ブロークンシティ Broken City (2012) 3.04/5 (25)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

選挙を控える市長が絡む陰謀に巻き込まれた私立探偵の権力に立ち向かう姿を描く、製作、監督アレン・ヒューズ、製作、主演マーク・ウォールバーグラッセル・クロウキャサリン・ゼタ=ジョーンズジェフリー・ライトバリー・ペッパー他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ラッセル・クロウ / Russell Crowe 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:アレン・ヒューズ
製作
ランドール・エメット
マーク・ウォールバーグ

スティーヴン・レヴィンソン
アーノン・ミルチャン

テディ・シュワルツマン
アレン・ヒューズ
レミントン・チェイス
製作総指揮
ジョージ・ファーラ
ステパン・マーティローシアン
ウィリアム・S・ビーズリー
ジェフ・ライス
スコット・ランバート
ブラント・アンダーセン

ブライアン・タッカー
アディ・シャンカル
スペンサー・シルナ
脚本:ブライアン・タッカー
撮影:ベン・セレシン
編集:シンディ・モロ
音楽
アッティカス・ロス

クローディア・サーン
レオポルド・ロス

出演
ビリー・タガート:マーク・ウォールバーグ

ニコラス・ホステトラー:ラッセル・クロウ
キャサリン・ホステトラー:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
コリン・フェアバンクス:ジェフリー・ライト
ジャック・ヴァリアント:バリー・ペッパー
ケイティ・ブラッドショー:アロナ・タル
ナタリー・バロウ:ナタリー・マルティネス
トニー・ジェンセン:マイケル・ビーチ
ポール・アンドリュース:カイル・チャンドラー
トッド・ランカスター:ジェームズ・ランソン
サム・ランカスター:グリフィン・ダン
ライアン・ブレイク:ジャスティン・チェンバース

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2012年製作 108分
公開
北米:2013年1月18日
日本:2013年10月19日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $19,701,164


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
市警のビリー・タガート巡査(マーク・ウォールバーグ)は、レイプ殺人犯のミッキー・タヴァレスを殺害してしまい逮捕される。

市長ニコラス・ホステトラー(ラッセル・クロウ)に呼ばれた署長のコリン・フェアバンクス(ジェフリー・ライト)は、タヴァレスが無実だったことを伝える。

その後タガートは証拠不十分で無実となり、ホステトラーから英雄扱いされる。

しかし、今回は手を引いて辞職するようホステトラーとフェアバンクスに指示されたタガートは、仕方なくそれに従う。

7年後。
警官を辞職したタガートは私立探偵となり、恋人で女優のナタリー・バロウ(ナタリー・マルティネス)と同棲していた。

市長選が8日後に迫り、現職のホステトラーの劣勢が伝えられていた。

市民は対立候補ジャック・ヴァリアント(バリー・ペッパー)に大きな期待を寄せていた。

オフィスに向かったタガートは、未回収請求額が4万ドル以上あることをアシスタントのケイティ・ブラッドショー(アロナ・タル)から知らされ、早速、催促の電話をする。

ホステトラーに呼ばれたタガートは、浮気していると思われる彼の妻キャサリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の調査を依頼される。

それに関するあらゆる情報を入手するようタガートに指示したホステトラーは、5万ドルの報酬の半額をその場で払い仕事を引き受けさせる。

各方面で積極的な活動を続けるキャサリンの調査を始めたタガートは、彼女が植物園で男性と会うのを目撃するが、相手の顔などは確認できなかった。

ケイティにキャサリンを尾行させたタガートは、彼女が男からの電話を受けたことを知る。

キャサリンに近づき携帯電話を奪ったタガートは、相手の番号を確認して、ケイティにそれを拾ったと言って返すよう指示する。

オフィスに戻ったタガートは、ケイティが調べたキャサリンの相手が、ヴァリアントの選対本部長ポール・アンドリュース(カイル・チャンドラー)だということを知らされる。

それを疑うタガートだったが、植物園で目撃した男の車とアンドリュースの車”レクサス”が一致したために驚く。

アンドリュースの行動を追ったタガートは、彼の乗車した特急列車に同乗する。

選挙に50万ドルを注ぎ込んだ支援者サム・ランカスター(グリフィン・ダン)は、ホステトラーにどのような方法で勝利するのかを問う。

ヴァリアントの致命傷となるネタをマスコミや各方面に送ってあることを教えたホステトラーは、デタラメではあるが間違いなくマイナス・イメージに働くとランカスターに伝える。

