バットマン Batman (1989) 4/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ボブ・ケインビル・フィンガーにより創作されたコミック・ヒーロー”バットマン”の実写版映画で、その後シリーズ化されることになる、監督ティム・バートン、主演ジャック・ニコルソンマイケル・キートンキム・ベイシンガー共演による記念すべき第1作。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ティム・バートン
製作総指揮
ベンジャミン・メルニカー

マイケル・E・ウスラン
製作
ピーター・グーバー

ジョン・ピーターズ
原案
ボブ・ケイン

ビル・フィンガー
脚本
サム・ハム

ウォーレン・スカーレン
撮影:ロジャー・プラット
編集:レイ・ラヴジョイ
美術・装置
アントン・ファースト

ピーター・ヤング
音楽:ダニー・エルフマン
主題歌:プリンス”Batdance”

出演
ジャック・ネイピア/ジョーカー:ジャック・ニコルソン
ブルース・ウェイン/バットマン:マイケル・キートン
ヴィッキー・ベール:キム・ベイシンガー
アレクサンダー・ノックス:ロバート・ウール
アルフレッド・ペニーワース:マイケル・ガフ
ジェームズ・ゴードン警視総監:パット・ヒングル
ハーヴェイ・デント:ビリー・ディー・ウィリアムズ
ボルグ市長:リー・ウォレス
ボブ:トレイシー・ウォルター
アリシア・ハント:ジェリー・ホール
エクハート刑事:ウィリアム・フットキンス
カール・グリソム:ジャック・パランス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1989年製作 126分
公開
北米:1989年6月23日
日本:1989年12月23日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $251,185,407
世界 $411,348,924


アカデミー賞 ■

第62回アカデミー賞
・受賞
美術賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ゴッサム・シティの治安は乱れ犯罪が頻発していたが、犯罪者を次々倒す一人の怪人”バットマン”(マイケル・キートン)が、闇の中から現れる。

バットマンは、犯罪者に自分の名前を仲間に広めろと言い残して消えていく。

新検事のハーヴェイ・デント(ビリー・ディー・ウィリアムズ)を紹介するボルグ市長(リー・ウォレス)は、ジェームズ・ゴードン警視総監(パット・ヒングル)らの協力の下、ゴッサム・シティを牛耳るカール・グリソム(ジャック・パランス)の摘発を約束する。

グリソムの右腕ジャック・ネイピア(ジャック・ニコルソン)は、悪徳警官のエクハート刑事(ウィリアム・フットキンス)に賄賂を渡し、デントの動きを妨害させようとする。

”コウモリ男・バットマン”の噂は街に広がり、特ダネをものにしようとしている新聞記者のアレクサンダー・ノックス(ロバート・ウール)とカメラマンのヴィッキー・ベール(キム・ベイシンガー)は、謎の男バットマンを追う。

