ビッグ・ウェンズデー Big Wednesday (1978) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

自らもサーファーであり南カリフォルニアで育ったジョン・ミリアス(セントルイス生まれ)が、第2の故郷への想いを込め脚本も手がけた意欲作。
三人の若者が青春時代に全てを捧げたサーフィンを通じて、友情、喜びや悲しみ、そして故郷への想いなどを揺れ動く時代を背景に描く、主演ジャン・マイケル・ヴィンセントウィリアム・カットゲイリー・ビジー他共演による青春映画の秀作。


ドラマ(青春)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・ミリアス
製作総指揮
アレクサンドラ・ローズ

タマラ・アセイエフ
製作
バズ・フェイトシャンズ

グレッグ・マクギリヴァリー
脚本
ジョン・ミリアス
デニス・アーバーグ
撮影:ブルース・サーティース

編集
キャロル・ティモシー・オメラ

ロバート・L・ウルフ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

出演
ジャン・マイケル・ヴィンセント:マット・ジョンソン
ウィリアム・カット:ジャック・バーロウ
ゲイリー・ビジー:リロイ・スミス
パティ・ダーバンヴィル:サリー
リー・パーセル:ペギー・ゴードン
サム・メルヴィル :ベアー
ダレル・フェティ:ワクサー
ジェリー・ロペス:本人
ハンク・ウォーデン:ショッピング・カートの老人
ジョー・スピネル:精神科医
スティーヴ・カナリー :サリーの夫
バーバラ・ヘイル:バロー夫人
フラン・ライアン:ルーシー
デニス・アーバーグ:スリック
レブ・ブラウン:”殺し屋”
アーサー・ローゼンバーグ:役人
ジャネット・ジュリアン:パーティーの少女
シャーリーン・ティルトン:パーティーの少女
フランク・マクレー:軍曹
ペリー・ラング:長身の少年
マイケル・タルボット:ホッグ
ロバート・イングランド :ナレーター/フライ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1978年製作 119分
公開
北米:1978年5月26日
日本:1979年4月
製作費 $11,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

●1962年、夏、”南のうねり”

カリフォルニア
海辺は、マット・ジョンソン(ジャン・マイケル・ヴィンセント)、ジャック・バーロウ(ウィリアム・カット)、リロイ・スミス(ゲイリー・ビジー)のものだった。

ある朝、泥酔したマットを連れたジャックとリロイは浜辺に現れ、居合わせたサーファーのボロボードを彼に与え沖に出る。

陸では歩けないほど酔っていたマットは、波が近づくと別人のように見事にその波に乗り、サーファー達の憧れの男としての実力を見せ付ける。

3人は朝の穏やかな波を乗り終え、桟橋にあるベアー(サム・メルヴィル)の店に向かう。

その後、馴染みのバーガー・ショップに向かった3人は、シカゴから来た店員のサリー(パティ・ダーバンヴィル)に、ジャックが一目惚れしてしまう。

ジャックは、早速サリーを自宅で開かれるパーティーに誘い親密になるが、リロイが喧嘩を始めたため、大騒動になってしまう。

一騒ぎしたマット達は朝まで踊り明かし、サリーとマットの恋人ペギー(リー・パーセル)を連れて、翌朝メキシコに向かう。

その夜、酒場に向かったマット達は、ペギーを侮辱した青年と殴り合いとなり、一行は引き返すことになる。

桟橋に向かったジャックとサリーは、ベアーが立ち退きを迫られていることを知る。

●1965年、秋、”西のうねり”

浜辺の監視員をしていたジャックに、ベトナムへの召集令状が届く。

リロイにも令状は届くが、マットはペギーとの間に子供が生まれたにも拘らず、酒に溺れ浮浪者のような生活を送っていた。

マットにも令状は届いていたが、ジャックは、彼を立ち直らせるために辛くあたり、浜から追い出してしまう。

街にショップを構えた、ベアーの元に現れたマットは、落ちぶれてもスターだと彼に励まされ、”マット・モデル”のボードを譲り受ける。

ベアーは、マットとジャックを自分の結婚式に招待し、2人を仲直りさせる。

そして、3人の徴兵検査の日、マットとリロイは、徴兵を免れようと工作をして不合格になるが、ジャックは入隊することになる。

ジャックは一人波に乗り、そして壮行会で仲間達に別れを告げる。

●1968年、冬、”北のうねり”

