アナーキー Cymbeline (2014) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ウィリアム・シェイクスピアの戯曲”シンベリン”を現代を舞台にして描いた作品。
激化する麻薬組織と警察の抗争の中で翻弄される男女の恋を描く、製作、監督、脚本マイケル・アルメレイダ、出演イーサン・ホークエド・ハリスミラ・ジョヴォヴィッチジョン・レグイザモダコタ・ジョンソンアントン・イェルチン他共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:マイケル・アルメレイダ
製作
マイケル・ベナローヤ
アンソニー・カタガス
マイケル・アルメレイダ
製作総指揮
ベン・サックス
クレイトン・ヤング
セス・レンショウ
原作:ウィリアム・シェイクスピアシンベリン
脚本:マイケル・アルメレイダ
撮影:ティム・オアー
編集
バーバラ・タリヴァー
ジョン・スコット・クック
音楽:デヴィッド・ルドウィグ

出演
ヤーキモー:イーサン・ホーク
シンベリン:エド・ハリス
クイーン:ミラ・ジョヴォヴィッチ
ピザーニオ:ジョン・レグイザモ
ポステュマス:ペン・バッジリー
イモジェン:ダコタ・ジョンソン
クロートン:アントン・イェルチン
コーネリアス医師:ピーター・ゲレッティ
カイアス・ルーシアス:ヴォンディ・カーティス=ホール
フィラーリオ:ジェームズ・ランソン
シシリアス・レオナトゥス:ビル・プルマン
ベレーリアス:デルロイ・リンドー
グィディーリアス:スペンサー・トリート・クラーク
アーヴィラガス:ハーレー・ウェア
死刑執行人:ケヴィン・コリガン

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2014年製作 97分
公開
北米:2015年3月13日
日本:2015年6月13日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
麻薬王のシンベリン(エド・ハリス)は、警察に賄賂を払い平和を保っていた。

シンベリンの後妻クイーン(ミラ・ジョヴォヴィッチ)には、息子クロートン(アントン・イェルチン)をシンベリンの娘イモジェン(ダコタ・ジョンソン)と結婚させる野望があった。

ところが、イモジェンは、共に育ったポステュマス(ペン・バッジリー)と結婚してしまい、シンベリンを激怒させる。

しかし、幸運は舵のないボートで運ばれてくるものである・・・。

捕らえられたポステュマスは、父シシリアス・レオナトゥス(ビル・プルマン)の亡霊が現れたような気がする。

1週間前。
イモジェンと密会したポステュマスは、母のものだというダイヤの指輪を彼女から渡される。

代わりにポステュマスは、ブレスレットをイモジェンの手首につける。

しかし、その場にシンベリンが現れ、次にこの辺りで見かけたら殺すと言ってポステュマスを脅す。

一緒に育ったポステュマスへのシンベリンの仕打ちが理解できないイモジェンは、車に乗せられる。

シンベリンは、車に乗っていたクイーンに、イモジェンを閉じ込めておくよう指示する。

クイーンは、悪いようにはしないとイモジェンに伝える。

翌日、友人のフィラーリオ(ジェームズ・ランソン)からヤーキモー(イーサン・ホーク)を紹介されたポステュマスは、自分が信じるイモジェンの貞淑を賭けにすることを提案される。

ヤーキモーは1万ドルを、ポステュマスは指輪を賭け、フィラーリオからやめた方がいいと言われた二人だったが、契約書を交わす。

医師コーネリアス(ピーター・ゲレッティ)に毒を調合してもらったクイーンは、何も言わずに、そのポットをシンベリンの部下ピザーニオ(ジョン・レグイザ)に渡す。

警官のカイアス・ルーシアス(ヴォンディ・カーティス=ホール)が来たことを知らされたシンベリンは、クロートンと共に賄賂の支払いを拒否し、彼を追い払う。

屋敷内に監禁状態のイモジェンは、現れたヤーキモーに会い、ポステュマスからのメッセージの版画を受け取る。

ポステュマスは元気だと伝えたヤーキモーだったが、彼が娼婦達と遊んでいる証拠の写真を見せる。

家名を守るためにも復讐するべきだと言われたイモジェンは、その方法として自分を利用すればいいと話す彼から、愛情を捧げると約束される。

それを拒んだイモジェンはヤーキモーを非難し、父シンベリンに報告すると伝える。

愛が本当かどうかを確かめたと言うヤーキモーは、突然、ポステュマスを気高い人物であると称え、彼に相応しい女性か見極めたかっただけだと伝えて、写真が合成だったことを知らせる。

