ビッグ・ストーン・ギャップ Big Stone Gap (2014) 3/5 (13)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

田舎町で暮らす40歳の独身女性が出生の秘密を知り、人生を見つめ直す姿を描く、製作、監督、脚本アドリアーナ・トリジアーニ、主演パトリック・ウィルソンアシュレイ・ジャッドウーピー・ゴールドバーグ他共演のロマンチック・コメディ。


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト
監督:アドリアーナ・トリジアーニ
製作
ドナ・ジグリオッティ
アドリアーナ・トリジアーニ
ジェームズ・スパイス
J・E・クレイグ
脚本:アドリアーナ・トリジアーニ
撮影:レイナルド・ヴィラロボス
編集:クリストファー・パッシング
音楽:ジョン・レヴェンサル

出演
アヴェ・マリア・マリガン:アシュレイ・ジャッド
ジャック・マックチェズニー:パトリック・ウィルソン
フリータ・マリンズ:ウーピー・ゴールドバーグ
セオドア・ティプトン:ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
テイラー・スレイグル:ブリジット・ギャビー
パール・グライムズ:エリカ・コールマン
アイヴァ・ルー・ウェイド:ジェナ・エルフマン
スペック・ブロードウォーター:アンソニー・ラパーリア
スウィート・スー・ティンズリー:ジェーン・クラコウスキー
ナン・マックチェズニー:ジュディス・アイヴィ
フィアメッタ・マリガン:アンジェリーナ・フィオルデリシ
リー・グライムズ:ジャスミン・ガイ
アリス・ランバート:メアリー・パット・グリーソン
マリオ・バーバリ:クリス・サランドン

アメリカ 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ
ピクチャーハウス
2014年製作 103分
公開
北米:2015年10月9日
日本:未公開
北米興行収入 $1,009,300


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1978年、バージニア州、ビッグ・ストーン・ギャップ
炭鉱の町で育ち40歳になったアヴェ・マリア・マリガン(アシュレイ・ジャッド)は、亡くなった父の店舗兼薬局を経営しながら平穏に暮らしていた。

ナン・マックチェズニー(ジュディス・アイヴィ)に薬を届けたアヴェは、彼女の息子で炭鉱夫のジャック(パトリック・ウィルソン)から、舞台初日後のパーティーに行くか尋ねられる。

劇を仕切るセオドア・ティプトン(ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)に誘われていると答えたアヴェは、結婚するつもりかと訊かれる。

