アバター Avatar (2009) 3/5 (25)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

構想14年、製作4年、ジェームズ・キャメロンにとっては「タイタニック」(1997)以来、12年振りとなる劇場公開作品。
希少鉱物採取の計画に派遣された元海兵隊員が、部族と使命との狭間で苦悩する姿を描く、主演サム・ワーシントンシガニー・ウィーバーゾーイ・サルダナスティーヴン・ラングミシェル・ロドリゲスジョヴァンニ・リビシ他共演のSFファンタジー・アクション大作。


アクション/アドベンチャー

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スタッフ キャスト ■

監督:ジェームズ・キャメロン
製作総指揮
コリン・ウィルソン

レータ・カログリディス
製作
ジェームズ・キャメロン

ジョン・ランドー
脚本:ジェームズ・キャメロン
撮影:マウロ・フィオーレ
編集
ジェームズ・キャメロン

ジョン・ルフーア
スティーブン・E・リヴキン
美術・装置
ロバート・ストロンバーグ

キム・シンクレア
リック・カーター
音楽:ジェームズ・ホーナー
主題歌:レオナ・ルイスI See You

出演
ジェイク・サリー:サム・ワーシントン
グレイス・オーガスティン博士:シガニー・ウィーバー
ネイティリ:ゾーイ・サルダナ
マイルズ・クォーリッチ大佐:スティーヴン・ラング
トゥルーディ・チャコン:ミシェル・ロドリゲス
パーカー・セルフリッジ:ジョヴァンニ・リビシ
ノーム・スペルマン:ジョエル・ムーア
モアト:CCH・パウンダー
マックス・パテル博士:ディリープ・ラオ
ツーテイ:ラズ・アロンソ
エイトゥカン:ウェス・ステュディ
氏族長:ピーター・メンサー

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2009年製作 161分
公開
北米:2009年12月18日
日本:2009年12月23日
製作費 $237,000,000
北米興行収入 $760,507,625
世界 $2,782,275,172


アカデミー賞 ■

第82回アカデミー賞
・受賞
撮影・美術・視覚効果賞
・ノミネート
作品・監督・編集・録音
音響編集・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

2154年。
ケンタウルス座アルファ星、”惑星ポリフェムス”の衛星”パンドラ”は、豊かな地下資源を持つ地球に似た星であった。

希少鉱物の”アンオブタニウム”をパンドラから採掘するために、鉱業企業”RDA”から管理責任者パーカー・セルフリッジ(ジョヴァンニ・リビシ)が派遣される。

RDA側は、パンドラに生息する”ナヴィ”とトラブルを起こしていたため、元海兵隊員を保安上の傭兵として雇用していた。

ナヴィは、人間と猫の特性を持つ、青い皮膚をした身長3mを超す原始的な生活をする種族で、”エイワ”を地母神として崇拝していた。

人間はパンドラでは呼吸することが出来ず、人間が制御するナヴィの肉体を操り、部族に接触し彼らの生息などを調査する”アバター計画”が進められていた。

戦闘で負傷して歩行j困難となった元海兵隊員ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)は、殺された双子の兄の代わりにその計画に参加することになる。

人類学者のノーム・スペルマン(ジョエル・ムーア)らと、ジェイクはパンドラに到着する。

ジェイクはノームと共に、”アバター計画”に参加する科学者のマックス・パテル博士(ディリープ・ラオ)から、責任者で植物学者のグレイス・オーガスティン博士(シガニー・ウィーバー)を紹介される。

しかし、グレイスは、科学者として十分な訓練を受けていた、ジェイクの兄が必要だと率直に述べ、その場を立ち去ってしまう。

グレイスはセルフリッジに、アマチュアを配属されたことについて不満をぶつけるが、”アンオブタニウム”の採掘を優先させることを彼は強調する。

仕方なくグレイスは、ジェイクとノームと共にアバターにリンクする。

ジェイクは、歩行可能になった体の感覚に感激し、研究室を飛び出しはしゃぎ回ってしまう。

その後、消灯時間となり、ジェイクは研究室でリンクを解除される。

退役海兵隊パイロットのトゥルーディ・チャコン(ミシェル・ロドリゲス)の案内で、ジェイクは傭兵治安部隊リーダーのマイルズ・クォーリッチ大佐(スティーヴン・ラング)の元に向かう。

