バーン・アフター・リーディング Burn After Reading (2008) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

辞職したCIA局員の機密情報が流出、それを手にした者達が元局員を脅して金を巻き上げようとするする様をコミカルに描く、製作、監督、脚本、編集コーエン兄弟、主演ジョージ・クルーニーフランシス・マクドーマンドブラッド・ピットジョン・マルコヴィッチティルダ・スウィントンリチャード・ジェンキンス他共演のコメディ。


コメディ

コーエン兄弟 / Joel Coen, Ethan Coen 作品一覧
ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧

ブラッド・ピット / Brad Pitt 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督
イーサン・コーエン

ジョエル・コーエン
製作総指揮
ロバート・グラフ
ティム・ビーヴァン

エリック・フェルナー
製作
イーサン・コーエン

ジョエル・コーエン
脚本
イーサン・コーエン

ジョエル・コーエン
撮影:エマニュエル・ルベツキ
編集:ロデリック・ジェインズ
音楽:カーター・バーウェル

出演
ハリー・ファラー:ジョージ・クルーニー

リンダ・リツキ:フランシス・マクドーマンド
チャド・フェルドハイマー:ブラッド・ピット
オズボーン・コックス:ジョン・マルコヴィッチ
ケイティ・コックス:ティルダ・スウィントン
テッド・トレフォン:リチャード・ジェンキンス
サンディ・ファラー:エリザベス・マーヴェル
パーマー(CIA):デヴィッド・ラッシュ

CIAの上官:J・K・シモンズ
クラプキン:オレク・クルパ
アラン:マイケル・カントリーマン
整形外科医:ジェフリー・デマン

”Coming Up Daisy”の出演者:ダーモット・マローニー
”Coming Up Daisy”の出演者:クレア・デインズ

アメリカ 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ

2008年製作 96分
公開
北米:2008年9月12日
日本:2009年4月24日
製作費 $37,000,000
北米興行収入 $60,355,347
世界 $163,720,069


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ヴァージニア州、タングレーCIA本部。
情報分析官オズボーン・コックス(ジョン・マルコヴィッチ)は、上官のパーマー(デヴィッド・ラッシュ)から飲酒問題を追求され左遷され辞職してしまう。

医師である妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)は、それを聞いて驚くのだが、オズボーンは、コンサルタントになることを彼女に伝え、回顧録の執筆も始めようとする。

密かに離婚を考えるケイティは、オズボーンの財産や保有するパソコンのデータなどの情報を、弁護士の勧めで収集しようとする。

財務省警護官ハリー・ファラー(ジョージ・クルーニー)と不倫関係のケイティは、帰宅してオズボーンがいないことを確認し、彼のパソコンからCIAの機密情報を抜き出す。

美容整形に命をかける、スポーツジム”ハードボディーズ”のスタッフ、リンダ・リツキ(フランシス・マクドーマンド)は、整形外科医(ジェフリー・デマン)に無理難題の注文を出す。

そんなリンダは、ジムの同僚で、インストラクターのチャド・フェルドハイマー(ブラッド・ピット)に励まされながら、理想の男性を”デート・サイト”などで探そうとする。

ある日、ローカールームでCD-ROMを拾ったチャドは、内容がCIAの機密情報だと知り、それをマネージャーのテッド・トレフォン(リチャード・ジェンキンス)に報告する。

元神父だったテッドは、CDを処分するようにチャドに指示するが、彼はその情報の持ち主”オズボーン・コックス”の名前と電話番号まで特定してしまう。

謝礼を手に入れようとして、リンダに相談したチャドは、彼女のアパートからオズボーンに電話をかける。

しかし、調子ばかりいいチャドは、動じないオズボーンに逆に脅されてしまい、見かねたリンダが強気に出て電話を切るよう彼に指示する。

ケイティは弁護士と離婚準備を進めていたが、預けたCDデータを、秘書がリンダ達のジムで紛失していたことに気付いていなかった。

リンダは”デート・サイト”でハリーと知り合い、意気投合して交際を始める。

チャドはオズボーンに5万ドルを要求し、彼と街中で接触するが、再びオズボーンに脅されてしまう。

役に立たないチャドを車で拾い、リンダはオズボーンを威嚇してロシア大使館に向かい、職員クラプキン(オレク・クルパ)に情報を売ろうとする。

愛人のケイティから、夫オズボーンとの離婚を決意をしたと聞かされたハリーは戸惑ってしまう。

リンダとデートを重ねていたハリーが、ケイティに焦る必要がないことを伝えたため、二人の間がギクシャクしてしまう。

オズボーンはリンダとチャドを私立探偵に尾行させ、彼らがロシア大使館に行ったことを知るが、離婚訴訟の召喚状を受け取り自宅から追い出されてしまう。

チャドは、オズボーンの家を探るようにリンダに言われ、そこに侵入して他の機密情報を確認する。

そこに、絵本作家の妻サンディ(エリザベス・マーヴェル)が出張していたために、その家に滞在していたハリーが現われる。

衣装棚に隠れていたチャドはハリーに見つかり、驚いた彼はチャドを射殺してしまう。

CIAのパーマーは、上官(J・K・シモンズ)にオズボーンの所持していた情報がロシアに流れた経緯と、それに関与したリンダやハリー、そして死亡者が出たことを報告する。