新聞の選挙関連記事を読んでいたタガートはアンドリュースに話しかけられ、市長選には行けないがホステトラーが変わる必要もないことなどを話す。

ロングアイランドモントーク
ビーチハウスのアンドリュースを監視するタガートは、その場にキャサリンが現れたため写真を撮る。

ニューヨークに戻るタガートはケイティに電話をして、キャサリンとアンドリュースの関係が間違いなかったことを知らせ、市長に報告するよう指示する。

同僚の俳優ライアン・ブレイク(ジャスティン・チェンバース)らと食事をしたナタリーは、本名が”バレア”であることを伝え、7年前にレイプされて殺された妹と関係があるかを必ず聞かれるために”バロウ”を名乗っていることを話す。

同席するタガートが、プエルトリコ人である自分達家族を支えてくれたことをナタリーは付け加える。

新聞各紙などが騒ぎ始め、過激に攻めようとするヴァリアントだったが、対抗策のための”情報源”を持つアンドリュースはそれに意見する。

ホステトラーの政治資金パーティーに出席したタガートは、ある部屋に呼ばれ、その場にいたキャサリンから尾行している件などを聞かれる。

夫の指示で動いていることを知るキャサリンは、5万ドルで手を引くようにとタガートに迫る。

市長との契約がると答えるタガートに、これが単なる浮気調査だと思うのかを尋ねたキャサリンは、ホステトラーの本性が分かっていないと言ってその場を去る。

エレベーターを降りたキャサリンを待ち構えていたホステトラーは、現れたタガートに会ったことを確かめ、互いの契約について牽制し合い彼女を脅す。

バーに向かったホステトラーは、確認に2日かかると言うタガートの持っていた写真を奪い、満足して残金の小切手を渡す。

ナタリーの出演作の試写会が開かれ、激しいラブシーンなどを見て納得できないタガートは、7年間断っていた酒を口にする。

それを知ったナタリーはタガートと口論になり、二人は別れる。

落ちこむタガートは、その後も酒を飲んで街を徘徊する。

そこにケイティから連絡が入り、アンドリュースが自宅前で殺されたことを知らされたタガートは現場に向かう。

アンドリュースの射殺体を確認したタガートは、元同僚の刑事トニー・ジェンセン(マイケル・ビーチ)から、マスコミ向けには強盗だと伝えたと言われ被害者との関係を聞かれる。

そこに現れた本部長に昇進していたフェアバンクスは、タガートから話を聞き出そうとする。

市長やアンドリュースとの関係を聞かれたタガートは、単なる仕事としてホステトラーに妻の写真を渡し、彼女の相手の名前は言えないと答える。

今回の事件は”処刑”だと言うフェアバンクスは、敵対する市長と共に葬り去ることを、何も話さないタガートに伝えて警告する。

アンドリュースの家で動揺して酔っていたヴァリアントの元にタガートと共に向かったフェアバンクスは、その夜に起きたことを話すよう強要する。

ランカスターの息子トッド(ジェームズ・ランソン)に会いに行ったアンドリュースは、父親を嫌うトッドから情報を得るはずだった。

その場に向かおうとしたアンドリュースは、外に出た後で撃たれ、ヴァリアントは銃声を聞いただけだった。

市長選を控え何もできないヴァリアントは混乱するだけだったが、困難を乗り切るようフェアバンクスに言われる。

ホステトラーが来るという連絡を受けたフェアバンクスは、情況は複雑だと言って、ヴァリアントを連れ出すようタガートに指示する。

アンドリュースの死体を確認したホステトラーは、犯人か本部長の首を市民が要求するとフェアバンクスに伝える。

翌日、ホステトラーとヴァリアントは、事件に関してそれぞれ声明を出す。

キャサリンとアンドリュースが関係していないと判断したタガートは、トッドの身辺と”ボルトン・ヴィレッジ”の再開計画について探るようケイティに指示して、ホステトラーから受け取った小切手を破る。

