007/美しき獲物たち A View to a Kill (1985) 3/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

007シリーズ、第14作。
1960年に発表された、
イアン・フレミングの小説”For Your Eyes Only”に付属した短編”From a View to Kill”を基に製作された作品。
監督ジョン・グレンロジャー・ムーアクリストファー・ウォーケンタニア・ロバーツグレース・ジョーンズ共演。


007シリーズ


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・グレン
製作
アルバート・R・ブロッコリ

マイケル・G・ウィルソン
原作:イアン・フレミング
脚本
クリストファー・ウッド

リチャード・メイボーム
撮影:アラン・ヒューム
編集:ピーター・デイヴィス
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
音楽
ジョン・バリー

モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ
主題歌:
デュラン・デュランA View to a Kill

出演
ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア
マックス・ゾーリン:クリストファー・ウォーケン
ステイシー・サットン:タニア・ロバーツ
メイ・デイ:グレース・ジョーンズ
スカーピン:パトリック・ボーショー
カール・モートナー博士:ウィロビー・グレイ
M:ロバート・ブラウン
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:ロイス・マクスウェル
アナトール・ゴゴール将軍:ウォルター・ゴテル
フレデリック・グレイ国防相:ジョフリー・キーン
ゴッドフリー・ティベット卿:パトリック・マクニー
チャック・リー:デビット・イップ
ポーラ・イワノワ:フィオナ・フレートン

イギリス 映画
配給
MGM/ユナイテッド・アーティスツ

1985年製作 131分
公開
イギリス:1985年6月13日
北米:1985年5月24日
日本:1985年6月6日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $50,327,960
世界 $152,400,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

シベリアから戻った、イギリス諜報員ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)はMI6本部に向かう。

上司M(ロバート・ブラウン)の秘書マネーペニー(ロイス・マクスウェル)と軽い挨拶を交わし、ボンドは、フレデリック・グレイ国防大臣(ジョフリー・キーン)、Q(デスモンド・リュウェリン)、そしてMとの話し合いに加わる。

ソ連国内にあったアメリカ製のICチップが、”ゾーリン産業”のものだと分かり、ボンドはその調査命令を受ける。

事件には、東ドイツ(当時)のドレスデン生まれで、亡命してフランス国籍を持つ、富豪マックス・ゾーリン(クリストファー・ウォーケン)が関わっていることをボンドは知らされる。

ゾーリンは石油やガス、ハイテク産業で財を成し、さらに競走馬の馬主として巨万の富を築いていた。

アスコット競馬場で、ゾーリンの所有する馬がレースに連勝し、彼に疑いがかかる。

既にフランスの競馬クラブが、探偵を雇いゾーリン周辺の調査が進んでいた。

パリに飛んだボンドは、早速その探偵と接触するのだが、彼は何者かに殺されてしまう。

ボンドは、エッフェル塔に逃げた犯人を追うが、取り逃がしてしまう。

犯人は、ゾーリンの愛人の、殺し屋でもあるメイ・デイ(グレース・ジョーンズ)で、逃亡を助けたのはゾーリン自身だった。

協力者のゴッドフリー・ティベット卿(パトリック・マクニー)を運転手に仕立て、ゾーリン所有の種馬競売場に向かったボンドは、ゾーリンの部下である城の警備主任スカーピン(パトリック・ボーショー)に迎えられる。

ティベットは厩舎でサラブレッドが消えたのを目撃し、宿舎に案内されたボンドらは、スカーピンに監視される。

その後ゾーリンの元に、謎の美女ステイシー・サットン(タニア・ロバーツ)が現れ、彼から小切手が渡されるのをボンドは目撃する。

ゾーリンのオフィスに侵入したボンドは、小切手の金額が500万ドルだったことを確認する。

ボンドはさらに、馬の種付け担当カール・モートナー博士(ウィロビー・グレイ)に出会う。

ゾーリンとも対面したボンドは、彼を牽制し、サットンに接近する。

その夜、厩舎に忍び込んだボンドとティベットは、ゾーリンの馬が手術されてICロチップを埋め込まれ、ステロイドを注入してレースに勝っているとを知り、その場で、大量のマイクロチップも発見する。

ゾーリンとメイ・デイは、厩舎に何者かが忍び込んだことを知り、部屋を調べた彼女は、ボンドがエッフェル塔で自分を追った男だったことを思い出す。

しかし、自分の部屋に戻ったメイ・デイは、待ち構えていたボンドと一夜を共にする。

翌日、ゾーリンはボンドを自分のオフィスに呼び、身元判別装置で、彼が諜報員だということを知る。

その後、ティベットはメイ・デイに殺害され、ボンドもゾーリンに乗馬に誘われて殺されかけ、結局は捕らえられてしまう。

気絶させられて池に連れて行かれたボンドは、ティベットの遺体と共に水中に沈められるが、彼は何とか逃げ延びることが出来る。

KGBのアナトール・ゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)は、ゾーリンがKGBの情報員だということを無視し、勝手な行動をとり、資本主義者になっていることを非難する。

