ビザンチウム Byzantium (2012) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

放浪の旅を続けるヴァンパイアの母娘の謎めいた過去と運命を描く、監督ニール・ジョーダン、主演シアーシャ・ローナンジェマ・アータートンサム・ライリー他共演のドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ニール・ジョーダン
製作
スティーヴン・ウーリー

アラン・モロニー
エリザベス・カールセン
ウィリアム・D・ジョンソン
サム・イングルバート
製作総指揮
マーク・C・マニュエル
テッド・オニール
シャロン・ヘイレル
ダニー・パーキンス
ノーマン・メリー
原作:モイラ・バフィーニ

脚本:モイラ・バフィーニ
撮影:ショーン・ボビット
編集:トニー・ローソン
音楽:ハビエル・ナバレテ

出演
エレノア・ウェッブ:シアーシャ・ローナン

クララ・ウェッブ:ジェマ・アータートン
ダーヴェル:サム・ライリー
ルヴェン:ジョニー・リー・ミラー
フランク:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ノエル:ダニエル・メイズ
モラッグ:マリア・ドイル・ケネディ
ギャレス:ウォーレン・ブラウン
ワーナー:トゥーレ・リントハート
ケヴィン:トム・ホランダー

イギリス/アイルランド 映画
配給 StudioCanal

2012年製作 118分
公開
イギリス:2013年5月31日
アイルランド:2013年5月31日
北米:2013年6月28日
日本:2013年9月20日
製作費 £8,000,000
北米興行収入 $89,237


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

少女エレノア・ウェッブ(シアーシャ・ローナン)は、ある物語をメモするものの捨ててしまう。

それを拾った老人は、現れたエレノアに物語の内容が気に入ったことを伝え、彼女を家に招き入れる。

エレノアの母クララ(ジェマ・アータートン)は、ストリップ・クラブでダンサーをしていたがその場から逃れる。

クラブでクララを捜す男ワーナー(トゥーレ・リントハート)は、彼女追って捕え、エレノアがどこに居るかを聞き出そうとする。

老人は、エレノアに秘密があることを悟り、準備ができていることを伝える。

エレノアは、老人の手首を爪て突き刺して噛み血を吸う。

クララは、ワーナーの傷の手当てをしようとして、彼の首を切りおとす。

アパートの部屋に戻ったエレノアは死体を確認し、クララから旅立つと言われ、二人はその場に火を放つ。

再び放浪生活に戻った二人は、ヒッチハイクで海辺の町にたどり着く。

クララは稼ぐと言って男を探し、エレノアは高齢者保養施設のレストランで、その場にあったピアノを弾く。

ウエイターのフランク(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)に声をかけられたエレノアは、多くを語らずその場を離れる。

クララは、街角にいたノエル(ダニエル・メイズ)を誘うものの、彼が母親を亡くし気落ちしていることを知り、家に向かうことになる。

仕事を終えたフランクはエレノアを見つけて、ピアノの演奏を褒め、老人達から集めた小銭を渡す。

エレノアはフランクに感謝して別れ、現れたクララから妹だとノエル紹介される。

二人は、ノエルの母親が経営していた老朽化したゲストハウス”ビザンチウム”に向かう。

エレノアは部屋に案内され、クララとノエルは愛し合う。

その頃、アパートの焼死体の捜査が始まり、翌朝クララはその件をネットで知る。

ノエルは、孤児院で辛い目に遭ったと聞いたエレノアを気遣うが、彼女は、クララが姉ではないという真実を話そうとする。

その後クララは、ゲストハウスを売春宿にしようと考え、それをノエルに提案する。
__________

19世紀。
クララは、少女時代に二人の軍人ダーヴェル(サム・ライリー)とルヴェン(ジョニー・リー・ミラー)と出会う。

ルヴェンはクララを娼館に連れて行き働かせて、やがて彼女は禁じられていた子供を産んでしまう。

クララは、殺される運命のエレノアと名付けられた子供を連れて孤児院に向かい娘と別れる。
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自転車に乗るフランクとぶつかってしまったエレノアは、彼が転倒して手首を切ってしまったために家に連れて行く。

エレノアは、病院に向かったフランクの鮮血の浸ったハンカチを吸ってしまう。

フランクを見舞ったエレノアは、彼が白血病であることを知る。

エレノアは帰り際に、病室で死にかけている老女に平穏な死を与える。

一方クララは、町で若い女性を集め、ゲストハウスを売春宿に改装して稼ぎ始める。

エレノアは回復したフランクと親交を深めるが、複雑な思いでいた。
__________

孤児院に預けたエレノアの養育費を稼ぐために、無理をして働いていたクララは肺病患う。

そんな時、ルヴェンに虐げられていたクララの前に、死んだはずのダーヴェルが現れる。
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エレノアは、自分の生い立ちを綴った物語をフランクに渡す。
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ルヴェンは、病に蝕まれていたダーヴェルと共に、彼がある男達から渡された地図を基に孤島に向かう。

