軍用列車 Breakheart Pass (1975) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

スリラー、そして冒険小説で知られるアリステア・マクリーンが1974年に発表した、”BreakheartPass”を基に製作された作品。
砦に向かう軍用列車で起きる不可解な殺人事件を描く、主演チャールズ・ブロンソンベン・ジョンソンジル・アイアランドリチャード・クレンナチャールズ・ダーニング他共演、監督トム・グライスによるウエスタン・タッチのサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:トム・グライス
製作:ジェリー・ガーシュウィン
製作総指揮:エリオット・カストナー
原作:アリステア・マクリーン
脚本:アリステア・マクリーン
撮影:ルシアン・バラード
編集:バイロン”バズ”ブランド
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
ジョン・ディーキン:チャールズ・ブロンソン

ネイサン・ピアース:ベン・ジョンソン
マリカ:ジル・アイアランド
リチャード・フェアチャイルド知事:リチャード・クレンナ
クレアモント少佐:エド・ローター
オブライエン:チャールズ・ダーニング
モリヌー医師:デヴィッド・ハドルストン
ピーボディ:ビル・マッキニー
カルロス:アーチー・ムーア
ヘンリー:ジョー・カップ
クリス・バニオン:ロイ・ジェンソン
ホワイトハンド:エディ・リトル・スカイ
レヴィ・カルフーン:ロバート・テシア
ラファティ:スコット・ニューマン
ジェボ:ダグ・アトキンス
ジェーン=マリー:サリー・カークランド
赤ひげ:ジョン・ミッチャム

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1975年製作 95分
公開
北米:1976年5月5日
日本:1976年2月14日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1870年代、ネバダ州、マートル。
軍用列車が到着し、騎兵隊指揮官クレアモント少佐(エド・ローター)は、フンボルト砦からの電報を受け取り、部下に暗号文を解読させる。

知事のリチャード・フェアチャイルド(リチャード・クレンナ)とその恋人で、砦の司令官の娘マリカ(ジル・アイアランド)らが列車に同乗してた。

捕えられたお尋ね者レヴィ・カルフーン(ロバート・テシア)を引き取りに向かう保安官ネイサン・ピアース(ベン・ジョンソン)が同行することを、クレアモントは仕方なく認め、軍が護送することを約束する。

ピアースは、その場でイカサマをしたジョン・ディーキン(チャールズ・ブロンソン)が指名手配犯だと知る。

医学講師だったというディーキンは放火魔でもあり、ピアースと共に砦に向かうことになる。

列車は出発し、フェアチャイルドは、砦で感染症が発生したことを知らせて、モリヌー医師(デヴィッド・ハドルストン)は、それがジフテリアかを調べるため同乗していた。

マートルで将校二人が逃亡した訳を知ったクレアモントは、砦の兵士が25名しか動ける状態でない現状では、先住民パイウーテの族長ホワイトハンド(エディ・リトル・スカイ)の襲撃を避けられないことが気がかりだった。

マリカは父親のことが心配になり、感染症のことを黙っていたフェアチャイルドは、その件を彼女に謝罪する。

夜中も縛られているディーキンが気になったマリカは、彼が縄を解いていることを知り驚く。

ディーキンは、マリカがなぜ砦に向かうか、何かを隠しているのではないかと考え探りを入れる。

翌朝、砦への連絡のためクレアモントは列車を止めるが、同じ頃、カルフーンは砦を制圧していた。

マートルとの連絡が取れなくなり、列車は出発して乗客は食事をとるが、モリヌー医師が死亡する事件が起きる。

ディーキンが遺体を調べ、それが殺人だということが分かる。

その後、燃料の補給の最中、ディーキンは貨物車両から電信機を持ち出し、モリヌーの死体が安置される部屋に隠す。

暫くして、機関士助手が列車から転落死し、死体を確認したディーキンは、機関車両を見ることを車掌のオブライエン(チャールズ・ダーニング)に許可される。

ピアースが付き添いその場を調べたディーキンは、酒瓶を見つけて、機関士助手が酒臭かったことを伝える。

しかし、機関士クリス・バニオン(ロイ・ジェンソン)は、助手が酒を飲まなかったことを伝え、兵士のラファティ(スコット・ニューマン)が代わりに機関車両に乗ることになる。

