タイタンの戦い Clash of the Titans (2010) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ギリシャ神話”を基に映画化された、1981年の特撮映画「タイタンの戦い」のリメイク作品。
オリンポス十二神”の王ゼウスと人間の間に生まれた半神ペルセウスが、神に反乱を起したアルゴスの生贄とされる王女アンドロメダを救い、そして家族の復讐のために立ち上がる姿を描く、監督ルイ・レテリエ、主演サム・ワーシントンリーアム・ニーソンジェマ・アータートンレイフ・ファインズ他共演のスペクタクル・ファンタジー・アドベンチャー大作。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ルイ・レテリエ
製作総指揮
リチャード・D・ザナック

トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ウィリアム・フェイ
製作
ベイジル・イワンイク
ケヴィン・デラノイ
脚本
トラヴィス・ビーチャム

フィル・ヘイ
マット・マンフレディ
撮影:ピーター・メンジースJr.

編集
ヴァンサン・タベロン
デイヴィッド・フリーマン
マーティン・ウォルシュ

音楽
クレイグ・アームストロング

マッシヴ・アタック

出演
ペルセウスサム・ワーシントン

ゼウスリーアム・ニーソン
イオジェマ・アータートン
ハデスレイフ・ファインズ
ドラコ:マッツ・ミケルセン
アンドロメダアレクサ・ダヴァロス
ポセイドンダニー・ヒューストン
アレーステイマー・ハッサン
アポロルーク・エヴァンス

メデューサナタリア・ヴォディアノヴァ
アテナイザベラ・マイコ
カシオペアポリー・ウォーカー
ケーペウスヴィンセント・リーガン
アクリシオスジェイソン・フレミング
アプロディーテーアギネス・ディーン
ヘルメースアレクサンダー・シディグ
ヘスティアージェーン・マーチ
ジンイアン・ホワイト
ソロン:リーアム・カミンガム
エウセビウス:ニコラス・ホルト
スピロス:ピート・ポスルスウェイト
マルマラ:エリザベス・マクガヴァン
イクサス:ハンス・マシソン
ペシェット:カヤ・スコデラリオ

イギリス/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2010年製作 106分
公開
イギリス:2010年4月2日
北米:2010年4月2日
日本:2010年4月23日
製作費 $125,000,000
北米興行収入 $163,192,114
世界 $493,214,993