気になるのかとジャックに訊き返したアヴェは、その場を去る。

自宅に戻ったアヴェは、食事のことを心配する母フィアメッタに、食べている暇がないことを伝えて、セオドアと共に劇の稽古に向かう。

稽古が終ったアヴェは、母が倒れたと友人の弁護士スペック・ブロードウォーター(アンソニー・ラパーリア)から知らされて自宅に向かう。

母フィアメッタは亡くなり、葬儀を済ませたアヴェは、涙する薬局を手伝うフリータ・マリンズ(ウーピー・ゴールドバーグ)とは対照的に気丈に振る舞う。

翌日、薬局の看板のことで叔母のアリス・ランバート(メアリー・パット・グリーソン)から意見されたアヴェに、結婚していれば何も言わなくなるとフリータが助言する。

スペックの事務所に呼ばれたアヴェは、フィアメッタから遺言のことで相談を受けていたと言われ、預っていた手紙を渡される。

手紙を読んだアヴェは動揺しながらセオドアに会い、ダイナーでそれを見せる。

イタリア移民だった母は入国する前に既に妊娠していたのだが、彼女に同情して結婚した父が、実の父親ではなかったという内容だった。

その後アヴェは、移動図書館を運営する友人のアイヴァ・ルー・ウェイド(ジェナ・エルフマン)からロマンス小説を読むようにと勧められる。

店に向かったアヴェは、皆に相手にされないパール・グライムズ(エリカ・コールマン)を慰め、彼女を雇うことにする。

チケットも売り切れて満員の初日の開演を前に、演出家としてナーバスになり愚痴をこぼすセオドアを非難したアヴェは、トラブルはあったものの劇を成功させる。

その後のパーティーで、上院議員候補のジョン・ウォーナーの遊説訪問が発表され、夫人のエリザベス・テイラーと共に歓迎するショーが開かれることになる。

それを任されたアヴェは、ステージ上でセオドアからキスされ、ジャックは二人を気にする。

セオドアと一夜を共にしたアヴェだったが、二人は愛し合うことができず気まずい思いをする。

その後、薬局にいたアヴェは、炭鉱事故が起きたために現場に向かう。

病院に向かったアヴェは、行方不明者がいないことをスペックから知らされるが、ジャックの姿が見えないために気になる。

その場に現れたジャックはアヴェに送ってもらうことになるが、そこに、彼の恋人のスウィート・スー・ティンズリー(ジェーン・クラコウスキー)と母ナンが迎えに来る。

スウィート・スーが自分の名前を間違えたため、同じ学校に通ったのに失礼だと言うアヴェは、気分を害してその場を去る。

セオドアとアイヴァ・ルーと共にショーの企画を考えていたアヴェは、実の父が母に送っていたと思われる手紙を見つけてそれを読む。

構想に集中できないセオドアはその場を去り、アイヴァ・ルーは、アヴェのロマンスの行方を聞こうとする。

煮え切らないセオドアの考えを聞いたアイヴァ・ルーは苛立ち、アヴェは彼女を追い払ってしまう。

ジャックがアヴェに気があることに気づいたパールは、それをフリータに話すが、アヴェがスウィート・スーに叶うわけないと言われる。

母ナンからスウィート・スーを選んでほしくないと言われたジャックは、炭鉱を出たら気楽に暮らしたいため、彼女との暮らしは悪くないと伝えるるものの迷う。

アヴェの家を訪ねたジャックは、彼女を誘ってダイナーに向かう。

なぜ炭鉱夫になったのかを訊かれたジャックは、憧れていたと答える。

人目を気にしたアヴェだったが、スウィート・スーとは別れたと言うジャックは、この状況は何なのだろうと考える彼女と、月を見るために劇場に向かう。

ジャックからプロポーズされたアヴェは、物質や年金を自慢するのではなく情熱で訴えることを要求し、それを断り車に向かう。

助手席に乗ろうとしないアヴェを、ジャックは家に送るものの、彼女の機嫌は直らない。

ジョン・ウォーナーエリザベス・テイラー夫妻が到着して、町の人々に歓迎される。

名物のフライドチキンを勧められたエリザベス・テイラーは、それをのどに詰まらせてしまい、病院に搬送される。

計画したショーは中止になり、セオドアは落ち込んでしまう。

予定通りパーティーは始まり、セオドアのことを気にするアヴェは、ジャックがスウィート・スーのために指輪を買ったことをアイヴァ・ルーから知らされる。

話しかけて来たジャックに指輪のことを訊いたアヴェは、彼を痛烈に批判するものの、自分を試したと言われる。

スペックと話したアヴェは、人生は気まぐれだと言われて心が落ち着く。

帰宅したアヴェは、その場で待っていた叔母アリスから、一族でないと言われて家屋敷を要求される。

翌朝、ダイナーでセオドアと話したアヴェは、テネシー大学から講師のオファーを受けたと彼から言われる。

アヴェは、一緒にはいられなくなるとセオドアから言われる。

クリスマスが近づき、周囲はアヴェの様子がおかしいことを気にし、ナンから、ジャックがスウィート・スーと結婚してしまうと言う話を聞いたアヴェは倒れてしまう。

ノイローゼと診断されたアヴェは、自宅のベッドで眠り続け、フリータ、アイヴァ・ルー、セオドアらが付き添う。

原因がジャックだと気づいていたアイヴァ・ルーは、パールを彼の元に向かわせて、アヴェが愛していることを知らせるよう指示する。

アヴェが自分を振ったと言うジャックに相手にされなかったパールは、アイヴァ・ルーの元に戻る。

ジャックが不機嫌になったとパールから聞いたアイヴァ・ルーは安心する。

その夜、アヴェの様子を見に行ったジャックは、その場にあった父の手紙を手にして、眠っている彼女にキスする。

アヴェに付き添い眠っていた振りをしていたアイヴァ・ルーは、ジャックが帰った後で、思い通りになったと考える。

