コン・エアー Con Air (1997) 3/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

前年の「ザ・ロック」(1996)に続く、ジェリー・ブラッカイマーニコラス・ケイジのコンビによる作品。
正当防衛ではあるが殺人罪で服役した主人公が、囚人護送機”コン・エアー”を乗っ取った囚人達に立ち向かう姿を描くアクション超大作。
監督サイモン・ウエスト、主演ニコラス・ケイジジョン・キューザックジョン・マルコビッチコルム・ミーニイヴィング・レイムススティーヴ・ブシェミ他共演。


アクション/アドベンチャー

ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:サイモン・ウエスト
製作総指揮
リン・ビグロー

ピーター・ホガード
ジョナサン・ヘンスレー
ジム・カウフ
チャド・オーマン
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚本:スコット・ローゼンバーグ
編集
クリス・レベンゾン

スティーヴ・マルコヴィッチ
グレン・スキャントルバリー
音楽
トレヴァー・ラビン

マーク・マンシーナ

出演
キャメロン・ポー:ニコラス・ケイジ

ヴィンス・ラーキン:ジョン・キューザック
サイラス”ザ・ヴァイラス”グリッソム:ジョン・マルコビッチ
ダンカン・マロイ:コルム・ミーニイ
ネイサン”ダイヤモンド・ドッグ”ジョーンズ:ヴィング・レイムス
ガーランド・グリーン:スティーヴ・ブシェミ
サリー・キャントダンス:レナリー・サンティアゴ
マイク”ベイビー・オー”オーデル:ミケルティ・ウィリアムソン

ジョニー・23・バーカ:ダニー・トレホ
ウィリー・シムズ:ホセ・ズニガ
ジョー”ピンボール”パーカー:デイヴ・チャペル
スワンプ・シング:M・C・ゲイニー
フランシスコ・シンディーノ:ジェシー・ボレゴ
ビリー・ベドラム:ニック・チンランド
サリー・ビショップ:レイチェル・ティコティン
トリシア・ポー:モニカ・ポッター
ケイシー・ポー:ランドリー・オールブライト

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ

1997年製作 115分
公開
北米:1997年6月6日
日本:1997年10月25日
製作費 $75,000,000
北米興行収入 $101,087,161
世界 $223,100,000


アカデミー賞 ■

第70回アカデミー賞
・ノミネート
歌曲:ダイアン・ウォーレンHow Do I Live
録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

アラバマ州、モービル
除隊した陸軍レンジャー部隊員キャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、故郷に帰り妻トリシア(モニカ・ポッター)と再会するが、バーで男達に絡まれ、相手を殺してしまう。

レンジャー部隊員の素手の攻撃は、兵器使用同等とみなされ、 ポーは正当防衛を訴えるものの、殺人罪で実刑判決を受けることになる。

ポーが服役中に娘ケイシーが誕生し、その成長を綴る手紙を読みながら彼は模範囚となり、仮出獄の日を待ち続けて、8年が経過する。

そしてついに仮釈放となったポーは、連邦保安局の囚人輸送航空機”コン・エアー”(C-123)に乗り込むことになる。

そのコン・エアーには、特別厳重施設に送られる凶悪犯達が同乗することになる。

護送責任者の連邦保安官ヴィンス・ラーキン(ジョン・キューザック)は、DEA(麻薬取締局)捜査官のダンカン・マロイ(コルム・ミーニイ)と顔を合わせる。

カーソンシティで6人が降ろされ、代わりに10人が乗せられる予定で、その中に、麻薬密売人の息子フランシスコ・シンディーノ(ジェシー・ボレゴ)が含まれていた。

麻薬に関する情報を入手するため、囚人に扮装した捜査官ウィリー・シムズ(ホセ・ズニガ)も機内に乗り込むことになっていた。

機内には、凶悪殺人犯ビリー・ベドラム(ニック・チンランド)、元ゲリラのネイサン”ダイヤモンド・ドッグ”ジョーンズ(ヴィング・レイムス)、知能犯サイラス”ザ・ヴァイラス”グリッソム(ジョン・マルコビッチ)、放火強盗犯のジョー”ピンボール”パーカー(デイヴ・チャペル)、連続強姦魔のジョニー・23・バーカ(ダニー・トレホ)、ポーの刑務所仲間で糖尿病を患うマイク”ベイビー・オー” オーデル(ミケルティ・ウィリアムソン)などが同乗する。

マロイは、規則違反となる拳銃をシムズの足首に隠して、彼を機内に送り出す。

そして離陸直後、女性護送官サリー・ビショップ(レイチェル・ティコティン)らの隙を見て、グリッソムの思惑通り、凶悪犯達は機を乗っ取る。

無事に帰郷することだけを考えていたポーは、揉め事に巻き込まれて気分が沈む。

麻薬取締官ジムズは、隠し持っていた銃を抜きピンボールを人質にとるが、グリッソムに射殺されてしまう。

グリッソムは、捕らえた護送官に覆面を被せ、6人の囚人に仕立て、カーソンシティで降ろそうとする。

囚人も3人降ろそうとしたため、ポーとベイビー・オーがそれに志願する。

しかし、グリッソムがベイビー・オーを機内に残して、パイロットを降ろすことにする。

凶悪犯から逃れるチャンスのポーだったが、ベビー・オーが糖尿病のインシュリン注射器を壊されて危険な状態となり、それを見捨てるわけにはいかず、機内に残ることにする。

その頃ラーキンは、グリッソムが独房でコン・エアーを奪う計画を練っていたことを知る。

砂嵐の中、カーソンシティに着陸したコン・エアーに、入れ替えの囚人らが乗り込み、ポーは、シムズが持っていたテープレコーダーを降ろされる看守に隠す。

機内に乗り込んだ、パイロットでもある囚人スワンプ・シング(M・C・ゲイニー)が、操縦席のビーコンを外し、ピンボールがそれを飛行場の観光遊覧機に隠す。

そして、37人を惨殺した殺人犯ガーランド・グリーン(スティーヴ・ブシェミ)も乗せたコン・エアーは、カーソンシティを飛び立とうとする。

護送官が囚人だとの通報が入るが、コン・エアーは離陸し、同乗したシンディーノを父の元に送り届け、大金を手に入れようとする計画は実行される。

機内のポーは、目的地がラーナー飛行場だとグリッソムから聞きだし、彼らの目的を探る。

同じ頃、ポーを待ち構えていた妻のトリシアと娘ケイシー(ランドリー・オールブライト)に、機内で起きたトラブルが知らされる。

ラーキンは、逃げようとしなかったポーが味方だと判断するが、マロイは武装ヘリコプターを出動させてコン・エアーを追う。

車輪の格納扉が閉まらず、機体の速度が上がらないため、ポーがそのチェックを命ぜられる。

そして、カーソンシティで乗り遅れた、ピンボールの遺体が扉に挟まっていたことが分かる。

操縦席の無線を通じて、ラーキンの存在を知っていたポーは、彼に宛てた、”ラーナー飛行場に到着”という文字を、ピンボールのシャツに書き残して遺体を捨てる。

ラーキンは、ポーの妻トリシアに会い、彼が家族に会いたがっていることを知り、ポーが、機内で何か行動を起こそうとしているとこを確信する。

カリフォルニア州中部の、フレズノに落下した死体の情報を受けたラーキンは、マロイにそれを連絡するが、コン・エアーはアリゾナだという彼は、それを聞き入れない。

ラーキンは、マロイの愛車コルベット・スティングレーで、ラーナー飛行場に急行する。

ポーを怪しんでいた囚人ベドラムは、貨物室でポーの荷物を見て、彼が仮釈放の身だと知る。

そこに現れたポーは、荷物を荒らしたベドラムを叩きのめして殺害する。

その頃マロイは、追っていたのが観光遊覧機だと気づき、ラーナー飛行場へ向かう。

車を飛ばしたラーキンは、コン・エアーの先を越して飛行場に到着し、管制塔で遺体を発見する。

コン・エアーも到着して着陸態勢に入るが、軽飛行機と衝突しかけて砂地に突っ込んでしまう。

機外に出たグリッソムは、シンディーノの迎えが見当たらないことに気づく。

ポーは、ダイヤモンド・ドッグが護送官を殺そうとするのを制止し、ベイビー・オーのためにインシュリン注射を探す。

グリッソムが、砂地に埋もれた機体を移動させる作業を指示していた頃、ガーランド・グリーンは民家の少女に目を付ける。

管制塔にいたジョニー・23が、警官隊の到着を知らせ、ポーは潜んでいたシンディーノの手下に捕らえられる。

そこにラーキンが現れ、彼とポーはシンディーノの手下を倒す。

ポーは、ベビー・オーを見捨てられず、注射器を探すためにラーキンと別れようとする。

ラーキンは。ポーの妻トリシアと娘ケイシーに会ったことを告げ、ポーは彼を信頼する。

囚人全員での機体の移動作業は続くが、シンディーノは、隠されていたジェット機で逃亡しようとする。

ラーキンがそれを妨害し、ジェット機は燃料庫に突っ込み、シンディーノはグリッソムに焼き殺される。

グリッソムは、機体から武器を取り出し囚人達に渡し、迫る警官隊を迎え撃つ。

注射器を見つけたポーはコン・エアーに戻り、護送官のビショップをレイプしようとするジョニー・23を叩きのめし、ベビー・オーに薬を打ち命を救う。

