弾丸を噛め Bite the Bullet (1975) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

20世紀初頭の西部を舞台に、”700マイル耐久レース”に挑んだ者達の戦いと友情を描く、製作、監督、脚本リチャード・ブルックス、主演ジーン・ハックマンキャンディス・バーゲンジェームズ・コバーンジャン=マイケル・ヴィンセント他共演の西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:リチャード・ブルックス
製作:リチャード・ブルックス
脚本:リチャード・ブルックス
撮影:ハリー・ストラドリングJr.
編集:ジョージ・グレンヴィル
音楽:アレックス・ノース

出演
サム・クレイトン:ジーン・ハックマン

ケイト・ジョーンズ:キャンディス・バーゲン
ルーク・マシューズ:ジェームズ・コバーン
ミスター:ベン・ジョンソン
カーボ:ジャン=マイケル・ヴィンセント
ハリー・ノーフォーク卿:イアン・バネン
メキシコ人:マリオ・アルティーガ
ジャック・パーカー:ダブニー・コールマン

J・B・パーカー:ポール・スチュアート
リー・クリスティー:ロバート・F・ホイ
レポーター:ロバート・ドナー
ロージー:ジーン・ウィルス
ハニー:サリー・カークランド
スリム:バディ・ヴァン・ホーン

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1975年製作 131分
公開
北米:1975年6月20日
日本:1975年10月4日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $4,439,063


アカデミー賞 ■

第48回アカデミー賞
・ノミネート
作曲・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1906年。
新聞社”ウエスタン・プレス”主催の、賞金2000ドル、過酷な700マイル耐久レースが始まろうとしていた。

レースの参加者は、集結して汽車に乗り、スタート地点に向う。

元”第1合衆国義勇騎兵隊”のルーク・マシューズ(ジェームズ・コバーン)、イギリス人ハリー・ノーフォーク卿(イアン・バネン)、女性ケイト・ジョーンズ(キャンディス・バーゲン)、若者カーボ(ジャン=マイケル・ヴィンセント)、老練の牛飼ミスター(ベン・ジョンソン)、メキシコ人(マリオ・アルティーガ)らだった。

富豪J・B・パーカー(ポール・スチュアート)は、自分の馬を運んでくるはずの、マシューズと同じ元”義勇騎兵隊”のサム・クレイトン(ジーン・ハックマン)が到着しないために気を揉む。

