クレイジー・ハート Crazy Heart (2009) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

かつてスターだった落ちぶれたカントリー・シンガーが、ある女性記者との出会いをきっかけに人生を見つめ直していく姿を描く、製作、監督、脚本スコット・クーパージェフ・ブリッジスロバート・デュヴァルコリン・ファレル他共演のヒューマン・ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:スコット・クーパー
製作総指揮
ジェフ・ブリッジス

マイケル・A・シンプソン
エリック・ブレナー
レスリー・ベルツバーグ

製作
スコット・クーパー

ロバート・デュヴァル
ロブ・カーライナー
ジュディ・カイロ
T・ボーン・バーネット

原作:トーマス・コッブ
脚本:スコット・クーパー
撮影:バリー・マーコウィッツ
編集:ジョン・アクセルラッド
音楽
T・ボーン・バーネット

スティーヴン・ブルトン
ライアン・ビンガム:主題歌”The Weary Kind

出演
オーティス“バッド”ブレイク:ジェフ・ブリッジス
ジーン・クラドック:マギー・ジレンホール
ウェイン・クラマー:ロバート・デュヴァル
トミー・スウィート:コリン・ファレル
ジャック・グリーン:ポール・ハーマン
ビル・ウィルソン:トム・バウアー
ウェスリー・バーンズ:リック・ダイアル
ラルフィー:ライル・アダムソン
バディ・クラドック:ジャック・ネイション
ベア:J・マイケル・オリヴァ
トニー:ライアン・ビンガム

アメリカ 映画
配給 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ

2009年製作 111分
公開
北米:2009年12月16日
日本:2010年6月12日
製作費 $7,000,000
北米興行収入 $39,462,438
世界 $47,405,566


アカデミー賞 ■

第82回アカデミー賞
・受賞
主演男優(ジェフ・ブリッジス)
主題歌賞”The Weary Kind
・ノミネート
助演女優賞(マギー・ジレンホール)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

コロラド州、プエブロ
伝説のカントリー・ミュージック・シンガーのオーティス“バッド”ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は、57歳になった今では、孤独な巡業生活を送っていた。

アルコール依存症のブレイクは、酒が手放せない自堕落な自分に哀れさを感じながら、その日のステージに向かう。

ボウリング場のステージで、バックバンドのトニー(ライアン・ビンガム)と共に歌い始めたブレイクは、かつての彼の栄光を知る客の前で、酔いながら何とかそれをこなす。

ニュー・メキシコ州、サンタフェ
あるバーで、ピアニストのウェスリー・バーンズ(リック・ダイアル)に会ったブレイクは、彼から、姪である地元紙の記者ジーン・クラドック(マギー・ジレンホール)の取材を受けるようにと頼まれる。

早速、ジーンの取材を受けたブレイクだったが、4度の結婚や弟子でスターのトミー・スウィート(コリン・ファレル)の話しを嫌い、ステージが控えているということで、早々にそれを打ち切る。

