ブロードキャスト・ニュース Broadcast News (1987) 4/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

テレビ局の中枢で働く、若い敏腕女性プロデューサーと親友のレポーター、さらに入局した地方局のキャスターとの、公私の狭間で展開する恋の三角関係と友情、局内事情などをコミカルに描く、ジェームズ・L・ブルックス、主演ウィリアム・ハートアルバート・ブルックスホリー・ハンタージョーン・キューザックジャック・ニコルソン他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ジェームズ・L・ブルックス
製作総指揮:ポリー・プラット
製作:ジェームズ・L・ブルックス
脚本:ジェームズ・L・ブルックス
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:リチャード・マークス
タイトルデザイン:ソウル・バス
音楽:ビル・コンティ

出演
トム・グルニック:ウィリアム・ハート

アーロン・アルトマン:アルバート・ブルックス
ジェーン・クレイグ:ホリー・ハンター
アーニー・メリマン:ロバート・プロスキー
ブレア・リットン:ジョーン・キューザック
ジェニファー・マック:ロイス・チャイルズ
ビル・ロリッシュ:ジャック・ニコルソン
ポール・ムーア:ピーター・ハックス
ニュース・テーマ作家:マーク・シャイマン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1987年製作 132分
公開
北米:1987年12月16日
日本:1988年4月9日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $51,249,404
世界 $67,331,309


アカデミー賞 ■

第60回アカデミー賞
・ノミネート
作品
主演男優(ウィリアム・ハート)
主演女優(ホリー・ハンター)
助演男優(アルバート・ブルックス)
脚本・編集・撮影賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ワシントンD.C.
テレビ局プロデューサー、 ジェーン・クレイグ(ホリー・ハンター)は、小柄ながら若さと行動力で仕事をこなす実力派だった。

ジェーンは、かつて神童と言われた親友のレポーター、アーロン・アルトマン(アルバート・ブルックス)とコンビを組んでいた。

ある講演会でジェーンは、聴衆に相手にされずショックを受けていた際に、地方局キャスター、トム・グルニック(ウィリアム・ハート)に声をかけられる。

二人は意気投合するが、ポリシーを持ちバイタリティー溢れるジェーンは、外見だけがよく、学歴も中味もない、自分に自信が持てないトムに厳しい言葉で励ます。

気落ちしたように部屋を出たトムに対し、ジェーンは、きつ過ぎた言動を後悔する。

しかし、その後トムは、ジェーンの局に採用されたことを電話で伝えてくる。

早速、出社したトムは、ジェーンやアーロンそしてブレア・リットン(ジョーン・キューザック)らの刺激的な仕事振りを見て感心してしまう。

ジェーンに、仕事を教えて欲しいと頼んだトムだったが、それを断った彼女に、先日誘わなかったからかと彼は言い返す。

しかし、ジェーンは公私混同は考えていないと、それをきっぱり否定する。

仕事に専念したトムは、ある取材報道をジェーンのプロデュースで成功させて自信をつける。

支局長アーニー・メリマン(ロバート・プロスキー)の自宅パーティーで、ジェーンは同僚レポーターのジェニファー・マック(ロイス・チャイルズ)から、トムとの仲を気にされながら、彼と付き合いたいことを打ち明けられる。

ジェーンは、意地を張って一度はトムに興味がない素振りをするが、ジェニファーを呼び止め、やはり彼に好意を持っていることを認める。

しかしジェーンは、帰ろうとするジェニファーを再び呼び止め、彼女にトムを譲ってしまう。

そんな時、リビアの戦闘機が、シシリーアメリカ海軍基地を爆撃する事件が起き、支局長メリマンは、トムをメインキャスターにする指示をジェニーに出す。

新入りのトムには、この大役は無理だと判断したジェーンは、一応、意見としてアーロンを使うべきだと報道局長のポール・ムーア(ピーター・ハックス)に伝えるが、それは受け入れられなかった。

当然のごとくアーロンの心中は穏やかでなく、彼は出社拒否してしまう。

落ち着き払ったトムの報道は始まり、番組を無視していたアーロンは、カダフィーにインタビューしたこともある情報通として気になり、支局のジェーンに電話を入れてコメントを補助する。