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

遠い昔、神々が君臨していた時代。
ゼウスポセイドンハデスらは”タイタンとの戦い”に勝利し、その中でゼウスオリンポスの神々を支配した。

ポセイドンは海の神となり、弟ゼウスに裏切られたハデスは、オリンポスの神と認められず冥界の神となる。
__________

数千年後、スピロス(ピート・ポスルスウェイト)という漁師が海で棺を見つけ、その中にいた、死んだ母親に抱かれた生まれて間もない子供を救い出す。

十数年後。
スピロスと妻マルマラ(エリザベス・マクガヴァン)は、子供を我が子のように育て、やがてその男の子は成長し、ペルセウス(サム・ワーシントン)と呼ばれる。

その後、人間による神々達への反乱が起き、アルゴスの兵士一団が、岸壁のゼウス像を破壊し、漁をしていたスピロス一家が目撃する。

そこにハデス(レイフ・ファインズ)が現れ、ハルピュイアに兵士達を攻撃させ、スピロスの船も破壊される。

ペルセウスは、家族を救おうとするものの船は沈没し、彼はアルゴスの兵士に海から引き上げられ、都に連行される。

アルゴスの反乱に怒ったゼウス(リーアム・ニーソン)は、兄ハデスに対処させる。

宴が行われているアルゴスの宮殿では、王ケーペウス(ヴィンセント・リーガン)と后カシオペア(ポリー・ウォーカー)が神に勝利したことを祝う。

それを手放しで喜べない、王女アンドロメダ(アレクサ・ダヴァロス)だったが、そこにハデスが現れる。

兵士とペルセウスハデスに叩きのめされ、愚かな人間達を罵り、カシオペアを老化させ殺してしまう。

ハデスは、10日後の日蝕の時、怪物”クラーケン”にアルゴスを壊滅させることを告げる。

それを止めるには、アンドロメダを生贄に捧げるしかないこともハデスは伝える。

さらに、ハデスペルセウスに、弟ゼウスと人間の子で半神であることを知らせ、その場から消え去る。

ケーペウスペルセウスに協力を要請するが、彼はハデスが家族を殺したことでそれを拒む。

投獄されたペルセウスは、ゼウスの求愛を拒んだために、刑罰として年をとらない呪いをかけられた女性イオ(ジェマ・アータートン)に面会する。

そしてペルセウスは、彼の守護イオから自分の出生の秘密を知らされる。

アルゴスの前王アクリシオス(ジェイソン・フレミング)の娘であるダナエーゼウスの子を宿し、怒った王は、生まれた子供(ペルセウス)と王女を棺に入れ葬ろうとした。

それを知ったゼウスは、アクリシオスを稲妻で打ち砕き、彼の容姿は恐ろしく変貌しカリボスとなる。

アクリシオスは棺を海に投げ捨て、そして、子供は漁師のスピロスに救われ成長したことをペルセウスは知る。

ペルセウスイオから、クラーケンを倒すことが、ハデスへの復讐につながることを悟らされる。

ケーペウスの頼みを聞き入れたペルセウスは、アルゴスの勇者である、警備隊のリーダーのドラコ(マッツ・ミケルセン)、ソロン(リーアム・カミンガム)、エウセビウス(ニコラス・ホルト)、イクサス(ハンス・マシソン)、イオらと共に、魔女”グライアイ”を捜すために旅立つ。

