空軍大戦略 Battle of Britain (1969) 2/5 (1)



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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

第二次大戦初期、ヨーロッパ各国に破竹の勢いで侵攻しフランスを占領したナチス・ドイツ軍と、本土防衛のためそれを迎え撃つイギリス及び連合軍による、イギリス制空権を争った”バトル・オブ・ブリテン”を描く、監督ガイ・ハミルトン、出演ローレンス・オリヴィエトレヴァー・ハワードクリストファー・プラマースザンナ・ヨークマイケル・ケインラルフ・リチャードソンロバート・ショウ他共演の戦争超大作。


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■
監督:ガイ・ハミルトン
製作
ハリー・サルツマン
ベンジャミン・フィッツ
脚本
ジェームズ・ケナウェイ
ウィルフレッド・グレートレックス
撮影:フレディ・ヤング
編集:バート・ベイツ
音楽
ロン・グッドウィン
ウィリアム・ウォルトン

出演
【イギリス側】
ヒュー・ダウディング空軍大将:ローレンス・オリヴィエ
キース・パーク空軍少将:トレヴァー・ハワード
トラッフォード・リー=マロリー空軍少将パトリック・ワイマーク
コリン・ハーヴェイ空軍少佐:クリストファー・プラマー
マギー・ハーヴェイ:スザンナ・ヨーク
キャンフィールド空軍少佐:マイケル・ケイン
駐スイス・イギリス大使ケリー:ラルフ・リチャードソン
スキッパー空軍少佐:ロバート・ショウ
アンディ空軍上等兵曹:イアン・マクシェーン
ホープ大尉:ナイジェル・パトリック
ベイカー空軍大佐:ケネス・モア
アーチー空軍少尉:エドワード・フォックス
アンディの妻:アイラ・ブレア

【ドイツ側】
フォン・リヒター男爵:クルト・ユルゲンス
ヘルマン・ゲーリング元帥:ハイン・リース
ファルケ:マンフレッド・レッドマン

イギリス 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1969年製作 132分(イギリス・バージョン151分)
公開
イギリス:1969年9月15日
北米:1969年10月20日
日本:1969年9月20日
製作費 $13,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1940年5月、第二次大戦初期。
ナチス・ドイツフランスに侵攻し北部を制圧、イギリスの大陸派遣軍とフランス軍の合計35万人はダンケルクから撤退する。

そして、ドイツ軍は、いよいよイギリス本土に攻め込む準備を始める。

フォン・リヒター男爵(1940年5月、第二次大戦初期。
ナチス・ドイツフランスに侵攻し北部を制圧、イギリスの大陸派遣軍とフランス軍の合計35万人は、ダンケルクから撤退する。

そしてドイツ軍は、いよいよイギリス本土に攻め込む準備を始める。

フォン・リヒター男爵(クルト・ユルゲンス)は、ヒトラーの特使として、駐スイスイギリス大使のケリー(ラルフ・リチャードソン)と、無益な戦いを避けようと話し合いの場を持つ。

しかし、ケリーはフォン・リヒターに対し、イギリスは屈服しないことを主張する。

その後、ドイツ軍フランス全土を占領し、イギリス本土上陸を窺うが、迎え撃つイギリス側も防衛体制を整えていた。

コリン・ハーヴェイ空軍少佐(クリストファー・プラマー)は、任務のために家庭を犠牲にする、同じ軍人で婦人部隊分隊長の妻マギー(スザンナ・ヨーク)と諍いばかり起こしていた。

その頃、イギリス第11飛行連隊指揮官キース・パーク空軍少将(トレヴァー・ハワード)は、虎の子の単発戦闘機”スピットファイア” とパイロットを視察する。

パークは、キャンフィールド空軍少佐(マイケル・ケイン)から、貴重なパイロットの行方不明の報告を受けて、その安否を気遣う。

1940年8月。
ドイツ軍は、いよいよイギリス本土攻撃を開始し、レーダー基地を攻撃されたイギリスは、爆撃機”ハインケル”や戦闘機”メッサーシュミット”の大編隊の情報を、防空監視隊に頼るしかなかった。

