アントワン・フィッシャー Antwone Fisher (2002) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2001年に発表された、物語の主人公であるアントワン・フィッシャーの自伝”Finding Fish”を基に製作された作品で作者自身が脚色を担当している。
心を閉ざしていた青年が、ある精神科医との親交で心を開き、自分の家族を捜し再会するまでを描く、製作、監督、出演デンゼル・ワシントン、主演デレク・ルークジョイ・ブライアントサリー・リチャードソン他共演のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:デンゼル・ワシントン
製作総指揮:ナンシー・パロイアン=ブレツニカー
製作
デンゼル・ワシントン

ランダ・ヘインズ
脚本:アントワン・フィッシャー
撮影:フィリップ・ルスロ
編集:コンラッド・バフ
音楽:マイケル・ダナ

出演
デレク・ルークアントワン・フィッシャー

デンゼル・ワシントン:ジェローム・ダヴェンポート
ジョイ・ブライアント:シェリル・スモーレイ
サリー・リチャードソン:バータ・ダヴェンポート
マルコム・デヴィッド・ケリーアントワン・フィッシャー(7歳)
ノヴェラ・テイト:テイト夫人
ヴァイオラ・デイヴィス:エヴァ・メイ
アール・ビリング:ジェームズ・エルキンズ
ヴァーニー・ワトソン=ジョンソン:アネット
ケヴィン・コノリー:スリム
ジェームズ・ブローリン:艦長

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2002年製作 119分
公開
北米:2002年12月19日
日本:2003年26日
製作費 $12,500,000
北米興行収入 $21,078,145
世界 $23,367,586


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

海軍の3等兵曹アントワン・フィッシャー(デレク・ルーク)は、悪夢にうなされ目覚める。

アントワンは、差別発言をきっかけに、朝のシャワー室で白人水平に暴行する。

艦長(ジェームズ・ブローリン)にそれを認めたアントワンは、200ドルの減給と45日間の外出禁止及び懲罰軍務と3等兵曹から1等水兵に降格され、さらに精神分析医の診療を受けるよう命令される。

アントワンは、海軍の精神科医ジェローム・ダヴェンポート(デンゼル・ワシントン)の診療所に向かう。

反抗的なアントワンは、ダヴェンポートに治療の必要はないと言い張り、次回の診察表を捨ててしまう。

その後、診療に現れないアントワンは、ダヴェンポートのオフィスに連行され、強引に診療を受けさせられる。

何も話そうとしないアントワンを、ダヴェンポートは話そうとするまでオフィスに座らせて、何度も診療に通わせる。

数週間後、ようやく口を開いたアントワンは、恵まれない家庭環境と両親のことなどを話して診療を終わる。

ようやくダヴェンポートに心を開いたアントワンは、2歳で里子に出され、虐げられて育った幼少期などを語り始める。

アントワンは、軍の売店係のシェリル・スモーレイ(ジョイ・ブライアント)が気になる存在だったが、度々、彼女からの誘いがあるのだが、それに応えようとしなかった。

自分なりに、ダヴェンポートの話を理解しようと努力したアントワンだったが、同僚にからかわれて、再び診療を拒絶してしまう。

ダヴェンポートは、諦めずにアントワンをオフィスに呼び寄せ、外出禁止令が解けて、シェリルと付き合い始めようとする彼の相談に乗る。

アントワンは、シェリルとのデートの前にダヴェンポートの診療を受けて彼に励まされ、シェリルとの最高の時間を過ごす。

有頂天になったアントワンは、ダヴェンポートの自宅に押しかけて、デートのことを報告する。

ダヴェンポートの妻バータ(サリー・リチャードソン)は、自分に心を閉ざす夫に不満を感じていた。

その後、航海に出たアントワンは、同僚と再びトラブルを起こしてしまい、帰港後、投獄されてしまう。

トラブルの原因は、アントワンが女性経験がないと冷やかされたことだったのだが、彼は子供の頃、里親テイト夫人(ノヴェラ・テイト)の家で、彼女の娘に性的暴行を受けていたのだった。

