バットマン・フォーエヴァー Batman Forever (1995) 3.9/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2作続いた、ほぼ同じスタッフとキャストを一新した、「バットマン」シリーズの第3作。
製作ティム・バートン、監督ジョエル・シュマッカー、主演ヴァル・キルマートミー・リー・ジョーンズジム・キャリーニコール・キッドマンクリス・オドネルドリュー・バリモア共演。


アクション/アドベンチャー

ニコール・キッドマン / Nicole Kidman 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジョエル・シュマッカー
製作総指揮
ベンジャミン・メルニカー

マイケル・E・ウスラン
製作
ティム・バートン

ピーター・マクレガー=スコット
原案
ボブ・ケイン

ビル・フィンガー
原作
リー・バチェラー

ジャネット・スコット・バチェラー
脚本
アキヴァ・ゴールズマン

リー・バチェラー
ジャネット・スコット・バチェラー
撮影:スティーヴン・ゴールドブラット
編集
デニス・ヴァークラー

マーク・スティーヴンス
音楽:エリオット・ゴールデンサール

出演
ブルース・ウェイン/バットマン:ヴァル・キルマー

ハーヴェイ・デント/トゥー・フェイス:トミー・リー・ジョーンズ
エドワード・ニグマ/リドラー:ジム・キャリー
チェイス・メリディアン博士:ニコール・キッドマン
ディック・グレイソン/ロビン:クリス・オドネル
アルフレッド・ペニーワース:マイケル・ガフ
ジェームズ・ゴードン総監:パット・ヒングル
シュガー:ドリュー・バリモア
スパイス:デビ・メイザー
フレッド・スティックリー:エド・ベグリーJr.
バートン医師:ルネ・オーベルジョノワ
アシスタント:ジョン・ファヴロー
重役:マイケル・ポール・チャン
ガーティー:エリザベス・サンダース

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1995年製作 121分
公開
北米:1995年6月16日
日本:1995年6月17日
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $183,997,904
世界 $336,531,112


アカデミー賞 ■

第68回アカデミー賞
・ノミネート
撮影・録音・音響編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ゴッサム・シティ。
検事ハーヴェイ・デント(トミー・リー・ジョーンズ)は、法廷で硫酸をかけられて左脳に損傷を受け、異常で凶悪な犯罪者”トゥー・フェイス”に変身し、悪事を繰り返していた。

ジェームズ・ゴードン警視総官(パット・ヒングル)と異常心理と多重人格治療の専門家チェイス・メリディアン博士(ニコール・キッドマン)は、バットシグナルでバットマン(ヴァル・キルマー)を呼び寄せる。

