バックドラフト Backdraft (1991) 3.15/5 (13)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

俳優から監督に転向し、「スプラッシュ」(1984)、「コクーン」(1985)、「ガン・ホー」(1986)など、話題作で着実に実力をつけていたロン・ハワード演出、主演カート・ラッセルウィリアム・ボールドウィンロバート・デ・ニーロスコット・グレンジェニファー・ジェイソン・リーレベッカ・デモーネイドナルド・サザーランド共演のサスペンス・タッチで描くアクション大作。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ロン・ハワード
製作総指揮
ブライアン・グレイザー

ラファエラ・デ・ラウレンティス
製作
リチャード・バートン・ルイス
ジョン・ワトソン
ペン・デンシャム
脚本:グレゴリー・ワイデン
撮影:ミカエル・サロモン
音楽:ハンス・ジマー

出演
カート・ラッセル:スティーヴン・マキャフリー
ウィリアム・ボールドウィン:ブライアン・マキャフリー
ロバート・デ・ニーロ:ドナルド・リムゲール
スコット・グレン:ジョン・アドコックス
ジェニファー・ジェイソン・リー:ジェニー・ヴァイトカス
レベッカ・デモーネイ:ヘレン・マキャフリー
ドナルド・サザーランド:ロナルド・バーテル
J・T・ウォルシュ:マーティン・スウェイザク市会議員
イルマ・P・ホール:看護士
クリント・ハワード:リコ

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1991年製作 137分
公開
北米:1991年5月24日
日本:1991年7月6日
北米興行収入 $77,868,585
世界 $152,368,585


アカデミー賞 ■

第64回アカデミー賞
・ノミネート
録音・音響編集・視覚効果賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1971年のアパート火災で、消防士の父を目の前で亡くしたブライアン・マキャフリー(ウィリアム・ボールドウィン)は、職を転々としながら、故郷シカゴに戻り消防士となる。

ブライアンは、同じ消防士の兄スティーヴン(カート・ラッセル)の17小隊に配属される。

スティーヴンは、妻へレン(レベッカ・デモーネイ)と離婚して、独り暮らしをしていた。

初日から遅刻したブライアンは、早速スティーブンや父の同僚だったジョン・アドコックス(スコット・グレン)らと、紡績工場の火災現場に急行する。

小隊は消火には成功するが、ブライアンはスティーヴンの支持に従わずにドジを踏んでしまう。

その後、公認会計士が自宅の”バックドラフト”による火災で死亡し、調査官ドナルド・リムゲール(ロバート・デ・ニーロ)が派遣されて調査が始まる。

市長の座を狙う、市議会議員マーティン・スウェイザク(J・T・ウォルシュ)は、ブライアンに調査の助手を依頼するが、彼はそれを断る。

ブライアンは訓練に励み、現場で必死に兄スティーヴンの後を追う。

しかし、英雄的な活躍を続けるスティーヴンには到底かなわず、ブライアンは気落ちし、消防隊から離れスウェイザクの要請を受け入れることにする。

ブライアンを助手にしたリムゲールは、再び起きた劇場火災の現場や焼死体を調査し、放火犯が、目的の人間を殺した後に、わざと火を消すためバックドラフトを利用していることをつきとめる。

その頃、ブライアンは、スウェイザクの議員秘書で、元恋人のジェニー・ヴァイトカス(ジェニファー・ジェイソン・リー)と再会し、寄りを戻していた。

その後、火災現場で新人隊員が重傷を負い、兄の無謀な行動を非難するブライアンとスティーヴンは対立してしまう。

スウェイザクを疑ったリムゲールとブライアンは、焼き殺された3人と彼の関係を知る。

ブライアンはジェニーに協力を求め、その結果、消防署を閉鎖した跡地の利権を得て、大金を手に入れようとしていた人間を殺している犯人の企みに気づき、リムゲールと共にスウェイザクの元に向かう。

2人は犯人に出くわし、スウェイザクの殺害を阻止するが、リムゲールは重傷を負ってしまう。

ブライアンは、放火の常習犯ロナルド・バーテル(ドナルド・サザーランド)の助言で、兄スティーヴンに疑いをかける。

しかし、アドコックスの肩に、スウェイザクの家で犯人に負わせた傷痕があり、ブライアンは愕然とする。

新たな火災が発生し、スティーヴンは、アドコックスと現場に向かいブライアンもそれを追う。

犯行を認めるアドコックスは、スティーヴンとブライアンに自分の正義を主張する。

その時、床が抜け落ちてしまい、アドコックスを救おうとしたスティーヴンは、彼と共に階下に落下してしまう。

ブライアンは、重傷を負ったスティーヴンを助けるために必死に火を食い止める。

しかし、スティーヴンは病院への搬送途中、息を引き取る。

スティーヴンとアドコックスは、消防団員に見守られながら、英雄として埋葬される。

その後、リムゲールとブライアンは、スウェイザクの疑惑を暴露する。

そして、ブライアンは、スティーヴンの遺志を継ぎ17小隊に戻り、今日も火災現場に出動する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

かつて、消防士の父を目の前で亡くしたブライアンは、故郷シカゴに戻り消防士となる。
消防士として兄スティーヴン・マキャフリーの小隊に配属されたブライアンは、兄や父の同僚だったアドコックスらと、紡績工場の火災現場に急行して消火作業をする。
その後、”バックドラフト”による火災で公認会計士が死亡し、調査官リムゲールが派遣される。
市長の座を狙う市会議員スウェイザクは、調査の助手をブライアンに依頼するものの、彼はそれを断る。
ブライアンは訓練に励むものの、英雄的な活躍を続ける兄スティーヴンにかなわない自分に限界を感じ、スウェイザクの要請を受け入れることにする。
リムゲールはブライアンを助手にして、再び起きた劇場火災の現場調査で、放火犯がターゲットを殺した後、バックドラフトを利用して、わざと火を消していることを突き止める。
そして二人は、スウェイザクが、殺された三人と関係していることを知るのだが・・・。
__________

スケールの大きさでは、超大作の「タワーリング・インフェルノ」(1974)にはかなわないが、格段に進歩した特撮やCGの技術による、火災現場の迫力ある映像は見ものだ。

父の後を継ぎ、消防士になった兄弟の確執や愛情の描写、また、並行して進む、放火犯の捜査は、サスペンスとしても十分楽しめる。

北米興行収入は約7800万ドルに留まるが、全世界では1億5200万ドルのヒットとなった。

第64回アカデミー賞では、録音、音響編集、視覚効果賞にノミネートされた。

お馴染みの、ハンス・ジマーの勇壮なテーマ曲も印象的だ。

主演のカート・ラッセルは、消防士としては優秀で英雄的活躍を見せるが、私生活や政治力に欠ける、一本気な男を熱演している。

父や兄に追いつけず、苦悩しながら成長していく、ウィリアム・ボールドウィンも好演してはいるものの、甘いマスクばかりが目立ち過ぎる感じもする。

助演に徹するロバート・デ・ニーロの、権力に立ち向かう調査官の力強い演技も光る。

利権を手にしている者達に、制裁を加える放火犯スコット・グレン、ブライアンに説得され、議員の疑惑追及に協力する議員秘書ジェニファー・ジェイソン・リー、主人公の妻レベッカ・デモーネイ、事件の謎を解く、助言をする放火常習犯ドナルド・サザーランド、そして、疑惑の黒幕J・T・ウォルシュなどの実力派ベテランが共演している。


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