クォーリッチは、ジェイクに足の治療を約束する代わりに、グレイスと行動を共にしてナヴィの情報提供するよう迫る。

翌日ジェイクは、トゥルーディの操縦するジェットヘリで、グレイスやノームと共にナヴィが生息する森林地帯に向かう。

巨大な捕食動物に襲われた一行の中で、ジェイクが仲間達とはぐれ、彼を見つけたナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)は後を追い、グレイスらは仕方な彼を残し帰還する。

危険なジャングルで一夜を過ごすことになったジェイクは、野獣に襲われているところをネイティリに助けられる。

ネイティリは、一旦はジェイクを追い払おうとするが、現れた婚約者ツーテイ(ラズ・アロンソ)と、彼をオマティカヤ族の族長である父親エイトゥカン(ウェス・ステュディ)の元に連れて行く。

エイトゥカンは、ジェイクを殺すかを判断しようとするが、そこに、エイワの神話を伝える霊的指導者で、ネイティリの母親モアト(CCH・パウンダー)が現れ、ジェイクの心を読む。

戦士(海兵隊員)だというジェイクが、自分達のことを理解したいということを知り、アモトはネイティリにナヴィの言葉や生活についてを彼に教えるよう指示する。

そしてジェイクは眠りにつき、研究室でグレイスに目覚めさせられる。

翌日、ジェイクは、その一件をセルフリッジとクォーリッチに報告し、豊富なアンオブタニウムが眠る地域からナヴィを排除する任務を命ぜられる。

グレイスは、オマティカヤ族の予備知識をジェイクに伝授し、リンクを開始する。

ナヴィの生活習慣を学ぶジェイクは、ツーテイに敵対視されながらも彼らの生息地の観察を続け、クォーリッチに詳細に報告する。

セルフリッジやクォーリッチの動向が気になり始めたグレイスは、サイト26の研究施設に移動する。

ジェイクは、グレイスが自分とクォーリッチが関係していることに気づきながら、ナヴィとの生活に戻るためにうまく事を運んでいるのことを知る。

その後もアバターとリンクしたジェイクは、ネイティリとの親交を深めていく。

施設に戻ったジェイクは、ビデオログでナヴィとの体験を記録させられる。

ネイティリに鈍い男だと言われながらも、ジェイクは日に日に運動能力を高めるが、彼女の教えは激しさを増していく。

ジェイクは、モアトを説得しグレイスを部族の元に呼び寄せ、彼女は部族の子供達と再会を果たす。

ナヴィのハンターとして、イクランという鳥獣に乗るのが定めであり、ジェイクはその生息地にネイティリやツーテイらと向かう。

イクランを選ぶよう言われたジェイクは、格闘の末に、フィーラー(巻き毛)をイクランと繋げて手懐けることに成功して大空を飛ぶ。

その後、最も神聖な地とされる、”魂の木”の所在地である”アイベトラヤラムナム”まで突き止めたジェイクは、クォーリッチから、十分な働きをしたことを認められて、地球に帰還することを勧められる。

しかしジェイクは、ナヴィの仲間になれる最後の儀式を済ませるつもりだとクォーリッチに伝える。

そして、儀式を終えたジェイクは、エイトゥカンから部族の息子になったと告げられる。

やがて、愛し合うようになったジェイクとネイティリだったが、彼の情報で行動を開始したクォーリッチが、ブルドーザー部隊で大規模な行動を始める。

ジェイクは、リンクを解除していたために目覚めることが出来ず、ようやくリンクした彼は、ブルドーザーを止めようとするが、指揮を執るセルフリッジはそれを無視する。

クォーリッチとセルフリッジは、妨害したナヴィがジェイクだと気づく。

ツーテイをリーダーに、反撃を考える部族だったが、グレイスが制止しようとする。

現れたジェイクとネイティリが、エイワ(地母神)の前で愛し合ったことを知ったツーテイは、ジェイクに襲い掛かる。

しかしジェイクは、オマティカヤ族として”スカイピープル”(人間)達と交渉すると言ってツーテイらを説得する。

クォーリッチは施設に押し入り、ジェイクとグレイスのリンクを解除してしまう。

意識を失ったジェイクを、悪魔だと罵り息の根を止めようとしたツーテイに、ネイティリが襲い掛かりジェイクを守る。

ジェイクとグレイスを連行したクォーリッチは、自分を裏切った彼を罵倒する。

グレイスは、ナヴィにとっての神聖な場所である”魂の木”を攻撃することは、パンドラに張り巡らされているエイワのネットワークを破壊することだとセルフリッジに説明するが、彼はそれに納得しない。

