薔薇の素顔 Color of Night (1994) 5/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

患者の自殺で心に傷を負った精神科医が、友人である同業医師のセラピーに参加し多重人格者の患者が絡む殺人事件に巻き込まれる姿を描く、監督リチャード・ラッシュ、主演ブルース・ウィリスジェーン・マーチルーベン・ブラデスレスリー・アン・ウォーレン他共演のサスペンス・スリラー。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:リチャード・ラッシュ
製作
バズ・フェイトシャンズ

デヴィッド・マタロン
製作総指揮:アンドリュー・G・ヴァイナ

原案:ビリー・レイ
脚本
マシュー・チャップマン

ビリー・レイ
撮影:ディートリッヒ・ローマン
編集:ジャック・ホフストラ
音楽:ドミニク・フロンティア

出演
ブルース・ウィリス:ビル・キャパ
ジェーン・マーチ:ローズ/リッチー/ボニー
ルーベン・ブラデス:ヘクター・マルティネス
レスリー・アン・ウォーレン:ソンドラ・ドリオ
スコット・バクラ:ボブ・ムーア
ブラッド・ドゥーリフ:クラーク
ランス・ヘンリクセン:バック
ケヴィン・J・オコナー:ケイシー・ハインツ
シャーリー・ナイト:エディス・ニーデルマイヤー
アンドリュー・ロウリー:デイル
エリック・ラ・サール:アンダーソン
キャスリーン・ウィルホイト:ミシェル
ジェフ・コーリイ:アシュランド

アメリカ 映画
配給 ハリウッド・ピクチャーズ
1994年製作 121分(140:DC)
公開
北米:1994年8月19日
日本:1994年11月
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $19,721,814


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
精神科医ビル・キャパ(ブルース・ウィリス)は、患者ミシェル(キャスリーン・ウィルホイト)が自分のオフィスから飛び降り自殺し、流れ出る彼女の鮮血を見て以来、赤色が見えなくなってしまう。

心の整理ができないまま、キャパはロサンゼルスの同業医師ボブ・ムーア(スコット・バクラ)を訪ねる。

そして、ボブのグループ・セラピーに、キャパも参加することになる。

情緒不安定なソンドラ・ドリオ(レスリー・アン・ウォーレン)、自閉症のリッチー(ジェーン・マーチ)、妻子を同時に失い、そのショックから立ち直れないバック(ランス・ヘンリクセン)、被害妄想の画家ケイシー・ハインツ(ケヴィン・J・オコナー)、数字に拘る潔癖症の弁護士クラーク(ブラッド・ドゥーリフ)、そしてキャパは、暫く語り合いセラピーを終える。

