クール・ランニング Cool Runnings (1993) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

冬季オリンピック・カルガリー大会(1988)での、ジャマイカ・ボブスレー・チームの実際の活躍を基に製作された作品。
友情や努力することの尊さを描き人情味溢れる内容とラストは清々しい感動で締めくくる、監督ジョン・タートルトーブ、主演ジョン・キャンディレオン・ロビンソン他共演によるスポーツ・ドラマの快作。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・タートルトーブ
製作総指揮
クリストファー・メレダンドリ

スーザン・B・ランドー
製作:ドーン・スティール

脚本
リン・シーファート(原作)
トミー・スワードロー
マイケル・ゴールドバーグ
撮影:フェドン・パパマイケル

編集:ブルース・グリーン
音楽:ハンス・ジマー

出演
ジョン・キャンディ:アーブ・ブリッツァー
レオン・ロビンソン:デリース・バノック
ドウ・E・ドウ:サンカ・コフィー
マリク・ヨバ:ユル・ブレナー
ラウル・D・ルイス:ジュニア・ベヴィル
レイモンド・J・バリー:カート・ヘンフィル

アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
1993年製作 98分
公開
北米:1993年10月1日
日本:1994年2月
製作費 $14,000,000
北米興行収入 $68,856,263
世界 $154,856,263


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ジャマイカ
オリンピック陸上短距離で、代表を目指す快速ランナーのデリース・バノック(レオン・ロビンソン)は、予選で転倒に巻き込まれて敗退し、オリンピック出場の夢が消える。

