お家をさがそう Away We Go (2009) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

出産を控えたカップルが、子育てに相応しい土地を探すために、家族や知人の元を旅する姿を描く、監督サム・メンデスジョン・クラシンスキーマーヤ・ルドルフジェフ・ダニエルズマギー・ジレンホール他共演のロードムービー。


ドラマ

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スタッフ キャスト ■

 監督:サム・メンデス
製作総指揮
マリー・ジョー・ウィンクラー=ロフレーダ
ピッパ・ハリス
製作
エドワード・サクソン
マーク・タートルトーブ
ピーター・サラフ
脚本
デイヴ・エッガース
ヴェンデラ・ヴィーダ
撮影:エレン・クラス
編集:サラ・フラック
音楽:アレクシ・マードック

出演
バート・ファーランダー:ジョン・クラシンスキー
ヴェローナ・デ・テサント:マーヤ・ルドルフ
ジェリー・ファーランダー:ジェフ・ダニエルズ
LN・フィッシャー=ヘリン:マギー・ジレンホール
リリー:アリソン・ジャニー
トム・ガーネット:クリス・メッシーナ
グロリア・ファーアンダー:キャサリン・オハラ
コートニー・ファーランダーポール・シュナイダー
グレイス・デ・テサント:カルメン・イジョゴ
ローウェル:ジム・ガフィガン
ロデリック:ジョシュ・ハミルトン
マンチ・ガーネット:メラニー・リンスキー

アメリカ 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ
2009年製作 98分
公開
北米:2009年6月5日
日本:2011年3月19日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $9,430,988
世界 $14,899,417


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
妊娠6ヶ月のヴェローナ・デ・テサント(マーヤ・ルドルフ)とバート・ファーランダー(ジョン・クラシンスキー)は、産まれてくる子供のことを考えて、彼の実家の近くに引っ越していた。

二人は、バートの両親ジェリー(ジェフ・ダニエルズ)とグロリア(キャサリン・オハラ)に会いに行き歓迎される。

しかし、両親は出産の前に、ベルギーアントワープに転居することが決まっていた。

それを知ったバートとヴェローナは、この地に住む必要がなくなり、引越しを考える。

そこでヴェローナは、元上司のリリー(アリソン・ジャニー)がいる、アリゾナフェニックスに行くことを考える。

30歳も過ぎ、生活の基盤も築けないまま出産を迎えることになるヴェローナの心は沈む。

フェニックス
リリーと夫ローウェル(
ジム・ガフィガン)の一家に迎えられた二人は、”家族”として全く機能していない彼女らを見て不安が募る。

ツーソン
妹のグレイス(
カルメン・イジョゴ)に会ったヴェローナは、愉快なバートが夫で幸せだと彼女に言われ、普段あまり口にしない、今は亡き両親のことなどについても語り合う。

その後、妊娠を理由に飛行機の搭乗を拒否された二人は、列車の旅に切り替え、ウィスコンシンマディソンに向かう。

バートの幼馴染である、大学教授のLN・フィッシャー=ヘリン(マギー・ジレンホール)を訪ねた二人は、彼女と夫ロデリック(ジョシュ・ハミルトン)にとっての禁止事項の、ベビー・カーをプレゼントしてしまう。

それを拒絶した、LNを理解できない二人は理由を問質し、愛していればこそ、子供を抱きしめて運ぶのが当然だと、彼女は平然と答えを返す。

その後、NLとロデリックの説教にうんざりした二人は、怒りをぶちまけ、彼女らの息子をベビーカーに乗せて走り回り、悪態をついて、その場を去って行く。

翌日、バートが就職面談に失敗し、ヴェローナは彼を慰め、二人はモントリオールに向かう。

二人は、大学時代の親友トム・ガーネット(クリス・メッシーナ)と妻マンチ(メラニー・リンスキー)の家を訪ねる。

ヴェローナは、 トムとマンチが、4人の養子と共に仲むつまじく暮らす姿を見て、これこそが理想の家庭だと思い、この地に住むことを考える。

その夜、外出した4人だったが、マンチが流産を繰り返し、辛い思いをしているトムの話を聞き、バートは、彼らも手放しで幸せと言える生活をしていないことを知る。

翌日、バートは兄コートニー(ポール・シュナイダー)からの連絡を受け、ヴェローナとマイアミに向かうことになる。

コートニーは、家出した妻のことを、幼い娘に伝えられずに悩んでいたのだった。

父親としての自信をなくしているコートニーを見て、自分の将来にも不安を感じるバートは、ヴェローナに結婚してくれと頼む。

ヴェローナはそれを断るものの、バートを絶対に見捨てないことを約束する。

翌朝、ヴェローナは、自分の子供の時の思い出や家族の話をバートにする。

そして二人は、ヴェローナの故郷に向かい、空き家になっていた彼女の実家に到着する。

ヴェローナは、心の準備をして家に足を踏み入れ、感極まりながら、そこが完璧な場所だということで、バートと意見が一致する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
妊娠6ヶ月のヴェローナは、何かと都合が良いということで、パートナーのバートの両親の家の近くに引っ越す。
しかし、両親が
ベルギーに転居することを知った二人は、子育てに相応しい土地を探そうと、家族や知人の住む場所を尋ねてみることにする。
ヴェローナの元上司リリーの家族は崩壊寸前で、妹とのひと時で癒されるものの、バートの幼馴染には訳の解らない説教をされストレスが溜まる。
二人は、大学時代の友人の夫婦の生活を理想と感じるものの、実際には悩みを抱えていることを知る。
その後、兄から家出した妻のことで相談を受けたバートは、彼の姿を見て自分の将来に不安を感じてしまう。
そんな時ヴェローナは、ある場所のことを思い浮かべ、バートに、心の安らぎを感じるその場所のことを語り始める・・・。
__________

アメリカ社会の様々な問題を、集約して描いた秀作「アメリカン・ビューティー」(1999)や「レボリューショナリー・ロード」(2008)等のサム・メンデスが、それらよりも軽いタッチで描きつつ、知人達や家庭が抱える悩みやトラブルを、主人公達の目から観察して捉えた作品。

前2作品よりも、本作の方が、より身近で現実的に描かれているため、高く評価する見方も多く、拡大公開に至らなかったのが残念でもある。

旅をする先々で、自分達なりに人々のの生活ぶりなどを分析する姿は興味深いのだが、30代で未婚、出産を控え、そして、生活の基盤を持たないカップルの都合の良い解釈としか言えず、つまり、それが現社会の縮図として描かれているところがまた面白い。

愉快な好人物ではあるが、”大人”に成り切れない主人公のジョン・クラシンスキー、そのパートナーで、身重の身であり、将来への不安を表現する表情が素晴らしい、出色の名演を見せるマーヤ・ルドルフ、主人公の両親ジェフ・ダニエルズキャサリン・オハラ、小難しい理屈を並べる主人公の幼馴染マギー・ジレンホールとその夫役のジョシュ・ハミルトン、ヴェローナ(M・ルドルフ)の元上司役アリソン・ジャニー、その夫ジム・ガフィガン、ヴェローナの妹カルメン・イジョゴ、大学時代の友人クリス・メッシーナメラニー・リンスキー、主人公の兄ポール・シュナイダーが共演している。

コメディ・タッチではあるが、深いテーマを描く作品に、児童教育教材のような邦題を付けるとは・・・???


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