リトル・ダンサー Billy Elliot (2000) 4/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

炭鉱の町で暮らす普通の少年が、あることがきっかけでバレエに興味を持ち、自分の夢を実現させるために努力する姿と家族愛を描く、監督スティーブン・ダルドリー、主演ジェイミー・ベルジュリー・ウォルターズ他共演による感動のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:スティーブン・ダルドリー
製作総指揮
ナターシャ・ワートン

チャールズ・ブランド
テッサ・ロス
製作
グレッグ・ブレンマン

ジョナサン・フィン
脚本:リー・ホール
撮影:ブライアン・テュファーノ
編集:ジョン・ウィルソン
音楽:スティーブン・ウォーベック

出演
ビリー・エリオット:ジェイミー・ベル

サンドラ・ウィルキンソン:ジュリー・ウォルターズ
ジャッキー・エリオット:ゲアリー・ルイス
トニー・エリオット:ジェイミー・ドラヴェン
祖母:ジーン・ヘイウッド
マイケル・キャフリー:ステュアート・ウェルズ
デビー・ウィルキンソン:ニコラ・ブラックウェル
ビリー・エリオット(青年期):アダム・クーパー

イギリス 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ

2000年製作 110分
公開
イギリス:2000年9月29日
北米:2000年10月13日
日本:2001年1月27日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $21,994,911
世界 $109,280,263


アカデミー賞 ■

第73回アカデミー賞
・ノミネート
監督
助演女優(ジュリー・ウォルターズ)
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1984年、イングランド北部、ダラム
ストライキに揺れる炭坑の町で、母を亡くした11歳の少年ビリー・エリオット(ジェイミー・ベル)は、炭鉱夫の父ジャッキー・エリオット(ゲアリー・ルイス)と兄トニー(ジェイミー・ドラヴェン)、そして、認知症気味の祖母(ジーン・ヘイウッド)とで暮らしていた。

ボクシング教室に通っていたビリーは、気乗りしない練習に飽きていた。

そんなビリーは、隣のスペースで行なわれているバレエ教室に興味を持ち、サンドラ・ウィルキンソン(ジュリー・ウォルターズ)の許可を得て、トウシューズを渡され女の子達と一緒にレッスンを受ける。

フレッド・アステア”が好きだった母の影響で、ダンスに興味があったビリーは、家族には秘密でバレエのレッスンを続け、移動図書館車から関連書籍を盗み、家でも熱心に練習をする。

そんな時ジャッキーは、ビリーがボクシングに通っていないことを知り、彼がバレエのレッスンを受けていたために家に連れ戻す。

ジャッキーは、男らしくないバレエをすることを許さないが、ビリーはそれが理解できず、父を罵倒して家を飛び出してしまう。

サンドラの家を訪ねたビリーは、父には逆らえないという気持ちを伝えながら、一緒にレッスンする彼女の娘デビー(ニコラ・ブラックウェル)と親交を深める。

ビリーの才能を認めていたサンドラは、彼に”ロイヤル・バレエ学校”を受けることを勧め、無料で個人レッスンをする約束をする。

個人レッスンの初日、ビリーは母親からの手紙をサンドラに見せる。

サンドラは、素晴らしい母親だったと言って感傷的になるが、ビリーは淡々と母のことを語り、二人はレッスンを始める。

そんな時、トニーがトラブルを起こして逮捕されてしまい、父と警察に付き添ったビリーは、”ロイヤル・バレエ学校”のオーディションを受けられなくなってしまう。

ビリーの家を訪ねたサンドラは、戻って来たジャッキーにに招かれ話をすることになる。

オーディションのことを知ったトニーは憤慨し、身勝手だと言ってサンドラを非難し、二人は罵り合いを始め、彼女はその場を去る。

クリスマス。
親友マイケル・キャフリー(ステュアート・ウェルズ)と過ごしていたビリーは、女装や化粧が趣味の彼が、同性が好きだということも気にせずに、ホールに向かい踊り始める。

