CA$H Ca$h (2010) 3.25/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆  

偶然に拾った大金が犯罪が絡むものと分かり、その所有者を名乗る男に”返済”を迫られる若い夫婦のトラブルを描くショーン・ビーンクリス・ヘムズワース共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴン・ミルバーン・アンダーソン
製作
ナヴィーン・チャサッパラム

プレマ・セクック
スティーヴン・ミルバーン・アンダーソン
脚本:スティーヴン・ミルバーン・アンダーソン
撮影
ジョン・R・レオネッティ

ロバート・プライムス
編集:マーク・コンテ
音楽:ジェシー・ヴォッチア

出演
パイク/リース・キュービック:
ショーン・ビーン

サム・フェラン:クリス・ヘムズワース
レスリー・フェラン:ヴィクトリア・プロフェッタ
メルヴィン・ゴールドバーグ:マイク・スター
デール:マイケル・マンテル
グレン:グレン・プラマー

アメリカ 映画
配給
Roadside Attractions

2010年製作 108分
公開
北米:2010年3月26日
日本:未公開
製作費 $7,000,000
北米興行収入 $46,451


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
シカゴ
イギリス人のパイク・キュービック(ショーン・ビーン)は、モーテルの部屋を1週間借りて、収監中の双子の弟リース(ショーン・ビーン)に会いに行く。

クック郡刑務所。
リースは、現金50万ドル以上を奪って逃走したのだが、それを高架から投げ捨てて、あるステーションワゴンのボンネットの上に落ちたということをパイクに伝える。

ステーションワゴンの持ち主サム・フェラン(クリス・ヘムズワース)は、車をへこまされて憤慨し、高架から落ちてきたスーツケースを投げ捨てるのだが、その中の大金に気づく。

その朝サムは、いつものように妻レスリー(ヴィクトリア・プロフェッタ)を職場に送り勤め先に向い、途中でスーツケースが落下してきたのだった。

パイクは、大都会シカゴで、どうやって車を見つけるかを考えるが、大金を手に入れた者が、必ず車を買うとリースに助言される。

あるディーラーに向かったパイクは、現金の購入客の足取りを掴むヒントを得て、自動車局に書類が回ることを知る。

その日の午後、住宅ローンの銀行返済を迫られていたレスリーは、遅れて現われたサムが、貸付係のデール(マイケル・マンテル)を侮辱したために焦ってしまう。

しかしサムは、返済分7000ドル余りをキャッシュで払ってしまう。

帰宅したサムは、レスリーに大金を見せて、二人はその総額を調べてみる。

その頃、自動車局に向ったパイクは、例の書類がある場所を確認する。

現金は約62万ドルあり、届け出るべきだというレスリーを説得して、サムは好きなようにそれを使おうとする。

あるバーに向ったパイクは、銃や手錠、そして自動車局の鍵を手に入れ、その場に侵入して、車をキャッシュで買った者の書類を盗み出す。

サムとレスリーは、車や家具など派手な買い物をする。

パイクは、ステーションワゴンを調べ、それが”ビュイック”(センチュリー・ワゴン)だと突き止める。

キャッシュで新車を購入した者達を探し始めたパイクは、まず、配管工のグレン(グレン・プラマー)の元に向かい、侮辱されたために脅して帰る。

インド人も人違いだったため、メルヴィン・ゴールドバーグ(マイク・スター)の家を訪ねたパイクは、嘘をつく彼を叩き
のめす。

メルヴィンが金を奪ったと思ったパイクだったが、やはり違うと分かり、その場を立ち去る。

生活が一変したサムとレスリーは、優雅な毎日を送るが、ある朝パイクが現われる。

事業投資を考えていたサムは、パイクがその関係者かと思うが、購入した”レンジ・ローバー”についての質問を受けることになる。

サムが”ビュイック”のステーションワゴンに乗っいたことを知ったパイクは、突然、動揺し始めたサムに脅しをかける。

パイクはサムに、家にある現金を集めるように指示して、レスリーには、領収書をチェックして使った金額を調べさせる。

更にパイクは、サムに、銀行に預けた金を全て下ろす準備をさせて、使った金が7万4000ドル余りだと知る。

最初の現金から使った金額を引き、約55万ドルが銀行にあるはずだと判断して、パイクはサムとレスリーを伴い銀行に向う。

銀行を回り家に戻ったパイクは、27万ドル弱が足りないことに気づき、それがレスリーの母親の家にあることを知る。

全てを合計しても3000ドル強が足りなかったが、パイクは使い道は追求せずに、その金額と約7万4000ドルの合計金額を確認する。

食事をしたパイクは、明日の予定があるために、その場に泊まることを二人に伝える。

レスリーは警察に連絡しようとするが、サムがそれを静止しして、パイクが引き揚げるのを待つよう説得して眠る。

翌日、レスリーの母親の元に向った三人だったが、彼女が600ドルを使い込んだことが分かる。

モーテルに向ったパイクは、チェックアウトしようとして、2日分の払い戻しを要求する。

オーナーがそれを拒んだため、パイクは彼を痛めつけて金を受け取り、サムの家に戻る。

パイクは、サムとレスリーを縛り上げてリースの元に向かい、金を見つけたことを伝える。

喜ぶリースは、二人が使った分を諦めようとするが、パイクは回収すると言張る。

家に戻ったパイクは、サムとレスリーに、使った分の5日以内の返済を迫り、電話を全て押収して、現金調達の計画を練らせる。

レンジ・ローバー”を5300ドルで売り払い、”ビュイック”は返してもらうが、尚も残額を請求するパイクに、レスリーが我慢の限界に達し、言いなりになるサムを非難する。