ボブの豪邸に案内されたキャパは、彼から、5人の患者の内の誰かに、命を狙われているという話しを聞かされる。

数日後、ボブは、何者かにオフィスで襲われ殺されてしまう。

キャパはそのままボブの屋敷に滞在し、警察のヘクター・マルティネス刑事(ルーベン・ブラデス)に、捜査の協力を要請される。

その後、キャパはローズ(ジェーン・マーチ)という女性に、車で追突されてしまう。

ボブの患者達は、彼の死を知らされて動揺し、セラピーの継続をキャパに頼むが、彼は自分も精神的に不安定な状態だということを彼らに告げる。

患者達が、キャパの気持ちを理解し励ましてくれたため、彼は、犯人は他にもいるのではないかと思い始める。

やがて、キャパの元にローズが現れ食事を共にし、彼は、ローズの魅力に惹かれてしまう。

リッチーの兄デイル(アンドリュー・ロウリー)がキャパの元を訪れ、弟のセラピーを止めさせたいと言い始める。

マルティネス刑事は、殺された人気精神科医ボブと、落ち目のキャパに確執があったのではないかと考える。

キャパとローズは急速に接近し、そして愛し合うようになる。

患者達の身辺を調べ始めたキャパは、以前リッチーを診察していた、ニーデルマイヤー医師を訪ねる。

しかし、彼は他界していて、妻エディス(シャーリー・ナイト)に、キャパは追い払われてしまう。

ソンドラはリッチーをかばい、クラークの異常さを指摘し、彼は、ソンドラに襲われそうになったことをキャパに話す。

その頃からキャパは、何回か何者かに襲われかけたため、マルティネス刑事に相談し、彼は患者達の異常な過去を
洗い上げる。

キャパは、マルティネスの同僚アンダーソン(エリック・ラ・サール)から、バックが刑事だったことを知らされる。

マルティネスにいびられていたため彼を嫌うアンダーソンは、バックとマルティネスが、麻薬課の同僚だったこともキャパに教える。

マルティネに妻を寝取られたバックは、彼に恨みを持っていたことも分かり、その2日後に、バックの妻は何者かに射殺されていたのだ。

ケイシーのアトリエに向かったキャパは、描かれた女性の顔が切り取られた多数の絵と、ケイシーの惨殺死体を発見する。

ローズが、ボブの写真を盗み出したのを目撃したキャパは、彼のオフィスで、隠してあった患者達の診察記録を見つける。

キャパが、その中にあった、女性ボニー(ジェーン・マーチ)の写真を患者達に見せると、ソンドラ、バック、クラーク3人が、彼女と関係していたと言い出す。

ボニーはローズでもあり、ボブも彼女と付き合っていたことが分かる。

命を狙われたキャパは、真相を探るために再びエディスの元を訪れる。

キャパはエディスから、リッチーが12歳で自殺し、ローズが姉だということを知らされる。

アンダーソンにローズの車のナンバーを教え、住所を調べさせたキャパは、彼女の家に向かう。

虐待されているローズを救い出したキャパは、彼女から真相を聞く。

ローズの兄デイルは、彼女がリッチーになるように、人格を変えさせていたのだ。

リッチーとしてセラピーを受けるようになったローズは、次第に元の人格が甦るが、怯えた彼女は、ボニーとして患者達やボブの前に現れていた。

キャパはデイルに襲われるが、アンダーソンからローズの住所を知らされたマルティネスが現れる。

釘打機でマルチネスを打ち抜き、キャパを捕らえたデイルだったが、ローズが彼を殺す。

そして、自殺しようとするローズを救ったキャパが、彼女を固く抱きしめる。

するとキャパは、非常灯の灯りが赤く見えるようになっていた。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨークの精神科医ビル・キャパは、患者が目の前で自殺し、流れ出る鮮血を見て以来、赤色が見えなくなってしまう。
ショックを受けたキャパは、友人である同業医師のボブを訪れるために、ロサンゼルスに向かう。
キャパは、ボブのグループセラピーに参加するが、彼が、その5人の内の誰かに命を狙われているという話しを聞かされる。
そしてボブは、その話の通りオフィスで殺されてしまう。
キャパは、そのままボブの家に滞在し、警察の捜査に協力するが、ある日、ローズという女性と車の接触事故を起こす。
キャパは、セラピーの5人に、それを引き継いでもらいたい意向を伝えられるが躊躇してしまう。
その後キャパは、再会したローズと親密になり、ボブとの確執を警察に疑われながら、自分に迫る危険を感じ始める・・・。
__________

撮影当時ブルース・ウィリスは38歳、20歳のジェーン・マーチとの、濃厚なラブシーンが問題となり、編集、再編集で公開が遅れ、大きな話題になった作品でもある。

若い女性が、変質者である兄に強要されて、人格を死んだ弟に変えられていたことが、殺人事件を招くという、謎が解明されていくクライマックスはホラー・タッチでもあり、少年に扮する女性の様子もどことなく不気味な雰囲気で、緊迫感を煽る。

事故で、鮮血の”赤”が見分けられなくなる、主人公の不安定な心理状態なども随所で生かされ、ドラマを効果的に盛り上げている。

ゴールデングローブ賞にノミネートされた主題曲や、ドミニク・フロンティアの音楽も印象的だ。

しかし、ラジー賞で作品賞を受賞し、同賞を総なめしそうになってしまったのは、ラブ・シーンばかりが強調されたことが原因だったのかもしれないが、少し気の毒な気はする。

精神科医に似合わないタフガイ振りを見せるブルース・ウィリス、彼とは親子ほど年が違うヒロイン、ジェーン・マーチの体当たりの大胆演技は見ものだ。

悪態ばかりついているが、人間味のある刑事ルーベン・ブラデス、主人公の同業医師スコット・バクラ、患者のレスリー・アン・ウォーレンブラッド・ドゥーリフランス・ヘンリクセンケヴィン・J・オコナー、精神科医の未亡人シャーリー・ナイト、殺人犯アンドリュー・ロウリー、刑事エリック・ラ・サールなどが共演している。


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