カリートの道 Carlito’s Way (1993) 3/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

資金を作り足を荒い高飛びを考える元麻薬王が、愛する女性のために命懸けで生き抜こうとする姿を描く、監督ブライアン・デ・パルマアル・パチーノショーン・ペンペネロープ・アン・ミラー他共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ブライアン・デ・パルマ
製作総指揮
オートウィン・フレイヤームス
ルイス・A・ストローラー
製作
マーティン・ブレグマン
マイケル・スコット・ブレグマン
ウィル・ベアー
原作:エドウィン・トレス
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:スティーブン・H・ブラム
編集
クリスティナ・ボーデン
ビル・パンコー
音楽:パトリック・ドイル

出演
アル・パチーノ:カリート“チャーリー”ブリガンテ
ショーン・ペン:デヴィッド・クラインフェルド
ペネロープ・アン・ミラー:ゲイル
ジェームズ・レブホーン:ノーウォーク
ルイス・ガスマン:パチャンガ
ジョン・レグイザモ:ベニー・ブランコ
ジョセフ・シラーヴォ:ヴィニー・タグリアルッチ
フランク・ミヌッチ:トニー・タグリアルッチ
エイドリアン・パスダー:フランキー・タグリアルッチ
ホルヘ・ポーセル:サッソ
ヴィゴ・モーテンセン:ラリーン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2000年製作 143分
公開
北米:1993年11月10日
日本:1994年4月
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $36,948,322
世界 $63,848,322


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1975年、ニューヨーク
元麻薬王カリート・ブリガンテ(アル・パチーノ)は、巧みな話術と、お抱え弁護士デヴィッド・クラインフェルド(ショーン・ペン)の助力により30年の刑を5年で釈放される。

足を洗いバハマで車のレンタル業を始める考えがあったカリートは、かつての縄張りで、従兄弟が絡む麻薬取引の資金を奪って逃走してしまう。

クラインフェルドには、貸しを取り戻したと話したカリートは、用心棒を探す彼に昔の仲間パチャンガ(ルイス・ガスマン)を紹介する。

カリートは、旧友サッソ(ホルヘ・ポーセル)と手を組み、奪った金をつぎ込み資金を増やそうとする。

サッソのクラブに出入りする、界隈で名を上げ始めている、ブロンクスの売人ベニー・ブランコ(ジョン・レグイザモ)がカリートに接触するが、彼はブランコをチンピラ扱いする。

ある日カリートは、かつて、傷つけてしまった元恋人でダンサーのゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)と再会する。

クラインフェルドは、依頼人である服役中の囚人トニー・タグリアルッチ(フランク・ミヌッチ)に脅迫されて、脱獄を手助けすることを強要される。

ある日、カリートの前に、昔の仲間ラリーン(ヴィゴ・モーテンセン)が現れる。

しかしラリーンは、ノーウォーク検事(ジェームズ・レブホーン)の送り込んだイヌだった。

カリートは、ミュージカルのダンサーだと思っていたゲイルが、ストリッパーだと知りショックを受けるが、話はしたものの、私生活に干渉されたくない彼女は、すぐにカリートの元を去る。

