ベラミ Bel ami (2012) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1885年に発表された、ギ・ド・モーパッサンの小説”ベラミ”を基に製作された作品。
美貌を武器に上流階級の貴婦人達に立ち入り上り詰める青年の生き様を描く、主演ロバート・パティンソンユマ・サーマンクリスティン・スコット・トーマスクリスティナ・リッチ他共演、監督デクラン・ドネランニック・オーメロッドによるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督
デクラン・ドネラン

ニック・オーメロッド
製作:ウベルト・パゾリーニ
原作:ギ・ド・モーパッサンベラミ
脚本:レイチェル・ベネット

撮影:ステファーノ・ファリヴェーネ
編集
マサヒロ・ヒラクボ

ギャヴィン・バックリー
音楽
ラクシュマン・ジョセフ・デ・サラム

レイチェル・ポートマン

出演
ジョルジュ・デュロワ:ロバート・パティンソン

マドレーヌ・フォレスティエ:ユマ・サーマン
ヴィルジニー・ルセ:クリスティン・スコット・トーマス
クロチルド・ド・マレーレ:クリスティーナ・リッチ
ルセ:コルム・ミーニイ
スザンヌ・ルセ:ホリデイ・グレインジャー
ヴォートレック伯爵:アンソニー・ヒギンズ
シャルル・フォレスティエ:フィリップ・グレニスター

イギリス/フランス/イタリア 映画
配給
Optimum Releasing

マグノリア・ピクチャーズ
2012年製作 92分
公開
イギリス:2012年3月9日
北米:2012年6月8日
日本:2013年3月9日
製作費 €9,000,000
北米興行収入 $120,462
世界 $8,303,261


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1890年、パリ
アルジェリアから帰還した元軍人ジョルジュ・デュロワ(ロバート・パティンソン)は、鉄道会社に勤めるものの貧困生活にあえいでいた。

ある夜、酒場に向かったジョルジュは、旧友のシャルル・フォレスティエ(フィリップ・グレニスター)に再会する。

政治記者をしているというシャルルは羽振りが良く、貸衣装代まで与えて、ジョルジュを食事に招待する。

翌日、身なりを整えてシャルルの屋敷に向かったジョルジュは、彼の妻マドレーヌ(ユマ・サーマン)に歓迎される。

クロチルド・ド・マレーレ(クリスティーナ・リッチ)とヴィルジニー・ルセ(クリスティン・スコット・トーマス)を紹介されたジョルジュは、作法も知らないまま食事の席に着く。

