妹の恋人 Benny & Joon (1993) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

リングリング・サーカス”のピエロを演じていたこともある、バリー・バーマンの原案を基に作製された作品。
兄妹愛と、二人のそれぞれの淡い恋を描く、主演ジョニー・デップメアリー・スチュアート・マスターソンエイダン・クインジュリアン・ムーアオリヴァー・プラットダン・ヘダヤウィリアム・H・メイシー共演のヒューマン・ラブ・コメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:ジェレマイア・S・チェチック
製作総指揮:ビル・バダラート
製作
スーザン・アーノルド

ドナ・ロス
脚本:バリー・バーマン
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集:キャロル・リトルトン
音楽:レイチェル・ポートマン

出演
サム:ジョニー・デップ

ジュニパー“ジューン”パール:メアリー・スチュアート・マスターソン
ベンジャミン“ベニー”パール:エイダン・クイン
ルーシー:ジュリアン・ムーア
エリック:オリヴァー・プラット
ガーペー医師:CCH・パウンダー
トーマス:ダン・ヘダヤ
ランディ・バーチ:ウィリアム・H・メイシー
マイク:ジョー・グリファシ
スメール夫人:エイリーン・ライアン

アメリカ 映画
配給 MGM

1993年製作 98分
公開
北米:1993年4月16日
日本:1993年10月23日
北米興行収入 $23,202,734


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

自動車修理工のベンジャミン“ベニー”パール(エイダン・クイン)は12年前に両親を火事で亡くし、そのショックで”統合失調症”になってしまった妹ジューン(メアリー・スチュアート・マスターソン)と二人で暮していた。

ジューンの言動に手を焼くベニーだったが、彼は自分を犠牲にして妹を優しく見守っていた。

ある日、ベニーはポーカーをするためにジューンを連れて友人トーマス(ダン・ヘダヤ)の家に向かう。

そしてベニーは、同僚のエリック(オリヴァー・プラット)や知人のとマイク(ジョー・グリファシ)とゲームを始める。

マイクは、家に居候するいとこのことで頭を悩ませていたため、ベニーにジューンの世話役で雇ってくれというジョークを言う。

雇ったお手伝いスメール夫人(エイリーン・ライアン)などをみな追い出してしまうジューンを施設に入れるようにと、主治医ガーペー(CCH・パウンダー)はベニーを説得しようとする。