戦場で死んだ仲間のことを悲しみ、自分のサーファーとしての栄光が、過去のものになってしまったことを実感していたマットだったが、戦地からジャックが帰郷する。

マットとリロイに再会したジャックは、ベアーが財産を失い離婚し、飲んだくれていることをたことを知らされるが、久しぶりに3人で波に乗る。

サリーが結婚したことを聞いたジャックは、マットとリロイとで、命を落とした仲間達のために浜で祈りを捧げる。

●1974年、春、”大きなうねり”

今までにない大波がくるというベアーの号令で、マット達3人は浜に集められる。

しかし、ジャックとリロイの消息が分からず、浜にはマットとベアーしか残っていなかった。

● ”ビッグ・ウェンズデー”

監視員が警戒する中、多くのサーファーが波に呑み込まれていく。

浜は立ち入り禁止になるが、ジェリー・ロペスら大物サーファーはかまわず海に向かう。

マットも浜に向かうが、そこにはジャックとリロイが待ち構えていた。

そして3人は、ベアーの波、”ビッグ・ウェンズデー”に立ち向かう。

リロイ、ジャックが無難に波に乗り、ジェリー・ロペスが見守る中、ベアーから譲られたロング・ボードに乗り、マットは見事に”ビッグ・ウェンズデー”を捉える。

次の瞬間、マットが水中に姿を消し、ジャックとリロイが彼を助けて浜辺に引き上げる。

そして、マットは、仲間達から”最高のライド”を称えられ、浜に流れ着いたロング・ボードを渡され、ベアーはそれを満足げに見つめる。

しかし、マットは引退を決意し、ボードを若者に渡して浜を去っていく。

役目を果たしたマット、ジャック、リロイは、新しい人生に向かって、それぞれの道を歩み始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1962年夏、カリフォルニア
海辺は、マット、ジャック、リロイ達のものだった。
酔いつぶれていたマットは、沖に出て波に乗ると、サーファー達の憧れの男となる。
3年後、三人にベトナムへの召集令状が届き、マットとリロイは工作をして徴兵を逃れるが、ジャックは入隊することになる。
それから3年後、ジャックは無事に帰国して、彼は久し振りにマットとリロイとで波に乗り、戦死した仲間達のために祈りを捧げる。
そして6年後、三人は、今までにない大波”ビッグ・ウェンズデー”に立ち向かう・・・。
__________

待ちわびる大波が現れず、サーファーとしての栄光が、世間では通用しない主人公の苦悩、現実をかみ締めながら地道に生きる友人、世の中の道から外れていく者、波間のボードの上で結ばれる固い友情は、彼らを大人へと成長させていく。

実話を基にした作品と言うことを考えると、1960年代初頭に、このような若者の文化がアメリカに存在したことにまず驚く。

スタントを多用しているとはいえ、主人公三人の見事なボードの扱い、自分が海面にいるように錯覚してしまうほどの、迫力と臨場感あるショット、ブルース・サーティースによる。芸術的とも言える映像は秀逸だ。

また、既に30代半ばに差し掛かっていた主人公のジャン・マイケル・ヴィンセントゲイリー・ビジー、20代後半のウィリアム・カットの、シェイプアップされた肉体も逞しく美しい。

恋人(W・カット)が戦場に旅立ち、結局他の男性と結婚してしまう女性パティ・ダーバンヴィル、主人公(J・M・ヴィンセント)を温かく見守り支える妻のリー・パーセル、若者達が慕う存在のサム・メルヴィル、ジャック(W・カット)の母バーバラ・ヘイルなどが共演している。

サーファーとして、ジェリー・ロペスが本人役で登場し、ジョン・ウェイン作品の常連であり”フォード一家”の一員ハンク・ウォーデン、「ゴッドファーザー」(1972)又は「ロッキー」(1976)シリーズのジョー・スピネルフランク・マクレーなども端役で登場する。


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