バットマンは、トゥー・フェイスの銀行襲撃を防いだが、彼を取り逃がしてしまう。

ブルース・ウェイン(ヴァル・キルマー)の所有する会社では、社員への利益配分制度が導入されることになる。

そのため、研究員エドワード・ニグマ(ジム・キャリー)は、自分が発明したマインド・コントロール装置を、ブルースに自信を持って披露する。

しかし、バットシグナルを確認したブルースは、装置の倫理上の問題を指摘し、ニグマの装置に興味を示さなかった。

そのシグナルはチェイスが送ったもので、彼女はバットマンに異常な興味を示し、彼もチェイスに関心を抱く。

その頃、エグマは、意地の悪い上司フレッド・スティックリー(エド・ベグリーJr.)を装置の実験台にして殺害し、自殺に見せかける。

そして、エグマはブルースに、謎かけの手紙を送り始める。

ブルースは、その手紙を持ってチェイスに相談に行き、彼女をサーカスに誘う。

街の名士が集まったサーカスに、突然トゥー・フェイスが乱入して爆弾を作動させてしまう。

そして、演技中だった、空中ブランコの曲芸師のグレイソン一家が、危機を救おうとして命を落としてしまう。

爆弾を排除した、一家のただ一人の生存者ディック(クリス・オドネル)を、ブルースは、ゴードン総監の頼みで面倒をみることになる。

ディックは、トゥー・フェイスに復讐するために、ブルースの屋敷を去ろうとする。

ブルースは、ディックにオートバイのコレクションを見せて、修理代の代わりに、”ヴィンセント”を一台譲る約束をして彼を引き止める。

ブルースは、家族を亡くしたディックを見て、自分の両親が殺されたことを想い起こす。

同じ頃、ニグマはリドラーに変身し、アシスタントのシュガー(ドリュー・バリモア)とスパイス(デビ・メイザー)と楽しむ、トゥー・フェイスの元に現れる。

そして、二人は手を組み、バットマンの正体を暴きゴッサム・シティ征服を企む。

トゥー・フェイスとリドラーは宝石店を襲い、ブルースは、その犯罪報道を見て、手紙を送りつけてきているのがリドラーだと確信する。

ブルースは、その”謎かけ”手紙を、執事のアルフレッド・ペニーワース(マイケル・ガフ)と解こうとする。

その後、”3D装置”と名付けられたニグマテック社の発明品が大ブームとなる。

それを介して、ゴッサム・シティの人々は、知らぬ間にトゥー・フェイスとリドラーにマインド・コントロールされてしまう。

屋敷内での生活に慣れてきたディックは、地下に隠されたバットマンの秘密施設”バットケイヴ”の存在を知ってしまう。

幼い頃の、両親殺害の幻覚に悩まされるブルースは、心理学者チェイスの意見を求める。

ブルースは、チェイスがバットマンに心を奪われていることを知るが、アルフレッドから緊急連絡が入る。

ディックがバットモービルで街に向かい、バットマンを語り、悪党とトラブルを起こしていたのだ。

そこにバットマンが現れ、ディックを屋敷に連れ戻して、トゥー・フェイスへの復讐に執着するディックに、その空虚さを説き、パートナーになることを希望する彼の頼みを断る。

その後、ニグマは新装置の発表パーティーを開き、シュガーと共にブルースとチェイスを歓迎する。

そこに、トゥー・フェイスとスパイスが現れて暴れ始め、ブルースはバットマンに変身して、トゥー・フェイスと相対するが、苦戦して瓦礫に埋もれてしまう。

バットマンは、そこに現れたディックに救われるものの、屋敷に戻ったブルースは、尚も彼の行動を認めようとしない。

チェイスへの想いが深まったブルースは、自分の正体を明かすことを決意し、バットマンとして彼女の元に向かう。

しかし、チェイスが、既にブルースに惹かれていることを知り、彼は満足してその場を立ち去る。

トゥー・フェイスは、バットマンを倒せなかったことを悔やむが、リドラーは、パーティーで、シュガーがブルースの脳波を探った結果を見る。

そして二人は、その中にコウモリが現れたことで、ブルースがバットマンだということを知る。

ブルースは、バットマンとしての活動を止めて、チェイスに真実を伝えようと彼女を自宅に招くが、ディックはブルースに失望して屋敷を去る。

二人が談笑している際、ブルースが再び幻覚を見て、バットマンになった経緯をチェイスに話し始める。

チェイスは、その意味を理解できなかったが、ブルースとのキスで、彼がバットマンであることを知る。

ハロウィンのお菓子を欲しがる子供に扮し、アルフレッドを騙したトゥー・フェイスとリドラーは、屋敷に乱入する。

リドラーは、バットマンの司令室やバットモービルを破壊し、トゥー・フェイスはブルースを銃撃して、チェイスを連れ去る。

軽傷だったブルースとアルフレッドは、ニグマがリドラーだという謎を解き、バットマンのパートナーとなった”ロビン”(ディック)と共に、トゥー・フェイスとリドラーのアジトに向かう。