クォーリッチは、ジェイクのビデオログをグレイスに見せ、彼がアンオブタニウムの鉱脈がある”ホームツリー”を引き渡す取引をしていたことを明かす。

セルフリッジの許可を得たクォーリッチは”ホームツリー”への攻撃を開始し、ジェイクとグレイスはナヴィを説得するためアバターにリンクする。

ジェイクは、スカイピープルがこの地を破壊しに来るとエイトゥカンに警告する。

はじめから、ナヴィを避難させるのが目的で送り込まれたことを正直に語ったジェイクは、ネイティリに非難されグレイスと共に拘束される。

”ホームツリー”に到着したクォーリッチは、捕らえられているジェイクを発見し、交渉が決裂したと判断し、部族の村に催涙弾を打ち込む。

弓矢で抵抗してくるナヴィに対し、クォーリッチは焼夷弾攻撃を開始する。

モアトは、ジェイクとグレイスを解放し彼らに助けを求める。

クォーリッチは、総攻撃を開始するよう全軍に命令を出すが、ナヴィに対する残虐行為に嫌気がさしたトゥルーディは編隊から離脱してしまう。

そして”ホームツリー”がついに倒れてしまい、ナヴィ達は嘆き悲しむ。

一次攻撃の目的を達したクォーリッチは部隊を引き上げるが、ネイティリの父、部族長エイトゥカンが犠牲になってしまい、慰めるジェイクを彼女は突き放す。

セルフリッジは、ジェイクとグレイスのリンクを解除しノームと共に監禁してしまう。

しかし、トゥルーディがパテルの協力で、ジェイクらを連れ本部を脱出しようとする。

それに気づいたクォーリッチは、マスクを装着せずにトゥルーディのヘリを銃撃するが逃亡を許してしまう。

グレイスがその銃弾を受けてしまい、ジェイクらは彼女を治療しながらリンク施設のコンテナを山奥に移送する。

ツーテイがオマティカヤ族の族長になるが、部族は家を失い、”魂の木”しか行く場所がなくなってしまう。

コンテナを設置したジェイクらはアバターにリンクし、裏切り者のエイリアンと言われるのを覚悟で、ジェイクは部族の元に向かう。

現れたイクランと共に飛び立ち、最強の鳥獣トルークに飛び乗ったジェイクは部族の元に到着する。

トルークの心を支配したジェイクを見て、ネイティリは彼を許す。

ジェイクは、部族長となったツーテイと和解し、共に戦うことを誓う。

グレイスを救うために、ジェイクは”魂の木”の下で彼女の魂をアバターに移植しようとする。

しかし、それが失敗に終わり、グレイスは息を引き取る。

他の部族と手を組むことを部族に呼びかけ、ジェイクは迫るクォーリッチの大部隊を迎え撃とうとする。

ジャイクらは各地に飛び、騎馬族の族長(ピーター・メンサー)らの協力を得る。

その頃、クォーリッチはナヴィの動きを察知し、大量の鉱山用の爆薬を装備し先制攻撃を仕掛けようとする。

パテルからの連絡でそれを知ったジェイクらは、”魂の木”を爆撃しようとするクォーリッチに、地の利で受けて立つしか方法がなかった。

その夜、ジェイクはエイワに力を与えるよう祈りを捧げる。

そして、クォーリッチは空と陸の両方から攻撃を開始し、ナヴィ達との壮絶な戦いが始まる。

最新鋭装備のクォーリッチ軍はナヴィを圧倒し、ツーテイやトゥルーディらは命を落し、ノームも銃撃されリンクを解除する。

敵が迫りネイティリは覚悟を決めるが、ジェイクの祈りが通じ、エイワの力でパンドラの生物がナヴィの援軍として大挙現れ、クォーリッチ軍に襲い掛かる。

爆撃を開始しようとした輸送機に飛び移ったジェイクは、それを阻止しクォーリッチの機にも損傷を与える。

クォーリッチは、墜落寸前の機体からAMP(移動増強プラットフォーム)スーツを装着し脱出する。

リンク制御コンテナを攻撃しようとしたクォーリッチは、襲い掛かってきたネイティリを殺そうとするが、そこにジェイクが現れる。

二人の激しい戦いは始まり、クォーリッチはコンテナにダメージを与えジェイクを窒息死させようとし、アバターの彼の息の根も止めようとする。

その時、ネイティリの弓矢がクォーリッチを射抜き彼を倒すが、コンテナのジェイクは呼吸が出来ず気を失ってしまう。

しかし、ネイティリがジェイクにマスクをつけて彼を救う。