翌日、母フィアメッタの夢を見たアヴェは目を覚まし、連絡を受けて訪ねて来たスペックに、イタリアに向い実の父を捜す考えを伝える。

興奮するアヴェに、全てを忘れてから旅立つよう、スペックは助言する。

パールの家に向い彼女の母親リー(ジャスミン・ガイ)に挨拶したアヴェは、パールから1ドル受取り、彼女に店を売ることを伝える。

店を任せられる人物だと言ってパールを信頼するアヴェは、彼女に別れを告げる。

フリータに財産の一部を渡しパールを支えてほしいと伝えたアヴェは、それを約束してもらえる。

アイヴァ・ルーとライルが結婚することになり、アヴェは付添人を務めることになる。

ところが、前日に飲み過ぎたアイヴァ・ルーとライルは、酔ったまま結婚式を始めて騒動になる。

パーティが始まり、ジャックからダンスに誘われたアヴェは、アリスが現れたために口論になる。

憤慨したアヴェはパールを呼び、彼女と母リーに家を譲ってしまう。

スペックとアヴェ、そして出席者は、アリスと夫を追い払う。

スウィート・スーが夫と寄りを戻したことを知ったアヴェは、ジャックに話しかけられる。

車に誘われたアヴェは、父の故郷であるイタリア北部の”スキルパーリオ”の本をジャックから渡される。

ジャックに感謝したアヴェは、酷い態度を取っていたことを謝罪する。

引き止められたくなかったのだろうと言われたアヴェは、当てってはいると答え、町に全てを捧げたにも拘らず幸せではなかったと話す。

幸せが別の場所にあると考えるアヴェは、戻って来るつもりはあるのかとジャックから訊かれる。

この町を忘れるくらい、自分を変えるような経験がしたいと答えたアヴェは、ここにいてくれと言ったらどうすると尋ねるジャックからキスされる。

君なしで生きていくことが怖いとジャックから言われたアヴェは、本のお礼だけを伝えて家に戻る。

翌日、アリスにクルマを譲ったアヴェは、町を去る準備をして、スペックに別れを告げる。

旅立ちの日、セオドアと共に野外劇場に向かったアヴェは、ステージに集まった町の人々に歓迎される。

アイヴァ・ルーから会わせたい人がいると言われたアヴェは、父マリオ・バーバリ(クリス・サランドン)が現れたために驚き、父娘は抱き合う。

母の姉も訪ねて来たことをフリータから知らされたアヴェは、伯母を抱きしめる。

手紙をもらったとマリオから言われたアヴェは、差出人がジャックだったことを知る。

フィアメッタやアヴェのことを教えてもらえたと言うマリオは、ジャックが旅費などを全て用意してくれたことを伝える。

トラックを売ってチケットを買ったと言うジャックは、君への愛は小学6年生からだと伝えてアヴェにキスする。

二人を祝福して、伯母に続き皆が歌を歌う。

その後、ジャックとアヴェは結婚し、子供も二人授かった。

ジャックは閉鎖寸前まで炭鉱で働き、アヴェは薬局を続けた。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1978年、バージニア州、ビッグ・ストーン・ギャップ
炭鉱の町で育ち40歳になったアヴェ・マリア・マリガンは、亡くなった父の店舗兼薬局を経営していた。
炭鉱夫のジャックはアヴェに心を寄せていたのだが、彼女は家庭を持つ考えはなかった。
母が急死し、友人である弁護士のスペックに呼ばれたアヴェは、妊娠してイタリアから移民した母を気の毒に思った父が、同情して結婚したことを知らされる。
実の父親がイタリアにいることを知ったアヴェはショックを受け、自分の人世を考え直そうとするのだが・・・。
__________

製作、監督、脚本のアドリアーナ・トリジアーニが、生まれ故郷であるバージニア州のビッグ・ストーン・ギャップで過ごした子供時代に発想を得て映画化した作品。

炭鉱のある田舎町で暮らす40歳の女性が出生の秘密を知り、心の葛藤や恋に悩みつつ、人生を見つめ直す姿を描くロマンチック・コメディ。

イタリア系アメリカ人ということに誇りを持ち、周囲の人々に支えながら、自分の考える道を生きて来た主人公の揺れ動く女心を描いた作品。

単純なロマンスではなく、炭鉱を中心にして暮らす人々や、自分の考えを変えようとしない主人公の逞しい生き方を力強く描いた作品でもある。

主人公の周囲の人々が、支える者も対立する者も含めて実に個性豊かであり、のどかな田舎町特有の人情味溢れる描写なども、心穏やかな気分にさせてくれる。

豪華スター競演の注目作のように思えるが、北米では拡大公開もされず、スペイン以外では公開もされなかったのは残念だ。

主演のアシュレイ・ジャッドは、自分の人世への干渉を許さない芯の強さを感じさせながら、揺れ動く女心に悩む主人公を熱演している。

子供時代から主人公に心を寄せる真面目な炭鉱夫パトリック・ウィルソン、主人公の店を手伝うウーピー・ゴールドバーグ、主人公の恋人ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、移動図書館を運営する主人公の友人ジェナ・エルフマン、主人公の友人である弁護士アンソニー・ラパーリア、主人公の店に雇われる少女エリカ・コールマン、その母ジャスミン・ガイ、ジャック(パトリック・ウィルソン)と付き合う離婚女性ジェーン・クラコウスキー、ジャックの母親ジュディス・アイヴィ、主人公の母親アンジェリーナ・フィオルデリシ、主人公から家屋敷を奪おうとする叔母のメアリー・パット・グリーソン、主人公の実の父親クリス・サランドンなどが共演している。


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