”ボルトン・ヴィレッジ”に向かったタガートは、7年前のあの忌まわしい事件を思い出す。

ナタリーの家に向かったタガートは、母親が娘の映画の内容に嘆き、父親は亡くなった下の娘のためにこの場に住んでいることを知る。

その後、キャサリンに会ったタガートは、アンドリュースが大切な友人であったことと、自分がまともな探偵だったら彼は生きていたと言われ行動を非難される。

それを認めたタガートは、ホステトラーに利用されたことを伝え、どんなことをしても彼を破滅させることをキャサリンに伝える。

夫の狙いが愛人ではなく自分の情報源だと話すキャサリンは、彼に関する情報を入手したことを伝え、それが知られれば市長として身の破滅であることを知らせる。

離婚と妥当な額の財産分与を求め取引しようとしたキャサリンだったがそれを断られ、その後タガートが雇われたのだった。

アンドリュースが情報源であり、40億ドルという”ボルトン・ヴィレッジ”の膨大な再開発計画費の利権に、ホステトラーが絡んでいるということだった。

ホステトラーが知っているのは殺し屋だけだと言って、タガートはその場を去る。

ランカスターが市長の支援者であり、息子のトッドは父親の会社で働きアンドリュースとは親友だったことを、タガートはケイティからの連絡で知る。

ランカスターの会社に向いオフィスから出るゴミをチェックしたタガートは、高層ビル開発計画を確認する。

オフィス内でいがみ合うランカスター親子を目撃したタガートは、捨てられた資料を車に積んでその場を去ろうとするが銃撃される。

逃走したタガートは、追跡されて事故を起こして気を失う。

現場の監視カメラに気づいたタガートは、フェアバンクスに連絡してその解析を依頼しようとする。

電話の先が”ルーズベルト・ホテル”だと知ったタガートは驚き、その場に向いバーでフェアバンクスに会う。

警官の給料で高級ホテルに滞在することを疑問に思うタガートは、フェアバンクスがキャサリンと関係していることを追求し、証拠を掴むものの奪われたことを伝える。

それを奪ったのは元殺人課刑事のマードックで、ランカスターに雇われてはいるが、ホステトラーが黒幕だとフェアバンクスは語る。

奪われた書類は価値のないもので、トッドがアンドリュースに渡そうとした契約書が、”ボルトン・ヴィレッジ”の解体の証拠だったことをタガートは理解する。

証拠はトッドが知っていると言って、フェアバンクスはその場を去る。

候補者二人の最終討論会が始まり、焦点となった”ボルトン・ヴィレッジ”開発計画で論争が繰り広げられ、ホステトラーの優勢で終わる。

ケイティの車でトッドの家に向い押入ったタガートは、全てを話すよう銃を向けてトッドを脅す。

事件の夜、ヴァリアントに有利になる契約書をアンドリュースに渡しに行ったトッドは、マードックが彼を射殺するのを目撃したのだった。

契約書を受け取ったタガートは、トッドの父親への裏切り行為を確認する。

家に忍び込んだマードックを銃撃したタガートは格闘になり、相手を叩きのめしてその場を去る。

ランカスターの会社設立契約書にはホステトラーの署名があり、2時間で戻らない場合はそれを記者に知らせるようケイティに指示したタガートは彼女に感謝する。

ホステトラーの元に向かったタガートは、携帯電話の録音機能をオンにして彼に会い、自分を雇った本当の理由を聞く。

マードックにアンドリュースを殺害させ、”ボルトン・ヴィレッジ”を安値で売却し、その相手の下請けであるランカスターの会社と新規契約を結び、全ては市民のためだと言って市長に再選されるのがホステトラーの目的だとタガートは指摘する。

