キャリー Carrie (2013) 2/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1974年に発表された、スティーヴン・キングのデビュー作でもある”キャリー”の映画化で、1976年に公開された傑作ホラー「キャリー」のリメイク。
超能力を持ちながらクラスメイトから疎外される女子高生の運命を描く、監督キンバリー・ピアース、主演クロエ・グレース・モレッツジュリアン・ムーアジュディ・グリアポーシャ・ダブルデイガブリエラ・ワイルド他共演のホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:キンバリー・ピアース
製作:ケヴィン・ミッシャー
製作総指揮:J・マイルズ・デイル
原作:スティーヴン・キングキャリー
脚本
ロバート・アギーレ=サカサ

ローレンス・D・コーエン
撮影:スティーヴ・イェドリン
編集
リー・パーシー

ナンシー・リチャードソン
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
キャリー・ホワイト:クロエ・グレース・モレッツ

リタ・デジャルダン:ジュディ・グリア
マーガレット・ホワイト:ジュリアン・ムーア
クリス・ハーゲンセン:ポーシャ・ダブルデイ
スー・スネル:ガブリエラ・ワイルド
トミー・ロス:アンセル・エルゴート
ビリー・ノーラン:アレックス・ラッセル
ヘンリー・モートン:バリー・シャバカ・ヘンリー
ハーゲンセン:ハート・ボックナー
ティナ・ブレイク:ゾーイ・ベルキン
ヘザー:サマンサ・ワインスタイン

ニッキ・ワトソン:カリッサ・ストレイン
リジー・ワトソン:ケイティー・ストレイン
ジョン:デレク・マクグラス

ケニー・ガーソン:カイル・マック
ジャッキー・タルボット:マックス・トップリン

エレノア・スネル:シンシア・プレストン
エドウィン・ウルマン:ジェファーソン・ブラウン
ジョージ・ドーソン:デミトリウス・ジョイッテ
エリカ・ゴーガン:モーナ・トラーレ
アーニー・ピーターソン:フィリップ・ノズカ

アメリカ 映画
配給
MGM

スクリーン・ジェムズ
2013年製作 99分
公開
北米:2013年10月18日
日本:2013年11月8日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $35,266,619
世界 $85,039,284


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

マーガレット・ホワイト(ジュリアン・ムーア)は、苦しみながら一人で出産する。

それを神の試練と考えるマーガレットは、悪を断ち切ると呟きながら子供を殺そうとするが、思い止まり抱き寄せる。
___________

高校生であるマーガレットの娘キャリー(クロエ・グレース・モレッツ)は、内気でクラスメイトからは変人扱いされていた。

そんなキャリーは体育の授業の後、シャワー室で出血して取り乱してしまう。

生理のことを知らなかったキャリーは混乱するが、クリス・ハーゲンセン(ポーシャ・ダブルデイ)らは彼女をからかい、その様子を動画撮影して騒ぎ始める。

それを鎮めた体育教師のリタ・デジャルダン(ジュディ・グリア)は、キャリーをいじめることに疑問を感じ始めていたスー・スネル(ガブリエラ・ワイルド)から事情を聞き、生徒達にその場から出るよう指示する。

デジャルダンは、興奮するキャリーを落ち着かせて校長室に連れて行こうとするが、その場の電気がショートする。

校長のヘンリー・モートン(バリー・シャバカ・ヘンリー)はキャリーを気遣い、デジャルダンは、強い態度で接したことを謝罪して、キャリーが女性の体の変化などについて何も知らないことを確認する。