囚人を乗せたコン・エアーは離陸し、ワイヤーに引っかかったマロイのスティングレーは、上空で機体から外れ落下して大破する。

ラーキンとマロイはコン・エアーを追い、地上では少女がガーランドに別れを告げる。

その後、ダイヤモンド・ドッグがポーの荷物に気づき、それをグリッソムに渡し、彼は、ビショップに銃を向けて裏切り者を捜そうとする。

ベビー・オーが、ポーの身代わりになり自白して、グリッソムに撃たれてしまう。

その時、コン・エアーは追跡してきたマロイのヘリコプターに攻撃されるが、ラーキンの説得で彼は攻撃を止める。

ポーは、瀕死のベビー・オーをビショップに託し、操縦席に押し入り、ラーキンの指示で、機体をラスベガスに着陸させようとする。

興奮するグリッソムをビショップが殴り倒し、エンジンを損傷したコン・エアーは、ラスベガスの中心地にに不時着してしまう。

囚人達は捕らえられ、ビショップとベビー・オーの命も助かる。

ポーはラーキンと共に消防車を奪い、逃走するグリッソムを追い詰めて倒す。

その後、ポーはラーキンに感謝して、二人は固い握手を交わす。

そして、ポーは愛する妻トリシアに再会し、8歳になった娘ケイシーに、誕生プレゼントのウサギのぬいぐるみを渡し三人は抱き合う。

その後、独り姿を消した連続殺人犯ガーランド・グリーンは、ラスベガスのカジノでクラップスを楽しんでいた。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

陸軍レンジャー部隊を除隊したキャメロン・ポーは、妻トリシアと再会するが、バーで喧嘩になったの相手を殺害してしまい服役する。
その後、娘ケイシーが産まれ、それを支えに模範囚となったポーは仮釈放となる。
連邦保安局の囚人護送機”コン・エアー”に乗り込んだポーは、凶悪犯グリッソムらの画策する護送機乗っ取りに巻き込まれてしまう。
それを知った連邦保安官ラーキンは、途中で機体から降りれるはずのポーが、機内で囚人らに抵抗しようとしていることに気づき、コン・エアーの行方を追う・・・。
__________

実在するアメリカ連邦保安局の空輸機の、囚人護送使用時の名称”コン・エアー”が原題となっている。

イギリス出身のサイモン・ウエストの初監督作品で、スピーディーでシャープな展開とストーリーの面白さ、凶悪犯達も個性的に描かれている、迫力あるアクションの連続は全編目が離せない。

第70回アカデミー賞では、歌曲、録音賞にノミネートされた。

北米興行収入で1億ドルを突破し、全世界では、約2億2300万ドルの大ヒットとなった。

トレヴァー・ラビンマーク・マンシーナの、迫力ある映像を引き立たせる音楽と、効果的に使われる、ダイアン・ウォーレンの主題歌も胸を打つ。

How Do I Live

前年「リービング・ラスベガス」(1996)でアカデミー主演賞を受賞したニコラス・ケイジが、正に絶頂期を迎えていた頃の作品。

8年もの間、妻子に会える日を待ち望んでいたにも拘らず、友を見捨てられず凶悪犯を倒すため、死を覚悟する危険に身を投じてしまうという正義感は、いかにもアメリカ人好みのするキャラクターでもあり、ニコラス・ケイジは、それを魅力的に演じている。
一呼吸おいて呟く、ユーモアを交えた決めゼリフが実にいい。

ジョン・キューザックも、体を張った生きのいい熱演を見せてくれる。

極悪非道の悪党達を統率するジョン・マルコビッチは、知的かつ情け容赦ない男を、演技派らしく見事に演じている。

仲間の復讐に燃え、ジョン・キューザックと対立し、愛車コルベット・スティングレーも壊されてしまうコルム・ミーニイだが、ラストでわだかまりを捨てるシーンも爽やかに描かれている。

連続殺人鬼スティーヴ・ブシェミの怪演は、別のストーリーを見ているようなインパクトがある。
ラストを閉めるのも彼だというところが、なかなか粋だ。

迫力ある元ゲリラ、ヴィング・レイムス、ドラマにアクセントを与える同性愛者のレナリー・サンティアゴ、糖尿病で苦しむ主人公の囚人仲間ミケルティ・ウィリアムソン、悪党面N.o1のレイプ魔ダニー・トレホ、呆気なく殺される潜入捜査官のホセ・ズニガ、コン・エアーから死体で突き落とされる放火魔デイヴ・チャペル、囚人パイロットのM・C・ゲイニー、麻薬密売人の息子ジェシー・ボレゴ、ポーの正体を見破る凶悪犯ニック・チンランド、勇敢な女性護送官レイチェル・ティコティン、そして、ポーの妻と娘モニカ・ポッターランドリー・オールブライトなどが共演している。


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