ダークシティ Dark City (1998) 3.72/5 (29)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

闇の都市で暗躍する謎の集団に追われる記憶を失った男の苦悩を描く、製作、原案、監督、脚本アレックス・プロヤス、主演ルーファス・シーウェルジェニファー・コネリーキーファー・サザーランドウィリアム・ハート他共演のSFサスペンス。


SF


スタッフ キャスト
監督:アレックス・プロヤス
製作
アンドリュー・メイソン
アレックス・プロヤス
製作総指揮
マイケル・デ・ルカ
ブライアン・ウィッテン
原案:アレックス・プロヤス
脚本
アレックス・プロヤス
レム・ドブス
デヴィッド・S・ゴイヤー
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:ダヴ・ホーニグ
音楽:トレヴァー・ジョーンズ

出演
ジョン・マードック:ルーファス・シーウェル
エマ・マードック:ジェニファー・コネリー
ダニエル・P・シュレーバー博士:キーファー・サザーランド
フランク・バムステッド警部:ウィリアム・ハート
ミスター・ハンド:リチャード・オブライエン
ミスター・ブック:イアン・リチャードソン
ミスター・ウォール:ブルース・スペンス
エディ・ウォレンスキー:コリン・フリールズ
カール・ハリス:ジョン・ブラサル
メイ:メリッサ・ジョージ
シュレーバーのアシスタント:デヴィッド・ウェナム

アメリカ 映画
配給ニュ ー・ライン・シネマ
1998年製作 112分
公開
北米:1998年2月27日
日本:1998年11月28日
製作費 $27,000,000
北米興行収入 $14,337,580
世界 $27,200,320


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
精神科医のダニエル・P・シュレーバー博士(キーファー・サザーランド)は、宇宙からの訪問者”ストレンジャー”の協力者だった。

バスタブで目覚めたジョン・マードック(ルーファス・シーウェル)は、記憶を失っていた。

シュレーバーからの連絡を受けたマードックは、実験の失敗で記憶を消してしまったため、追って来る者から逃げるようにと言われる。

部屋を出ようとしたマードックは、女性の死体を確認して、3週間滞在したホテルを出る。

その場に現れた謎の男達は、マードックを捜す。

クラブ歌手であるマードックの妻エマ(ジェニファー・コネリー)は、夫の主治医だと言うシュレーバーに呼ばれる。

ジョンが心神喪失だと知らされたエマは、彼を捜しているので、居場所が分かれば教えてほしいとシュレーバーから言われる。

ダイナーであるパワーを使い自分の財布を手に入れたマードックは、その場にいた警官に呼び止められるものの、娼婦のメイ(メリッサ・ジョージ)から声をかけられて店を出る。

その頃、フランク・バムステッド警部(ウィリアム・ハート)は、マードックの部屋であるホテルの殺人現場を調べ始め、エディ・ウォレンスキー刑事(コリン・フリールズ)の様子がおかしいことを部下から知らされる。