モートンは、騒ぎを起こしたクリスらの処罰をデジャルダンに任せて、キャリーの母親マーガレットに報告しようとする。

キャリーはそれを拒み興奮したため、ウォーター・サーバーが壊れてしまう。

その後、迎えに来たマーガレットと共にキャリーは自宅に向かい、デジャルダンは校舎を出る二人を見守る。

クリスは、ボーイフレンドのビリー・ノーラン(アレックス・ラッセル)にキャリーの映像を見せるが、スーはその行為を見て気が引ける。

自宅に向かう車内でキャリーはマーガレットに謝罪し、なぜ自分に生理のことなどを教えてくれなかったのかを問う。

家に着き、中で話すと言うマーガレットに反論するキャリーだったが、マーガレットは答えずに玄関に向かう。

キャリーは、現れた少年にからかわれたため、自転車に乗っている彼を転倒させてしまい特別な能力を感じ始める。

マーガレットに改めて生理のことを聞くキャリーだったが、まともな返事をもらえない。

狂信的なマーガレットは、自分が罪深い者だと言われたため、神の許しを請うようキャリーをクローゼットに閉じ込め、自分の腕を傷つける。

キャリーは興奮してドアに亀裂が入り、十字架のキリストからは血が流れ、異変を感じるマーガレットは神に救いを求める。

その夜、ボーイフレンドのトミー・ロス(アンセル・エルゴート)と愛し合っていたスーは、キャリーにした行為を後悔していることを彼に語る。

その頃、反省する気のないクリスは、撮ったキャリーの動画を”You Tube”にアップしてしまう。

クローゼットで眠ってしまっていたキャリーが、祈りを済ませたことを知ったマーガレットは彼女に愛を告げる。

翌日デジャルダンは、騒ぎを起こしたクリスとスーらを非難して罰を与える。

それを拒む者は停学となりプロムには出れないため、クリスらは仕方なくそれに従う。

しかし、クリスは不平を言い始め、デジャルダンは容赦なく彼女にその場から去るよう命ずる。

クリスは、スーらがデジャルダンに従うことに失望する。

登校したキャリーは、生徒達の視線を気にしながらトイレに向かい、手を触れずに鏡を割りそれを自在に動かせることを知る。

図書館でマジック・パワーについてを調べたキャリーは、超能力などにも興味を持ち始める。

洋裁の仕事をするマーガレットは、スーのプロムのドレスを受け取りに来た母親エレノア(シンシア・プレストン)から、騒ぎを起こしたことで謝罪される。

その言葉に納得できないマーガレットは、仕立てに満足するエレノアの話を聞きながら自分の大腿部を傷つける。

今回の件でクリスは、父親(ハート・ボックナー)と共に校長モートンに抗議するが、同席したデジャルダンは、スマートフォンの動画を確認するよう指摘する。

動画がなければ謝罪してプロムへの出席を認めるとデジャルダンに言われたクリスだったが、彼女はそれを拒み退席する。

スーらの元に向かったクリスは、自分を庇わない彼女らを非難する。

しかしスーは、キャリーにした行為を後悔していることを伝え、クリスに侮辱されるもののそれを無視してその場を去る。

その夜キャリーは、自分に備わっている能力を確認する。

翌日スーは、キャリーに対しての罪滅ぼしとして、彼女をプロムに誘うことをトミーに提案する。

それに同意できないトミーだったが、プロムを諦めたとまで言うスーの気持ちを知りキャリーを誘う。

それを信じられるはずもないキャリーは悩むが、デジャルダンは彼女がプロムに誘われたことを喜ぶ。

相手がトミーだと知ったデジャルダンは、からかわれているというキャリーの気持ちも察しながら、トミーが本気かもしれないと彼女に伝える。

キャリーを鏡の前に立たせたデジャルダンは、可愛らしい少女である彼女に自信を持つよう励ます。

その後デジャルダンは、スーとトミーを呼び出して二人の真意を聞き、何も企んでいないことを確認するものの警戒する。

帰宅したキャリーは、その場で待っていたトミーに再び誘われ、仕方なくプロムのパートナーを承知する。

喜びを感じたキャリーは、生地を手に入れて自分でドレスを作ろうとする。

キャリーがプロムに誘われたことを知ったマーガレットは、傷つくだけだと言って、クローゼットに入り神に許しを請うよう指示する。

興奮したキャリーは物を動かし、驚いたマーガレットは宙に浮かぶ。

魔女だと言われたキャリーは、祈りは自分がするべきだとマーガレットに伝えて、プロムには行くと言い張る。

クリスは、トミーがキャリーを誘ったことにショックを受け、ビリーらとプロムを妨害するたことを考え、養豚場に向かい豚を殺し血液を採取する。

会場に侵入したクリスらは、バケツに血液を入れてステージの上に仕掛ける。

吐き気がするスーは、体の異変を感じる。

キャリーは、購入してきた生地でドレスを仕上げる。

プロム当日。
ドレスを身に着けたキャリーを、マーガレットは尚も止めようとするものの、トミーがリムジンで迎えに来る。

悪魔だと言われたキャリーは、マーガレットを超能力で黙らせてクローゼットに閉じ込める。

トミーと共に会場に着いたキャリーは、デジャルダンに気づき話しかけられ、きれいだと言われる。

キャリーとトミーはフロアで踊り始めて楽しい時を過ごし、キャリーはトミーから2次会にも誘われる。