グリソムは、ネイピアが、愛人のアリシア・ハント(ジェリー・ホール)に手を出したことを知り、情報を流したエクハートと手を組み、ネイピアを罠にかけようとする。

ノックスとヴィッキーは、大富豪である青年実業家ブルース・ウェイン(マイケル・キートン)のパーティーで彼と知り合い、ヴィッキーは彼の魅力に惹かれてしまう。

エクハートにハメられたネイピアは、化学工場で警官隊に追い詰められるが、それを察知していたバットマンが、その場に現れる。

ゴードン総監も現場に駆けつける中、ネイピアは逃げようとするが、行く手をバットマンに阻まれ、誤って化学薬品タンクに落下 してしまう。

翌日、ヴィッキーはブルースからの食事の招待を受けて彼の屋敷に向かう。

堅苦しい食事を止め、執事のアルフレッド・ペニーワース(マイケル・ガフ)と共に、キッチンで楽しい食事をした二人は、 心を通わせ楽しい一夜を過ごす。

一命を取り留めたネイピアは、薬品のせいで人体に異変が起きて、精神にも異常を来たし、以前よりも凶暴性を増した”ジョーカー”に変身する。

そしてジョーカーは、闇黒街を牛耳ろうとして、グリムソンをはじめ邪魔者を抹殺する。

ジョーカーは、マスコミがバットマンをもてはやすことが気に障り、手下のボブ(トレイシー・ウォルター)に、バットマンを追うノックスの周辺を探らせる。

バットマンを誘き寄せるために、ジョーカーはヴィッキーに近づこうとする。

さらに、ジョーカーは市民に対し、顔が変形して精神が異常になる化粧品を販売して街中を混乱させる。

美術館にヴィッキーを誘き寄せたジョーカーは、バットマンのことを聞き出そうとする。

そこに現れたバットマンは、難なくヴィッキーを救出して、”バットモービル”で逃走する。

バットマンは、ヴィッキーに、ジョーカーの化粧品の謎を解く資料を渡し、市民の危機を救いジョーカーの怒りを買う。

その後、ヴィッキーを訪ねたブルースは、自分の正体を彼女に明かそうとする。

そこにジョーカーが現れ、ブルースを銃撃して立ち去るが、彼は銃弾を防いでいた。

ブルースが姿を消したために混乱するヴィッキーは、彼が少年時代に、両親を目の前で殺された過去を持つことをノックスの情報で知る。

危機感を感じるボルグ市長は、ゴッサム・シティの200年祭の延期を発表する。

しかし、ジョーカーは200年祭を祝い、2000万ドルを街にばら撒くと公表して、さらにバットマンを挑発し対決しようとする。

そしてブルースは、かつて街のチンピラだったネイピア(ジョーカー)が自分の両親を殺した犯人だということを知る。

自分の正体をヴィッキーに知らせたブルースは、戸惑う彼女に、ジョーカーと決着を付けに行くことを告げる。

バットモービルで化学工場に向ったバットマンは、工場を破壊する。

しかし、ジョーカーは余裕を見せて、独自で200年祭のパレードを始めてしまう。

金をばら撒き始めたジョーカーは、市民を引き付けて毒ガスを散布し始める。

その時、バットマンがバットウィングで現れ、毒ガス風船を街から遠ざけてしまう。

その後、ジョーカーはバットウィングを打ち落とし、ヴィッキーを人質にゴッサム大聖堂に立て篭もる。

バットマンは、それを追いジョーカーの手下を蹴散らして彼に戦いを挑もうとする。

ヴィッキーは、バットマンが現れたことを知り、ジョーカーに心を許したような態度を見せて彼を油断させる。

バットマンとジョーカーは一騎打ちとなるが、ジョーカーは、二人を大聖堂から着き落とそうとして、手下のヘリコプターで逃しようとする。

しかし、バットマンがそれを制止し、ジョーカーは落下死してしまう。

その後、ヴィッキーは、バットマンの取材を止めることをノックスに告げる。

バットマンはゴッサム・シティのヒーローとなり、彼を呼び寄せるバットシグナルの除幕式が行われる。

そして、ヴィッキーは、アルフレッドの迎えの車に乗り、ブルースの屋敷に向かい、バットマンはバットシグナルを見つめる。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「
バットマン」(1989)
・「
バットマン・リターンズ」(1992)
・「
バットマン・フォーエヴァー」(1995)
・「
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」(1997)
・「
バットマン ビギンズ」(2005)
・「
ダークナイト」(2008)
・「
ダークナイト ライジング」(2012)

*(簡略ストー リー)

犯罪都市ゴッサム・シティ、そこに、闇から現れる謎の怪人”バットマン”がいた。
市長は、新たに検事になったデントや警視総監のゴードンの協力を得て、闇社会を牛耳るギャング、グリソムの摘発を市民に約束する。
グリソムの愛人に手を出した,彼の右腕ネイピアは、罠にハメられて警察に追われる。
ネイピアは、現れたバットマンに化学溶液タンクに落とされ、凶暴な”ジョーカー”に変身する。
バットマンである、大富豪のブルース・ウェインは、ジョーカーの出現に街の危機を感じる。
そしてジョーカーは、バットマンを追うカメラマンのヴィッキーに近づき、バットマンを倒して、ゴッサム・シティを支配しようと企む・・・。
__________

1996-68年に放映されたTVシリーズとは全く違う”闇のヒーロー”、ダークなイメージのバットマンを誕生させた、ティム・バートンの感性が素晴らしい。
前年の「ビートルジュース」(1988)でヒットを飛ばし、特異な映像センスを披露してくれた彼の出世作である。

北米興行収入は約2億5100万ドル、全世界では4億1100万ドル以上の興行収入を上げた大ヒット作品。

第62回アカデミー賞では、美術賞を受賞した。

アカデミー賞を受賞した、アントン・ファーストピーター・ヤングによる、近代建築とゴシック様式の入り混じった建築物や装飾品を含めたセット、またバットモービルやバットウィングの造形センスの良さなど、斬新な映像描写に圧倒される。

ダークなイメージにぴったりなダニー・エルフマンの音楽も、見事な効果を上げている。

日本でもファンは多いものの、アメリカ国内のような爆発的人気が出ないのは、アメリカン・コミックスへの思い入れの違いだろう。

なんと言っても、出色のキャラクター、ジョーカー役ジャック・ニコルソンの天才的な演技には舌を巻く。

この後登場する多くのバットマンの宿敵の中でも、群を抜く強烈な役柄を、彼は見事に演じている。

同じ役を演じた「ダークナイト」(2008)のヒース・レジャーの演技も素晴しかった。

ブルース・ウェイン/バットマン役を演じたマイケル・キートンは、イメージに合うかが心配ではあったが、平時の温厚な実業家も様になっていて、相性の良いティム・バートンだけに、続編でも登場することになる。

妖艶なキム・ベイシンガーとのマッチングも良く、バランスが取れているカップルとなっている。

バットマンの特ダネを追うが、それが叶わない記者ロバート・ウール、ウェイン家の執事マイケル・ガフ、警視総監パット・ヒングル、彼にしてはやや存在感に欠けた感じが残念な検事ビリー・ディー・ウィリアムズ、この年までニューヨーク市長を勤めたエドワード・コッチに雰囲気が似ている、「サブウェイ・パニック」(1974)でもNY市長を演じたリー・ウォレス(もちろん本作の舞台はニューヨークではないが・・)、悪徳刑事のウィリアム・フットキンス、そして、迫力存在感ともに満点の、暗黒街を牛耳るジャック・パランス、その愛人ジェリー・ホール、ジョーカーの右腕トレイシー・ウォルターなどが共演している。


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