バーニーズ・バージョン Barney’s Version (2010) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

本能のままに生きてきた主人公の波乱の半生を描く、主演ポール・ジアマッティダスティン・ホフマンロザムンド・パイクミニー・ドライヴァーブルース・グリーンウッド他共演、監督リチャード・J・ルイスによるヒューマン・コメディ・ドラマ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:リチャード・J・ルイス
製作:ロバート・ラントス
製作総指揮:マーク・マセルマン
原作:モーデカイ・リッチラーBarney’s Version
脚本:マイケル・コニーヴェス

撮影:ギイ・デュフォー
編集:スーザン・シプトン
音楽:パスクァーレ・カタラーノ

出演
バーニー・パノフスキー:ポール・ジアマッティ

イスラエル”イジー”パノフスキー:ダスティン・ホフマン
ミリアム・グラント・パノフスキー:ロザムンド・パイク
二番目の妻:ミニー・ドライヴァー
クララ・チャーノフスキー:レイチェル・レフィブレ
ブレア:ブルース・グリーンウッド
オハーン:マーク・アディ
バーナード”ブギー”モスコヴィッチ:スコット・スピードマン
チャーノフスキー:ソウル・ルビネック
マイケル・パノフスキー:ジェイク・ホフマン
ケイト・パノフスキー:アンナ・ホプキンス
TVドラマ監督1:アトム・エゴヤン
TVドラマ監督2:デヴィッド・クローネンバーグ
TVドラマ役者:ポール・グロス
リッツのウエイター:ドゥニ・アルカン
電車の車掌:テッド・コッチェフ

カナダ/イタリア 映画
配給 Entertainment One

2010年製作 134分
公開
カナダ:2010年12月24日
イタリア:2011年1月14日
北米:2011年1月14日
日本:2013年1月19日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $4,439,201
世界 $8,455,457


アカデミー賞 ■

第83回アカデミー賞
・ノミネート
メイクアップ賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

モントリオール
テレビ・プロデューサーのバーニー・パノフスキー(ポール・ジアマッティ)は、親友バーナード”ブギー”モスコヴィッチ(スコット・スピードマン)と暮らしていた頃を思い出す。

1974年、ローマ
バーニーは、恋人のクララ・チャーノフスキー(レイチェル・レフィブレ)に妊娠したことを知らされ、気が進まないまま結婚を決意してブギーらに祝福される。

