奇跡のシンフォニー August Rush (2007) 3.27/5 (33)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

施設育ちの少年が、何の知識もないまま、音楽を愛し信じることによって、両親に会える日を待ち望む姿を描いた、主演フレディ・ハイモアケリー・ラッセルジョナサン・リース=マイヤーズテレンス・ハワードロビン・ウィリアムズ他共演、監督カーステン・シェリダンによる感動のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:カーステン・シェリダン
製作:リチャード・バートン・ルイス
製作総指揮
ロバート・グリーンハット
ラルフ・カンプ
ルイーズ・グッドシル
マイキー・リー
ライオネル・ウィグラム
原案
ポール・カストロ
ニック・キャッスル
脚本
ニック・キャッスル
ジェームズ・V・ハート
撮影:ジョン・マシソン
編集:ウィリアム・スタインカンプ
音楽
マーク・マンシーナ
ハンス・ジマー(テーマ曲)
主題歌:”Raise It Up

出演
エヴァン・テイラー/“オーガスト・ラッシュ”:フレディ・ハイモア
ライラ・ノヴァチェック:ケリー・ラッセル
ルイス・コネリー:ジョナサン・リース=マイヤーズ
リチャード・ジェフリーズ:テレンス・ハワード
マックスウェル“ウィザード”ウォレス:ロビン・ウィリアムズ
トマス・ノヴァチェク:ウィリアム・サドラー
学部長:マリアン・セルデス
ジェームズ牧師:ミケルティ・ウィリアムソン
アーサー:レオン・トマス三世
マーシャル・コネリー:アレックス・オローリン
ホープ:ジャマイア・シモーヌ・ナッシュ
教授:ロナルド・ガットマン
リジー:ボニー・マッキー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2007年製作 113分
公開
北米:2007年11月21日
日本:2008年6月21日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $31,655,091
世界 $66,122,026


アカデミー賞 ■
第80回アカデミー賞
・ノミネート
歌曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク州、”ウェルデン少年養護施設”
11歳のエヴァン・テイラー(
フレディ・ハイモア)は、自分の心にある音楽が両親からの贈り物で、いつか必ず会えると信じていた。

11年前、ニューヨーク
チェリストのライラ・ノヴァチェック(
ケリー・ラッセル)とロック・ミュージシャンのルイス・コネリー(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、あるパーティーで知り合う。
__________

児童福祉局のリチャード・ジェフリーズ(テレンス・ハワード)は、エヴァンに里親を探すことを勧める。

しかし、両親に会えると信じているエヴァンはそれを断り、リチャードは、涙する彼を見て自分の電話番号を教える。
__________

ビルの屋上で、ルイスと一夜を過ごしてしまったライラは、彼に”ワシントン・スクエア・パーク”での再会を求められながら、父親トマス(ウィリアム・サドラー)のいるホテルに戻る。

旅立つ予定のライラは、ルイスの元に向かおうとするが、彼の目の前で、父トマスに連れられて去って行く。

その後、妊娠していたライラは事故に遭い、産まれた子供が死亡したことをトマスに知らされる。

一方、ライラが忘れられないルイスは、兄のマーシャル(アレックス・オローリン)に別れを告げてバンドを離れる。
__________

リチャードを頼ろうとしたエヴァンは、養護施設を抜け出してマンハッタンに向かい、初めて見る街が奏でる音の数々がシンフォニーのように聴こえる。

そんな時エヴァンは、リチャードの名刺をなくしてしまい、その後、”ワシントン・スクエア・パーク”で、ストリート・ミュージシャンの少年アーサー(レオン・トマス三世)に出会う。

