガレット・ランドン
脚本
スティーヴ・ミーアソン
ピーター・クリクス
撮影:キャレブ・デシャネル
編集:ロジャー・ボンデリ
美術・装置
ルチアーナ・アリッギ
イアン・ウィテカー
衣装デザイン:ジェニー・ビーヴァン
音楽:ジョージ・フェントン

出演
アンナ・レオノーウェンズジョディ・フォスター
モンクット王チョウ・ユンファ
タプティム:バイ・リン
ルイ・レオノーウェンズトム・フェルトン
アラク将軍:ランダル・ダク・キム
チャオ・ピャ・クララホム:シード・アルウィ
チャファ殿下:リム・ケイ・シュー
ジョン・ブラッドリー卿:ジェフリー・パーマー
マイクロフト・キンケード:ビル・スチュアート
ファー・イン王女:メリッサ・キャンベル
チュラーロンコーン皇太子:キース・チン

アメリカ 映画
配給 20世紀フォックス
1999年製作 148分
公開
北米:1999年12月17日
日本:2000年2月5日
製作費 $75,000,000
北米興行収入 $39,251,128
世界 $113,996,937


アカデミー賞 ■

第72回アカデミー賞
・ノミネート
美術・衣装デザイン


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1862年、バンコク
2年前に夫を亡くした
イギリス人女性アンナ・レオノーウェンズ(ジョディ・フォスター)は、息子のルイ(トム・フェルトン)と共に、シャム(現タイ)の国王から家庭教師として招かれる。

アンナは、総理大臣チャオ・ピャ・クララホム(シード・アルウィ)に歓迎はされるものの、プライバシーに立ち入られたり、約束したはずの一軒家を与えられず不満を漏らす。

モンクット王(チョウ・ユンファ)への謁見を先延ばしにされ続けたアンナは、大胆にも国王に歩み寄り声をかけてしまう。

アンナが物怖じしないことを認めた国王は、彼女の無礼を許し、皇太子だけでなく、60人近くいる子供達への教育を依頼する。

チュラーロンコーン皇太子(キース・チン)らを、国王から紹介されたアンナは子供達に挨拶をする。

そしてアンナは、客として一軒家への移転を要求するが、国王はそれを退け、宮殿で生活するよう命令する。

翌日、授業を始めたアンナだったが、皇太子がルイに父親がいないことをからかい、二人は喧嘩になってしまう。

アンナは二人を平等に罰し、罰を受けたルイは部屋に戻るが、皇太子はそれを拒絶し夜になってしまう。

国王はアンナが正しいことを知り、彼女だけに食事を与えたために、皇太子は仕方なく罰を受け、それをきっかけに彼は心を開く。

その頃、国内ではビルマ(現ミャンマー)人による、国境付近の人々の虐殺が続き、裏で糸を引くイギリスなどの策略が見え隠れしていことに国王は気づく。

アンナは、貴族の婦人が奴隷を虐待していることで、再び国王に意見し、それが認められる。

その後アンナは、国王への貢物として宮殿にやってきた女性タプティム(バイ・リン)にも、英語を教えることになる。

そしてアンナは、国王から川沿いの屋敷を提供され、彼女は信頼を勝ち得たと実感する。

豊饒祭で国王一家に同行したアンナは、父親に似ているから、国王のことが好きなのかとルイ質問され、言葉に詰まってしまう。

その間も、ビルマの殺人集団の襲撃は続き、国王の側近アラク将軍(ランダル・ダク・キム)は、将校の召集を提案する。

しかし国王は、イギリスが黒幕だという戦いに警戒感を示し、それに許可を出さず、弟チャファ殿下(リム・ケイ・シュー)は困惑する。

そこで国王は、イギリスの貴族と外交官を招いたパーティーを企画し、フランス領インドシナの脅威に対抗するため、イギリスとの外交関係を強化しようと考える。

国王は、イギリス人をもてなす準備を3週間でするようアンナに指示を出し、彼女は悪戦苦闘の末、何とか当日に間に合うように、洋服やマナーを人々に教え込む。

そしてパーティーの夜、ドレスに身をまとったアンナは、国王をはじめとした男性の注目を浴びる。

東インド会社のマイクロフト・キンケード(ビル・スチュアート)が、イギリス国民の優秀さを皮肉交じりに国王に語るが、アンナが、武力で脅し文化や伝統に順位を付けることの無意味さを説く。