結婚式当日、かつてロシア人と結婚して名前を変えていなかったとクララに言われ驚きながら、バーニーは夫婦となることを誓う。

クララは出産するものの死産で、父親が自分でなかったことを知ったバーニーは彼女の元を去る。

バーニーは、叔父のコネでカナダのテレビ番組制作会社で働く考えをブギーに伝える。

その後、クララから数日前に手紙が届いていたことをブギーから知らされたバーニーは、彼女の元に向かう。

バーニーは、自分を待っていたクララが絶望して自殺したことを知りショックを受ける。

数日後、クララの父チャーノフスキー(ソウル・ルビネック)が訪ねてきたためバーニーは彼を迎え入れる。

チャーノフスキーは、クララが自分達を親と認めず、問題を起こしたことなどをバーニーに話す。

バーニーは、クララを幸せにできたのかとチャーノフスキーに非難されながら彼を追いだす。

1975年、モントリオール
順調に仕事をこなしていたバーニーは、叔父にある女性(ミニー・ドライヴァー)を紹介される。

バーニーは、元警官の風変わりな父親イスラエル”イジー”(ダスティン・ホフマン)を伴い、裕福なユダヤ人女性と両親に会うため家を訪ねる。

父の話に頭を傾げる女性の両親とイジーに、バーニーは一応、結婚することを祝福される。

ユダヤ式の結婚式は盛り上がるが、バーニーは出席者のミリアム・グラント(ロザムンド・パイク)に惹かれ彼女を誘ってしまう。

ミリアムはニューヨークに向かうと言ってその場を離れるのだが、ブギーが彼女から預かったカードをバーニーに渡す。

バーニーは、ミリアムが自分に気があることを知りながら、妻を置き去りにして彼女を追う。

電車に乗っていたミリアムを見つけたバーニーは、いきなり駆け落ちを提案し、戸惑う彼女に愛を伝える。

乗車券を持っていないために電車を降りたバーニーは、走り出した電車を追いミリアムに愛を告げる。

ミリアムはバーニーが気になり、転んだ彼を心配する。

妻の元に戻ったバーニーは、気が進まないままハネムーンに出発する。

ローマ
バーニーは、ミリアムが妻の大学の後輩で、彼女と一緒にいた男性がゲイだと知り安心する。
__________

娘ケイト(アンナ・ホプキンス)に会ったバーニーは、別れた妻ミリアムやその夫ブレア(ブルース・グリーンウッド)がゲイだという話などをして、休養のためオーフォート山の別荘に向かう。
__________

ラジオ局に勤めるミリアムに、毎週、花束とプレゼントを贈ったバーニーは、それが迷惑だという彼女からの電話にめげることはなかった。

妻に関心がないバーニーは、ドラッグ中毒のブギーを連れて別荘に向かうが、その場に彼女が待っていた。

翌日、街に向かい父イジーに会ったバーニーは、他の女性を愛しているので離婚したいことを伝える。

妻の家族の財産が目当てだったイジーだったが、バーニーの決心を知り納得する。

別荘に戻ったバーニーは、妻がブギーと愛し合っているのを目撃し心の中で微笑む。

言い訳しながらも自分の非を認めない妻はその場を去り、バーニーはブギーにこの件を証言するよう迫る。

ブギーは即答を避けて、酔ったまま湖で泳ごうとするのだが、それを止めようとして銃を持っていたバーニーは、桟橋で転んだ拍子に彼を撃ってしまう。

その後、現場を捜査したオハーン(マーク・アディ)は、ブギーの失踪を不審に思い、バーニーの拳銃の件などを尋ねる。

オハーンは、女がいることなどをバーニーに追求し、殺人犯として必ず逮捕すると言って脅しをかける。

そこにイジーが現れ、死体が見つかっていない現状でした行為についてオハーンを批判して追い払う。

妻からの離婚届にサインしたバーニーは、ミリアムに電話して昼食に誘う。

それでだめなら諦めると伝えたバーニーは、彼女を納得させる。

ニューヨーク
緊張しながらミリアムと再会したバーニーは、飲み過ぎて吐いてしまう。

部屋で休んだバーニーは、ミリアムに誘われて散歩に出かける。

お互いを認め合った二人は話が弾み、バーニーは自分を信じて欲しいと伝え、ミリアムはどうすればそんな気持ちになれるかと言葉を返す。

ミリアムはバーニーの気持ちを受け入れ、その後、二人はイジーらに祝福されながら別荘で結婚式を挙げる。

やがて、二人の子供に恵まれたバーニーとミリアムは幸せな生活を続ける。

ある日、息子と湖に出ていたバーニーは、ボートのエンジンがかからなくなったところを現れたブレアに助けられる。

子供達ケイトやマイケル(ジェイク・ホフマン)も親離れをしたことで、ミリアムは仕事に復帰したい気持ちをバーニーに伝える。

ミリアムはラジオ局に復帰してブレアと共に働き、バーニーが、初めての放送をホッケー観戦を優先して聴いてくれなかったことににショックを受ける。

二人の心が離れ始めた頃、イジーが娼館で発作を起こして亡くなる。

ブレアを食事に招いたバーニーは、ミリアムがゲイだと思っていると彼に話す。

気分を害したミリアムは、バーニーに少し離れて暮らしたいと伝え、ニューヨークにいる息子マイケルの元に向かうことを考える。

数日後、ミリアムに電話したバーニーは、離れて暮らした寂しさから墓を買ったことを彼女に伝える。

相談もせずに決めたことを非難するミリアムは、当分帰らないことをバーニーに伝え、ブレアと会うために電話を切ってしまう。

バーでドラマに出た女優に出くわしたバーニーは、彼女に誘われ愛し合ってしまう。

戻ったミリアムは、バーニーの様子がおかしいことに気づき、彼が浮気したと知り愕然とする。

ミリアムは離婚を決意し、バーニーは、息子マイケルにも許してもらえない。

その後、バーニーは痴呆症が進むものの、ミリアムと出会った時のことだけは忘れなかった。

しかし、ミリアムの電話番号を思い出せないバーニーは取り乱してしまう。

ミリアムに会ったバーニーは、治療を勧める彼女の意見を聞き入れようとせず、側にいることを提案する彼女がトイレに行っている間に姿を消す。

バーニーが忘れていった財布をウエイター(ドゥニ・アルカン)から渡されたミリアムは、彼と初めて会った日に自分が渡したメモが入っていることに気づく。

ミリアムはバーニーを見つけて、子供達が学校に行っていると思い込む彼と共に家に戻る。

その後、失踪から30年目にブギーの死体が発見され、唯一の容疑者がバーニーであることが報道されるが、銃で撃たれた痕は確認されなかった。

当時の担当刑事オハーンは、未だにバーニーが犯人だと信じていたが、ブギーの傷はスカイダイビングの落下によるものと酷似しているとも報告された。

バーニーの遺書をチェックするマイケルとケイトは、その内容が支離滅裂であることを確認するが気にしない。

その後、亡くなったバーニーの墓参りをしたミリアムは、自分の名も刻まれている墓石の前で彼を想う。


解説 評価 感想 ■

1997年に発表された、モーデカイ・リッチラー小説”Barney’s Version”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

1975年、ローマ
バーニー・パノフスキーは親友ブギーと暮らしていたが、恋人クララに妊娠を知らされて気の進まないまま結婚する。
やがてクララは出産するが死産で、生まれた子供の父親が自分でないことを知ったバーニーは彼女の元を去る。
失意のクララは自殺し、バーニーはショックを受けるものの、その後、モントリオールでテレビ番組の制作会社に勤めて成功する。
バーニーは、あるユダヤ人の富豪令嬢を紹介されて結婚を決意する。
結婚式当日バーニーは、ミリアムという女性に心惹かれてしまう。
妻を置き去りにして、ミリアムを追ったバーニーは、彼女に愛を告げて駆け落ちしたいことを伝えてしまう・・・。
__________

ハリウッドの実力派スター競演のカナダ映画であり、ローマも舞台の一つで、異国の雰囲気漂う作品。

成功者ではあるが、酒に溺れる中年男を描く純粋なコメディ・タッチで始まる内容は、波乱とも言える、主人公の3度の結婚生活を重点に描きながら終盤はヒューマン・ドラマとして重々しい雰囲気となる。

30年以上の時代の変化などを描く中で、登場人物の老いる様子などを、フラッシュバックを使いながら見事に描写しているのも注目で、第83回アカデミー賞では、メイクアップ賞にノミネートされた。

魅力的なキャスティングではあるが、北米で拡大公開されることなく、商業的には成功した作品とは言えない。

社会的には成功者と描かれるものの、恋愛に一途なところが、良くも悪くもその運命を決める主人公を、キャリア最高とも言える渾身の演技で個性派ポール・ジアマッティが熱演している。

主人公の父親ダスティン・ホフマン、主人公の3番目の妻役ロザムンド・パイク、2番目の妻役7ミニー・ドライヴァー、最初の妻役のレイチェル・レフィブレ、3番目の妻と結婚をするブルース・グリーンウッド、刑事役のマーク・アディ、主人公の友人役スコット・スピードマン、最初の妻の父親ソウル・ルビネック、主人公の息子役でダスティン・ホフマンの実の息子ジェイク・ホフマン、主人公の娘アンナ・ホプキンス、TVドラマ監督のアトム・エゴヤン、同じくデヴィッド・クローネンバーグ、TVドラマの役者ドゥニ・アルカン、ウエイター役のドゥニ・アルカン、電車の車掌テッド・コッチェフなどが共演している。


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