敵機を確認した各部隊は、即座に”スピットファイア” や戦闘機”ハリケーン”を出撃させる。

ドイツ軍は、空軍基地と飛行場を軒並み爆撃するものの、イギリス側は損害は軽微だと発表する。

しかし、ドイツ側は、敵機の約半数300機を破壊したと発表する情報戦など、戦いは続いていた。

そんな中、イギリス空軍最高司令官ヒュー・ダウディング大将(ローレンス・オリヴィエ)は、倍の敵機を撃墜して、それなりの成果は上げる。

ダウディングは、2500機の戦闘機を有するドイツ軍に余力があると判断し、パイロット不足を不安視する。

戦果を気にするスキッパー空軍少佐(ロバート・ショウ)は、部下には厳しく接するものの彼らを気遣う。

キャンフィールド少佐は、帰還する度に被害が広がる基地の警備を懸念しながら出撃し、撃墜されて死亡する。

そんな時、大事件が起きる。

夜間爆撃を決行したドイツ軍爆撃機が、禁じられているロンドンを誤って爆撃してしまい、イギリス側はベルリンを報復爆撃する。

ヒトラーは、直ちにイギリス本土への総攻撃を始めることを宣言し、ヘルマン・ゲーリング空軍元帥(ハイン・リース)をカレーに派遣し、大爆撃編隊をロンドンに向かわせる。

ロンドンは破壊されてしまい、ダウディングは、ポーランドチェコなどを合わせた連合戦隊を組む。

そして、ロンドン上空を、10分しか飛行できない敵編隊の撃滅に向けて戦隊を出撃させ、攻撃が過ちだったことを敵に思い知らせようとする。

1940年9月15日。
イギリスの制空権を争う、”バトル・オブ・ブリテン”はクライマックスを迎え、イギリス側は全軍機が発進しする。

その頃、婦人部隊分隊長のマギーは、夫コリンの負傷を聞き、上官のベイカー大佐(ケネス・モア)から、夫のいる南部に転属することを勧められる。

耐え忍ぶイギリス国民と、勇猛な戦闘機パイロットの戦いは続き、劣勢のイギリス連合軍は、ついにドイツ軍を撤退に追い込む。

ゲーリングは、戦いに敗れた責任を部下に押し付け、カレーを後にする。

そしてダウディング大将は、戦闘の収まったイギリスの大空を静かに見つめる。

__________

● ”バトル・オブ・ブリテン”に加わった連合軍

イギリス空軍
飛行士数 1822 戦死 339

海軍航空隊
飛行士数 50 戦死 9

オーストラリア
飛行士数 21 戦死 14

ニュージーランド
飛行士数 73 戦死 11

カナダ
飛行士数 88 戦死 20

南アフリカ
飛行士数 88 戦死 20

南ローデシア
飛行士数 2 戦死 0

アイルランド
飛行士数 8 戦死 0

アメリカ
飛行士数 7 戦死 1

ポーランド
飛行士数 141 戦死 29

チェコ
飛行士数 86 戦死 8

ベルギー
飛行士数 26 戦死 6

自由フランス
飛行士数 13 戦死 0

イスラエル
飛行士数 1 戦死 0

__________

ドイツ軍 戦死者

爆撃機 乗組員 1176
シュトゥーカ乗組員 85
戦闘爆撃機 乗組員 212
戦闘機 飛行士 171
行方不明者 1445


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1940年5月、第二次大戦初期。
ナチス・ドイツフランス北部を制圧して、イギリスの大陸派遣軍とフランス軍は、ダンケルクから撤退する。
そして
ドイツ軍は、いよいよイギリス本土に攻め込む準備を始める。
8月、
ドイツ軍は、いよいよイギリス本土攻撃を開始し、戦闘機”メッサーシュミット”などの大編隊を出撃させ、それをイギリス側は”スピットファイア”などで迎え撃つ。
両国は、被害と成果状況の情報戦で、互いに牽制し合いながら戦いは続く。
そんな中、
イギリス空軍最高司令官のダウディング大将は、倍の敵機を撃墜するものの、大量の戦闘機を有するドイツ軍に余力があると判断し、自軍のパイロット不足を不安視する。
そして、夜間爆撃を決行した
ドイツ軍爆撃機は、禁じられているロンドンを誤って爆撃してしまう。
そして、
イギリス側は、報復としてベルリンを爆撃、ついに総力戦が始まる・・・。
__________

歴史的背景を順序だてて描き、ドラマに重点を置かず、主人公なども明確に特定されていない作風になってはいる。
ローレンス・オリヴィエトレヴァー・ハワードなど、イギリスの誇るベテラン俳優、若手を合わせた豪華キャストも見もので、それをまとめる監督ガイ・ハミルトンの演出手腕も見所だ。

ヒュー・ダウディング空軍大将:ローレンス・オリヴィエ
キース・パーク空軍少将:トレヴァー・ハワード
フォン・リヒター男爵:クルト・ユルゲンス
コリン・ハーヴェイ空軍少佐:クリストファー・プラマー
マギー・ハーヴェイ:スザンナ・ヨーク
キャンフィールド空軍少佐:マイケル・ケイン
駐スイス・イギリス大使ケリー:ラルフ・リチャードソン
スキッパー空軍少佐:ロバート・ショウ
アンディ空軍上等兵曹:イアン・マクシェーン
ホープ大尉:ナイジェル・パトリック
ベイカー空軍大佐:ケネス・モア
アーチー空軍少尉:エドワード・フォックス
トラッフォード・リー=マロリー空軍少将パトリック・ワイマーク

ナチス・ドイツ及び敵側に、クルト・ユルゲンス以外あまり馴染みのない出演者が多く、攻勢をかける側の迫力が今一歩欠けている感じを受ける。
ドイツ軍人が最も似合う、ヴォルフガング・プライスリヒャルト・ミュンヒあたりの役者が登場すれば、作品にさらに重みが加わったとも思える。

また、本作はイギリスでは、最後の激戦が繰り広げられた日、 9月15日に合わせて公開された。

一部”シュトゥーカ”などはラジコンが使われたものの、”スピットファイア” 、”ハリケーン”、”メッサーシュミット”、”ハインケル”など、本物の迫力とスピード感は、現在のようなCGがなかった時代、今でも十分通用する、見事な空中戦の映像が楽しめる。

また、バックの音楽を消した空中戦の場面では、戦闘機のエンジン音と銃弾、爆発音のみで効果を上げている。
(クライマックスはその逆で音楽のみ)

その、ロン・グッドウィンウィリアム・ウォルトンの勇ましい音楽は印象に残る。


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