それを知ったジャッキーが現れるが、ビリーは父親の前で全てを出し切り踊って見せる。

ジャッキーは何も語らず、ビリーに家に帰るよう指示してサンドラの元に向かい、息子にオーディションを受けさせることを伝える。

帰宅して、ベッドのビリーに寄り添ったジャッキーは、そこでも何も語らず息子を見つめる。

その後、ビリーのために稼ぐしかなくなったジャッキーは、仕方なくスト破りをしてトニーを失望させる。

追いかけてきたトニーに、自分達は終わりだが、ビリーの才能とチャンスのために、ジャッキーは犠牲になることを告げて、泣きながら理解を求める。

家にある小銭を集め、ジャッキーは妻の形見を質に入れ、何んとか費用を捻出して、ビリーと共にロンドンに向かう。

ロイヤル・バレエ学校
身体検査を受けたビリーは、緊張しながら実技の試験を受ける。

その結果に失望したビリーは、控室で、自分を気遣う少年を殴ってしまう。

審査員に呼ばれたジャッキーとビリーは、暴力を振るったことの注意を受け、サンドラからの推薦状を参考に質問され、後日の連絡で結果を知らせると知らされて、二人はその場を去ろうとする。

呼び止められたビリーは、踊っている時の気持ちを聞かれて、踊り始めると全てを忘れ、体の変化を感じて火がつき、飛んでいるように思えると答える。

そして通知が届き、部屋に閉じこもり、結果を確認したビリーは、それを知りたがる家族に、泣きながら受かったことを伝える。

仲間達にそれを伝えたジャッキーは、ストが終わり、組合員は仕事に戻ることを知らされる。

その後ビリーは、父ジャッキーと喜びを噛みしめる。

ビリーは、サンドラにも報告に行くが、彼女は多くを語らずに、自分の夢を実現するよう助言する。

ダンサーになるのが夢だった祖母との別れを惜しみ、呼び止められたマイケルに軽いキスをしたビリーは、ジャッキーとトニーに見送られながら、バスでロンドンに向かう。

十数年後。
マシュー・ボーン演出の白鳥の湖”に出演するビリーを見るために、ジャッキーとトニーは劇場に駆けつけ、座席には成人したマイケルもいた。

そして、ビリー(アダム・クーパー)は、ジャッキーやトニーの見守る中、舞台で舞う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

母を亡くした11歳の少年ビリー・エリオットは、炭坑夫の父ジャッキーと兄トニー、祖母と暮らしていた。
ボクシング教室に通っていたビリーは、どうしてもそれに馴染めず、隣のスペースで行われているバレエ教室に興味を持つ。
教師のサンドラは、ビリーを受け入れて指導を始め、彼は家族には内緒で熱心にレッスンを続ける。
しかし、それが父ジャッキーに知られてしまい、男らしくないというバレエを、ビリーは習うことを許してもらえない。
それを理解できないビリーは、才能を認めてくれるサンドラに励まされながら、ロンドンの”ロイヤル・バレエ学校”を受けることを勧められる。
戸惑いながらも、バレエに熱中するビリーの姿に父ジャッキーも心を動かされ、スト破りをしてまでも、息子のために犠牲になる決心をする・・・。
__________

その後、立て続けに話題作を手掛ける、舞台出身のスティーブン・ダルドリー長編デビュー作品。

成長し切れていない少年の、言葉に表せない心中などの描写など、スティーブン・ダルドリーの演出手法は実に斬新で、映画の世界でも、その才能を余すところなく発揮した快心作である。

世界の各映画賞、映画祭で絶賛され、第73回アカデミー賞では、監督、助演女優(ジュリー・ウォルターズ)、脚本賞にノミネートされた。

北米興行収入は約2200万ドル、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。

貧しい炭鉱町、ストに苦しむ人々や、母親を亡くし、幼い心を痛める主人公とその家族の関係や生活環境の描写も見事だ。
全てを犠牲にして、息子に夢を託す父親の愛情など、涙なしでは見られない。

2000人の候補者の中から選ばれたジェイミー・ベルは、バレエを習っていたとは言え、踊りの正確さなどの追及よりも、その状況に応じた体の動きや感情表現がとにかく素晴らしい。

主人公の才能を認めながらも、接近し過ぎることなく彼をサポートする、バレエ教師を好演するジュリー・ウォルターズ、頑固だが息子を理解した後半は主人公のように存在感を見せる、父親役を熱演するゲアリー・ルイス、その息子ジェイミー・ドラヴェン、祖母ジーン・ヘイウッド、同性愛者である主人公の友人ステュアート・ウェルズ、バレエ教師の娘ニコラ・ブラックウェル、そして、世界的ダンサーのアダム・クーパーが、主人公の青年期としてラストに登場する。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター