アパッチ Apache (1954) まだ評価されていません。


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ポール・ウェルマンの原作を基に、バート・ランカスターハロルド・ヘクトジェームズ・ヒルが設立したプロダクション”ヘクト・ヒル・ランカスター”の製作作品。
アパッチ族の酋長ジェロニモ降伏後、唯一人抵抗した、実在の誇り高き戦士マサイの戦いを描く、監督ロバート・アルドリッチバート・ランカスタージーン・ピータースジョン・マッキンタイアチャールズ・ブロンソン他共演の西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:ロバート・アルドリッチ
製作:ハロルド・ヘクト
原作:ポール・ウェルマン
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:アーネスト・ラズロ
編集:アラン・クロスランドJr.
音楽:デヴィッド・ラクシン

出演
マサイバート・ランカスター

ナリンリ:ジーン・ピータース
アル・シーバージョン・マッキンタイア
ホンドー:チャールズ・ブロンソン
ジェロニモモンテ・ブルー
ウェドル:ジョン・デナー
サントス:ポール・ギルフォイル
ベック中佐:ウォルター・サンド

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1954年製作 91分
公開
北米:1954年7月9日
日本:1954年10月8日
北米興行収入 $6,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1886年。
アパッチ族の酋長ジェロニモ(モンテ・ブルー)は、アメリカ政府に対して降伏する。