そのためアントワンは、まともな女性と性的関係を持ったことのないことを、面会に来たダヴェンポートに話す。

次の診療で、ダヴェンポートの自宅に呼ばれたアントワンは、バータに気に入られ、感謝祭のパーティーに招待される。

アントワンはシェリルとのデートで、精神分析医の治療を受けて親もなく、海軍に入るまで、複雑な環境に育ったことを正直に彼女に話す。

感謝祭のパーティーで、アントワンはダヴェンポートに自分の書いた詩を贈る。

ダヴェンポートは、家族を捜してみるようにとアントワンに助言をする。

そしてダヴェンポートは、アントワンの日本語クラスの終了式で、彼に診療が終わったことを告げる。

人生で初めて心を許せたダヴェンポートと、別れることになったアントワンは取り乱し、唯一の親友だった友人が強盗に入り、射殺されたことを思い出す。

そしてダヴェンポートは、家族を捜すことが必要だということをアントワンに告げ、彼を一人立ちさせる。

休暇をとったアントワンは、シェリルを誘い家族を捜しにクリーブランドに向かう。

家族捜しは難航し、シェリルはアントワンに里親に会ってみることを勧め、それを嫌がる彼を優しく励まし、そして二人は結ばれる。

翌日、里親テイト夫人の元に向かったアントワンは、彼女から父親の名前を聞き出す。

アントワンはシェリルと、電話帳で虱潰しに父と同じ姓の家に電話をかけ、ついに叔母アネット(ヴァーニー・ワトソン=ジョンソン)の存在を知る。

叔母アネットの家で母親がわかったアントワンは、叔父のジェームズ・エルキンズ(アール・ビリング)に連れられ、母親エヴァ・メイ(ヴァイオラ・デイヴィス)の元に向かう。

動揺するエヴァに、いつも母親のことを想って生きてきたことをアントワンは伝える。

アントワンは母を許し、エヴァは何も言わず涙を流す。

そして、アントワンは、アネットの家で一族の歓迎を受ける。

休暇を終えたアントワンは、ダヴェンポートに母親や家族に会ったことを報告する。

ダヴェンポートはそれを喜び、実は、自分達夫婦に子供が出来ず、それがきっかけで妻に心を閉ざすようになった秘密を、アントワンに告白する。

そしてダヴェンポートは、アントワンが現れたお陰で医者として成長でき、良い夫になれるだろうということを伝えて、彼に感謝する。


解説 評価 感想 ■

参考:
ソニー・ピクチャーズ・スタジオの警備員だったアントワン・フィッシャーのたどった人生を聞いた、プロデューサーのトッド・ブラックの勧めで書かれた自伝が原作。

*(簡略ストー リー)

アメリカ海軍3等兵曹アントワン・フィッシャーは、過去のトラウマを抱えながら、トラブル続きの日々を送っていた。
アントワンは、軍内の精神科医ジェローム・ダヴェンポートの元で、カウンセリングを受けるよう上官に命ぜられる。
ダヴェンポートのカウンセリングは始まるが、アントワンは心を閉ざし、何も口にしようとしない。
数週間が経ち、根気よくアントワンの観察を続けたダヴェンポートは、ようやく彼の心を開かせることが出来る。
そしてアントワンは、親に捨てられて里親に引き取られ、幼少期に肉体的、性的虐待を受けて育ったことをダヴェンポートに語り始める・・・。
__________

どんなに悲惨な人生を歩んでも、幸せを掴もうとする意志を持つことで、運命を変えられるということを教えてくれる感動のドラマ。

デンゼル・ワシントンの初監督作品で、自身も、主人公を根気よく診療し、彼との出会いによって、自らの抱えている問題を克服していく精神科医を好演している。
監督を兼任しても、演技者として存在感を発揮するところはさすがだ。
(D・ワシントンは製作も兼ねる)

ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの、ギフト・ショップでスカウトされたというデレク・ルークのデビュー作品でもあり、初主演とは思えない、繊細な演技も注目だ。

主人公を支える恋人ジョイ・ブライアント、精神科医の夫と、満ちたりた生活が送れないサリー・リチャードソン、幼少期の主人公マルコム・デヴィッド・ケリー、里親ノヴェラ・テイト、母親ヴァイオラ・デイヴィス、叔父のアール・ビリング、叔母ヴァーニー・ワトソン=ジョンソン、そして艦長役でジェームズ・ブローリンが出演している。


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