ダーヴェルがコウモリの群れに襲われて死んだことを知ったルヴェンは、彼の財産を奪ったことをクララに話す。

物語を読んだフランクはエレノアを訪ねるが、クララは彼を追い払ってしまう。

それを知ったエレノアはフランク追い、戸惑う彼に物語が真実だと伝える。

フランクは、物語を教師ケヴィン(トム・ホランダー)に見せて、彼は、同僚のモラッグ(マリア・ドイル・ケネディ)に意見を求める。
__________

ヴァンパイアとなったことをルヴェンに伝えたダーヴェルは、自らもそれを望む彼に、死を覚悟した者だけが得られることをクララの前で伝えて島の地図を渡す。
__________

ビザンチウムを訪ねたケヴィンは、ノエルにエレノアの保護者と会わせることを要求する。

ケヴィンは戸惑うノエルに、早急に連絡がない場合は福祉局と警察に連絡することを伝えてその場を去る。

エレノアを呼んだモラッグは、物語の内容を聞き、クララが地図を奪って孤島に向かったことを知る。

クララはエレノアが16歳の時に戻ったこという話を聞いたモラッグは、200歳を超える彼女の話しに半信半疑だった。

数十年後に安らぎを与えることになる話しをしたエレノアは、今やっていてほしいというモラッグに、まだ早すぎると答える。

エレノアの話に興味を持つフランクは、彼女を誕生日のパーティーに招待する。

地図を持参してフランクの家に向かったエレノアは、それを彼に渡す。

部屋に招き入れられたエレノアは、自分を殺してもいいと言うフランクに寄り添う。

ケヴィンを訪ねたクララは、物語のことを話しながら彼に迫る。
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ヴァンパイアとなったクララは、”同盟”は男達に限られるとダーヴェルに言われる。

追放されたクララは、孤児院で成長したエレノアを連れて孤島に向かい同化させる。
__________

生かしてしまったルヴェンに、エレノアが襲われたことを語ったクララは、ケヴィンを噛み殺す。

死を求めるフランクの手首を噛んだエレノアは、旅立つ決意をして荷物をまとめる。

クララは、エレノアが自分達の正体を明かしたこと責めるが、ノエルが彼女をなだめる。

ノエルはエレノアを自由にしてあげるようクララを説得するが、彼はエレベーターから落下死してしまう。

エレベーターにエレノアを閉じ込めたクララは、フランクの元に向かう。

エレノアはノエルの携帯電話を手にしてフランクに電話するが、クララがそれに出て彼に襲い掛かろうとする。

ケヴィンの死を知ったモラッグは、ビザンチウムに向かい、警官に扮したダーヴェルと共に閉じ込められていたエレノアを救う。

同盟の男は電話を奪い、クララにエレノアを奪うことを伝える。

モラッグは警官達が偽者だと気づき、クララがその車に襲いかかる。

クララは振り落とされて、取り乱すモラッグは殺される。

ダーヴェルに捕えられたクララは殺されそうになるが、彼は同盟の男を殺して証拠を消す。

クララは、一生、母親ではいられないとことをエレノアに伝えて現金を渡して彼女を旅立たせ、ダーヴェルに共に生きようと提案される。

そして、孤島に向かったエレノアはフランクを同化させる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ヴァンパイアの少女エレノア・ウェッブと母親クララは、世間から身を隠す放浪の旅を続ける生活をしていた。
襲われたクララは、エレノアを連れて海辺の町にた辿り着き、母親を亡くした男性ノエルに出会う。
クララは、ノエルの母親の老朽化したゲストハウス”ビザンチウム”を娼館にして稼ぐことを考える。
エレノアはウエイターのフランクと知り合い、彼と親交を深めながら過去を振り返る。
19世紀、クララは軍人のルヴェン出会い娼館に連れて行かれて娼婦になる。
禁じられていた子供を産んでしまったクララは、殺される運である、エレノアと名付けられた娘を孤児院に預ける。
その後、死んだはずの同じ軍人ダーヴェルが戻ったことに驚いたルヴェンは、彼がヴァンパイアになったことを知り、秘密の地図を渡される。
ルヴェンに虐げられ肺病患っていクララは、地図を横取りして、永遠の命が得られるヴァンパイアになろうとするのだが・・・。
__________

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)でも同じヴァンパイアをテーマにしたニール・ジョーダンが監督したことで注目を集めた作品。

同作の衝撃には及ばないものの、若手実力派スター、シアーシャ・ローナンジェマ・アータートンを起用し、隠された過去などを謎めいた雰囲気で描く、ホラー・サスペンスとしてまずまず見応えがある。

シアーシャ・ローナンは、撮影当時、主人公と同じ設定の16歳であり、落ち着いた抑えた演技は素晴らしい。

姉として登場するものの、悲しい過去を背負う主人公の母であるジェマ・アータートンの、体を張った好演も光る。

その彼女に大きく関わる軍人サム・ライリージョニー・リー・ミラー、主人公と親交を深める青年役ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ゲストハウスの所有者ダニエル・メイズ、教師マリア・ドイル・ケネディトム・ホランダー、ヴァンパイアのトゥーレ・リントハートなどが共演している。


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