契約書のコピーを見せたタガートは、事業費の40億ドルの半分が懐に入ることを確認し、その証拠を添付したメールが100人の記者に対し送信待ちであることをホステトラーに伝える。

辞職して開発は中止すればこの件は忘れると言うタガートだったが、契約書の原本と捜査資料を渡せとホステトラーに言われる。

なぜ雇われたのかを考えたことがないのかと問われたタガートは、奴隷として従うのだと言われ、ホステトラーからあるビデオ映像を見せられる。

それは、7年前に無抵抗なマイキーを射殺したタガートが映った映像だった。

呆然とするタガートに、契約書の原本とコピーそして捜査資料を翌日までに渡すよう伝えたホステトラーは席を外す。

ホステトラーとの会話をフェアバンクスに聴かせたタガートは、身の破滅を承知した上で罪を償うと言ってそれを使うよう伝える。

ランカスターや支援者らを集めて勝利を確信していたホステトラーは、タガートからの電話を受けフェアバンクスら警察関係者が現れたため驚く。

フェアバンクスは、アンドリュース殺害容疑で逮捕することと権利をホステトラーに伝える。

自滅すると言うホステトラーの言葉を聞き入れようとしないフェアバンクスは、彼を逮捕してパトカーに乗せる。

バーに向かったフェアバンクスは、その場にいたタガートに会い、翌日に選挙を控えるヴァリアントの勝利に期待して酒を酌み交す。

現れたケイティに直ぐに戻ると言って別れを告げたタガートは、刑を受けるためにフェアバンクスと共にその場を去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨーク
市警のビリー・タガート巡査はレイプ犯を射殺してしまい逮捕されるが、証拠不十分で釈放される。
7年後、私立探偵になっていたタガートは、選挙を控える市長ホステトラーに呼ばれ、妻キャサリンの浮気調査を依頼される。
キャサリンの行動を追ったタガートは、彼女の相手が、ホステトラーの対立候補ヴァリアントの選対本部長アンドリュースであったために驚く。
しかし、それを知ったキャサリンは、夫の本性を知らないタガートに警告する。
証拠写真をホステトラーに渡し報酬を受け取ったタガートだったが、アンドリュースは何者かに殺害されてしまう・・・。
__________

アルバートと共に活躍するアレン・ヒューズの初の単独演出作品で、主演のマーク・ウォールバーグと共に製作も兼ねた意欲作でもある。

世界的にも影響力のあるニューヨーク市長が、誰にでも分かるような利権が絡む陰謀の黒幕に成り得るのかかという疑問はさて置き、ハリウッドを代表する人気と実力を備えた出演者の競演が見所の作品。

複雑に思える内容は意外に単純で、アメリカの抱える悩める社会問題を描きつつ、権力に立ち向かう主人公を描くという物語はありふれていて面白味は感じられない。

これだけのキャスティングにも拘わらず、興行収入は製作費3500万ドルを回収することもできない結果に終わってしまった。
北米興行収入 $19,701,164

サスペンスの緊迫感なども物足りないドラマの中で、権力者からすると消耗品のような弱小者の主人公がアシスタントと共に奮闘する姿と、その二人に芽生えかけるほのかな愛を感じさせる描写などはなかなかいい。

辛い過去を背負いながら権力に立ち向かう私立探偵を熱演するマーク・ウォールバーグ、彼を利用する悪徳政治家である市長を演ずるラッセル・クロウ、その妻で夫の本性を暴こうとするキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、警察本部長のジェフリー・ライト、市長候補のバリー・ペッパー、主人公を支えるアシスタントを印象深く演ずるアロナ・タル、主人公の恋人ナタリー・マルティネス、主人公の元同僚である刑事マイケル・ビーチ、市長の対立候補側の選対本部長カイル・チャンドラー、市長の支援者で利権に絡むグリフィン・ダン、その息子ジェームズ・ランソン、俳優ジャスティン・チェンバースなどが共演している。


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