セルラー Cellular (2004) 3.14/5 (7)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

犯罪に巻き込まれて誘拐された女性高校教師と彼女から電話を受けた青年が、携帯電話の通話だけを頼りに事件を解決するまでを描く、監督デイヴィッド・R・エリス、主演キム・ベイシンガークリス・エヴァンスウィリアム・H・メイシージェイソン・ステイサムノア・エメリッヒ他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:デイヴィッド・R・エリス

製作
ディーン・デブリン
ローレン・ロイド
製作総指揮
ダグラス・カーティス
キース・ゴールドバーグ
原案:ラリー・コーエン
脚本:クリス・モーガン
撮影:ゲイリー・カポ
編集:エリック・A・シアーズ
音楽:ジョン・オットマン

出演
ジェシカ・マーティン:キム・ベイシンガー
ライアン・ヒューイット:クリス・エヴァンス
ボブ・ムーニー巡査部長:ウィリアム・H・メイシー
イーサン・グリア:ジェイソン・ステイサム
ジャック・タナー:ノア・エメリッヒ
ディミトリ:エリック・エテバリ
ディーソン:マット・マッコーム
チャッド:エリック・クリスチャン・オルセン
クレイグ・マーティン:リチャード・バージ
クロエ:ジェシカ・ビール
リッキー・マーティン:アダム・テイラー・ゴードン
弁護士:リック・ホフマン
レッカー会社の受付:シェリー・シェパード
ダナ・ベイバック:ヴァレリー・クルス
マリリン・ムーニー:キャロライン・アーロン

アメリカ 映画
配給 ニュ ー・ライ ン・シネマ
2004年製作 94分
公開
北米:2004年9月10日
日本:2005年2月26日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $32,003,600
世界 $56,422,687


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルスブレントウッド
高校の生物教師ジェシカ・マーティン(キム・ベイシンガー)は、夫クレイグ(リチャード・バージ)と11歳の息子リッキー(アダム・テイラー・ゴードン)と共に郊外で暮らしていた。

ある日、リッキーを学校に送り出したジェシカは、押入って来たイーサン・グリア(ジェイソン・ステイサム)ら5人に銃を向けられ、警報装置を作動させようとしたメイドは射殺される。

連れ去られたジェシカは、ある家の屋根裏部屋に閉じ込められる。

その後、ハンマーを持って現れたイーサンは、その場にあった電話機を壊す。

サンタモニカ・ピア
ビーチにいた青年ライアン・ヒューイット(クリス・エヴァンス)は、友人チャド(エリック・クリスチャン・オルセン)の制止も聞かずに、フラれた恋人クロエ(ジェシカ・ビール)に声をかける。

寄りを戻す気はないとクロエに言われたライアンは、彼女らが担当するイベントを手伝うことを承知する。

それをチャドに任せたライアンは、その場を去る。

粉々になった電話のワイヤーを接続してダイヤルしたジェシカは、通話相手のライアンに名前を伝え、誘拐されたため助けてほしいと言って警察への連絡を頼む。

半信半疑のライアンはジェシカの言っていることが理解できず、電話を切ってしまう。

再びジェシカの電話を受けたライアンは、自分だけが頼りだと泣きながら話す彼女から、10分だけ時間を割いて電話を警察に渡してほしいと言われる。

ボブ・ムーニー巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)は、27年間務めた警官を引退し、妻と共にスパを経営する計画を持っていた。