キング&クイーンの投票が始まり、候補になっていることを知ったキャリーは、トミーに勧められて自分達に投票する。

ステージの上で待機するクリスからメールを受け取ったスーは、キャリーに何かが起きることを知り会場に向かう。

投票結果は操作されて、キャリーとトミーがキング&クイーンに選ばれステージに上がる。

会場に着いたスーは、ステージの上のクリスらに気づく。

スーがその場に現れたことを知ったデジャルダンは、彼女が何かを企んでいると考えて追い出す。

その瞬間、クリスはバケツのロープを引き、血液はキャリーに浴びせられる。

会場ではキャリーのシャワー室の動画も流され、落下したバケツがトミーの頭部を直撃して彼は死亡する。

クリスとビリーはその場から逃れる。

怒りを爆発させたキャリーは、会場内に生徒達を閉じ込め、その場を破壊し自分をからかった者達を次々と殺害する。

デジャルダンをステージに上げたキャリーは、出火して大惨事となった会場から離れ、車で逃亡するクリスとビリーを追う。

地割れを起こされ行く手を阻まれたクリスは、目の前に現れたキャリーを轢き殺すようビリーに指示する。

キャリーは突進してくる車を目の前で止めて、その衝撃で顔面を打ったビリーは死亡する。

抵抗しようとするクリスを車ごと宙に浮かべたキャリーは、それをガソリンスタンドに突入させる。

クリスの顔面はフロントガラスにめり込み息絶え、それを確認したキャリーはガソリンスタンドを爆破する。

スーは、惨状を見守る助かったデジャルダンに歩み寄るものの、何も語らずにその場を去る。

帰宅したキャリーは、マーガレットがクローゼットから脱出したことを知る。

動揺しながら血だらけの体を洗うキャリーは、現れたマーガレットにその夜のことを伝える。

マーガレットは、犯されて子供を授かった経緯をキャリーに話し、出産した際に殺すべきだったものの勇気がなく、その後は娘を心から愛したことを伝える。

共に祈り始めたマーガレットだったが、キャリーの背中をナイフで刺す。

抵抗したキャリーは、尚も襲いかかるマーガレットをナイフやハサミで壁に磔にする。

息のあったマーガレットを助けて床に寝かせたキャリーは、現れたスーに力になりたいと言われる。

謝罪するスーを退けるキャリーは、彼女らのした行為を非難する。

息絶えたマーガレットを抱き寄せ、崩れ始めた家から出るようスーに指示したキャリーは、お腹の子が女の子だと彼女に伝える。

驚くスーは外に出され、家が崩れて地中に埋まる様子を見守る。

その後スーは、事件が自然災害であったかを法廷で判事から問われるが、キャリーが超能力の持ち主であったと答える。

しかしキャリーは普通の子であり、自分達に責任があったとスーは語る。

スーはキャリーの墓に向かい、”地獄で焼かれろ”といういたずら書きがされている墓石に花を手向ける。

スーが去った後、墓石に亀裂が入り壊れ始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

狂信的な母親マーガレットに育てられた内気な高校生キャリー・ホワイトは、クラスメイトに変人扱いされていた。
ある日キャリーは、クラスメイトのクリスやスーらにからかわれて騒動となる。
体育教師のデジャルダンは騒ぎを起こした者達を罰し、それに従わないクリスは処分されプロムの出席を禁じられる。
キャリーはその事件がきっかけで、超能力が身についていることを知る。
スーは、キャリーに対する行為を後悔して、ボーイフレンドのトミーにキャリーをプロムに誘うよう提案する。
それを知ったクリスは、全てをキャリーの責任にして彼女を陥れることを企むのだが・・・。
__________

1970年代のみならず、ホラー映画の代表作として高い評価を受けた旧作「キャリー」(1976)の内容をほぼ継承するストーリー。

旧作を監督したブライアン・デ・パルマの見事な演出、そして彼の独特の映像手法を再現するわけにもいかないキンバリー・ピアースは、女性らしい繊細さは感じられるものの、ホラーとしては”大人しい”、無難にまとめたコピー作品と言われても致し方ないというところだろうか。

主人公が、クイーンに選ばれた絶頂からみじめな姿にされるに至るまでの緊迫感・・・、それを見事に映し出す”映像美”とも言えるブライアン・デ・パルマの旧作のテクニックを思い出すと、本作はそのシーンやラストなども含め全てが平凡に感じてしまう。

主演を熱演する、非常に人気の高い少女スターのクロエ・グレース・モレッツが、他の女子生徒よりも可愛らしい上に魅力的に見えてしまうところも疑問だ。

主人公の母親を貫録の演技で演ずる、誰もが認める実力派ジュリアン・ムーアの出演がなければ、単なる3流ホラーに終わってしまったかもしれない。

旧作では、主人公を温かく見守るものの容赦なく殺されてしまう役、体育教師のジュディ・グリア、主人公に恨みを持つクラスメイトのポーシャ・ダブルデイ、主人公に同情するガブリエラ・ワイルド、そのボーイフレンドのアンセル・エルゴート、クリス(ポーシャ・ダブルデイ)のボーイフレンドのアレックス・ラッセル、校長バリー・シャバカ・ヘンリー、クリスの父親ハート・ボックナーなどが共演している。


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