八十日間世界一周 Around the World in 80 Days (1956) 3.56/5 (36)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1872年に発表された、ジュール・ヴェルヌの小説”八十日間世界一周”を基に製作された作品。
80日間あれば世界一周ができるという賭けをしたイギリス人紳士の冒険の旅を描く、アカデミー作品賞他を受賞した、監督マイケル・アンダーソン、主演デヴィッド・ニーヴンカンティンフラスシャーリー・マクレーンロバート・ニュートン他、世界のスターが競演するアクション・アドベンチャー・コメディ大作。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:マイケル・アンダーソン
製作:マイケル・トッド
原作:ジュール・ヴェルヌ八十日間世界一周
脚本
S・J・ペレルマン

ジェームズ・ポー
ジョン・ファロー
撮影:ライオネル・リンドン
編集
ジーン・ラジエーロ

ハワード・エプスタイン
美術・装置
ジェームズ・W・サリヴァン

ケン・アダム
ロス・ダウド
衣装デザイン:マイルズ・ホワイト
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
フィリアス・フォッグ:デヴィッド・ニーヴン

パスパルトゥー:カンティンフラス
アウダ姫:シャーリー・マクレーン
フィックス刑事:ロバート・ニュートン
アンドリュー・スチュアート:フィンレイ・カリー
ゴージャー・ラルフ:ロバート・モーレイ
リフォームクラブのメンバー:ベイジル・シドニー
リフォームクラブのメンバー:ロナルド・スクァイア
駅長:ジョー・E・ブラウン
酒場の女:マレーネ・ディートリッヒ
グレート・インディアン・レイルウェイ職員:ロナルド・コールマン
パリの駅の女性:マルティーヌ・キャロル
ムッシュ・ガッセ:シャルル・ボワイエ
フォスター:ジョン・ギールグッド
デニス・ファレンティン:トレヴァー・ハワード
ローランド・ヘスケス=バゴット:ノエル・カワード
アフメド・アブドゥッラー:ギルバート・ローランド
アブドゥッラーの従者:シーザー・ロメロ
パリの御者:フェルナンデル
パリの遊女:イヴリン・キース
パリの女性:ハーミオン・ジンゴールド
パリの女性:グリニス・ジョンズ
酒場のピアニスト:フランク・シナトラ
スチュワード:ピーター・ローレ
闘牛士:ルイス・ミゲル・ドミンギン
”ヘンリエッタ”操舵手:ヴィクター・マクラグレン
”ヘンリエッタ”船長:ジャック・オーキー
”ヘンリエッタ”一等航海士:アンディ・ディヴァイン
酒場の用心棒:ジョージ・ラフト
ロンドンの御者:ジョン・ミルズ
酒場の酔っ払い:レッド・スケルトン
ヒンショー:ハーコート・ウィリアムズ
スタンプ・プロクター大佐:ジョン・キャラダイン
アメリカ騎兵隊大佐:ティム・マッコイ
蒸気船会社社員:チャールズ・コバーン
タリー:メルヴィル・クーパー
車掌:バスター・キートン
牧師:フランク・ロイド
エキストラ:ジェス・フランコ
プロローグのナレーター:エドワード・R・マロー

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1956年製作 183分
公開
北米:1956年10月17日
日本:1957年7月20日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $42,000,000


アカデミー賞 ■

第29回アカデミー賞
・受賞
作品・脚本・撮影(カラー)・編集・音楽賞
・ノミネート
監督・美術(カラー)・衣装デザイン賞(カラー)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

放送ジャーナリストのエドワード・R・マローが、ジュール・ヴェルヌの小説”月世界旅行”を映像化したジョルジュ・メリエスの映画”月世界旅行”(1902)を紹介する。

その後マローは人類の科学進歩を語り、この物語がジュール・ヴェルヌの”八十日間世界一周”であることを伝える。
__________

1872年、ロンドン
リフォーム・クラブ”の会員であるフィリアス・フォッグ(デヴィッド・ニーヴン)は、使用人としてパスパルトゥー(カンティンフラス)を雇う。

クラブに向かったフォッグは、”イングランド銀行”から大金が奪われた話をメンバーであり銀行の頭取のゴージャー・ラルフ(ロバート・モーレイ)としていた際、犯人の逃亡は可能であり、80日間あれば世界一周も可能だと断言する。