バットマンは内部に侵入するが、捕らえられたチェイスとロビンを前に、リドラーに脅しをかけられる。

しかし、バットマンはマインド・コントロール装置を破壊し、チェイスとロビンを救う。

全ての判断を、コインの裏表で決めるトゥー・フェイスを、バットマンは複数のコインを投げて混乱させる。

そして、トゥー・フェイスは転落死し、バットマンの正体を知るリドラーは、マインド・コントロールの影響を受けて発狂してしまう。

チェイスは、精神病院”アーカム・アサイラム”送りとなったニグマの面会に行く。

バートン医師(ルネ・オーベルジョノワ)の許可を得たチェイスは、ニグマにバットマンの正体を尋ね、秘密は守られていることを確認する。

それを知ったブルースは安心し、チェイスとの愛を確かめ合う。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「
バットマン」(1989)
・「
バットマン・リターンズ」(1992)
・「
バットマン・フォーエヴァー」(1995)
・「
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」(1997)
・「
バットマン ビギンズ」(2005)
・「
ダークナイト」(2008)
・「
ダークナイト ライジング」(2012)

*(簡略ストー リー)

法廷で硫酸をかけられ、凶悪犯”トゥー・フェイス”に変身した検事ハーヴェイ・デントは、ゴッサム・シティで悪事を繰り返していた。
ブルース・ウェイン/バットマン所有の会社の研究員ニグマは、マインド・コントロール装置を発明し、それを利用するためリドラーに変身する。
リドラーからの、謎かけの手紙についての意見を求めるため、心理学者チェイスを訪ねたブルースは、バットマンに興味を抱く彼女に次第に惹かれていく。
トゥー・フェイスに接触したリドラーは、手を組んでバットマンの正体を暴き、ゴッサム・シティの支配を画策する。
その頃、家族の命をトゥー・フェイスに奪われた曲芸師ディックは、ブルースに世話になることになり、やがてバットマンの秘密を知り、彼の協力者になろうとする。
バットマンは、ディックの将来やチェイスとの恋の駆け引きを踏まえながら、二人の犯罪者との戦いに挑むことになる・・・。
__________

バットマン・スーツやバットモービルも新たなデザインになり、バットマンのパートナーとしてロビンも登場する。

製作費は1億ドルを突破し、前回落ち込んだ興行収入を挽回するヒットとなった。

北米興行収入 $183,997,904
世界 $336,531,112

第68回アカデミー賞では、撮影、録音、音響編集賞にノミネートされた。

超豪華な出演者が扮する何人もの登場人物が、ややくどいというか1作にまとめて登場させてしまうには贅沢過ぎる感じもする。

本作は、前作に続く盛んに使われ始めたCGが多用され、主人公バットマンなどをそのままCG化して映像に採用することが、役者不要論と共に問題にもなった。

今回のみ出演のヴァル・キルマーが、かなりいい雰囲気でバットマン役を演じているので、次回に続かなかったことが非常に残念だ。

1作目のジョーカーを髣髴させる、怪演を見せてくれるトミー・リー・ジョーンズは、演技派を脱して楽しんで演じている様子が窺える。

ジム・キャリーは、彼のキャラクターをそのまま生かし、実に楽しい演技を見せ、後半はトミー・リー・ジョーンズをも圧倒する活躍を見せる。
その仕草や表現力は、彼のファンであれば、それを楽しめるだけでも十分に価値がある。

既にスターではあったものの、本作以後ハリウッドのトップに登りつめていく、まだ20代のニコール・キッドマンの美しさも注目だ。

次回作でも登場する、新キャラクターのロビン演ずるクリス・オドネルの、スタントと見分けがつかない曲芸師役も、なかなか板についていた。

ブルースとは違い、ロビンを誕生させる手助けをする執事マイケル・ガフ、警視総監のパット・ヒングル、彼女もこの後ブレイクする、トゥー・フェイス(T・L・ジョーンズ)のアシスタント、まだ若いドリュー・バリモア、同じくデビ・メイザー、ニグマ(J・キャリー)の上司エド・ベグリーJr.、精神病院の医師ルネ・オーベルジョノワ、などが共演している。
また、ゴシップ記者役で次回作にも登場する、原作者ボブ・ケインの妻エリザベス・サンダース、ジョン・ファヴローマイケル・ポール・チャンなども共演する。


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