ヴィルジニーの夫で新聞社社主ルセ(コルム・ミーニイ)も食事を共にして、ジョルジュは、女性達に興味を持たれながら戦地の話などをして楽しい時間を過ごす。

ジョルジュは、ルセに雇われることになり、日記風の記事を書くよう指示される。

翌日、それを手伝うというマドレーヌに呼ばれたジョルジュは関係は持たないと忠告され、ヴィルジニーやクロチルドにも会うように言われる。

その後、新聞社に向かったジョルジュは、給与についてなどをシャルルから説明されクロチルドの屋敷を訪ねる。

その後、クロチルドは密会のための部屋を借りて、ジョルジュと愛し合う。

仕事も順調なジョルジュは生活が一変し、クロチルドは、他の女を部屋に連れ込まないようにと彼に釘を刺す。

酒場で、かつて愛し合った娼婦に声をかけられたジョルジュを見て憤慨したクロチルドは、彼を見限りその場を去る。

記事も書けなくなり、歩合給も入らないジョルジュは元のような生活に戻ってしまう。

妻マドレーヌの力を借りねば記事も書けないと、シャルルに言われたジュルジュは、その場で書いて見せるものの解雇されることになる。

ヴィルジニーの元に向かい助けを求めたジョルジュは、解雇を免れて社交欄を担当することになる。

再び社交界との接点を持ったジョルジョは、セル邸に招待されてクロチルドやマドレーヌに再会する。

ジュルジュとクロチルドは再び愛し合うようになり、同じ頃、病気が悪化したシャルルが息を引き取る。

見舞いに訪れていたジョルジュはマドレーヌに同情するが、彼女は自分の人生への干渉を断る。

しかし、ジョルジュはマドレーヌとの結婚を決意して、それをクロチルドに伝える。

ジョルジュは、富そして政治部長の地位も手に入れるものの、マドレーヌは、噂となっていたヴォートレック伯爵(アンソニー・ヒギンズ)との関係を止めようとしなかった。

ヴォートレック伯爵が、マドレーヌの後見人、そして父親代わりだと知ったジョルジュは、ヴィルジニーを教会で誘惑し強引に愛し合う。

その後ジョルジュは、ヴィルジニーとクロチルドと入れ替わりで情事を重ねる。

そんな時、ヴォートレック伯爵が亡くなり、マドレーヌが彼の全財産を相続することになる。

ところが伯爵は、周囲におかしな噂が立つのを嫌い、夫への遺産の遺贈を認めていた。

それを知ったジョルジュは驚き、遺産はどうでもいいと言うマドレーヌに、自分がそれを受け取るのが最善の策だと伝える。

伯爵との関係を聞かれたマドレーヌは、大切な人を失った深い悲しみしか伝えられず、その姿を見たジョルジュは気分を害し立ち去る。

街角でヴィルジニーに誘われたジョルジュはそれを拒むが、夫のことで良い話があると言われる。

ヴィルジニーは、政府がモロッコへの出兵を決めたことを知らせるが、それを阻止するために、自分が今の政権を作ったことをジョルジュは伝える。

しかし、ルセと擁立した政治家は最初から計画を企んでいて、兵士の第一陣がその夜、出航するということだった。

ルセらは、感情的なジョルジュを信用していると見せかけていただけで、彼らはモロッコ公債と銅山を買占め、莫大な利益を得ようとしていた。

激怒したジュルジュは、自分にすがるヴィルジニーを罵倒してその場を去り帰宅する。

その場にいたルセらは、正気を失ったようなジョルジュを見限り部屋を出る。

ジョルジュは、この件を知っていたのかをマドレーヌに問い、彼女はそれを否定する。

マドレーヌは、女を相手にすることしか頭にない、ジョルジュの愚かな考えを痛烈に非難する。

堕落しかけたジョルジュは再び社交の場に現れ、人々の冷たい視線を感じる。

そんなジュルジュに声を変えたのはクロチルドだけだった。

ジョルジュは、クロチルドを傷つけたことを謝罪する。

多くの男達がその財産を狙う、ルセの娘スザンヌ(ホリデイ・グレインジャー)をジュルジュは見つめる。

その後、ルセと組んでいた政治家とマドレーヌが愛人関係と分かり、その現場を押さえた警官は、姦通罪が成立することを伝えて彼女を連行する。

警官に同行していたジョルジュは、マドレーヌに別れを告げる。

その後ジョルジュは、甘い言葉でスザンヌを誘い、宿屋に向かうものの二部屋とり彼女だけを眠らせる。

翌日ジョルジュは、スザンヌに自分を両親に紹介させるが、ヴィルジニーはそれを認めようとしない。

ルセは、仕方ないことだと言ってヴィルジニーを説得するしかなかった。

クロチルドは、政治家を葬り、マドレーヌに屈辱を与え、ルセへの復讐のため、愛もないセザンヌと結婚するジョルジュを批判する。

地獄のような生活を送ったジョルジュは、愛を捨てた自分の生き方を貫くことをクロチルドに伝える。

スザンヌとの結婚式を終えたジョルジュは、ヴィルジニー、マドレーヌ、クロチルドらの、自分を見つめる表情に考えを巡らせながら笑みを浮かべる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1890年、パリ
元軍人のジョルジュ・デュロワは貧困にあえでいたが、旧友シャルルに再会し、裕福な彼から食事に招待される。
シャルルの妻マドレーヌや、新聞社社主ルセ夫人ヴィルジニー、クロチルドらに紹介されたジョルジュは、その美貌で”ベラミ”と言われ、女性達に意識される存在となる。
新聞社の記者として雇われたジョルジュは、部屋を借りたクロチルドとの情事にのめりこみ、収入も安定して生活が一変する。
そんなジョルジュは、シャルルの病死後マドレーヌと結婚して上流階級の生活を始める。
しかし、遺産は手に入れられるものの、マドレーヌの愛に確信を持てないジョルジュは、ヴィルジニーを籠絡する・・・。
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タイトルの通り”ベラミ”(美しい男友達)が主人公のドラマなのだが、彼が関係する各世代の女性(女優)が非常に魅力的で、美しく描写されているのが印象的だ。

美貌を武器に社交界、そして政界まで動かそうとする主人公の歩む人生と、それに絡む愛憎劇を描くドラマは、終盤にかけてはサスペンスに近い展開にもなる。

その時代を感じさせる衣装、美術品、セット、なども注目であり、レイチェル・ポートマンラクシュマン・ジョセフ・デ・サラムの音楽もドラマを盛り上げる。

主演のロバート・パティンソンは、”トワイライト・シリーズ”を全く意識させることのない、役者としての成長が今後も期待できる好演を見せる。

彼を含めた最近の子役、若手は、製作側の戦略が巧妙なのか、大ヒット・シリーズのキャラクター・イメージに押しつぶされることなく、その後も活躍しているところが昔と違う点だ。

脇を固める豪華スター競演も嬉しい。
主人公とは距離を置きながら接し、夫(フィリップ・グレニスター)の死で彼と結婚することになるユマ・サーマン、新聞社社主(コルム・ミーニイ)夫人のクリスティン・スコット・トーマス、主人公を最も理解する婦人クリスティーナ・リッチ、新聞社社主の娘ホリデイ・グレインジャー、伯爵アンソニー・ヒギンズなどが共演している。


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