リチャードは、連絡のあった場所でエヴァンを待つが、彼が現れないために引き返す。

サンフランシスコ
金融ビジネスで成功していたルイスは、悶々とした日々を過ごしていた。

シカゴ
演奏を止めていたライラは、親友リジー(
ボニー・マッキー)からの、”NYフィル”(ニューヨーク・フィルハーモニック)との演奏会の誘いも気が進まない。

エヴァンは、アーサーが、子供達と暮らしている廃墟の劇場に連れて行かれる。

そこでエヴァンは、子供達の稼ぎの元締めマックスウェル“ウィザード”ウォレス(ロビン・ウィリアムズ)と知り合う。

その夜、エヴァンは、初めて触れたギター(ギブソン J200)で見事な音楽を奏で、気づいたウィザードやアーサーはを驚かせる。

ある日ライラは、死が迫る父トマスから、出産で死んだと言われていた自分の子が、施設に預けられていることを知る。

ウィザードの指示で、”ワシントン・スクエア・パーク”に立ったエヴァンは、思うがままに演奏を楽しみ、多くの人々の注目を集める。

エヴァンの才能に驚くウィザードは、”オーガスト・ラッシュ”という芸名を付けて彼を売り出すことを考える。

張り紙で、オーガスト(エヴァン)が、施設を抜け出した孤児だということを知ったウィザードだったが、彼の売込みを続ける。

ニューヨークに向かったライラは、児童福祉局を尋ね、名前も知らない自分の子を捜し始める。

その頃、ルイスは、あの時の女性がチェリストの”ライラ・ノヴァチェック”だということを突き止め、シカゴに向かう。

現れたリチャードに、エヴァンの写真を見せられても白を切るウィザードだったが、アーサーが警察に付けられて子供達は保護されそうになる。

ウィザードは、本名は隠して逃げるようオーガストに指示し、彼は、ゴスペル・クワイアの歌声に誘われて教会に向かう。

翌日、ライラは福祉局の入り口でリチャードに出くわし、今更、子供を捜し回る無責任さを責められる。

しかしライラは、子供を産み、11年と2ヶ月半後にその存在を知らされたことをリチャードに話す。

シカゴに着いたルイスはライラに会うことができず、引き返そうとするものの、思い立ってニューヨークに行くことにする。

子供を亡くしていたリチャードは、ライラの気持ちを察して話を聞き、その子の誕生日から、それがエヴァンだと気づく。

ライラは、壁に貼られている行方不明の子供のチラシの中から、リチャードに写真を見せられる前に、エヴァンを自分の子供だと直感する。

教会に住む少女ホープ(ジャマイア・シモーヌ・ナッシュ)の気遣いで、そこで一晩を過ごしたオーガストは、彼女に見たこともない楽譜を渡される。

オーガストは、自分で作曲して、パイプオルガンを演奏してしまう。

エヴァンを、必ず捜し出すと心に決めたライラは部屋を借りて、彼が聴いていることを願いながら、演奏活動を再開し、”NYフィル”との共演に備える。

ルイスも、ニューヨークで音楽活動を始めようとして、兄マーシャルのバンドを呼び寄せようとする。

オーガストの才能を知った、ジェームズ牧師(ミケルティ・ウィリアムソン)は、彼を”ジュリアード学院”に入学させる。

その後、余りある才能を発揮したオーガストは、1年生でありながら、”NYフィル”に彼のラプソディーを推薦したことを学部長(マリアン・セルデス)から知らされる。

演奏会の準備が進んでいたある日、ウィザードが父親だと言ってオーガストを連れ去ろうとする。

ウィザードを恩人だと言うオーガストはその場を去り、再び”ワシントン・スクエア・パーク”に立つ。

そこに、オーガストの持つ”ギブソン J200”に興味を持ったルイスが現れ、彼に声をかける。

暫し演奏を楽しんだ二人は、音楽を信じ続けることの大切さで意見が一致し、何かを感じながら別れる。

セントラルパーク”、”グレート・ローン”。
ジュリアード”の卒業生でもあるライラが、学部長に紹介され演奏を始める。

同じ頃、ルイスも兄マーシャルのバンドと共に、ライブのステージに立つ。

演奏会に向かおうとして、その場を去ろうとするオーガストはウィザードに追われるが、アーサーが、彼をギターで殴り倒しオーガストを助ける。

ライラとルイスは、それぞれの演奏を終えてステージを降り、リチャードは、教会から送られてきた、”オーガスト”と名前を変えたエヴァンの捜索願のFAXを確認し、演奏会の会場に向かう。

オーガストは会場に着き、”NYフィル”を前にタクトを振り演奏を始める。

会場を去ろうとしていたライラは、その曲を聴き足を止め、同じ曲を耳にしたルイスは、演奏会にオーガストと彼女が出演していることに気づく。

ルイスは、会場の聴衆の中でライラを見つけ、何も言わずに二人は見つめ合う。

そして二人は、指揮をするオーガストが、自分達の息子だと知る。

オーガストも両親に気づき、三人は信じていた音楽に感謝する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
11歳の少年エヴァン・テイラーは、児童福祉局のリチャードに里親を探すよう勧められる。
しかしエヴァンは、両親から贈られた、自分の心にある音楽により、必ず二人に再会できると信じてそれを断る。
リチャードは、エヴァンが気になり電話番号を教え、その後、施設を抜け出した彼は
マンハッタンに向かう。
しかし、エヴァンは、リチャードから渡された名刺をなくしてしまい、ストリート・ミュージシャンの少年アーサーに出会う。
そして、子供達の稼ぎの元締ウィザードと知り合ったエヴァンは、彼に音楽の才能を見出されて、”オーガスト・ラッシュ”という芸名を付けられて売り出されることになる。
しかし、街でウィザードに出くわしたリチャードが、彼を不審に思い通報して、子供達は保護されそうになり、オーガストは逃走する。
同じ頃、一夜だけ愛し合ったチェリストのライラとミュージシャンのルイスは、彼女の父親トマスに仲を引き裂かれたままだった。
ライラは妊娠して、その後、事故に遭い出産したのだが、トマスから子供は亡くなったと知らされていた。
そんな時、ライラは父トマスから、生まれた子供が施
設に預けられたことを知らされ、彼女は子供を捜し始める。
一方、ライラを忘れられないルイスも、彼女の住所を突き止める。
その頃、音楽に誘われて教会に世話になっていたオーガストは、その才能を知った牧師の援助で、”
ジュリアード学院”に入学する・・・。
__________

両親と息子、生きる道の違う三人が、どのようにして結びつき再会できるか、期待が大きく膨らむ前半は盛り上がる。

しかし、それがピークに達するはずの、終盤からクライマックスにかけて、ほぼ予想通りの、意外性に欠ける展開はやや残念だ。

主演のフレディ・ハイモアは、撮影当時、既に14歳ではあるが、主人公の設定年齢(11歳)と同じくらいに幼く見える。
それにしても、ドラマと同じく、役者として”天才”子役と言われる、彼の演技は心を癒やしてくれるものがある。
とかく大袈裟になり易い子役の中で、感情を抑えた、確かな演技こそが感動を与えてくれる。

洗練されたニューヨーク・ロケと、美しい様々な音楽なども十分に楽しめる。

第80回アカデミー賞では、主題歌”Raise It Up”が歌曲賞にノミネートされた。

産まれた子供の存在を知り、新しい生き方に目覚めるケリー・ラッセル、彼女を思い続ける、元ミュージシャン、ジョナサン・リース=マイヤーズ、児童福祉局の職員テレンス・ハワード、彼らしい怪演を見せ、ストリート・ミュージシャンの元締めとしてドラマにアクセントを与えているロビン・ウィリアムズ、ライラ(K・ラッセル)の父親ウィリアム・サドラー、”ジュリアード学院”の音楽学部長役マリアン・セルデス、牧師役のミケルティ・ウィリアムソン、ストリート・ミュージシャンのレオン・トマス三世、ルイス(J・リース=マイヤーズ)の兄アレックス・オローリン、教会の少女ジャマイア・シモーヌ・ナッシュ、”ジュリアード”の教授ロナルド・ガットマン、ライラの友人ボニー・マッキー等が共演している。


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