2万ポンドを賭けるというフォッグは直ちに出発すると伝え、戻るのが9月21日土曜日の午後8時45分であることを確認する。

屋敷に戻ったフォッグはパスパルトゥーを呼び、10分後に世界旅行に出発することを伝える。

パリ
旅行社に向かったフォッグは、どの交通手段にするかを検討し、支店長ガッセ(シャルル・ボワイエ)が所有する気球を買い取ることにする。

フォッグはパスパルトゥーを伴い気球で飛び立ち、アルプスを越えて南フランスコートダジュールに向かおうとする。

気球を降下させたフォッグは、人々の通訳をするパスパルトゥーから、その場がスペインだと知らされる。

マルセイユに行くつもりだったフォッグは、船を所有しているというタンジールの豪族アフメド・アブドゥッラー(ギルバート・ローランド)と交渉するために酒場に向かう。

フォッグから事情を聴いたアブドゥッラーは、船を提供する代わりに見事なダンスとカポーテ振りを披露したパスパルトゥーの闘牛が見たいことを伝える。

翌日、闘牛場に姿を現したフォッグは、闘牛士(ルイス・ミゲル・ドミンギン)に促されるパスパルトゥーを見守る。

怯えるパスパルトゥーだったが、彼は見事な立ち振る舞いで観客の歓声を受け、満足したアブドゥッラーはフォッグに快く船を提供する。

ロンドン
今回の件の賭けは話題となり、フォッグが既にスエズ運河に到着したことが分かり、彼の負けに賭けているクラブのメンバーは肩を落とす。

スエズ運河
イングランド銀行”襲撃事件を捜査する”スコットランドヤード”のフィックス刑事(ロバート・ニュートン)は、世界一周の途中だと言う到着したフォッグを犯人と疑う。

フィックスは、フォッグが乗船する”モンゴリア”船上でパスパルトゥーに近づき、旅の真の目的を探ろうとする。

ボンベイ(現ムンバイ)。
カルカッタに向かおうとしていたフォッグをフィックスは監視する。

街で牛を見かけたパスパルトゥーは、闘牛の真似をしたために民衆の怒りを買い追い回され、汽車の出発にかろうじて間に合う。

その後、汽車は停車してしまい、フォッグは、グレート・インディアン・レイルウェイ職員(ロナルド・コールマン)から、線路がここで終わっていることを知らされる。

時間を稼いでいたため余裕のフォッグは、像に乗り目的地に向かう。

夜になり、ある儀式に遭遇したフォッグらは、夫を失ったアウダ姫(シャーリー・マクレーン)が生贄で焼かれることを知り彼女を助けようとする。

アウダ姫は焼かれる寸前でパスパルトゥーに救い出され、フォッグらはその場を離れる。

その件はロンドンにも伝わり、一旦は逮捕されたフォッグは釈放され、その後、香港に向かっていると思われた。

ビルマ(現ミャンマー)のラングーン(現ヤンゴン)を通過した頃、アウダ姫はフォッグに心を寄せるようになる。

フィックスは、フォッグが香港で船を乗り換え横浜に向かうことを知る。

香港
フォッグはアウダ姫を連れてホテルに向かい、蒸気船のチケットを手に入れに行ったパスパルトゥーに近づいたフィックスは探りを入れる。

自分が刑事でありフォッグを逮捕するとパスパルトゥーに伝えたフィックスは、彼に協力を求める。

主人を裏切るわけには行かないパスパルトゥーだったが、飲まされた酒で意識を失い連れ去られて船に乗せられる。

翌朝、カーネティック号のスチュワード(ピーター・ローレ)に起こされたパスパルトゥーは、一人で船に乗っていることを知り焦る。

パスパルトゥーの行方が分からないまま、フォッグはアウダ姫とフィックスと共に別の船で横浜にを目指す。

先に横浜に着いたパスパルトゥーは、所持金もなく食事もできず、曲芸小屋を見つけてその場に向かう。

横浜。
到着したフォッグは、カーナティック号とサンフランシスコ行きの船を確認してパスパルトゥーを捜す。

曲芸師になっていたパスパルトゥーを見つけたフォッグは、サンフランシスコに向かう。

パスパルトゥーは、フィックスに銀行強盗と疑われているのを知りながらフォッグがそれを気にしていないとアウダ姫から言われる。

● インターミッション ●

その後、世界中にフォッグがアメリカに向かったという報道が伝わる。

サンフランシスコ
同じ船に乗っていたフィックスに再び出くわしたフォッグは、汽車で大陸を横断してニューヨークに向かおうとする。

先住民やヴァファローの群れに遭遇した汽車は、度々停車しながら東に向かう。

崩れそうな橋を無事に通過し落石をの逃れた汽車の中で、フォッグはサンフランシスコ以来、自分の行動にケチをつけるスタンプ・プロクター大佐(ジョン・キャラダイン)と決闘をすることになる。

その時、汽車は先住民に襲われ、フォッグらは応戦するもののパスパルトゥーが落下してしまう。

機関士が襲われて汽車は暴走し、パスパルトゥーは通りがかった幌馬車に助けられるものの、スー族に捕えられてしまう。

カーニー砦駅。
フォッグは騎兵隊に協力を求め、パスパルトゥーを助けようとする。

パスパルトゥーは火炙りになるものの、フォッグらが現れて救出される。

立ち往生したフォッグらは、トロッコに帆を張り鉄道で東に向かう。

ロンドン
フォッグがニューヨークで船に乗り遅れたという情報を知ったクラブのメンバーは、彼が銀行強盗である確信を得たという警察の報告を受ける。

メンバーは、中米に向かったと思われるフォッグが、逃亡を図ったとも言われる。

その頃、フォッグは蒸気船”ヘンリエッタ”で航海を続けるが、燃料の石炭が切れてしまう。

フォッグは船長(ジャック・オーキー)から船を買い取り、船体を壊して燃料にして前進する。

再び燃料がなくなるものの陸を確認したフォッグは、船長に船を返して上陸する。

祖国に戻ったフォッグだったが、銀行強盗の罪でフィックスに逮捕されてしまう。

ところが、真犯人が見つかったため、フィックスはフォッグに謝罪して彼を釈放する。

屋敷に戻ったフォッグは、全財産をつぎ込んだ賭けに負けたことでショックを受ける。

アウダ姫はフォッグを励まし、素晴らしい時を過ごせたことを感謝して、自分を妻にしてほしいことを彼に伝える。

気を取り戻したフォッグはアウダ姫を抱き寄せ、牧師(フランク・ロイド)を呼ぶようパスパルトゥーに指示する。

牧師の家に向かったパスパルトゥーは、今日が期限の日であることに気づき、それをフォッグに伝える。

フォッグは何かの間違いだと考えるが、自分達が東に向かったため時差があったことに気づく。

フォッグとパスパルトゥーはクラブに向かうために馬車を拾うが、御者(ジョン・ミルズ)のしゃっくりが止まらなくなり進めない。

馬車を降りてクラブに向かったフォッグは時間に間に合うが、女人禁制のその場にアウダ姫が現れる。

すぐにその場から去るようにと言われたアウダ姫は、フォッグに理由を聞く。

フォッグは大英帝国の終わりを意味すると答え、窓からパスパルトゥーが現れる。

クラブ・メンバーのラルフは、”これで終わりだ・・・”とつぶやく。


解説 評価 感想 ■

2004年にリメイク作品「80デイズ」が公開された。

*(簡略ストー リー)

1872年、ロンドン
イギリス人紳士フィリアス・フォッグは、”イングランド銀行”が襲われた事件に関連して、現在なら逃亡は容易く、自分ならば80日間で世界一周できるとクラブのメンバーに豪語する。
その成功に2万ポンドを賭けたフォッグは、使用人のパスパルトゥーと共に旅立つ。
そんなフォッグは、銀行強盗の逃亡犯と疑われてしまい、”スコットランドヤード”の刑事フィックスに監視されながら旅を続けるのだが・・・。
__________

アカデミー作品賞を受賞した作品にしては内容が薄い・・・というところが気になるが、当時としては画期的な世界中を旅する冒険映画、純粋なコメディとして見応えはある。

海外旅行など夢のまた夢だった時代、各国の名所などを巡るストーリーと、超豪華な出演者探しなども楽しめる。

作品は観たことはなくても、どなたでも耳にしたことがあるだろう、あまりにも有名なヴィクター・ヤングのテーマ曲も心地よい。

1950年代半ばの作品にして、その映像の美しさは驚きであり、主人公らの個性も生かされた見事な娯楽作には仕上がっている。

第29回アカデミー賞では、作品・脚本・撮影(カラー)・編集・音楽賞を受賞した。
・ノミネート
監督・美術(カラー)・衣装デザイン賞(カラー)

四半世紀の歴史を迎えた”映画芸術科学アカデミー”(アカデミー賞主催)も、少々砕けた作品に最高の栄誉賞を与えたというところだろうか・・・。

当時としては破格の600万ドルをかけた大作であり、北米興行収入は約4200万ドルという大ヒットとなった。

生真面目な英国紳士らしく計画を着実に実行していく主人公を飄々と演ずるデヴィッド・ニーヴン、主人公以上にインパクトのある使用人役を軽快に演ずるカンティンフラス、デビューしたばかりでありそれほど存在感はないが、インドの貴族を演ずるシャーリー・マクレーン、主人公を犯人と疑い監視する刑事ロバート・ニュートン他、皆さんは何人のスターを確認することができたでしょうか・・・。

スタッフ・キャスト


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