その結果、番組は成功に終わり、トムの評価が上がり、彼は興奮してジェーンに感謝する。

祝杯を挙げようという、トムの誘いを受けたジェーンだったが、彼女は先にアーロンの様子を見に、彼の自宅に向かう。

アーロンに感謝したジェーンは、彼から、親友以上の恋心も告白されながら、トム達の打ち上げパーティーに向かう。

しかし、ジェニファーを伴ったトムに出くわし、ジェニーは強がりを言って彼らと別れ、その後トムは、ジェニファーと関係をもってしまう。

その頃、ネットワーク各局の大幅予算削減が決まり、局内での人員整理が始まろうとしていた。

ジェニーは、ジェニファーをアラスカ支局に飛ばしてしまい、トムを誘おうとするが、彼から、デート相手にレイプされた女性達を扱った取材をしてみたいと言われる。

ジェーンはその取材を承諾し、放送されたレポートで涙を流したトムのインタビューが視聴者の心を打ち、彼の株が急上昇する。

一方、アーロンは、形振りかまわない大量解雇があったことをメリマン支局長から伝えられ、身の振り方を考えるよう言われてしまう。

そしてアーロンは、ニュース・キャスターとしての自分の実力を見せようとする。

久し振りのキャスターということで、トムにアドバイスを受けたアーロンだったが、結局は大失態を演じてしまう。

アーロンの晴れ舞台の時、トムにパーティーに誘われていたジェーンは、彼との一夜を望んでもいた。

しかし、アーロンが気になるジェーンは、まず彼の様子を見てからトムのアパートに向かうと言い残し、その場を立ち去ってしまう。

アーロンは、現れたジェーンに無様な姿だったことを伝えるが、彼は、ジェーンがトムに恋したことを知る。

しかしアーロンは、トムが報道を商品化しようとしていると非難し、自分のジェーンへの気持ちを打ち明ける。

困惑するジェーンはトムに連絡するが、あっさりその夜の約束をキャンセルされてしまう。

その後、ネットワークのアンカーマン、ビル・ロリッシュ(ジャック・ニコルソン)が支局に現れ、トムとも彼と顔を合わせる。

しかし、その頃から大量解雇が始り、ブレアや支局長のメリマンもその対象となる。

報道局長ムーアに呼ばれたトムは、ロンドン行きを告げられ、ジェーンは、メリマンの後任で女性初の支局長に抜擢される。

アーロンは、解雇を免れるが自ら辞表を出し、ポーランドの局に職を求めることになる。

トムは追い出されると言いながら、ロンドン行きだと聞いたアーロンは、出世の登竜門だと彼に伝える。

仲間達のことを考えると、昇進を喜べないジェーンだったが、トムに旅行に誘われて、それを承諾する。

ジェーンはアーロンを引き止めるが、彼は再会を誓い、彼女の元を去ろうとする。

帰り際に、トムのレイプの取材を疑っていたアーロンは、その取材での、トムの涙には疑問があることをジェーンに伝える。

早速、取材テープをチェックしたジェーンは、トムの涙のインタビューが、ヤラセだったことを知る。

そして、愕然としたジェーンは、旅行の出発のため空港で待つトムを痛烈に非難し、彼の元から去って行く。

7年後。
ジェーンとアーロンは、アンカーマンになったトムの講演会会場で久しぶりに彼と再会する。

3人は、それぞれが歩んできた生活を語り、わだかまりもなく談笑するのだった。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ワシントンD.C.
テレビ局プロデューサー、 ジェーン・クレイグは、若さと行動力で仕事をこなす実力派で、親友のレポーター、アーロンとコンビを組んでいた。
そんなジェーンはある講演会で、地方局のトム・グルニックに声をかけられ、二人は意気投合する。
その後、トムはジェーンの局に採用され、彼女やアーロンらの刺激的な仕事振りに感心しする。
ジェーンは、自分に接近しそうなトムに、公私混同は考えていないと伝え、割り切った付き合いをする。
そして、仕事に専念したトムは、ある取材報道をジェーンのプロデュースで成功させて自信をつけ、彼女の心も動き始めるのだが・・・。
__________

第60回アカデミー賞では、作品賞をはじめ7部門でノミネートされるものの「ラス・トエンペラー」(1987)に総なめにされてしまった。
・ノミネート
作品
主演男優(ウィリアム・ハート)
主演女優(ホリー・ハンター)
助演男優(アルバート・ブルックス)
脚本・編集・撮影賞

ラス・トエンペラー」は、中国を舞台にした作品としては、当時、かなり大胆で斬新な感じを受ける作品たったが、今観直してみると、ノミネート全てを受賞するに値したか、疑問に思えるところもあり、アカデミー賞の七不思議とも言える。

それほど本作には、それを圧倒する雰囲気と味があり、度々観直してみたくなる作品でもある。

テレビ局内の、エネルギッシュな人々の仕事振りや活躍がよく伝わり、メリハリが利き繊細でもあるジェームズ・L・ブルックスの、製作、脚本も兼ねた演出は見事だ。

軽快且つリズミカルな、ビル・コンティの音楽も素晴らしい。

タイトルデザインを、ソウル・バスが担当しているのも注目だ。

全盛期のウィリアム・ハートが演ずる、自信無さ気でありながら人を引きつけ、尚且つ強かな男の好演は、女心をくすぐる結果になり、彼の人気は益々上がった。

なんと言っても、小柄ながら、男勝りでパワフル、頭は切れ、明快な自己主張をするジェーン役のホリー・ハンターの演技は出色で、痛快でもあり、一躍脚光を浴びることになる。

元々この役は、「愛と追憶の日々」1983)で組んだデブラ・ウィンガーのために、ジェームズ・L・ブルックスが書いた脚本だったのだが、彼女の妊娠でホリー・ハンターが抜擢された経緯がある。

また、アルバート・ブルックスの、主演二人を引き立たせる”優秀なダメ男”ぶりも必見。
子煩悩な父になっているラストは、彼の人生の、その後の幸せが垣間見れほっとする。

人気アンカーマン役で特別出演するジャック・ニコルソンも、出番は少ないが存在感を発揮する。

結局は解雇されてしまう支局長のロバート・プロスキー、局員のジョーン・キューザック、レポーター、ロイス・チャイルズ、報道局長ピーター・ハックス、ニュース・テーマ作家役で作曲家のマーク・シャイマンも出演している。

ジェーン(H・ハンター)の幼少期を演ずるジェニー・ジャイムズは、、「プレイス・イン・ザ・ハート」(1984)でサリー・フィールドの娘役を演じたが、わずか3年で、随分大きくなったと、ふと気になったりもした。


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