それを気にすることもないゾーリンは、サンフランシスコ近郊のシリコンバレーを壊滅させて、自らのハイテク産業で世界を制覇する計画を実行すべく、飛行船で現地に向かう。

サンフランシスコ
ボンドもそれを追い、CIAのチャック・リー(デビット・イップ)と接触し、ゾーリンの油田の油送ポンプ場を調べる。

同じく、そこを調べていたKGBのポーラ・イワノワ(フィオナ・フレートン)から、ボンドは盗聴テープを奪うことに成功する。

ゾーリンが海水を吸い上げていることを知ったボンドは、市庁舎でゾーリンの事業について調べ、そこでサットンを見かける。

ボンドはサットンの後をつけ、彼女の家に侵入するものの気づかれてしまう。

そこにゾーリンの手下が現れ、二人は襲われてしまうがそれを撃退する。

サットンは、先祖の油田の権利をゾーリンに不正に奪われて訴訟を起こし、その取り下げ料として、小切手を渡された経緯をボンドに説明する。

しかし、サットンはあくまでゾーリンと法廷で戦うつもりで、渡された500万ドルの小切手を破り捨ててしまう。

海水を、断層に運び込んでいるゾーリンの意図を探るため、市庁舎の油井の資料を確認に行ったボンドとサットンの前に、ゾーリンとメイ・デイが現れる。

ゾーリンは、サットンをクビにした上司を殺し、彼女らの犯行に見せ掛けて、二人をエレベーターに閉じ込めて火を放つ。

何とか市庁舎を抜け出したボンドとサットンだったが、状況証拠から警察に逮捕されそうになる。

しかし、消防車を奪ったボンドは逃亡し、ゾーリン所有の地下鉱山内部に侵入する。

内部では、真上に位置するサン・アンドレアス湖の大量の水をシリコンバレーに流し込み、水の底に沈めてしまうために爆破準備が進められていた。

それを知ったボンドとサットンはゾーリンに見つかり、二人をメイ・デイが追う。

そして、ゾーリンは一つ目の爆弾のスイッチを押して、メイ・デイを含めた部下も殺そうとする。

浸水が始まった鉱山から、サットンを逃がしたボンドは、ゾーリンの正体を知ったメイ・デイと手を組む。

そして、二人は爆弾を外に運び出そうとするが、メイ・デイが犠牲になり爆死する。

飛行船で逃げようとするゾーリン、スカーピン、モートナーはサットンを捕らえるが、ボンドが船体のロープにしがみつく。

ゴールデンゲートブリッジにロープを縛り付けたボンドは、ゾーリンと対決して彼は落下死する。

ダイナマイトに点火し、ボンドを倒そうとしたモートナーは、彼に飛行船のロープを外されてバランスを崩し、スカーピンと共に爆死する。

そしてボンドは、ゴーゴル将軍から、レーニン勲章を授与されることになるが、彼の消息は不明だった。

最新のスパイロボットで、サットンの家を操作していたQは、事件後の一時を過ごすボンドとサットンを発見し、Mにそれを報告する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

イギリス諜報員ジェームズ・ボンドは、ソ連国内にあったアメリカ製のICチップが”ゾーリン産業”のものだと分かったため、その調査命令を上司Mから受ける。
ボンドは、事件には、
東ドイツ生まれで、亡命してフランス国籍を持つ、富豪ゾーリンが関わっていることを知らされる。
その頃、
アスコット競馬場で、ゾーリン所有の馬がレースに連勝して彼に疑いがかかり、フランスの競馬クラブが、探偵を雇い調査が進んでいた。
パリに飛んだボンドだったが、探偵は何者かに殺され、彼は、エッフェル塔に逃げた犯人を追うものの取り逃がしてしまう。
犯人は、ゾーリンの愛人の、殺し屋でもあるメイ・デイで、ゾーリンが彼女の逃亡を助けたのだった。
ボンドは、協力者ティベット卿を伴いゾーリン所有の種馬競売場に向かい、監視されながら調査を進める。
その後、ゾーリンの元に謎の美女サットンが現れ、彼から500万ドル小切手が渡されるのをボンドは目撃する。
ゾーリンとも対面したボンドは彼を牽制し、サットンにも接近する。
その夜、厩舎に忍び込んだボンドは、馬が手術されてICチップを埋め込まれ、ステロイドを注入してレースに勝っているとを知り、その場で、大量に生産されたマイクロチップも発見するのだが・・・。
__________

ユア・アイズ・オンリー」(1981)から3作目の監督ジョン・グレンが、エッフェル塔ゴールデンゲートブリッジなどのロケを生かした大胆な映像で描き、パリサンフランシスコ市街での、派手なカーチェイス、格闘や飛行船まで登場する、見所満載の娯楽アクションに仕上げている。

本作は前作に続き、ボンドカー及び秘密兵器は殆ど登場しない。

シリーズ初のビルボードNo.1になった、デュラン・デュランの主題歌”A View to a Kill”は大ヒットした。

しかし、残念ながら、興行収入は、低調だった前作「オクトパシー」(1983)をさらに下回る結果に終わってしまった。

北米興行収入 $50,327,960
世界 $152,400,000

その影響か、本作が最後となるロジャー・ムーアは、60歳に近づき、ほとんどのアクション・シーンはスタントが代役を務め、無事に役をこなしたと言われているが、結構、本人が激しい場面を演じているようにも見えるの・・・。

マネーペニーのロイス・マクスウェルも、本作で自ら身を引く意向を示し、それに敬意を表し、アスコット競馬場で艶やかな姿を披露する場面が登場する。

クリストファー・ウォーケンは、アカデミー助演賞を受賞した「ディア・ハンター」(1978)で絶賛されたものの、その後、今一という時期で臨んだ本作でも、ややミスキャスト気味だ。

魅力はあるが、人物像がぼけている感じを受ける謎の美女タニア・ロバーツ、それに比べて逞しく、スタイル、センス抜群で異彩を放つ殺し屋グレース・ジョーンズ、レギュラーMのロバート・ブラウン、Qのデスモンド・リュウェリン、お馴染みソ連KGBのゴゴール将軍ウォルター・ゴテル、国防相ジョフリー・キーン、そしてボンドの協力者で殺害されるパトリック・マクニー、ゾーリン(C・ウォーケン)の手下パトリック・ボーショー、競走馬を手術する博士役ウィロビー・グレイCIAデビット・イップKGBフィオナ・フレートンなどが出演している。


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