ブリット Bullitt (1968) 4.44/5 (32)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

監督ピーター・イェーツ、主演スティーブ・マックィーンサンフランシスコを舞台に、ある証人の警護をを任された刑事の生きざまを描く、映画史上に残るカー・アクションなども注目の犯罪サスペンス・ドラマの秀作。
ロバート・ヴォーンジャクリーン・ビセットロバート・デュヴァル他共演。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

スティーヴ・マックイーン / Steve McQueen 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ピーター・イェーツ

製作総指揮:ロバート・E・レリア
製作:フィリップ・ダントーニ
原作:ロバート・L・パイク
脚本
アラン・トラストマン
ハリー・クライナー
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
編集:フランク・P・ケラー
音楽:ラロ・シフリン

出演
フランク・ブリット:スティーブ・マックィーン
ウォルター・チャルマース上院議員:ロバート・ヴォーン
キャシー:ジャクリーン・ビセット
デルゲッティ:ドン・ゴードン
ワイズバーグ:ロバート・デュヴァル
サム・ベネット警部:サイモン・オークランド
ベイカー警部:ノーマン・フェル
ウィラード医師:ジョーグ・スタンフォード・ブラウン
アルバート・レニック:フェリチェ・オーランディ
ジョニー・ロス:パット・レネラ
カール・スタントン:カール・リンデル
殺し屋:ポール・ジェンジ
殺し屋:ビル・ヒックマン
エディ:ジャスティン・タール

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1968年製作 113分
公開
北米:1968年10月17日
日本:1968年12月28日
製作費 $5,500,000


アカデミー賞 ■
第41回アカデミー賞

・受賞
編集賞
・ノミネート
録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
サンフランシスコ
組織の金を奪ったジョニー・ロス(
パット・レネラ)は、予定通り行動を始める。

ドライバーのワイズバーグ(ロバート・デュヴァル)の運転するタクシーで移動したロスに扮する男(フェリチェ・オーランディ)は、車を止めて電話をかける。

サンフランシスコ市警のフランク・ブリット警部補(スティーブ・マックィーン)は、相棒のデルゲッティ(ドン・ゴードン)に起こされ、彼と共にウォルター・チャルマース上院議員(ロバート・ヴォーン)の元に向かう。

チャルマースは、小委員会の証人ロスの身柄を警護するようブリットに依頼する。

ロスが滞在するホテルに向かったブリットらは、交代で警護を始める。

その後、ブリットが恋人キャシー(ジャクリーン・ビセット)と会っている最中、担当刑事カール・スタントン(カール・リンデル)とロスは、殺し屋の二人組(ポール・ジェンジ/ビル・ヒックマン)に銃撃されてしまう。

ロスとスタントンは一命を取り留め、連絡を受けて駆けつけたブリットは、スタントンから襲撃の様子を聞きだす。

スタントンは、ロスがドアのチェーンを外し、誰かを待っていたこともブリットに話す。

病院に運ばれた二人は治療を受け、その後、ブリットの上司サム・ベネット警部(サイモン・オークランド)が到着する。

ベネットに、最善を尽くすよう言われたブリットだったが、病院に現れたチャルマースが、権力を利用して圧力をかけてくることに対して憤りを感じる。

同じ頃、ロスを狙い早くも殺し屋が病院に現れ、それに気づいたブリットは、デルゲッティと共に警戒する。

殺し屋を見つけたブリットは彼を追うが、取り逃がしてしまい、やがてロスは、治療の甲斐もなく息を引き取る。

ブリットは、担当医のウィラード医師(ジョーグ・スタンフォード・ブラウン)の協力で、ロスの死を内密にして、遺体を病院から運び出してしまう。

翌日、チャルマースは、病院からロスが姿を消したことを知り、ブリットを疑う。

チャルマースはブリットに連絡を取り、ロスを匿っていることを知らされるが、ベイカー警部(ノーマン・フェル)に、協力者とブリットの処分を検討させる。

しかし、ブリットはそれを無視して、デルゲッティと共に襲撃犯の捜査を始める。

そして、ブリットは、手がかりとなるタクシー・ドラーバーのワイズバーグと接触する。

チャルマースは、ベネットにブリットの処分を迫るが、彼は、あくまで部下ブリットを擁護する。

ブリットは、ワイズバーグがロスを乗せて走った道筋を調べ、情報屋のエディ(ジャスティン・タール)から、ロスが組織の金約200万ドルを横領したため、命を狙われていることを知る。