それを知らされた強盗殺人課の刑事ジャック・タナー(ノア・エメリッヒ)は、ムーニーのビジネスの成功の確率を疑う。

仕方なくジェシカの頼みを承知したライアンは警察署に向い、受付にいたムーニーに、誘拐された女性からだと言って携帯電話を渡す。

名前と住所、押入って来た5人に誘拐され、メイドが殺されたとジェシカから言われたムーニーだったが、その場で騒ぎが起きる。

そのためムーニーは、強盗殺人課に行くようライアンに指示する。

4階に向かったライアンは、誰かが来たと言って、ジェシカが隠した受話器から聞こえる会話を聴き、彼女が脅されていることを知る。

夫クレイグが、ある物をどこに隠したかをジェシカに問い詰めるイーサンは、何も知らないと言われる。

クレイグは仕事だと言われたイーサンは、息子がいることを確認してその場を去り、リッキーの身を案ずる彼女は取り乱す。

イーサンは、リッキーを浚うようにと言って仲間に指示を出す。

階段を上がるライアンは電波が弱くなったために焦り、その場から誰かを呼ぶ。

男達が自分の車で出かけたことを知ったジェシカは、1時45分に学校が終わるリッキーのことをライアンに話す。

車に戻ったライアンは、ウエストウッドのリッキーの学校に向う。

学校に着いたライアンはリッキーを捜し、”ロード・オブ・ザ・リング”のバックパックが目印だとジェシカに言われる。

リッキーを見つけて声をかけるものの連れ去られたため、ライアンは、その場にあったセキュリティーの車で追う。

そのまま尾行したライアンは、反対車線に入ってしまい事故に巻き込まれそうになりながら、それを避けてリッキーの乗った車を捜す。

渋滞にはまってしまったライアンは、携帯電話のバッテリー残量が残り少なくなったために焦る。

充電器を探したライアンは銃を見つけ、付近にある携帯電話店に気づき、工事現場を突っ切ってその場に向かう。

店に入ったライアンは、混雑しているために整理券を受け取り並ぶようにと店員に言われ、銃を発砲して充電器を手に入れる。

荷物をまとめて警察署を去るムーニーは、気になっていた青年(ライアン)が強盗殺人課に行ったかをタナーに尋ねる。

署にいなかったとタナーに言われたムーニーは警察署を離れようとするが、ジェシカから聞いた名前と住所をパトカーで確認する。

その頃、ジェシカの家にはクレイグから電話があり、彼は”レフト”に逃げるようにと言うメッセージを残し、それをイーサンの仲間であるダナ・ベイバック(ヴァレリー・クルス)が聴いていた。

ベイバックからそれを知らされたイーサンはジェシカの元に向い、”レフト”がどこなのかを聞き出そうとする。

知らないと答えるジェシカに窓に行くよう指示したイーサンは、彼女にリッキーの姿を見せて脅し、”レフト”の場所を言わせようとする。

相手がまだ子供だと言って襲いかかってきたジェシカを押し倒したイーサンは、リッキーを殺そうとする。

ジェシカは、”レフト”がLAX/ロサンゼルス国際空港のバーであることを伝える。

その様子を電話で聴いていたライアンは、大音量のまま横に車が止まったために焦る。

かすかな音に気づいたイーサンは、話し始めたジェシカを黙らせるが、ライアンは電話を操作する。

音が聴こえなくなったために、イーサンはその場を去りLAXに向かう。

ライアンは、なぜ夫の居場所を隠していたのかをジェシカに尋ね、話せば家族全員が殺されると言われる。

ジェシカの家に着いたムーニーは、対応した女性(ベイバック)がジェシカを名乗ったため、警官と電話で話したかを尋ねる。

それを否定するジェシカだと言う女性(ベイバック)に、誘拐があったという内容だったことを伝えたムーニーは、やや納得いかないままその場を去る。

ベイバックはその件をイーサンに知らせ、警官を追い払ったことを伝える。

クレイグが見つかることを心配するジェシカは、LAXに先回りしてそれを阻止すると言うライアンに、イーサンの人相を伝える。

運転しながらハンズフリーで話す弁護士(リック・ホフマン)の電波と混線したライアンは、切らなければ訴えると言われる。

電話を切るようにと弁護士に言われたジェシカは、誘拐されたことなどを話すが信じてもらえない。

車を止めたライアンは電話が通信不能となったため、電話を渡せと言って弁護士に銃を向ける。

その時、乗って来た車にトラックが衝突してしまい、ライアンは、弁護士の”ポルシェ”と電話を奪い走り去る。

トンネルに入り電話が切れそうになったため、ライアンはバックしてその場を離れ、LAXに到着して イーサンらの車を確認する。

クレイグの容姿や服装を聞いたライアンは、航空券を盗んで荷物チェックを受けるが、ポケットの拳銃に気づく。

それをイーサンの仲間のディーソン(マット・マッコーム)のトレイに入れたライアンは、捕えられた彼らがロサンゼルス市警の警官であることを知る。

それをジェシカに知らせたライアンは”レフト”に着き、クレイグを見つけてジェシカと話をさせる。

男性が人違いだと分かったライアンは、クレイグがイーサンらに連れ去られたためにターミナルを出るが、盗難届が出されていた”ポルシェ”はレッカー移動させられる。

ジェシカの元に連れて行かれたクレイグは、彼女を殺すと脅されたため、例の物は銀行の貸金庫にあり、自分以外は開けられないとイーサンに伝える。

連れ去られるクレイグに、銀行には味方がいると伝えたジェシカは、夫が向かった銀行の場所をライアンに知らせる。

妻マリリン(キャロライン・アーロン)とスパのテストを行っていたムーニーは、ライアンが携帯電話店で発砲騒ぎを起こし、充電器をセール価格以上の値段で買ってその場を去ったというニュースを見る。