謝罪するヤーキモーを許したイモジェンは、ポステュマスらと共に買った品物を預かってほしいと言われて、それを了承する。

荷物は届けられ、夜になり、トランクに潜んでいたヤーキモーは、眠っているイモジェンに近づいて携帯電話で写真を撮る。

ブレスレットを奪ったヤーキモーは、イモジェンの胸の写真も撮る。

翌日、荷物は運び出され、イモジェンは、ブレスレットがなくなったことをピザーニオに話す。

部屋に入った証拠やブレスレットをヤーキモーから見せられたポステュマスは半信半疑だったが、イモジェンの胸のホクロにキスしたと言われる。

激高したポステュマスは、シンベリンの前でイモジェンを殺すとまで言い出し、その場を去る。

ピザーニオから携帯電話を渡されて、ポステュマスのメールを確認したイモジェンは、ミルフォード・ヘイヴンにいる彼に会いに行こうとする。

それほど遠くないとピザーニオに言われたイモジェンは、その場に向かおうとする。

裏切り者と思われ、シンベリンに追放されたベレーリアス(デルロイ・リンドー)は、腹いせに二人の息子グィディーリアス(スペンサー・トリート・クラーク)とアーヴィラガス(ハーレー・ウェア)を奪い、20年間潜伏していた。