戦士マサイ(バート・ランカスター)が、それに抵抗するが捕えられ、彼らは、軍によりフロリダに移送されることになる。

アパッチは、サントス(ポール・ギルフォイル)がジェロニモの後を継ぐことになる。

その娘で、移送されるマサイに心を寄せるナリンリ(ジーン・ピータース)は、彼にナイフを渡すが見つかってしまう。

セントルイスで汽車から逃げ出したマサイは、旅を続けてオクラホマにたどり着く。

チェロキー族の農夫に、食事と寝床を与えられたマサイだったが、彼は居留地に戻る考えを変えずに、タラクア(トウモロコシ)の種を農夫から受取り旅立つ。

居留地に戻り、サントスとナリンリに再会したマサイは、チェロキーが、白人との共存で、誇りを持ちながら生き続けていることを伝える。

タラクアの種を見せたマサイは、若者を集めて農業で部族の立て直しをしようとする考えを二人に伝える。

しかし、それを理解できない、酒に溺れるサントスは裏切り、マサイは再び軍に捕えられてしまう。

ナリンリは、軍の指揮官ベック中佐(ウォルター・サンド)に、マサイの持参した種を見せて彼の考えを伝え、それを理解してはもらえる。

しかし、スカウトのアル・シーバー(ジョン・マッキンタイア)が、戦士であるマサイの考えに不安を抱く。

ベックは、彼のフロリダへの移送を、ジェロニモ他の時も責任者だったウェドル(ジョン・デナー)に任せる。

シーバーに恥をかかされて、その上、ただ働きのウェドルは、マサイらを始末してしまおうとする。

しかし、マサイはウェドルに襲いかかり、彼を殺さずに銃を奪い逃亡する。

居留地に戻ったマサイは、たった一人で砦を襲い、サントスの前に現れてナリンリを連れ去る。

マサイは、ナリンリも裏切ったと考えて恨みを持つが、彼女は、それが誤解だということを伝える。

一方、シーバーは、軍に所属するアパッチのホンドー(チャールズ・ブロンソン)と共にマサイを追う。

ナリンリがそれに気づきマサイに知らせるが、旅に出るという彼に置き去りにされる。

殴られて履物を捨てられたにも拘わらず、ナリンリは這ってマサイを追う。

ナリンリの気持ちを知ったマサイは、彼女を抱き寄せ、愛を誓い結婚する。

シーバーはそれを知り、ナリンリに惹かれていたホンドーはショックを受ける。

その後、子供が産まれることを知ったマサイは、ナリンリを居留地に戻すことも考えるが、そのまま西の山に向かう。

食料不足の中で冬を越そうとするマサイは、ナリンリが、チェロキーと同じ考えを実現させようとしていることを許さない。

春を待ち居留地に戻ろうと考えるマサイは、彼女が持参していたタラクアの種を捨てる。

砦に戻ったシーバーは、山に篭っているマサイを捉えるチャンスだとベック中佐に伝える。

ナリンリは、捨てた種が芽を出したことで、それがお告げだと言って、その場に留まるべきだとマサイを説得する。

山を下りた町で種を盗んできたナリンリは、マサイと共にそれを撒く。

その頃、シーバーは、ナリンリが種を盗んだと思われる店で情報を手に入れ、軍のベック中佐に連絡をとる。

ベックの部隊と共に現れたシーバーに気づいたマサイは、子供が産まれそうなナリンリを気遣いながら戦いを挑む。

マサイは、銃撃を受けながらも、育ったトウモロコシの畑に逃げ込み、シーバーと一騎打ちになる。

その時、子供の産声が聞こえ、マサイは戦いを止めてナリンリの元に向かおうとする。

ベックは、初めてアパッチが作物を育てたことを、これからの彼らの手本にさせようと考え、それをシーバーに伝える。

シーバーもそれを認めて、ベックと共に、妻子の元に向かうマサイを見つめる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1886年、アパッチ族の酋長ジェロニモは、アメリカ政府に対して降伏する。
ジェロニモらは、フロリダに移送されることになるが、戦士マサイはそれに抵抗して汽車から逃亡する。
途中マサイは、白人と共存するチェロキーの農夫からタラクア(トウモロコシ)の種を受取り居留地に戻る。
白人に虐げられる仲間達を見たマサイは、酋長となったサントスとその娘ナリンリに、農業で部族を立て直す考えを伝える。
しかし、無能な上に酒に溺れるサントスは、マサイを裏切り彼は捕えられてしまう。
移送途中に逃亡したマサイは居留地に戻り、サントスの前に現れてナリンリを連れ去る。
二人を追う軍のスカウト、アル・シーバーは、マサイらを捕えることができないでいた。
ナリンリも、裏切り者だと思い込むマサイだったが、彼女の自分への愛を知り、二人は結婚する。
そして、山に篭った二人は、子供が産まれることになり、やがて、お告げのように芽を生やしたトウモロコシを育てようとする・・・。
__________

40歳を過ぎたバート・ランカスターの、正に絶頂期を迎えようとする時期の作品だけに、同じ年に公開される、「ヴェラクルス」(1954)でもコンビを組む、ロバート・アルドリッチの演出も注目の作品となった。

しかし、孤高の戦士マサイを熱演するバート・ランカスターの意欲は窺えるが、ロバート・アルドリッチ作品としては、その主人公の個性を強調する描写以外は、平凡な作品とも言える。

とは言うものの、”戦い”を主題として描いた内容が、アパッチのその後の生き方に希望を与える雰囲気となり、それを理解する白人側が、時勢を達観しながら終わる清々しいラストは感動的だ。
本来は、主人公が命を落とす結末だったと言われ、それを果たせなかったために、作品が、今一ロバート・アルドリッチらしくなかったとも思える。

アパッチの最後の戦士を演ずるバート・ランカスターは、得意とするアクロバティックな演技も軽快であり、青い眼が非常に印象に残る、個性豊かな主人公マサイを熱演している。

マサイを支える逞しい部族の女性を演ずるジーン・ピータース、軍のスカウト、アル・シーバージョン・マッキンタイア、軍に協力するアパッチ、若き日のチャールズ・ブロンソン、酋長ジェロニモモンテ・ブルーアパッチ移送の責任者ジョン・デナー、無能な酋長ポール・ギルフォイルアパッチに理解を示す軍の指揮官ウォルター・サンドなどが共演している。


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