更にライアンが”ポルシェ”を奪い、ジェシカという女性と携帯電話で話していたと言う弁護士のリポートを聞いて驚く。

ジェシカの電話番号を調べて電話をしたムーニーは、留守電メッセージの声が自宅で会った女性と違い、警察で受けた電話のジェシカの声と同じだと気づく。

道路が渋滞しているためタクシーを降りたライアンは、走って銀行に向い、イーサンらもその場に到着する。

クレイグは貸金庫からバッグを出すが、それがイーサンに渡ることを阻止するようジェシカに言われていたライアンは、バッグを奪い逃走する。

発砲したイーサンは警備員に銃を向けられるが、警官だと伝えてライアンを追う。

工事中の階で身を潜めたライアンは、イーサンが現れたために、逃げようとして携帯電話を落してしまう。

ゴミのダクトで階下に降りたライアンは、電話が壊れてしまったことを確認する。

建物を出たライアンは、”ポルシェ”を運んだレッカー会社の車が走り去るのを見て、車の中に自分の携帯電話があることを思い出し、タクシーで後を追う。

バッグの中にあったビデオカメラの映像を確認したライアンは、不動産業者の仲介人であるクレイグが、イーサンらが売人達から麻薬を奪い射殺する姿を偶然撮影したことを知る。

その場にいた仲間のタナーが、車内で撮影していたクレイグに気づいたのだった。

再びジェシカの家を訪ねたムーニーは、返事がないために裏口に回り、ドアのガラスが割られていることに気づき、警戒しながら中を調べる。

ベイバックに発砲され傷を負うものの反撃したムーニーは、銃弾を受けた彼女から警官であることを知らされる。

ムーニーは救急車を呼ぶものの、ベイバックは息を引き取る。

レッカー会社で”ポルシェ”を引き取ろうとしていた弁護士だったが、ライアンがそれを奪い逃走する。

27年間一度も発砲したことがなかったムーニーは、警官を射殺してしまったため、動揺しながら傷の手当てを受ける。

現れたタナーは、今回の件を説明するムーニーから、死んだベイバックが何も話さなかったことを確認する。

ワイヤーを接続し直して電話をしたジェシカは、見張りの男に気づかれて襲われるが、ガラスの破片で彼の上腕部の動脈を切る。

男が出血して倒れる間に、その場から脱出したジェシカは、ガレージに閉じ込められているリッキーを助けようとするが、イーサンらが戻って来る。

車内にあった自分の携帯電話の着歴を確認して通話しようとしたライアンだったが、それはビーチの公衆電話だった。

タナーからの連絡を受けたイーサンは、ベイバックが死んだことを知らされる。

警官が今回の件を追っているが、それは処理するとタナーはイーサンに伝える。

イーサンは、銀行の防犯カメラをチェックし、ライアンを捜すようディーソンに指示する。

リッキーにガレージの奥に行くよう伝えたジェシカは、その場にあった自分の車で突っ込み、彼を乗せて逃げようとする。

それに気づいたイーサンは、クレイグに銃を向けてジェシカを脅して車を止め、ライアンが何者かを問い詰める。

そこにライアンから電話があり、イーサンは、ジェシカらを解放するように言われるが、リッキーを殺すと伝える。

ライアンは交渉決裂だと言って電話を切り、イーサンがかけ直してくるのを待つ。

かかってきた電話に出たライアンは、イーサンに取引場所を指定され、サンタモニカ・ピアに来るよう伝える。

人が多いことを警戒したイーサンだったが、それを承知して携帯電話の番号をライアンに教える。

イーサンから連絡を受けてサンタモニカ・ピアのことを知らされたタナーは、ライアンを確認できると言うムーニーを連れて現場に向かう。

サンタモニカ・ピア
パーカーを着て顔を隠しながらイーサンと話したライアンは、バンに乗っているジェシカとリッキーを確認する。

イーサンの指示を受けて監視していたディミトリ(エリック・エテバリ)は、ライアンを見つけることができない。

その場に着いたムーニーは、タナーにライアンの人相などを教える。

ジェシカらを解放するよう交渉したライアンだったが、現れたクロエから手伝わなかったことを責められてフードを取られてしまう。

ムーニーはライアンに気づき、タナーはディミトリに場所を知らせる。

クロエに責められるライアンは現れたムーニーに話しかけられ、近づいて来たビデオに映っていた男タナーに、ジェシカらが死ぬと言われて脅される。

タナーが警官だとライアンに伝えたムーニーは、傷の手当てをするため、ディミトリと共に病院に向かうよう指示される。

クロエを巻き込みたくないライアンは、彼女が知らない女性だと言ってタナーと共にイーサンの元に向い、痛めつけられてバッグを奪われる。

家族を始末すると言うタナーからの無線の声を聴いたムーニーは、ディミトリに襲いかかる。

ビデオテープを踏み潰したイーサンは、その場に現れたチャドに気を取られ、その隙にライアンは海に飛び込む。

ディミトリと格闘になったムーニーは、彼に銃を向け手錠をかけて無線を奪う。

桟橋の下に向かったタナーは、ライアンがボートハウスにいることをイーサンに伝え、その会話をムーニーも聴いていた。

ボートハウスの中を調べたタナーは、パーカーが見えたために銃撃する。

それが罠だと分かったタナーは、隠れていたライアンにサーフボードで殴られる。

現れたイーサンが発砲してライアンを痛めつけ、射殺しようとする。

そこに現れたムーニーは、ライアンがタナーを襲ったと言うイーサンに銃を向ける。

ライアンを解放させて銃を捨てるように指示したムーニーだったが、イーサンは隙を見てその場から逃れる。

足を撃たれたライアンに隠れているよう伝えたムーニーは、イーサンを捜す。

ジェシカは、手錠の鎖で運転席のディーソンの首を絞めて殺し、手錠の鍵を奪う。

ライアンがイーサンの携帯電話に発信し、それに気を取られたイーサンは、ムーニーに射殺される。

バンに向かったライアンは、死んだ振りをして銃を手にしたディーソンに襲いかかり叩きのめす。

ジェシカとライアンは初めて顔を合わせ、互いを確認して抱き合う。

連行されるタナーは、ムーニーに濡れ衣であることを証明してほしいと頼む。

しかし、自分の携帯電話が最新のテクノロジーであることをタナーに伝えたライアンは、ビデオの画像を録画してあることを伝える。

ライアンは、タナーらが麻薬の売人を殺す影像をムーニーに見せる。

デタラメだと言うタナーに、ムーニーは、彼が映っている映像を見せて連行させる。

全てを知ったクロエに介抱されたライアンは、ジェシカの元に向う。

お礼をしたいと言われ感謝されたライアンは、してもらいたいことが一つあると答える。

二度と電話をしないでほしいとライアンに言われたジェシカは、微笑みながら彼の頬にキスする。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルスブレントウッド
高校の生物教師ジェシカ・マーティンは、自宅でイーサンらに襲われて誘拐され、ある家の屋根裏部屋に閉じ込められる。
イーサンがハンマーで壊した電話のワイヤーを繫ぎ通信したレベッカは、それを受けた青年ライアンに助けを求める。
半信半疑だったライアンは、ジェシカが脅されていることを知り、彼女の指示で警察に向う。
ライアンはムーニー巡査部長に事情を話すものの、他の部署に行くよう指示される。
夫クレイグが隠してある物の在りかを言うよう脅されたジェシカは、身に覚えがないことを伝える。
その後ライアンは、ジェシカの息子リッキーに危険が迫っていることを知り学校に向かうのだが・・・。
__________

誘拐された女性が発信する、危機を知らせる電話を受けた青年が、犯罪に巻き込まれながら迅速な対応で彼女を助けようとするという、携帯電話がキーポイントとなる、時代を反映した内容と、緊迫感とスピーディーな展開が楽しめる作品。

サスペンスとノンストップ・アクションの融合による、全編、目が離せないストーリーと共に、魅力的なキャストの個性を生かした快作に仕上がっている。

教師にしてはあまりにも美しいキム・ベイシンガーとフットワークのいいクリス・エヴァンスは、常に連絡を取り合っているのだが、当然ながら顔を合わせるのはクライマックスのみという設定も凝っていて、一見頼りない引退する巡査部長ウィリアム・H・メイシーの勇気ある行動も見所の一つだ。

また、アクション・スターとして活躍し始めたジェイソン・ステイサムの悪役振りも見もので、アクの強いキャラクターを印象的に演じている。

事件に巻き込まれる主人公を熱演するキム・ベイシンガー、彼女からの電話を受けて協力する青年クリス・エヴァンス、事件に気づき主人公らを助ける巡査部長ウィリアム・H・メイシー、実は警官だった犯人のリーダー、ジェイソン・ステイサム、仲間だった刑事のノア・エメリッヒ、犯人一味のエリック・エテバリマット・マッコームヴァレリー・クルス、ライアン(クリス・エヴァンス)の友人エリック・クリスチャン・オルセン、主人公の夫リチャード・バージ、ライアンの元恋人ジェシカ・ビール、主人公の息子アダム・テイラー・ゴードン、レッカー会社の受付シェリー・シェパード、ムーニー(ウィリアム・H・メイシー)の妻キャロライン・アーロンなどが共演している。


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