のし上がってきたブランコと、カリートはクラブでトラブルになり、カリートは、ブランコを袋叩きにして店から放り出す。

パチャンガはブランコを殺そうとするが、殺しに手を染める気のないカリートは、彼を痛めつけただけで解放する。

クラインフェルドから、タグリアルッチの脱獄の手助けを頼まれたカリートは、それを渋々承知する。

カリートはゲイルと寄りを戻し、バハマの話に彼女もその気になる。

ゲイルは、カリートがクラインフェルドと危ない橋を渡ろうとしていること知り、それを止めようとする。

しかし、カリートは恩人のクラインフェルドを見捨てることはできなかった。

カリートとクラインフェルドは、タグリアルッチを脱獄させるため、彼の息子フランキー(エイドリアン・パスダー)と共に、川沿いの刑務所にボートで向かう。

予定通り、タグリアルッチを見つけたクラインフェルドは、彼と息子フランキーを殺し、川に遺体を捨ててしまう。

クラインフェルドが、タグリアルッチの賄賂を横領したこと知ったカリートは、借りを返したと言わせて彼を見限り、その場を立ち去る。

サッソから、パチャンガがブランコに寝返ったと知らされたカリートは、一線を越えてしまった自分の命が危ういことを察する。

イタリアン・マフィアのボス、タグリアルッチと息子を殺して、それを隠し通せる訳もなく、クラインフェルドは報復により胸を指されてしまう。

クラインフェルドは一命を取り留めるが、カリートは警察に連行される。

カリートはノーウォーク検事から、クラインフェルドがあらゆる悪に手を染めたことを聞かされる。

クラインフェルドが、自分を裏切った証拠となるテープを聞かされたカリートは、タグリアルッチ親子殺害の件も追求される。

ノーウォークは、協力と引き換えにカリートを釈放し、バハマに行かせることを約束するが、彼は白を切る。

ゲイルは、助かる道はノーウォークへの協力しかないとカリートを説得するが、彼はそれを聞き入れずバハマに2人で逃亡しようとする。

そしてカリートは、クラインフェルドの真意を探りに病院に向かう。

クラインフェルドの裏切りを確信したカリートだったが、警官に扮したタグリアルッチの息子ヴィニー(ジョセフ・シラーヴォ)が、報復の一撃をクラインフェルドに放つ。

カリートは、パチャンガにゲイルとの逃亡に手を貸すよう指示を出し、クラブの金庫の7万ドルを取りにに行く。

タグリアルッチの件で探りを入れてきたマフィアとヴィニーがクラブに現れ、カリートの命を狙う。

クラブを抜け出したカリートは、地下鉄で、ゲイルの待つグランド・セントラル駅に向かい、ヴィニー達の追撃をかわしてホームに向かう。

ゲイルの元にたどり着いたカリートだったが、パチャンガの裏切りにより、待ち伏せしていたブランコに銃撃される。

そしてカリートは、ゲイルに7万ドルを渡して街を出ることを指示し、病院に運ばれる途中、静かに息を引き取る。


解説 評価 感想 ■

1975年に発表された、ニューヨーク州最高裁元判事エドウィン・トレスの同名著書と続編”After Hours”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

1975年、ニューヨーク
元麻薬王カリート・ブリガンテは、お抱え弁護士クラインフェルドの助力により、30年の刑を5年に減刑され出所する。
カリートは、足を洗いバハマに移住するために資金を作り、高飛びの準備を始め、元恋人でダンサーのゲイルに再会する。
そんな時、苦楽を共にしたクラインフェルドが、依頼人の服役囚の脱獄を助けることになる。
カリートは、恩人のために、その手助けをすることになるのだが・・・。
__________

スカーフェイス」(1983)以来、10年振りのコンビとなる、ブライアン・デ・パルマと、前年「セント・オブ・ウーマン」(1992)で、念願だったオスカーを獲得したアル・パチーノの顔合わせということで、大いに話題になった作品。

残念ながら、興行的に突出した成績を残せた作品ではないが、後年、評価が高まり、やや浮き沈みが激しかったブライアン・デ・パルマは、次回作の「ミッション:インポッシブル」(1996)で大ヒットを飛ばすことになる。

アル・パチーノの演技の邪魔をしないように、あえてデ・パルマらしい映像表現を抑えていたようにも思える作風だが、クライマックスの地下鉄からグランド・セントラル駅の追跡劇は、いかにも彼らしい三次元的な映像であり印象に残る。

50歳を過ぎ、円熟期を迎えたアル・パチーノの重厚な演技は、親子ほどの年の差の共演陣を見事にコントロールしているような、優雅さすら感じる。
アップで捉える、目だけで演ずるラストの彼の演技も素晴らしい。

やや道化的な役を演ずる、ショーン・ペンの確かな演技も見もので、本作をきっかけに、ハリウッドを代表する演技者として飛躍していく、彼の才能が窺える。

主人公の恋人で、体当たりの熱演を見せるペネロープ・アン・ミラー、検事のジェームズ・レブホーン、主人公の用心棒ながら、結局は裏切るルイス・ガスマン、チンピラの売人からのし上がっていくジョン・レグイザモ、父と兄を殺されるマフィア、ジョセフ・シラーヴォ、さらにヴィゴ・モーテンセンが、短いながらも印象に残る役で登場する。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター