コンプリート・アンノウン Complete Unknown (2016) 3.45/5 (11)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

様々なアイデンティティーを持って各地で暮らしてきた女性と、かつての恋人との関係を描く、監督、脚本ジョシュア・マーストン、主演レイチェル・ワイズマイケル・シャノンキャシー・ベイツダニー・グローバー他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ジョシュア・マーストン
製作
ルーカス・ホアキン
ラース・クヌードセン
ジャン・ヴァン・ホイ
脚本
ジョシュア・マーストン
ジュリアン・シェパード
撮影:クリストス・ヴォードーリス
編集:マルコム・ジェイミーソン
音楽
ダニー・ベンシー
サウンダー・ジュリアーンズ

出演
アリス・マニング:レイチェル・ワイズ
トム:マイケル・シャノン
ニーナ:キャシー・ベイツ
ロジャー:ダニー・グローバー
シャロン:コンラッド・ラシャド
ブラッド:クリス・ローウェル
デイヴ:ケリー・オーコイン
ラミーナ:アジタ・ガニザーダ
クライド:マイケル・チャーナス
マルコム:ザック・アペルマン

アメリカ/イギリス 映画
配給
Amazon Studios
IFC Films
2016年製作 91分
公開
北米:2016年8月26日
北米興行収入 $187,150


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
アリス・マニング(レイチェル・ワイズ)は、世界各地で様々な人物になり行動してニューヨークに向かう。

経済諮問機関のスタッフである研究員トム(マイケル・シャノン)の同僚のであるクライド(マイケル・チャーナス)は、アリスに出会い、生物学者である彼女と話す。

妻のラミーナ(アジタ・ガニザーダ)と共に誕生パーティーの準備をしていたトムは、ケーキの名前が違っていることに気づき、直すために出かける。

クライドに誘われてトムの家のパーティーに向かったアリスは、出席者の友人達と歓談して、研究しているカエルの鳴き声を聴かせる。

ベーカリーから戻ったトムはスピーチして、クライドからアリスを紹介される。

アリスを見て驚くトムは、クライドから、彼女と知り会ったきっかけなどを訊く。

食事が始り、仕事の話になり、アリスからその内容を訊かれたトムは、農地改革法案への助言だと答える。

若い頃、名前を変えて別の自分を作り上げて旅をしたことがあるアリスは、帰国後も家族や知人には会っていないことを話す。

食事は終わり、トムはアリスの考えを批判するが、ラミーナは彼女が気に入ったことをクライドに伝えて、関係が進展することを期待する。

アリスと二人で話したトムは、彼女が”ジェニー”であることを確認して、自分や家族に関わらないでほしいことを伝える。

会いたかったと言うアリスに、もう15年経つと話すトムは、両親のことなどを訊く。

帰郷したものの会わなかったと言うアリスは、2年前に父は他界したとトムに伝える。

何が狙いだとアリスに尋ねたトムだったが、弟のブラッド(クリス・ローウェル)から、ケーキの準備ができたと言われる。

仕事のために自分は残り、ジュエリー・デザイナーのラミーナだけを西海岸に行かせることを考えていたトムは、その件を話題にされ、夫婦の問題だと言って苛立つ。

出かけることになったトムらはバーに向い、アリスが世界の各地を回った話のの辻褄が合わなくなり、シャロン(コンラッド・ラシャド)から作り話だと追及される。

アリスはその場を去り、彼女を追ったトムは、何を考えているのかを彼女に問う。

ポートランドで別の自分として暮らしてみたアリスは、ありふれた生活に飽きて旅立ち、様々な場所で違った人物になったことを話す。

何回、繰り返したのかをトムに訊かれ、9回と答えたアリスは、犯罪は犯していないと伝える。

ここには、昔の自分を知る最後の人であるトムに会うために来たと言うアリスは、その必要があったと付け加える。

そこに、犬の散歩をしていたニーナ(キャシー・ベイツ)が通りかかる。

トムとアリスは、犬が吠えたためにニーナと言葉を交わす。

ニーナが転んで捻挫をしたため、アリスとトムは、彼女を近くのアパートまで送ろうとする。

心臓外科医だと言うアリスの話を信じるニーナはアパートに着き、夫のロジャー(ダニー・グローバー)に、二人に助けられたことを伝える。

ロジャーに挨拶したアリスは、トムをトニーと呼び整骨医だと言って、ニーナを安心させる。

それを否定せずにニーナの患部を診て、アリスとのことも話したトムは、骨粗鬆症が原因で背骨が痛むと言うニーナを診察してほしいとロジャーに言われる。

ニーナの背中を診たトムだったが、アリスが、患者からの電話が入ったことを伝えて、二人は帰ることにする。

医師がハマっていたことで、意外にも楽しんでしまったトムは、アリスの両親に会いに行った時のことなどを話す。

アリスは、唯の友達でいたいと言われたことはショックだったが、責任は感じないでほしいとトムに伝える。

自分の目的を明確にして実行するアリスに嫉妬したと言うトムは、ガイドラインをメールで送るだけの仕事を13年間やったものの報われず、変化も求められないことを嘆く。

離職したら何ができるかを考えるトムは、自分はできたとアリスに言われる。

自分は無理だと言うトムは、ニューヨークにいるのは偶然なのかをアリスに問い、友人らに話したカエルのことなどが事実だという証拠を見せてもらいたいと伝える。

研究所の向かったアリスは湿地帯にトムを連れて行き、カエルの鳴き声を聴かせる。

納得したトムは、この後はまた別人になるのかをアリスに尋ね、再出発の過程を見たいと伝える。

アリスのアパートに向かったトムは、彼女の変化する姿を写した写真を確認し、ハマってしまうと制御できなくなってしまうと言われる。

物事を追及するアリスを素敵に思うと言うトムは、一緒に来ないかとアリスに誘われる。

トムは何も答えず、身支度を終えたアリスはアパートを出る。

行き先を訊かれたアリスは、家に帰るようにとトムに伝えるが、このままここで別れる気なのかと言う彼に返事をしない。

次に会うのは15年後かと言いながらトムは去ろうとするが、アリスを抱きしめる。

会えてよかったと言うトムは、いつでも来るようにと伝えてその場を去る。

帰宅したトムは、待っていたラミーナに、カリフォルニア行きのことを話す。

クレジットカードや写真を処分したアリスは、人混みの中に消えていく。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
様々なアイデンティティーを持ち、世界各地で暮らしていたアリス・マニングは、経済諮問機関のスタッフである研究員トムに会うため、彼の同僚のクライドと親しくなる。
自宅で開かれた誕生パーティーに現れたクライドがアリスを同伴していたため、トムは驚いてしまう。
15年振りに会う元恋人のアリスに、その目的を問うトムだったが、明確な答えを得られない。
仕事のことや、西海岸に行く予定がある妻ラミーナと別居しなければならないことなどを考えるトムは、突然現れ、何人もの人物になり各地で暮らしていたと言うアリスの話を聞き動揺してしまう・・・。
__________

「そして、ひと粒のひかり」(2004)、The Forgiveness of Blood(2011)などで高い評価を受けた、ジョシュア・マーストンが脚本を兼ねた監督作品で、実力派スターのレイチェル・ワイズマイケル・シャノン、ベテランのキャシー・ベイツダニー・グローバーら共演によるドラマ。

世界各地で活動する女スパイを描くような内容で始まるドラマは、その主人公が、元恋人の前に突然、現れてトラブルを巻き起こしそうな雰囲気で展開する。

かつて愛し合った二人の前には見えない壁のような物があり、才能ある主人公の女性は、それ容易に突き破ることができることを暗示するのだが、それができない男性は、結局は平凡な道を選ぶしかない現実を知る・・・。
二人がどのような考えで、かつて愛し合っていたのか、それが想像できないところが微妙な感覚として残る。

元恋人との再会により心の変化を感じ、切実な思いの中で、妻との生活を”変化”させようとする男性と、迷うことなく新たなアイデンティティーを求めて旅立つ女性の姿で終わるラストは印象的だ。

才能を持て余す故に、いくつものアイデンティティーを持ち変化を求めるミステリアスな女性レイチェル・ワイズ、彼女の元恋人である経済諮問機関のスタッフ、マイケル・シャノン、路上で転び、二人に助けられる女性キャシー・ベイツ、その夫ダニー・グローバー、トム(マイケル・シャノン)の同僚マイケル・チャーナス、トムの妻アジタ・ガニザーダ、夫婦の友人コンラッド・ラシャドケリー・オーコインザック・アペルマン、トムの弟クリス・ローウェルなどが共演している。


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