レスリーは、パイクの脅しに動ずることなく車を降りるが、彼が銃を所持しているのを見たサムは、レスリーを車内に戻し、住宅ローンを組んだ銀行に向う。

デールに会ったパイクは、1万1000ドル余りを二人に融資させて現金化し、サムに、残金1万4000ドル弱の返済方法を尋ねる。

二人は返済できる当てもなく、憤懣遣る方ないレスリーは、端数の11セントをパイクに渡し、彼はそれを受け取り、スーツケースに入れる。

その夜、逃げ出そうとした二人を、パイクは難なく捕らえて家に戻し、脅しをかける。

翌日、パイクはレスリーに銃を向けて、サムに強盗をさせようとする。

パイクは、サムに銃と携帯電話を渡し、ある店から464ドルを盗ませ、次にレスリーがコンビニを襲う。

レスリーはパイクの指示通り、紙幣に加えて硬貨やタバコ、スナックまで奪い車に戻る。

三人は家に戻り、その日に奪った金が、2100ドル余りだったことを確認する。

ニュースで三人組の強盗事件は報道されるが、パイクは動揺することなく、翌日は、彼の車で犯行を重ねる。

慣れてきたレスリーは過激な行動もし始め、残り1日で、残金は6000ドル弱になる。

テレビ報道で、逮捕された場合には長期刑となる可能性があることを知り、パイクは、レスリーが過激な行動をとったために、は終身刑もあり得るとからかう。

憤慨したサムはパイクに襲い掛かるが、逆に叩きのめされてしまう。

レスリーは、色仕掛けでパイクに迫ろうとするが、彼には通用しなかった。

翌朝、一度で終わらせると言って、サムは銀行を強盗を提案して、それを承知したパイクは、彼と共にデールの銀行に押し入り、難なく現金を手に入れる。

三人は車で逃走し、金を数えたサムは、返済分意外は道路にばら撒いてしまう。

直後にサムは、車を運転するパイクに銃を向けて、三人は車内で揉み合いになる。

サムはパイクを射殺し、車ごとプレスにかけられ、彼の遺体も処分される。

その後サムとレスリーは、襲った店や銀行に現金を返し、強盗事件は未解決に終わる可能性が高まり、大金を前に二人は安堵する。

その頃、現金の所有者リースが出所する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
シカゴ
イギリス人のパイク・キュービックは、服役中の双子の弟リースから、奪った現金50万ドル以上を捨てた際、それを拾った者がいることを知らされ、その男を捜そうとする。
その大金を手に入れたサム・フェランは、住宅ローンの未返済分を支払い、自宅に戻り、妻のレスリーに現金を見せる。
62万ドルもの大金を前に、レスリーは届け出るべきだと考えるが、サムに説得されて、二人はそれを好きなように使おうとする。
リースに、大金を手にした者が、必ず車を買うだろうと言われていたパイクは、支払いを現金で済ませた者に目を付け、自動車局に侵入して書類を奪い、男を捜し始める。
同じ頃、仕事を辞めたサムとレスリーは、派手な買い物をして、車や家具を手に入れ、優雅な暮らしを始める。
そこに、パイクが現われ、彼はサムが現金を拾った男だと知り、彼とレスリーに、使い込んだ分を含めた”返済”を1セント単位で求めるのだが・・・。

_________

紳士風のイギリス人、ストイックな雰囲気を持つその行動、1セントにまで拘る金への執着、そして暴力的な側面を持つ謎の男を演ずる、ショーン・ビーンの魅力が注目の作品。

何の気なしに観ていた双子を演ずる主人公が、ラストで一捻りとなる演出、随所で見られるコミカルなタッチも、なもなかなか面白い。

人気上昇中のクリス・ヘムズワースの、疑いない主演作に思える邦題は無視するべきだ。
ショーン・ビーンの圧倒的な存在感を前に、彼は全くの脇役で、付け加えれば、その彼に怯むことなのない妻役のヴィクトリア・プロフェッタの熱演の方が印象に残る。

北米公開されたとは言えないほどの、最高でわずか43館の上映に留まり、当然、日本では劇場未公開に終わった。

現金を拾った男に疑われるマイク・スターグレン・プラマー、銀行の貸付係マイケル・マンテルなどが共演している。


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