しかし、たった一人の妹を見捨てられないベニーは悩み、女性からの食事の誘いも断りジューンの世話を続ける日々が続く。

そんなベニーにマイクは、ジューンを施設に入れ自分の人生を楽しむことを勧める。

再びポーカーの夜となり、ベニーが席を外した隙に、彼の代わりにゲームをしたジューンはマイクに負けてしまう。

そしてジューンは、マイクの厄介ないとこをお手伝いとして雇うことになってしまう。

ベニーはそれを拒むが、仕方なくマイクに同意し、彼のいとこのサム(ジョニー・デップ)を連れて家に帰る。

大道芸人のような奇抜な行動をするサムを、ベニーとジューンは驚きの目で見る。

翌日、ベニーにジューンの世話を頼まれたサムは、家の中を見事に片付けるがジューンに追い出されてしまう。

帰宅したベニーはそれを聞き困惑するが、ジューンは戻ってきたサムを迎え入れる。

その後、サムとやや打ち解けたジューンは、20代半ばにも拘らず文字もまともに書けない彼のために、母親への手紙の代筆を手伝ってあげる。

サムと歩いて買い物に行ったジューンは、レストランのウエイトレスのルーシー(ジュリアン・ムーア)に家まで送ってもらう。

ベニーは、元女優だったルーシーを家に招き入れ、彼女の出演作のビデオを皆で見ることにする。

楽しいひと時を過ごした4人だったが、ルーシーの車が故障し、ベニーが彼女を送り届ける。

互いが独身とわかった二人、そして、サムとジューンにも、ほのかな愛情が芽生え始める。

その後、ジューンをガーペー医師に診せたベニーは、新しいお手伝いを雇ったことと、施設のことは決心が付いていないことを伝える。

ベニーはルーシーとデートを重ねるが、彼の何気ない一言が彼女を傷つけてしまいベニーを避けるようになってしまう。

ある日、ベニー、ジューンそしてサムの三人はピクニックに出かける。

そして、サムが見事なパントマイムを始め、周囲の人々を驚かせてしまう。

やがて、サムとジューンは、ベニーには内緒で愛し合うようになり、そして二人は結ばれる。

ベニーはサムの才能に気づき、ショーのオーディションを受けさせることを、エリックや知人のランディ・バーチ(ウィリアム・H・メイシー)に話す。

しかし、サムに一生ジューンの世話係をさせる訳にはいかないという一心で考えたベニーの提案を、彼女は快く思わなかった。

そして、サムがジューンと寝たことを知ったベニーは憤慨し、彼を家から追い出し、ジューンには施設に入るよう伝える。

ジューンはショックを受け、ベニーが自分のためにタピオカを買いに行っている隙に、現れたサムと共に家出してしまう。

しかし、バスに乗ったジューンは動揺し発作を起し、病院に運ばれる。

病院に着いたベニーは面会を断られ、サムを罵倒して引き上げる。

冷静さを取り戻したベニーはサムに謝罪し、病院に勤めるトーマスにジューンの病室がどこかを聞こうとする。

ジューンの病室が分かった二人は監視病棟に忍び込み、サムの機転で、彼が職員に患者と間違えられている隙に、ベニーだけジューンの部屋に向かう。

そこにガーペー医師が現れ、ベニーはジューンの意向を聞くことにする。

トーマスに助けられたサムは、外の壁をよじ登りジューンの部屋に向かう。

窓の外に現れたサムに気づいたジューンは、アパートで暮らしたいことを二人に伝え、ガーペー医師から退院を
許可される。

壁から落ちたサムは足に怪我をするが、現れたジューンを固く抱きしめる。

その後、ベニーはルーシーと寄りを戻し、ジューンは彼女が管理人を務めるアパートでサムと暮らし始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

両親を亡くし、精神を患う妹ジェーンの世話をするベニーは、自分の生活を犠牲にしてまで彼女の面倒を見る毎日を送っていた。
そんなある日、兄妹は、ひょんなことから友人のいとこの青年サムを、お手伝いとして家に居候させることになる。
文字も書けずに、奇妙な言動を繰り返すサムだったが、ジェーンは、次第に彼に心を開き、やがて二人は、自然に愛し合うようになる。
そしてベニーは、サムのパントマイムの才能に気づき、彼の人生を切り開く手助けをしようとする。
しかし、それがきっかけでジェーンは、サムと引き離されると思い込み、錯乱してしまう・・・。
___________

公開当時は、それほど話題になった作品でなかったのだが、その後のジョニー・デップの活躍や、実力派俳優に成長していく共演陣の顔ぶれなども豪華な、得した気分になれる作品でもある。

シザーハンズ」(1990)のキャラクターを更に陽気にしたような役柄を演ずるジョニー・デップの純朴さが、しっとりとした雰囲気のまま展開するストーリーにマッチして、彼の魅力が十分に生かされた心温まる作品。

この後ジョニー・デップは、コメディからシリアスな作品まで、あらゆる分野の役をこなし、ハリウッドのトップ・スターの地位を築くことになる。

演技的には最も充実している、兄妹を演ずるエイダン・クインメアリー・スチュアート・マスターソン、今観ると実に新鮮なジュリアン・ムーアのウエイトレス役、整備工オリヴァー・プラット、妹の主治医CCH・パウンダー、病院職員ダン・ヘダヤ、兄(A・クイン)の友人ウィリアム・H・メイシージョー・グリファシ、そして、お手伝い役でショーン・ペンの母親エイリーン・ライアンも端役出演する。


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