スタート地点に着いた参加者は、ウエスタン・プレスの記者(ロバート・ドナー)からルールを聞き、翌朝のレール開始に備える。

粋がるカーボがロバを殴ったのを見た、ようやく到着したクレイトンは、彼を殴り倒す。

マシューズも手を貸し、やり返してきたカーボらを叩きのめしたクレイトンだったが、パーカーの息子ジャック(ダブニー・コールマン)に解雇される。

ノーフォークは、文無しのクレイトンにレースへの出場を勧める。

馬を痛めつけたくないクレイトンは、それに興味を示さなかったが、結局は参加を決める

マシューズは、買春宿の主人ロージー(ジーン・ウィルス)に、レースは八百長だと言われてそれを気にする。

そして翌朝、レースはスタートして、参加者は一斉に馬を走らせ、主催者側の汽車がそれに続く。

その後、荒れた岩山や原野、そして砂漠を抜けた参加者は、チェックポイントを目指し、苦労しながら前進する。

一日目を終え、早くも脱落する者も出る中、クレイトンは、親しくなったメキシコ人と共に汽車に到着する。

歯痛で苦しむメキシコ人は、ヘロインで痛みを止めていたのだが、クレイトンとケイトが彼の歯を治療する。

クレイトンは、メキシコ人の欠けた歯に、弾丸の薬きょうを被せようとしてそれを加工する。

そんな時、クレイトンが手強いと見たジャックは、彼を再び雇う条件でレースを諦めさせようとする。

しかしクレイトンは、レースが終わった後で考えるとジャックに伝え、ケイトと共にメキシコ人の治療を済ませる。

翌日、参加者は出発し、悪党に襲われたケイトを、クレイトンとメキシコ人が助ける。

その夜、野営地点に集まった参加者だったが、心臓の弱いミスターが、渡し舟に乗れずに、川に入って渡ったために遅れてしまう。

ミスターを見つけて野営地に戻ったクレイトンは、体調の悪い彼が、名誉のためにレースに参加したという話を聞かされる。

しかし、夢を語りながら、ミスターはクレイトンの前で息を引き取る。

砂漠を渡る難関を前に、ジョンの雇ったリー・クリスティー(ロバート・F・ホイ)は、メキシコ人、そしてクレイトンが、最大のライバルになる可能性を指摘する。

暗いうちに出発した参加者は、過酷な砂漠を進み、中継点でケイトと一緒になったクレイトンは、キューバ人の妻を失った辛い過去を彼女に話す。

その後、馬を酷使したカーボが脱落し、クレイトンは、死んだ馬を埋めるよう彼に命じて先に進む。

砂漠を抜けた参加者だったが、ノーフォークの馬が足を痛め、彼は仕方なく馬を射殺する。

汽車の待つ駅に到着したマシューズは、自分が勝てば、1万4000ドルの賭けの配当が入るため、争った場合に、優勝を譲るようクレイトンに提案する。

配当から2000ドルはもらえるが、クレイトンは勝ちにこだわり、それを断る。

その場に着いていたカーボは、虚勢を張り、失礼な態度をとったことを、ケイトに素直に謝罪して親交を持つ。

その後、毒を飲まされてしまったクレイトンは、翌朝、苦しみながらも何とか出発する。

囚人達が作業している場にたどり着いたケイトは、監視に銃を突きつけて、恋人だった男を救う。

しかし、二人で逃げるはずだった男が、仲間と逃げるために、現われたメキシコ人を襲い、馬を奪うために彼を銃撃する。

ケイトはメキシコ人を気遣うが、マシューズやクレイトンも襲われ、彼女は連れ去られる。

メキシコ人は、ケイトがレースに参加したのは、囚人の恋人を救うためだったことをクレイトンに伝える。

致命傷ではなかったメキシコ人に、”弾を噛んで耐えろ”と言ってクレイトンは彼を励ます。

クレイトンとマシューズは列車からサイドカーを下ろし、ケイトらを追う。

カーボも二人に加勢し、三人は、囚人を倒してケイトを助け、レースに戻る。

そして、クレイトンが最初にゴール地点に現われるものの、疲労困憊の彼は、最後まで愛馬を気遣い、その姿を見たカーボは感激する。

クレイトンに追いついたマシューズは馬を降り、二人は同時にゴールする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

新聞社”ウエスタン・プレス”主催の”700マイル耐久レース”が始まろうとしていた。
賞金2000ドルのレースに、各地から参加者が集まり、富豪ピアースの馬を運んでいた元”第1合衆国義勇騎兵隊”サム・クレイトンは、スタート地点への到着が遅れ解雇されてしまう。
クレイトンの友人マシューズ、女性参加者ケイト、老練の牛飼いミスター、虚勢を張る若者カーボ、イギリス紳士ノーフォーク卿、そしてメキシコ人などは、出発に向けて準備を始める。
クレイトンは、馬を痛めつけるレースに批判的だったが、結局は参加することになり、ゴール目指して一同は出発する。
荒れた岩山や荒野、果てしない砂漠などを通り、過酷なレースを続ける参加者だったが、脱落者や、病気のあったミスターの死など、トップを競いながらも、時に協力し合い、一同は前進するのだが・・・。
__________

脚本家でもあるリチャード・ブルックスの、製作も兼ねた意欲作で、当時としては巨額の、1500万ドルの製作費をかけた大作でもある。

ドル箱スターとしての地位を築いた苦労人ジーン・ハックマンの重量感ある演技、元”第1合衆国義勇騎兵隊”の旧友という設定の、渋いジェームズ・コバーンとの友情、また、まだ20代のキャンディス・バーゲンが、逞しさを感じさせるレース参加者として作品に華を添えたことなどで、大いに話題になった作品。

第48回アカデミー賞では作曲、録音賞にノミネートされた。

時代背景や雰囲気を含め、正統派西部劇と言うよりも、アクション・アドベンチャーである。

しかし、レースの緊迫感もなく、今一盛り上がりにも欠けている感じがする。

何よりも、当時は彼の出演作というだけでファンであり胸躍らせながら観たジーン・ハックマンだが、西部劇があまり似合わないような気もする。

実はまだ50代半ばなのに、随分と年寄り臭い役柄のベン・ジョンソン、この頃は、見栄えのする、やんちゃ坊主のような青年役のジャン=マイケル・ヴィンセントイギリス紳士イアン・バネンメキシコ人マリオ・アルティーガ、富豪ダブニー・コールマン、その父ポール・スチュアート、二人に雇われる参加者ロバート・F・ホイ、新聞記者役のロバート・ドナー、買春宿の主人役のジーン・ウィルス、娼婦のサリー・カークランド、他、クリント・イーストウッドのスタント・ダブルでもあるバディ・ヴァン・ホーンなどが共演している。


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