抗議に行ったデリースは、選考委員長の部屋で、陸上選手だった父親と共に写真に写っていた、ボブスレーのアメリカ人金メダリストがジャマイカに住んでいることを知る。

何としてもオリンピックに出たいデリースは、友人サンカ・コフィー(ドウ・E・ドウ)と共に、写真のアーブ・ブリッツァー(ジョン・キャンディ)の元に向かう。

デリースは、ボブスレーが何かも知らずにブリッツァーにコーチを頼むが、彼は二人を相手にしない。

しかし、必死に食い下がるデリースに、彼の父親と自分が写っているの写真を見せられ、ブリッツァーは、仕方なくそれを承諾し選手集めを始める。

集まった者達に、危険な競技について説明したブリッツァーだったが、会場から誰もいなくなってしまう。

そこに、短距離予選会で転倒したユル・ブレナー(マリク・ヨバ)と、転倒の原因を作ったジュニア・ベヴィル(ラウル・D・ルイス)が現れる。

ブレナーは、ジュニアの顔を見て憤慨して彼に襲い掛かるが、デリースとサンカになだめられチームに加わる。

ようやくジャマイカボブスレー・チームは誕生して、おんぼろボブスレー もどきでの、雪のない地で猛練習が始まる。

人々には奇異な目で見られ、資金もないチームだったが、スピードがある有能な短距離選手が集まったチームに、ブリッツァーは勝機も有り得ると感じ始める。

しかし、ブリッツァーは競技連盟からの資金援助を断られてしまい、デリースは、スポンサー集めに奔走するものの相手にされない。

チームのメンバーは、アルバイトをするのだが資金が集まらず、裕福なジュニアが車を売って、予選会の罪滅ぼしにと大金を寄付すことになる。

そして、準備の整った5人は、”カルガリー・オリンピック”の開催地へと向かう。

カナダカルガリー
アメリカチームの練習用ソリを調達したジャマイカ・チームだったが、デリースは強豪チームの走りを見て圧倒される。

ジャマイカ・チームは、各国チームの笑い者となりながら、練習滑走で初めて氷の上を走り恐怖に怯えてしまう。

それでも、栄光を手に入れジャマイカを出て、宮殿に住む夢を持つブレナーは、サンカにそれが実現不可能だと笑い飛ばされてしまう。

しかし、ジュニアは、自分の父親が一代で財を築いたことを例にとり、思い描けば夢は叶うとブレナーを励ます。

そんな時、デリースはアメリカのコーチから、ブリッツァーがソリに仕掛けをして失格になり、金メダルを剥奪された事実を知らされる。

父親に内緒でオリンピックに出場したジュニアは、それが知られ、至急帰国するようにという電報を受ける。

バーでジュニアの悩みを聞いていたブレナーは、他国選手にバカにされ、サンカも加わり乱闘となり、ブリッツァーにどやされたりもする。

その後チームは、勝つ気でいるブリッツァーに引っ張られ、必死でトレーニングに励み、徐々に氷にも慣れてくる。

そして、予選に挑んだチームは努力が実り、見事にそれを突破する。

ソリにジャマイカ・カラーの塗装をして、”クール・ランニング”という名前をつけるのだが、 国際大会の記録がないことから、チームは失格になってしまう。

しかし、ブリッツァーが、自分を恨むアメリカ・コーチのカート・ヘンフィル(レイモンド・J・バリー)ら委員会を必死に説得し、チームは決勝進出が決まり、 ジャマイカ国内でも期待が高まる。

決戦を前に祈りを捧げるチームだったが、ジュニアの父親が彼を呼び戻しに現れる。

ジュニアは父親に帰国を強要されるが、彼はチームのためにそれを拒絶し残ることを伝える。

決勝当日の第一走目、浮かれたチームは散々な走りで最下位に終わってしまう。

強豪チームの真似をすれば、早く走れると思っていたチームは、二日目の出走では、ジャマイカ人の誇りを持って登場し、好タイムをマークする。

その夜ブリッツァーは、なぜ不正をしたかをデリースに問われ、勝ち続けるためのプレッシャーだと答えるが、ゴール地点にはメダル以上のものがあると付け加える。

最終日、南国のジャマイカ・チームは話題の的となり、本国でも異常な盛り上がりとなる。

そして、”クール・ランニング”の掛け声と共に、出走したチームは快調に走行を続けていたが、ソリの故障で4人は転倒してしまう。

デリースは、メダルよりも尊いのが、ゴールすることだというブリッツァーの言葉を思い出し、4人はタイムにはこだわらずソリを担いでゴールする。

そんな彼らに観衆や強豪チームが、惜しみない拍手を贈る。

選手達はお互いの健闘を称え合い、デリースはブリッツァーに感謝する。

そして、ジャマイカのオリンピック選手選考委員長の部屋には、ジャマイカ・ボブスレー・チームの写真が誇らしげに飾られる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

オリンピック出場を目指す、ジャマイカの有力短距離選手デリースは、選手選考会で、転倒に巻き込まれ失格してしまう。
選考委員に抗議に行ったデリースは、それは受け入れられなかったものの、その場でスプリンターだった父親と写真に写る、ボブスレーの元金メダリストである、アメリカ人のブリッツァーの存在を知る。
デリースは、ボブスレーが何かも知らないまま、友人サンカと共にブリッツァーの元に向かい、必死に食い下がり、何とか彼を説得しコーチを了承してもらう。
選手集めが始まり、選考会で共に転倒したブレナーとジュニア、そしてサンカも加わりようやくチームが結成され、雪のない地で猛練習が始まる。
チームは、資金不足などで苦労しながらも、オリンピック開催地、カナダカルガリーに到着し、競技に使うボブスレーをアメリカ・チームから借りて、初めて見る雪と氷の地でトレーニングを始めるのだが・・・。
__________

低予算ながら予想外の大ヒットとなり、なんと全世界トータルでは、1億5000万ドルを超える結果を残した。

当時、確かに南国のチームの冬季オリンピック出場は話題になったが、実際は映画ほど惨めな環境のチームではなかったようで、映画用にかなり脚色はされている。

監督は、本作をきっかけに、「フェノミナン」(1996)や「ナショナル・トレジャー」(2004)シリーズでブレイクする当時、弱冠30歳のジョン・タートルトーブで、会場や施設など、舞台となるオリンピックの雰囲気も良くでている。

ハンス・ジマーの音楽と、乗りのいいジャマイカン・ミュージックも効果的に使われていて、実に楽しい。

全体的にはコメディ作品と言えるのだが、コメディアンのジョン・キャンディが、シリアスな演技に徹しているところがポイントでもある。

主演のレオン・ロビンソンは、同じ年に全く違う役柄を「クリフハンガー」(1993)で演じ、その後を期待されたが、現在、余り目立った活躍がないのは残念だ。

ジャマイカチームの三人、ドウ・E・ドウマリク・ヨバラウル・D・ルイスは、役者としてはやや素人っぽいが、スポーツ選手らしいところは好感が持てる。
他アメリカ・コーチのレイモンド・J・バリーなどが共演している。


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