その夜のステージを終え、ブレイクは再びジーンの取材を受けて話は弾み、彼女も結婚に失敗して、バディ(ジャック・ネイション)という息子がいることなどを知る。

翌日、ブレイクは、マネージャーのジャック・グリーン(ポール・ハーマン)からの、トミーの前座の仕事の依頼に、プライドを捨てて、それを受けることにする。

その日の夜もブレイクはジーンを誘い、二人は愛し合い、翌朝、彼はフェニックスに向かう。

リハーサルを終え、トミーと会ったブレイクは、彼から曲を作ることを依頼されるが気乗りしなかった。

ブレイクは本番で、大観衆の前でトミーとのデュエットもこなし、無事にステージを終えてサンタフェに向かう。

その途中、居眠り運転をしたブレイクは、車を横転させてしまい病院に運ばれる。

足の骨折は完治しても、体の状態が悪いことを医師に指摘されたブレイクは、禁酒禁煙をするよう言われる。

迎えに来たジーンの家に、滞在することになったブレイクは、手持ち無沙汰から曲を作る気になる。

ジーンは離婚した痛手から、ブレイクが再び旅立つことを考え、悲しみに堪えられず涙する。

ブレイクは、そんなジーンを優しく抱き寄せ愛を確かめ合い、その後、満ち足りた日々を過ごす。

そんな時ブレイクは、4歳の時から会っていない28歳になる息子がいることをジーンに話す。

その後、トミーの依頼で作曲の契約が入ったブレイクは、数ヶ月の予定でヒューストンの自宅に向かう。

バーのオーナーで、旧友のウェイン・クラマー(ロバート・デュヴァル)に、ブレイクは、女性と付き合っていることを伝えて、その夜、息子に連絡を入れる。

ブレイクは、元妻が死亡したことを知り、息子に会いたいと伝えるが、身勝手すぎると言われ、それを断られてしまう。

それをジーンに伝えたブレイクは、休暇の取れた彼女と息子バディがヒューストンを訪れることになり、二人を歓迎する。

しかしブレイクは、バディを連れて街に出た際、バーで酒を飲んでいる間に、バディが行方不明になってしまう。

ブレイクはバディを必死に捜すが、息子の前では酒を飲まない約束を破ったことで、現れたジーンは激怒する。

バディは無事に見つかるが、ジーンはブレイクを許すことなく、彼の元を去っていく。

禁酒を決意したブレイクは、ウェインの紹介で”アルコホーリクス・アノニマス”に参加する。

プログラムを終えたブレイクは、経験者であるウェインに出迎えられ、彼の店で歌うことになる。

その後、ブレイクはジーンを訪ねるが許しを得られず、彼は乱れていた生活を一新しようとする。

1年4ヵ月後。
ブレイクの曲はトミーにより歌われて、心に残る名曲だと言ってマネージャーのジャックは絶賛し、彼の順調な仕事振りを喜ぶ。

そのコンサート会場に取材に来ていたジーンは、ブレイクに声をかける。

ブレイクはジーンが結婚したことを知り、その場に来ているというバディに会うべきかを迷う。

ジーンとバディのお陰で、作曲が出来たと考えるブレイクは、バディが18歳になったら渡してくれと言って、新曲の契約金の小切手を渡そうとする。

ジーンはそれを断るが、ブレイクの気持ちを察して小切手を受け取る。

そして、今では風格も備わった、ブレイクの成功を喜ぶジーンは、彼にインタビューを申し込む。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

伝説のカントリー・ミュージック・シンガー、オーティス“バッド”ブレイクは、今では酒に溺れ、各地の場末のバーを回る落ちぶれた生活を送っていた。
ある日、サンタフェの地元紙記者ジーンの取材を受けることになったブレイクは、彼女に心を寄せ愛し合うようになる。
ジーンは離婚を経験していて、4歳の息子バディと暮らしていたのだが、ブレイクが旅立ってしまうことを恐れ、深入りを避けようとする。
そんな時、ブレイクが育てたスター歌手トミーの前座を彼が務めることになる。
ブレイクは、プライドを捨ててその仕事を受けるが、事故を起こして足を骨折してしまい、ジーンの家で世話になる。
ブレイクとジーンは、愛を確かめ合い満ち足りた日々を過ごす中、彼にトミーの依頼で大きな作曲の契約が入る。
ブレイクは作曲のためにヒューストンの自宅に向かい、休暇で訪れたジーンとバディを歓迎するのだが・・・。
__________

日本では想像もつかないほど、アメリカでは文化として根付き愛され続けているカントリー・ミュージックの世界、その頂点を極めた男の落ちぶれた侘しさや、愛する者に尽くす心を教えられる作品。

俳優、脚本家としても活躍するスコット・クーパーの、しっとりとした映像表現と繊細な人間描写も見ものだ。

下手に感動を煽らない爽快な雰囲気で終わるラストも素晴らしい。

第82回アカデミー賞では、40年のキャリアを持つベテランのジェフ・ブリッジスが、5度目のノミネートでついに主演男優賞を、またT・ボーン・バーネットライアン・ビンガムが、主題歌賞を受賞した。
(”The Weary Kind”)
・ノミネート
助演女優賞(マギー・ジレンホール)

元々、演技派であるジェフ・ブリッジスが、自身の声で数々のパフォーマンスを見せてくれるのも注目で、彼の一世一代の名演は各方面で高く評価され絶賛された。

ジェフ・ブリッジスとは親子の年の差があるのだが、自堕落な彼と妙にバランスが取れているマギー・ジレンホールも、傷ついた心のままで愛に迷う女性を見事に演じている。

主人公の親友役ロバート・デュヴァル、主人公が育て、そして師匠に恩を返すトップ歌手コリン・ファレル、マネージャーのポール・ハーマン、主人公のかつての活躍を知る役のファンのトム・バウアー、ジーン(M・ジレンホール)の伯父で、ピアニスト役のリック・ダイアル、ジーンの息子ジャック・ネイション、音楽担当ライアン・ビンガムがバック・バンドのメンバーで登場する。


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