イモジェンを恨み憎むポステュマスは、拳銃を手に入れる。

カフェに寄ったイモジェンは、浮かない顔のピザーニオから、ポステュマスのメールを見せられる。

追放されるまではポステュマスの忠実な部下だったピザーニオが、裏切ったイモジェン殺すことをポステュマスから依頼される内容のメールだった。

その理由が分からないイモジェンは取り乱しそうになり、ピザーニオは、誤解だろうと言って彼女を落ち着かせようとする。

命令を受けて以来、悩み一睡もしていないと言うピザーニオは、苛立つイモジェンに解決策が見つかったと伝える。

ポステュマスはペテン師に騙されていると考えるピザーニオは、復讐は済んだと言って、血の付いた服を送ることをイモジェンに伝えて、ナイフを渡す。

腕を傷つけたイモジェンは、上着で傷口を押さえる。

クイーンからだと言って、強壮剤の入ったポットをイモジェンに渡したピザーニオは、怪しまれないために屋敷に戻ることを彼女に伝える。

姿が見えないイモジェンを連れて来るよう、シンベリンから命ぜられたクロートンは、様子を見に行く。

ピザーニオを呼んだクロートンは、イモジェンがミルフォード・ヘイヴンに向かったことを知る。

ポステュマスの服を持って来るようピザーニオに指示したクロートンは、彼の服を着てイモジェンを犯すことを考える。

髪の毛を切り少年に扮してさ迷うイモジェンは、ポステュマスの版画を捨てて、ある山小屋に侵入して食べ物を探す。

そこにベレーリアスらが戻り、食べ物に手を出したイモジェンを少年だと信じて歓迎する。

その場のテレビには、ポステュマスが誘拐犯として指名手配される映像が写っていたが、イモジェンはそれに気づかない。

ピザーニオは、シンベリンに拘束されて檻に入れられる。

その後、ベレーリアスは、バイクを押しているクロートンに気づく。

版画を拾ったクロートンは、近づいて来たグィディーリアスに、シンベリンの後継者だと伝える。

ナイフを振りかざすクロートンはグィディーリアスに銃で殴られ、彼を銃撃しようとする。

小屋に残っていたイモジェンは、胸が苦しく落ち着かないため、ポットの強壮剤を飲む。

グィディーリアスがクロートンを殺し、首を切り落として川に捨てたことを知ったベレーリアスは、仲間がいることを警戒する。

ベレーリアスらは、クロートンの死体を小屋に運び、眠っているようなイモジェンが死んでいることを確認して、クロートンと共に葬る。

イモジェンの居場所を聞き出そうとしてピザーニオを拷問したシンベリンは、信じてほしいと言われる。

警察との抗争が続く中、騒ぎを起こしたくないシンベリンは、今回は見逃すことをピザーニオに伝える。

街角でポステュマスを見かけたルーシアスは、彼を追う。

仮死状態だったイモジェンは目覚めて、横たわっていた死体のシャツがポステュマスのもので、頭部が切断されていることに気づき悲しむ。

逮捕したポステュマスを尋問したルーシアスは、今置かれている状況を伝えて話しを続ける。

父親シシリアス・レオナトゥス(ビル・プルマン)が、警察との抗争の末に息子二人を亡くして年老いて死に、身籠っていた母親も出産で死亡した。

シンベリンが生れた子ポステュマスの後見人になり、あらゆる教育を受けさせ、頭角を表したポステュマスは誰からも愛され、イモジェンはその彼を追って失踪した。

クロートンの切断された頭部の写真を見せられたポステュマスは、役目は終わったとルーシアスに言われて釈放される。

迎えに来たフィラーリオとヤーキモーと共に警察署を出たポステュマスは、送られて来た血の付いたイモジェンの上着を渡される。

シンベリンの部下に追われたポステュマスは、銃を発砲して抵抗するものの捕えられる。

シンベリンの継子クロートンが殺害されたニュースを見たベレーリアスは、シンベリンが犯人に疑われていることを知る。

それをグィディーリアスとアーヴィラガスに知らせて、シンベリンが動き出すことを恐れたベレーリアスは、立ち向かおうとする二人と共に戦う決心をする。

ポステュマスら三人を拘束したシンベリンは、銃を手にして戦いを始める。

警官に発見されたイモジェンは、パトカー内で抗争が激化したことを知る。

父シシリアスの亡霊が現れたように思えたポステュマスは、死刑執行人(ケヴィン・コリガン)に殺されそうになるが、ピザーニオが、彼をシンベリンの元に連れて行く。

シンベリンは、警察に抵抗して戦ったベレーリアスらを手下にしようとする。

そこに現れたコーネリアスは、クロートンの死に絶望して正気を失ったクイーンが亡くなったことをシンベリンに伝える。

自分への愛もなく、権力と財力が目的だったクイーンの考えをコーネリアスから知らされたシンベリンは、彼女が、嫌っていたイモジェンも毒殺する気だったと言われる。

ルーシアスと共に殺されそうになったヤーキモーの指輪がイモジェンのものだと気づいたシンベリンは、手に入れた方法を訊く。

ポステュマスをペテンにかけたと言うヤーキモーは、イモジェンのことで賭けをしたと話す。

騙された自分は、人を使いイモジェンを殺してしまったと言うポステュマスは、その場で死のうとする。

襲われたパトカー内で生き延びていたイモジェンは、ポステュマスに歩み寄る。

イモジェンだと気づかないポステュマスは、彼女を振り払う。

倒れたイモジェンを抱きかかえたピザーニオは、彼女が生きていたことをポステュマスに伝える。

毒を飲まされたことでピザーニオを責めるイモジェンだったが、クイーンから渡されたポットだと言われる。

その件を説明したコーネリアスは、犬猫を殺す毒をクイーンから頼まれたが、事態を察して、一時的に仮死状態になる薬を調合したとシンベリンに話す。

それを知ったポステュマスはイモジェンを抱き寄せて、自分の命ある限り傍にいてほしいと伝える。

悪女だったクイーンが死んだことをイモジェンに知らせたシンベリンは、クロートンの死は不明だと伝える。

その場にいたベレーリアスは、自分がクロートンを殺したことをシンベリンに伝える。

グィディーリアスとアーヴィラガスは自分を父親と呼ぶが、あなたの血を受け継いでいると、ベレーリアスはシンベリンに話す。

20年間、二人を大切に育てたと言うベレーリアスに、グィディーリアスの首筋には赤いホクロがあると伝えたシンベリンは、それを確かめて息子達を抱き寄せる。

それを知ったイモジェンも、兄弟達と抱き合う。

勝者は自分だが、今後も警察に協力するとルーシアスに伝えたシンベリンは、悪妻にそそのかされただけだと言って彼に賄賂を渡す。

シンベリンは平和を宣言し、部下がクイーンの遺体に火を放つ。

そして、イモジェンとポステュマスは、バイクに乗ってその場から走り去る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
麻薬王シンベリンは、娘のイモジェンが、勝手な判断で共に育ったポステュマスと結婚してしまったために激怒する。
シンベリンの後妻クイーンは、密かに息子のクロートンをイモジェンと結婚させようと考えていた。
追放されたポステュマスは、友人に紹介されたヤーキモーから、イモジェンの愛が真実か確かめるための賭けを提案される。
ポステュマスが受けて立ったために、イモジェンに近づいたヤーキモーは、彼女と関係した証拠を示す。
憤慨したポステュマスは、裏切ったイモジェンの殺害を部下のピザーニオに命ずるのだが・・・。
__________

ウィリアム・シェイクスピアの戯曲”シンベリン”を原作に、舞台を現代に移して描くドラマ。

同じくシェイクスピアの”ハムレット”を現代劇として描いた、2000年に公開された「ハムレット」のマイケル・アルメレイダイーサン・ホークが再び組んだ作品。

麻薬組織と警察の抗争が描かれているために、大筋では犯罪ドラマなのだが、シェイクスピア・タッチの悲劇的な展開から、男女のロマンスが完結するまでの物語となっている。

魅力的なキャスティングではあるが、なんとかまとめ上げたという程度の内容の同作は評価も低く、拡大公開もされずに商業ベースには乗らなかった作品。

主演は誰かとは特定できない中で、ファーストクレジットでヤーキモーを演ずるイーサン・ホークの出演は短く、存在感と実績的に言えばシンベリン役のエド・ハリスが重要な役柄を演じ、周囲に翻弄される男女ポステュマス役のペン・バッジリーとイモジェンのペン・バッジリーが主人公と言える内容だ。

シンベリンの後妻クイーンのミラ・ジョヴォヴィッチ、ポステュマスそしてシンベリンの忠実な部下ジョン・レグイザモ、クイーンの息子クロートンのアントン・イェルチン、医師コーネリアスのピーター・ゲレッティ、汚職警官カイアス・ルーシアスのヴォンディ・カーティス=ホール、ポステュマスの友人ジェームズ・ランソン、ポステュマスの父親ビル・プルマン、かつてシンベリンに追放されたベレーリアスのデルロイ・リンドー、彼に育てられたシンベリンの息子グィディーリアスのスペンサー・トリート・クラークとアーヴィラガスのハーレー・ウェア、死刑執行人のケヴィン・コリガンなどが共演している。


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