訳のわからない事件と、機密情報のアクセスレベルが低いことを知った上官は、パーマーに関係者の監視だけを続ける指示を出す。

リンダに好意を持つテッドは、姿を現さないチャドを案ずる彼女の様子を心配する。

殺したチャドをスパイだと思い込んだハリーは、遺体を処分したものの気が滅入る日々を送る。

ハリーは、自分を監視していた男が、離婚を考えている妻サンディの雇った、法律事務所の調査員だと知りショックを受ける。

リンダは、ロシア大使館のクラプキンに、チャドの行方が2日間不明だと伝えようとするが、待たされた挙句にCDを返されてしまう。

テッドに事情を説明しても、らちが明かないリンダは、気落ちするハリーにチャドのことを話し、彼を探す協力を約束される。

自分の預金をケイティに引き出されたオズボーンは、鍵が開かない自宅の入り口を叩き壊して侵入する。

リンダから、チャドがオズボーンの家に向かい不明になったことを知らされたハリーは、突然、彼女をCIAの諜報員か安全保障局員か疑い始める。

そしてハリーは、周囲の人間が自分を監視していると思い込み、リンダの前から走り去ってしまう。

オズボーンは、自宅でケイティの宝石などを持ち出そうとしていたが、人の気配を感じて地下室でテッドを見つける。

テッドを罵り銃撃したオズボーンは、逃げ出した彼を路上で痛めつける。

CIAのプラマーは、ハリーがベネズエラに逃亡しようとして拘留されたことを上官に伝える。

プラマーは、ハリーをそのままベネズエラに向かわせる指示を受け、テッドの遺体を処分したことも報告する。

テッドを路上で襲ったオズボーンは、捜査官に撃たれ昏睡状態で危篤となり、事件に関与した者はリンダ一人になる。

リンダはCIAに拘束されていたが、全身整形費用と交換に協力するということを、プラマーは上官に合わせて報告する。

上官は、リンダの要求を呑むようプラマーに伝え、ややこしい事件の捜査を終了させる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

CIA局員オズボーンは、アル中が原因で左遷されたため、その後、辞職してしまう。
オズボーンの妻ケイティは、それと、彼の回顧録(暴露本)の執筆を聞いて驚いてしまう。
財務省警護官ハリーと不倫中のケイティは、密かに離婚を考え、オズボーンの財産などの情報を、弁護士の勧めで収集しようとする。
しかし、その中にあった機密情報が、ひょんなことからスポーツジムのスタッフ、チャドに渡ってしまう。
チャドは、美容整形マニアの同僚リンダに触発され、オズボーンを脅して金を巻き上げようとするのだが・・・。
__________

CIA局員が、左遷された腹いせに書き始めた回顧録(暴露本)執筆に端を発して、関係者が微妙に絡み合い、殺人事件にまで発展してしまうという、傍観者(観客)には解り易いが、当事者や捜査をする者達には複雑怪奇な事件を、巧みな構成とストーリー展開で、いかにもコーエン兄弟らしく描いた、サスペンス・ブラック・コメディ。

全編がドタバタ・コメディに近い雰囲気の中で、ブラッド・ピットが突然射殺されるシーンの衝撃や、その描写などは、コーエン兄弟のシリアス作品を見ているようで、得意技の見せ場は心得ているというところだろうか。

「オー・ブラザー!」(2000)、「ディボース・ショウ」(2003)に続く、コーエン兄弟作品出演のジョージ・クルーニーをはじめ、豪華スター競演が話題を呼び、兄弟の作品としては、前作「ノーカントリー」(2007)を凌ぐ興行収入を上げた。

北米興行収入 $60,355,347
世界 $163,720,069

例によって製作、監督、脚本、そして編集(ロデリック・ジェインズ名)をコーエン兄弟が兼任している。

バートン・フィンク」(1991)以来、コーエン兄弟作品の撮影を担当し続けていたロジャー・ ディーキンスからエマニュエル・ルベツキに代わったところも注目で、音楽は兄弟作品全てを手がける、お馴染みカーター・バーウェル

女好きの元警護官で、結局は妻に裏切られ、半狂乱で出国しようとするジョージ・クルーニー、美容整形マニアで、その資金調達のために強行手段に出る、ジョエル・コーエンの妻フランシス・マクドーマンド、能天気で軽薄な若者を怪演するブラッド・ピット、利己的な元CIA分析官ジョン・マルコヴィッチ、ヒステリックなその妻ティルダ・スウィントン、元神父らしい心穏やかで冒険を嫌うジムのマネージャー、リチャード・ジェンキンス、ハリー(G・クルーニー)の妻エリザベス・マーヴェル、オズボーン(J・マルコヴィッチ)の元上官デヴィッド・ラッシュ、その上官J・K・シモンズ、整形外科医ジェフリー・デマン、映画の出演者でダーモット・マローニークレア・デインズも共演している。


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