RDA本部はナヴィに制圧され、数人を残しセルフリッジを含めた地球人が、滅び行く故郷の星に帰還させられようとしていた。

最後のビデオログを収録したジェイクは、ナヴィとして生きていくことを決意する。

そして、ジェイクは”魂の木”下で、リンク装置を使わずに、アバターに魂を移植されて目を覚ます。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

2154年。
ケンタウルス座アルファ星、”惑星ポリフェムス”の衛星”パンドラ”の希少鉱物”アンオブタニウム”を地球外に求めた人間と、現地に生息する種族”ナヴィ”の間で争いが起きていた。
現地には、クォーリッチ大佐をリーダーとする傭兵治安部隊も配備されていた。
人間はパンドラでは呼吸が出来ないため、ナヴィの肉体を制御し種族に接触し、その生息調査などを行う”アバター計画”が進められていた。
戦闘で負傷し、歩行j困難となっていた元海兵隊員ジェイク・サリーは、その計画に参加するため、殺された双子の兄の代わりにパンドラへと派遣される。
経験不足のジェイクに、不満を漏らす責任者で、科学者のグレイスは、上層部の意見に従い、彼らと共にアバターにリンクする。
そして、ナヴィの生息地帯に向かったジェイクは、ネイティリという部族の女性に出会い、親交を深めていくのだが・・・。
__________

製作費に2億3700万ドルを投じ、革新の技術で映像化した驚異の3D映像が話題の作品でもある。

アメリカ国内では、批評家や観客から絶賛され、わずか1ヶ月余りで、ジェームズ・キャメロン自らの持つ不滅の記録と言われた、「タイタニック」(1997)を破る驚異的なヒット作となった。
(タイタニック:約21億9000万ドル)

北米興行収入 $760,507,625
世界 $2,782,275,172

第82回アカデミー賞では、作品賞以下9部門にノミネートされ、撮影、美術、視覚効果賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督・編集・録音・音響編集・作曲賞

久し振りに3D映画を体験した感想としては、飛び出す映像よりも奥行きを重視してあり、興味深いのだが、上映時間の長さもあり、メガネをかけている煩わしさが苦痛だった。
また、画面が暗く見えるために、せっかくの大画面の迫力が損なわれてしまっている。
時々メガネをはずしてみたが、3D映像なので当然ボケてはいるものの、その画面の美しさと迫力が実感でき、通常上映版を見るべきだったと後悔してしまった。
とにかく、”ゲーム感覚”的な映像を楽しむつもりで観ることをお勧めします。

作品の内容はともかく、とてつもない成功を収めているジェームズ・キャメロンが、野心みなぎる若き日に撮った「ターミネーター」(1984)のような作品と比べる必要もない。
タイタニック」(1997)を経て到達した、自らの構想を実現したことに意義があり、ファンとしては、今後の活躍も大いに期待したい。

エイリアン2」 (1986)と「タイタニック」(1997)でJ・キャメロンと組んだジェームズ・ホーナーが音楽を担当し、主題歌”I See You”は、レオナ・ルイスが歌う。

主人公のサム・ワーシントンは、個人的な意見として、あまりインパクトのある役者に感じない、無難に演じているといったところだろうか。

作品に重みを加える、存在感ある演技を見せる科学者シガニー・ウィーバーをも凌ぐ、「パブリック・エネミーズ」(2009)の豪腕捜査官の好演も印象的な、治安部隊長役スティーヴン・ラングの圧倒的迫力、その凄まじい演技が光る。

現地部族ナヴィに同化していく、地球人の意思を持つアバターのサム・ワーシントン、彼と恋に落ちる部族の女戦士役ゾーイ・サルダナ、元海兵隊のパイロットのミシェル・ロドリゲス、パンドラの鉱物採掘企業責任者のジョヴァンニ・リビシ、人類学者役のジョエル・ムーア、科学者のディリープ・ラオ、ナヴィ部族の霊的指導者CCH・パウンダーラズ・アロンソ、部族長のウェス・ステュディピーター・メンサーらが共演している。


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