コズモポリス Cosmopolis (2012) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2003年に発表された、ドン・デリーロの小説”コズモポリス”を基に製作された作品。
若くして巨万の富を手に入れた投資家の完璧な生活が崩れる様を描く、監督、脚本デヴィッド・クローネンバーグ、主演ロバート・パティンソンジュリエット・ビノシュポール・ジアマッティサマンサ・モートン他共演によるサスペンス・タッチのドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:デヴィッド・クローネンバーグ
製作
パウロ・ブランコ

マーティン・カッツ
原作:ドン・デリーロコズモポリス
脚本:デヴィッド・クローネンバーグ

撮影:ピーター・サシツキー
編集:ロナルド・サンダース
音楽:ハワード・ショア

出演
エリック・パッカー:ロバート・パティンソン

ベノ・レヴィン:ポール・ジアマッティ
ディディ・ファンチャー:ジュリエット・ビノシュ
エリーズ・シフリン・パッカー:サラ・ガドン
アンドレ・ベトレスク:マチュー・アマルリック
シェイナー:ジェイ・バルチェル
トーヴァル:ケヴィン・デュランド
マイケル・チン:フィリップ・ノズカ
ブラザ・フェズ:ケイナーン
ジェイン・メルマン:エミリー・ハンプシャー
ヴィジャ・キンスキー:サマンサ・モートン
ケンドラ・ヘイズ:パトリシア・マッケンジー

カナダ/フランス/ポルトガル/イタリア 映画
配給 eOne Films

2012年製作 109分
公開
北米:2012年8月17日
日本:2013年4月13日
製作費 $20,500,000
北米興行収入 $763,556
世界 $6,063,556


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューヨーク
投資家である28歳の大富豪エリック・パッカー(ロバート・パティンソン)は、白のリムジンをオフィスにして、あらゆる業務をこなし資産を運用していた。

大統領訪問を控え交通渋滞が続く中、理髪店に向かおうとしたエリックは、テクノロジーとセキュリティー担当の創業パートナーでもあるシェイナー(ジェイ・バルチェル)と打ち合わせをする。

エリックは、妻エリーズ(サラ・ガドン)の乗るタクシーに気づきそれに乗り込み彼女を朝食に誘う。

その後、ボディーガードのトーヴァル(ケヴィン・デュランド)から、渋滞が解消されないということを知らされたエリックは、一日中動きが取れないことを覚悟する。

システム・アナリストのマイケル・チン(フィリップ・ノズカ)と話をしたエリックは、その後、美術コンサルタントのディディ・ファンチャー(ジュリエット・ビノシュ)と車内で愛し合う。

ディディに興味深い絵が売りに出ることを知らされたエリックは、ヒューストンの”ロスコー・チャペル”を必ず手に入れる考えがあることを彼女に伝える。

ジョギング中だった財務担当のジェイン・メルマン(エミリー・ハンプシャー)を車に乗せ、毎日行う医師の診察を受けながら、エリックは彼女と話をする。

古書店に酔ったエリックは、その場にいたエリーズをランチに誘う。

エリックは、愛し合いたいことをエリーズに伝えるが、彼女はそれを拒む。

アドバイザーのヴィジャ・キンスキー(サマンサ・モートン)に会ったエリックは、資本家に抗議するデモに遭遇しながら車を進めさせる。

その後エリックは、任務明けのボディーガード、ケンドラ・ヘイズ(パトリシア・マッケンジー)とホテルで愛し合う。

車に戻ったエリックは、通りでエリーズを見かけて、彼女をディナーに誘う。

再び愛し合いたいことを伝えたエリックは、投資の失敗で資産が数億ドル減っていることをエリーズに伝える。

資産家令嬢のエリーズは、資金援助をすることを約束するものの、結婚生活は終わりだと語る。

クラブで時間を過ごしたエリックは車に戻り、ラッパーのブラザ・フェズ(ケイナーン)が死んだことを知らされ、大きなショックを受ける。

その後リムジンを降りたエリックは、資本家を恨むアンドレ・ベトレスク(マチュー・アマルリック)にパイを投げられて罵られる。

トーヴァルのテイザー銃を見せてもらったエリックは、音声認識でそれを解除させて彼を撃つ。

理髪店に着いたエリックは、昔馴染みの主人に右側の髪だけを切ってもらい、銃を受け取り、戻ると言って店を出る。

運転手と共にリムジンのガレージに向かったエリックは、彼と別れた後で銃撃される。

応戦したエリックは相手を見つけるためにある建物に入る。

男の部屋に入ったエリックは、現れたベノ・レヴィン(ポール・ジアマッティ)と話し合うことになる。

エリックは、昼間ベノが銀行の前のATMにいたことを覚えていたため、それを確認する。

全てを調べていると言うベノに、自社の社員かを問うエリックは、彼がバーツを担当する通貨部門にいたことを知る。

システムが複雑になり過ぎてついていけなくなったというベノは、本名がリチャード・シーツだと教える。

銃口を口にくわえたエリックは、次の瞬間、左の手の甲を撃つ。

止血するようナプキンを渡したベノは、前立腺が非対称だと言うエリックに、完璧なバランスを追い求めない歪んだものの重要性を説く。

銃を手にしたベノは、エリックを撃つと言って、彼の全てを否定し、自分を救ってほしかったと語る。

そしてベノは、エリックの頭部に銃口を迎える・・・。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨーク
28歳のエリック・パッカーは、若くして巨万の富を手にした青年投資家だった。
大統領訪問を控えた街が混乱して渋滞する中、エリックは昔馴染みの理髪店に向かおうとする。
エリックは、ハイテクが完備されたリムジンの中をオフィスに使い、各担当スタッフと打ち合わせなどをしながら目的の場所に向かおうとする。
富豪令嬢の妻エリーズを見かけたエリックは、彼女を食事に誘い、その度に愛し合おうとするが断られる。
美術コンサルタントやボディーガードと愛し合いながら、エリックは理髪店に到着するのだが・・・。
__________

鬼才デヴィッド・クローネンバーグが、アメリカを代表する作家ドン・デリーロの小説を原作に、若くして全てを手に入れた青年の崩れゆく人生の始まりの一日を描いた異色作。

殆どが完璧な居住空間である巨大リムジン内部の映像で、ウィンドーの外の殺伐とした風景などを対照的に映し出し、非現実的な世界に生きる青年をクールな視点で描く、クローネンバーグの独特の映像表現に注目。

観念的な表現が多いドラマの中で、スリリングに展開する内容は、サスペンス・タッチでもある。

第65回カンヌ国際映画祭では、パルム・ドール候補になった。

表情からして”無機質”と言う言葉が当てはまる主人公のロバート・パティンソンは、大ヒットした「トワイライト」シリーズのイメージを意識させることなく、実力を兼ね備えた役者に成長していく予感を感じる好演を見せる。

途中で一瞬姿を見せて、クライマックスで存在感を発揮する、主人公を憎む元社員役のポール・ジアマッティ、美術コンサルタントのジュリエット・ビノシュ、主人公の妻サラ・ガドン、非資本主義者マチュー・アマルリック、テクノロジーとシステム・セキュリティー担当のジェイ・バルチェル、ボディーガード主任のケヴィン・デュランド、システム・アナリストのフィリップ・ノズカ、財務担当エミリー・ハンプシャー、アドバイザー、サマンサ・モートン、女性ボディーガードのパトリシア・マッケンジー、ラッパーのケイナーンなどが共演している。


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