そこに、ジョン・ブラッドリー卿(ジェフリー・パーマー)がジョークで割って入り、国王も寛大な態度を示す。

そしてパーティーは、国王がアンナをエスコートしてワルツを踊り、大成功の内に締めくくられる。

その頃、チャファ殿下やアラク将軍は、独自に軍隊を召集してしまう。

国王はアンナを呼び、ビルマの動きの裏には、フランスではなくイギリスが関係していることを伝える。

パーティー成功の功労者であるアンナに、国王は指輪を贈るのだが、それが何を意味するのか疑問に思う彼女は、それを受け取るのを拒む。

やがて雨季となり雨が続き、幼いファー・イン王女(メリッサ・キャンベル)がコレラにかかり命を落とす。

王女に慕われていたアンナは、悲しみに打ちひしがれながら授業を再開するが、娘の死で国王は心を閉ざしてしまう。

しかし、悲しみを乗り越えた国王は、アンナに自由な授業をさせることを約束する。

その頃、チャファ殿下とアラク将軍は、部隊を率いてビルマ人の殺人集団を独断で襲ってしまう。

チャファはアラクの不審な動きを察し、彼がクーデターを企てている事に気づき逃亡するが、将軍に射殺される。

国王は、チャファが死亡してアラクの軍がビルマ側に襲われ、逃亡したことを知らされる。

アンナはブラッドリー卿に対し、ビルマの背後にいるイギリスの動向を批判するが、国王と親密だと見られている彼女に口出しをさせない。

そんな時、恋人が僧侶となり、同じ道を歩もうとしたタプティムも尼僧になるため、頭を丸めて宮殿から逃亡することをアンナに伝える。

しかし、タプティムは恋人と共に捕らえられ、一方的な裁判が開かれ、見るに耐えないアンナは口出ししてしまう。

国王はそれによって権威を傷つけられ、タプティムを助けようとするアンナの要求を退ける。

そして、タプティムと恋人は処刑され、この国に幻滅したアンナはその地を去ろうとする。

総理大臣クララホムはキンケードからの情報を得て、アラクが国王の子供達を皆殺しにしようとしていることを知る。

それを国王に伝えたクララホムは、一家の避難を提案するが、国王はある考えが閃く。

幸運を呼ぶという白い像が見つかったという噂を流し、国王はその場所に一家で訪れようとする。

旅立とうとするアンナの元に向かったクララホムは、宮殿を襲おうとするアラク達から逃れるため、彼女に国王を僧院に避難するよう説得してもらおうとする。

アンナは国王との同行を許され、一行の様子知ったアラクは、その行き先が僧院だと気づく。

船を捨てジャングルに入った国王一行は、アラクの部隊が近づくのを確認し、アンナに子供達を託し橋を爆破しようとする。

アラクを橋に誘き出し、自らその場に向かった国王の危険を察知したアンナは、ルイイギリス軍のラッパを吹かせ花火を放ち、驚いたアラクの側近は退却する。

国王は、取り残されたアラクを生かしてその場を去るが、彼が銃を手にしたことに気づいた国王の側近は橋を爆破する。

子供達の元に戻った国王は、命令を聞かなかったアンナを責めるが、彼は皇太子らの勇敢な行動に笑みを浮かべて、彼女に感謝する。

そして、宮殿に戻った国王は、アンナとの別れの時を迎え、彼女に愛を伝えながらダンスを踊る。


解説 評価 感想 ■

1944年に発表された、マーガレット・ランドンによるアンナ・レオノーウェンズの伝記小説” Anna and the King of Siam”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

シャム(現タイ)のモンクット王の招きで皇太子ら子供達の家庭教師として雇われたイギリス人未亡人アンナ・レオノーウェンズは、息子のルイと共に現地に到着する。
自分の意志を曲げない
アンナは、国王と意見が対立する場面もあるが、次第に信頼を得て子供達にも慕われていく。
しかし、
アンナの母国イギリスの後ろ盾で隣国ビルマが不穏な動きを見せる中、軍の実権を握るアラク将軍が、国王の弟であるチャファ殿下を利用して、クーデターを画策していた・・・。
__________

アンナ・レオノーウェンズの実体験を基にした古典的な物語を、かなり史実に忠実に描いた大作。

実力派のジョディ・フォスターと、ハリウッドに進出したばかりのチョウ・ユンファの共演が話題になった作品。

主にマレーシアで撮影された、その自然の美しさ、宮殿や豪華なセットなど、スケール感のある映像は十分に楽しめる。

北米興行収入は低迷し約4000万ドルに終わるが、全世界では約1億1400万ドルのヒットとなった。

第72回アカデミー賞では、美術、衣装デザイン賞にノミネートされた。

チョウ・ユンファの堂々たる演技は見応えある。
しかし、熱演はするものの、さすがの
ジョディ・フォスターも、イギリス人女性としての役柄に今一無理があるようにも思え、ロマンチックな雰囲気にもそぐわない感じを受ける。

国王への貢物として宮殿に贈られるが、結局は愛を取り処刑されるバイ・リン、後に「ハリー・ポッター」シリーズの”ドラコ・マルフォイ”役で活躍する、ルイトム・フェルトン、クーデターを企む将軍のランダル・ダク・キム、総理大臣シード・アルウィ、国王の弟役チャファ殿下のリム・ケイ・シューイギリス人貴族ジェフリー・パーマー東インド会社ビル・スチュアート、王女メリッサ・キャンベルチュラーロンコーン皇太子のキース・チンなどが共演している。


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