その後、兵士達の乗る車両が切り離されて暴走し、崖下に転落する。

現場に戻ったクレアモントは、部下が死亡したことで動揺し、補充兵の要請を求めようとするものの、電信機はなくなっていた。

その頃、砦に現れたホワイトハンドは、計画通りに事が進んでいることをカルフーンに確認し、列車が間もなく到着することを知る。

無休だったバニオンとラファティが休息するため、機関車両をディーキンが見張る。

ディーキンは、薪の中に隠されていた、マートルで行方不明になった二人の将校の死体を発見する。

電信機を持ち出したディーキンは、列車が無事だということを砦に知らせる。

その連絡を受けたカルフーンは、ホワイトハンドに兵士達を始末させるため、列車を峠で足止めさせようとする。

その後、列車内でピーボディ牧師(ビル・マッキニー)が姿を消す。

フェアチャイルドは、戻ってピーボディを捜すことに反対し、列車内を捜索する指示を出す。

ピーボディが見つからないままマリカやフェアチャイルドは、アリバイがあるというディーキンを疑い、何者であるかを気にする。

貨物車両の、軍用医療品箱の中のダイナマイトを見つけたディーキンは、それを奪い棺桶に隠された銃も確認する。

ピーボディの遺体も見つけたディーキンは、料理長カルロス(アーチー・ムーア)に気づかれ、ランプを割り火を放ち、車両の外に出る。

車両の屋根の上でカルロスと格闘になったディーキンは、彼を突き落とす。

ウエイターのヘンリー(ジョー・カップ)が、ピーボディの死体を発見し、ディーキンとカルロスがいないことをオブライエンに知らせる。

マリカの元に向かったディーキンは自分を匿うように伝え、再び何者かと聞かれて秘密諜報員だと答える。

現れたオブライエンに何も話さなかったマリカは、ディーキンにクレアモントを呼ぶように言われる。

ディーキンは現れたクレアモントに、盗まれたライフル400丁があることを伝え、フェアチャイルドが殺人罪で訴えられることも知らせる。

ショックを受けるマリカを部屋に残し、ディーキンはライフルとダイナマイトをクレアモントに確認させる。

砦のジフテリアは嘘で、ディーキンは、牧師のピーボディーが同僚の諜報員だったことも話し、クレアモントは彼を信じて銃を渡す。

機関車両に向かったディーキンは、バニオンが隠していた銃を奪う。

ディーキンは、クレアモントとラファティに、隠されていた将校の死体を確認させる。

クレアモントは、バニオンが助手を殴り突き落したと知らされ、彼をラファティに見張らせようとする。

フェアチャイルドは、グルだったピアースと従わざるを得なくなったオブライエンに、ディーキンらを始末させようとする。

抵抗しようとしたバニオンは、ディーキンに射殺されて落下する。

ディーキンは、疑っていたピアースの乗車を拒もうとしたため信用したことをクレアモントに伝え、砦を支配したカルフーンが、ホワイトハンドと手を組んでいる可能性を語る。

砦は金銀採掘の拠点であり、マリカ以外は全員がグルで、ホワイトハンドは銃などが目的だろうとディーキンは付け加える。

そこにピアースが現れて二人に銃を向けるが、ディーキンは急ブレーキをかけて抵抗し彼らを追い払う。

ホワイトハンドが待ち構えていることを知ったディーキンは、列車を止めて逆送させ、クレアモントと共に車両から降りる。

ダイナマイトを線路に仕掛けるようクレアモントに指示したディーキンは、先住民の馬を奪い戻る。

ホワイトハンドとカルフーンの仲間ジェボ(ダグ・アトキンス)は列車に乗り移り、フェアチャイルドらに機関車両には誰もいないことを知らせる。

クレアモントを逃がしたディーキンは、列車が動き出したことを確認して線路を爆破する。

オブライエンは、後方の線路と破壊された物を交換するよう指示し、現れたカルフーンは、マリカを捕えて何があったのかを聞き出そうとする。

その時、別のダイナマイトが爆発し、フェアチャイルドはカルフーンを射殺する。

そこに、砦の兵士を率いたクレアモントが現れて襲い掛かり、逃げようとしたフェアチャイルドを殺す。

ホワイトハンドは逃走し、ピアースと相対したディーキンは彼を射殺する。

ディーキンは、列車内に戻り隠れていたマリカを助けて、到着した砦の司令官である父親の元に向かわせる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1870年代、ネバダ州、マートル。
フンボルト砦に向かう軍用列車には、騎兵隊の他フェアチャイルド知事と砦の指揮官の娘マリカなどが同乗していた。
保安官ピアースは、砦で捕えられたお尋ね者のカルフーンを引き取りに行くため、部隊の指揮官クレアモントに乗車を許可される。
その場でイカサマをした犯罪者ジョン・ディーキンを逮捕したピアースは、彼も砦に同行させる。
将校二人が姿を消したまま列車は出発するが、知事は、砦で感染症が発生したため医師が同行していることをクレアモントらに知らせる。
先住民の襲撃が気がかりなクレアモントだったが、その後、医師が殺害され、機関士助手も列車から落下して死亡する。
そして、拘束されていたディーキンは、砦の者達に探りを入れ、不可解な行動を始める・・・。
__________

原作者アリステア・マクリーンによる脚色、1970年代の代表的なアクション・スター、チャールズ・ブロンソン他、当時活躍していた個性派が顔を揃えた豪華キャスティングも注目の作品。

西部劇に分類されることが多いが、内容からして間違いなくサスペンスであり、物語の展開を探りつつアクションも楽しめるという娯楽作に仕上がっている。

軍用列車が走る場所は山岳地帯で、不可解な事件には効果的なセッティングであり、ジェリー・ゴールドスミスの軽快なテーマ曲などもドラマを盛り上げる。

主演のチャールズ・ブロンソンは、知的で行動に無駄のない謎の人物を好演し、50歳を過ぎたとは言え、列車上でのスタントなしのアクションもこなし見応十分の演技を見せてくれる。

保安官ベン・ジョンソンチャールズ・ブロンソン夫人で砦の司令官の娘役のジル・アイアランド、事件の黒幕である知事のリチャード・クレンナ、主人公に協力する騎兵隊指揮官エド・ローター、車掌チャールズ・ダーニング、医師のデヴィッド・ハドルストン、諜報員であったビル・マッキニー、料理長アーチー・ムーア、ウエイター役のジョー・カップ、機関士ロイ・ジェンソン、先住民の部族長エディ・リトル・スカイ、砦を制圧するお尋ね者役ロバート・テシア、その仲間のダグ・アトキンス、兵士役のスコット・ニューマン、娼婦役のサリーカークランド、イカサマで主人公ともめる男役でロバート・ミッチャムの弟のジョン・ミッチャムなどが共演している。


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