状況が変わったため、ハデスはカリボス(アクリシオス)に、王女ダナエーの子ペルセウスが生きていることを伝える。

そしてハデスは、ゼウスに仕えるふりをして彼の抹殺を画策し、カリボスにペルセウスを殺させるためのパワーを与える。

警備隊一行は森の中を進み、ペルセウスはドラコから剣術を試される。

その後ペルセウスは、ゼウスが彼のために送った”オリンポスの聖剣”を見つけるがそれを受け取らず、空飛ぶ馬”ペガサス”とも遭遇する。

そこに、カリボスが現れ一行を襲撃するが、ドラコに腕を切り落とされ逃亡する。

カリボスの血液は、砂から巨大オなサソリを作り出し、一行との対決となる。

一行はサソリとの壮絶な戦いを始め、その後も大量のサソリが迫り囲まれてしまう。

そこに、元人間で、砂漠の魔力を持つ男ジン(イアン・ホワイト)が現れ一行を救うが、ペルセウスハデスの毒液でもがき苦しみ始める。

アルゴスにでは、一部の市民がハデスを崇め、アンドロメダクラーケンに捧げようとする動きが出てきた。

ジンペルセウスの傷を癒し、神を打ち負かすのを見たい願望を満たすために、一行と行動を共にすることになる。

神としての力を使うよう、ドラコは回復したペルセウスに迫るが、彼はあくまで人間として戦うことを伝える。

そして、サソリを手懐けたジンと一行は砂漠を渡り、目的地に到着する。

魔女”グライアイ”は一行に、ゴルゴーン三姉妹の一人、怪物メデューサに見つめられれば、クラーケンも死に絶えることを伝える。

しかしグライアイは、それが叶っても、ペルセウスも命を落とすと予言する。

その後、ペルセウスの前にゼウスが現れ、彼を神の世界に誘う。

ペルセウスは人間として生きることを選び、一行とメデューサの元に向かおうとする。

ゼウスは、申し出を拒絶したペルセウスに、冥界を通過するため、渡し守”カロン”への賄賂を渡す。

冥界の入り口に着いた一行は、メデューサに見つめられた者は、石になってしまうことをイオから知らされる。

そして、一行は冥界には入れないイオを待機させ、メデューサと目を合わせないよう警戒しながら内部に侵入する。

ペルセウスと兵士達は激しい戦いを繰り広げ、ドラコやジンらが犠牲になりながら、ペルセウスは何とかメデューサ(ナタリア・ヴォディアノヴァ)の首を切り落とす。

ペルセウスが外界に出た時、カリボスが現れイオの胸を突き刺してしまう。

オリンポスの聖剣を手にしたペルセウスは、カリボスを剣で貫きアクリシオス(人間)に戻す。

アクリシオスは、決して神にならぬようペルセウスに助言して崖下に転落する。

瀕死のイオは、ペルセウスを励ましながら姿を消し、その後、ペルセウスゼウスが差し向けたペガサスに乗り、メデューサの首を持ち急遽アルゴスに向かう。

日蝕が近づき、ハデスゼウスをけしかけ、そしてクラーケンが放たれる。

アルゴスの民衆は、覚悟を決めたアンドロメダを生贄にする準備を始め、クラーケンは都を破壊し始める。

ゼウスハデスの企みを知るが、それを阻止することが出来ずに、ペルセウスに望みを託す。

アルゴスに戻ったペルセウスに対し、ハデスハルピュイアを放ち襲わせる。

そして、巨大なクラーケンが海中から姿を現すが、ペルセウスメデューサの首をかざし、クラーケンは石化して崩れ落ちる。

ケーペウスハデスの崇拝者に殺され、アンドロメダは海中に落下する。

そこに現れたハデスを、ペルセウスは冥界に追い返し、海中のアンドロメダを救い出す。

アンドロメダは、アルゴスを破壊から救ったペルセウスが王になり、国を統治するよう提案するが、彼はそれを断りペガサスで飛び立つ。

その後、ゼウスペルセウスの元に現れ、神になる気はないかを問うが、彼は再びそれを拒む。

ペルセウスが、地上に留まる決心をしたことを知ったゼウスは、彼の伴侶としてイオを生き返らせる。

そして、二人はペガサスに乗り飛び立って行く。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「タイタンの戦い」(1981)
・「タイタンの戦い」(2010)
・「タイタンの逆襲」(2012)

*(簡略ストー リー)

全能の神ゼウスの子である半神ペルセウスは、アルゴスの王ケーペウスの怒りを買い、母である王女ダナエーと共に海に捨てられてしまう。
漁師スピロスに救われたペルセウスは逞しく成長するが、弟ゼウスに冥界に送られたハデスに家族を殺される。
神に対して反乱を起こしたアルゴスに連行されたペルセウスは、反乱への対処を任されたハデスに打ちのめされる。
ハデスは愚かな人間達を罵り、アルゴスを怪物”クラーケン”により全滅させようとする。
それを阻止するためには、王女のアンドロメダを生贄にするしかなかった。
そして、ペルセウスは王の依頼で警備隊のドラコらと共に、その解決方法を求め、魔女の山に向かうのだが・・・。
__________

2D用に作られた映像を、製作後にコンピューターで3D処理したため、その完成度はあまり高くない。

今観ると特撮などが古風に感じるものの、見所の多い1981年のオリジナル版に軍配を上げたい。

1億2500万ドルのを製作費かけて、最新技術を駆使した映像はまずまず迫力はあるが、それほど新鮮味は感じられない。

とは言うものの、北米では約1億6300万ドル、全世界では5億ドルに迫る大ヒットとなった。

インクレディブル・ハルク」(2008)で、派手さだけでなく、主人公の苦悩する内面も見事に描いた、フランス人監督ルイ・レテリエの、多彩な個性を活かした”神話”ファンタジーの面白味を感じさせる演出は見ものだ。

話題作出演が続き、一気に人気急上昇となった、主人公ペルセウス演ずるサム・ワーシントンは、体を張った演技で熱演している。
しかし、どうも顔立ちにインパクトが無く180cm弱にしか見えない体格に迫力も感じないところが気になる。

それに対し、長身を生かし堂々たる風格を漂わせるゼウスを演ずるリーアム・ニーソンは、圧倒的な存在感でドラマに重みを加えている。

彼にしては入れ込み過ぎの感じを受ける、あまりらしくない役ハデスレイフ・ファインズイオ役のジェマ・アータートン、警備隊のリーダー、マッツ・ミケルセン、王女であるアンドロメダ役のアレクサ・ダヴァロス、身長216cmの巨漢、ジンイアン・ホワイト、戦士のリーアム・カミンガムニコラス・ホルトハンス・マシソンポセイドン役のダニー・ヒューストンアレーステイマー・ハッサンアポロ役のルーク・エヴァンスメデューサ役のナタリア・ヴォディアノヴァカシオペアポリー・ウォーカーケーペウスヴィンセント・リーガンアクリシオス役のジェイソン・フレミング、主人公を救う漁師役のピート・ポスルスウェイト、妻エリザベス・マクガヴァンアテナイザベラ・マイコヘスティアージェーン・マーチアプロディーテー役のアギネス・ディーンヘルメースアレクサンダー・シディグなどが共演している。


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