情報を仕入れ、ワイズバーグのタクシーを降りたブリットは、不審な”ダッジ・チャージャー”に気づき、愛車(フォード・マスタング)のシートベルトを装着して警戒する。

尾行されたブリットは、街角でチャージャーの背後に回り込み殺し屋を追う。

逃走を始めた殺し屋を追うブリットは、市街から郊外に抜けて彼らを追い詰める。

そして、激しい追跡の末、殺し屋はガソリンスタンドに突っ込み爆死する。

ベネットとベイカーに、今回の件を追及されたブリットは、ロスが死んだことを二人に伝える。

ブリットは、手がかりである、ロスが電話した相手の女性に会う許可をベネットから得て現場に向かう。

キャシーの車で、女性の宿泊するホテルに向かったブリットだったが、女性は既に殺されていて、キャッシーがその死体を見てしまう。

ブリットが殺されたと思い動揺したキャッシーは、暴力と死の隣り合わせで生きるブリットに疑問を投げかける。

やがて、殺された女性が”アルバート・レニック”という男の妻だということと、殺された男がレニックで、ロスの替え玉だったことがわかる。

それをブリットが調べ上げてチャルマースの鼻を明かし、ロス(パット・レネラ)本人が、高飛びするつもりだということに気づいたブリットは、デルゲッティと共に空港に急行する。

ブリットは目的地を変更したロスを追い、彼の乗る旅客機を監視する。

委員会の喚問に拘り、執拗に事件に干渉するチャルマースをブリットは突き放す。

ロスの搭乗した機を一時待機させたブリットは、自分に気づき滑走路に逃亡したロスを追う。

滑走路から空港ターミナルに逃げたロスは、チケットの確認を求められて動揺し、警備員に発砲する。

ロスを追い詰めたブリットは、尚も抵抗して発砲しようとする彼を射殺する。

その後、チャルマースは証人を失ったことを確認して空港を後にする。

そしてブリットは、キャッシーの待つアパートに帰り、眠っている彼女の姿を見て警察官としての自分の生き方を考える。


解説 評価 感想 ■
1963年に発表された、ロバート・L・パイクの小説”Mute Witness”を基に、アラン・トラストマンハリー・クライナーが脚色して製作された作品。

*(簡略ストー リー)
組織犯罪に打撃を与えようとする、上院議員のチャルマースは、組織を裏切ったロスを委員会の証人にしようとする。
そのため、ロスを
サンフランシスコに呼び寄せたチャルマースは、市警のフランク・ブリット警部補にロスの警護を依頼する。
しかし、ロスは殺し屋に襲われて死亡し、ブリットも命を狙われる身となる。
権力を振りかざす、チャルマースに従うことを拒否したブリットは、独自の方法で事件の捜査を始め、やがてロスの替玉を使った陰謀暴き彼を
追い詰める・・・。
__________

30代後半を迎え、人気実力共にハリウッドの頂点に近づきつつあったスティーブ・マックィーンの快心作。

イギリス出身のピーター・イェーツの、切れ味鋭く無駄のない演出と、マックィーンの魅力が見事に生かされた、犯罪サスペンス・アクションの傑作。

2007年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

第41回アカデミー賞では、編集賞を受賞した。
・ノミネート
録音賞

なんと言っても、レーサーでもあるマックィーンピーター・イェーツが組んだ、カーチェイスシーンは、本作が先駆けとなり、以後のカーアクションに大きな影響を与えた。

マックィーンの1968年型フォード・マスタング390CID Fastback、対する殺し屋の同年型ダッジ・チャージャーR/T440 Magnumの追跡シーンは、さすがにプロのこだわりが感じられ、映画史上に残る名場面となった。

サンフランシスコの坂道を効果的に使った、この追跡シーンは、劇場で観た方なら体験しただろうが、画面に見入っていると、気分が悪くなってしまうほどだ。

聞き惚れてしまう、ラロ・シフリンのテーマ曲も素晴らしい。

どちらかといえば田舎臭いマックィーンの、嫌味のないクールな魅力が、男の目から見てもたまらない、トレードマークとなった、タートルネックのセーターとジャケットが当時流行ったりもした。

マックィーンのアップが非常に多い作品で、苦労人を感じさせるしわと大きなブルーの目など、飽きのこない目鼻立ちは、スターの証なのだろう。

上院議員としての、人気維持と権力欲に固執するロバート・ヴォーンも好演し、殺人や暴力と向かい合う恋人ブリットの生き方に次第に疑問を抱くが、結局は彼から離れられない女性建築家ジャクリーン・ビセットの、洗練された美しさも際立つ。

パピヨン」(1973)や「タワーリング・インフェルノ」(1974)など、マックィーン作品には度々登場する相棒のドン・ゴードン、部下ブリットを信頼する警部サイモン・オークランドと、上院議員寄りの上司ノーマン・フェル、タクシー・ドライバー役で、まだ脇役のロバート・デュヴァル、ブリットに協力する医師ジョーグ・スタンフォード・ブラウン、証人ロスの替玉フェリチェ・オーランディ、ロスのパット・レネラなどが共演している。


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