署に戻りウォレンスキーのオフィスを調べたバムステッドは、夫の捜索願いを出しに来たエマと話す。

女性のリストを見せられて、夫が彼女らを殺した可能性があるとバムステッドから言われたエマは、その場を去ろうとする。

財布の中身を確認したマードックはエマの写真を見ても妻だと気づかないまま無事でいてほしいと思い、自分の名前がジョンだと分かる。

何もせずにメイの部屋を出たマードックは、絵葉書を頼りに”シェル・ビーチ”の看板に向かい、コートの男達に襲われるものの、超能力を使い相手を倒す。

ストレンジャーのリーダー、ミスター・ブック(イアン・リチャードソン)は、マードックを早急に捕えるようミスター・ハンド(リチャード・オブライエン)に指示する。

ポケットに入っていた鍵を頼りに家に戻ったマードックは、エマと話すものの、妻だということが思い出せない。

精神科医シュレーバーの名刺を見せられたマードックは、エマが浮気をして自分が憤慨したと言われる。

現れたハンドから、マードックの新たな記憶を作るようにと、シュレーバーは指示される。

警察に追われていると言われたマードックは、記憶を失っても自分は人殺しではないことをエマに伝える。

信じていると言われたマードックは、現れたバムステッドから銃を向けられ、人間とは思えない怪しい男達が自分を狙っていると伝える。

エマが邪魔した隙にマードックは逃亡し、バムステッドは、彼が落したシュレーバーの名刺を拾う。

シュレーバーに会ったバムステッドは、マードックが殺人犯には思えないことを伝える。

その場に現れたマードックは、バムステッドと別れたシュレーバーを追う。

ウォレンスキーを訪ねたバムステッドは、何かにとり憑かれたような彼の話を聞く。

ある建物に向かい、壁に現れた扉からシュレーバーが中に入る姿をマードックは確認する。

ブックからマードックのことを追及されたシュレーバーは、突然変異と言える彼の能力を伝える。

夜中の12時、人々は意識を失い、マードックは、シュレーバーやストレンジャー達の行動を目撃する。

ある家族に新たな記憶を注入したシュレーバーは、現れたマードックから、なぜ皆が眠っているのかと訊かれる。

自分にしたことをシュレーバーに追及するマードックは、怒りを抑えきれず、手を触れずに彼を投げ飛ばす。

意思でものを動かせる能力”チューン”を得たことをシュレーバーから知らされたマードックは、それで街中を変えられると言われる。

その方法を更に教えるので、協力して街を取り戻すことをシュレーバーから提案されたマードックは、その場を去る。

マードックを警戒するブックは、ハンドにマードックの記憶の全てを注入して対抗しようと考え、それをシュレーバーに実行させる。

”カール・ハリス”という名前を思い出したマードックは、電話帳で住所を捜す。

新聞売りの男がホテルのフロント係と同人物だったために、マードックは不思議に思う。

メイの元に向かったハンドは、情報を得ることができず、エマの浮気がマードックに与えた影響を考える。

地下鉄に乗り、終点がシェル・ビーチの路線に乗り換えたマードックは、ホームにいたウォレンスキーから声をかけられ、ストレンジャーが人の記憶を奪うと言われる。

それを混ぜて注入し人を眠らせて活動すると言うウォレンスキーは、追われていることをマードックに伝えて、通過する列車に身を投げる。

エマを捜し、思い出の場所に向かったハンドは、マードックの居場所を聞き出そうとする。

その後、メイの死体を見つけたエマは、尾行していたバムステッドに気づく。

おじだったカール(ジョン・ブラサル)に会ったマードックはスライドを見せられ、自分の育った場所がシェル・ビーチであることを知る。

その場に行きたいと言うマードックは、両親が火事で死に、カールに引き取られたことも知らされる。

火事の際の火傷痕が残っていないことに気づいたマードックは、全てが嘘だと言って憤慨する。

メイに会えば夫のことが分かるかと思ったと言うエマは、バムステッドに送ってもらうことになり、彼も過去をよく覚えていないことを知る。

昼間を覚えていないと言うマードックは、自分の部屋で所有物などを確認し、いつも絵を書いていたはずのシェル・ビーチ・ガイドに、何も描かれていないことに気づく。

帰宅したエマは、カールからの電話で、現れたジョンの様子がおかしいと言われ、自分ではない彼を引き留めておくようにと伝える。

ハンドはカールの元に向かい、12時になったために全てが停止する。

現れたハンドに襲い掛かったマードックは、様々な場所で奪った記憶でこの街を作り、毎夜それを組み替えて学習し、人間のようになるためだと言われ、自分の記憶を持っていることを知らされる。

その場から逃れたマードックは、現れたバムステッドの車に乗って署に向かう。

取り調べを受けたマードックは、絵が描かれたシェル・ビーチ・ガイドを見せられ、その場に行く方法や昼間のことをバムステッドに尋ねるが、彼は答えられない。

自分は起き続けているが夜ばかりだと言うマードックは、ここには太陽はないと伝え、それを信じないバムステッドに、ガイドを空中に浮かして見せる。

面会室でエマと話したマードックは、自分達の記憶が全て事実ではないかもしれないことを伝えるが、彼女はそれを否定する。

エマとの愛を確かめたマードックは、目の前のガラスに触れて粉砕し、彼女にキスして別れる。

ウォレンスキーが自殺したことを部下から知らされたバムステッドは、マードックを解放する。

署に現れたハンドは、署長を脅してマードックの居場所に向かう。

マードックがいなかったために、ハンドは署長を殺す。

シュレーバーに会ったマードックは、ストレンジャーが自分にしたことを尋ね、実験対象にされたと言われて銃を向けられ、注射をされそうになる。

そこにバムステッドが現れてシュレーバーの銃を奪い、マードックは、注射の中味が何かを訊き、自分が求めているものだと言われる。

マードックとバムステッドは、嫌がるシュレーバーを連れてシェル・ビーチに向かおうとする。

帰宅したエマは、その場にいたハンドから、新しい記憶”アンナ”を与えると言われる。

ストレンジャーが自分達を浚い、記憶を混ぜてどんな個性ができるかを観察するため、マードックも様々な役を与えられたが、今回はその前に目覚めてしまったとシュレーバーは話す。

絶滅しかけているストレンジャーのための実験台になったマードックは、ものを変える力”チューン”のパワーを得て抵抗したと言われる。

記憶は全て作られたものだ言われたマードックとバムステッドは、シェル・ビーチの看板の場所に案内され、海も街の外もない、故郷は頭の中にあるだけだとシュレーバーから知らされる。

看板のポスターを破ったマードックとバムステッドは、その奥の壁を壊す。

壁の奥は宇宙空間で、エマを連れて現れたハンドらに、バムステッドは銃で抵抗する。

バムステッドは、襲い掛かって来たストレンジャーのミスター・ウォール(ブルース・スペンス)と共に、宇宙空間に放り出される。

エマを傷つけると言ってマードックを脅したハンドは、彼を眠らせて地下に連れて行く。

自分達にはない”心”を持っているマードックに最後の実験をすると言うブックは、自分達の記憶を注入させて一体化し、心を共有させるようシュレーバーに指示する。

そうはさせないと言いながら記憶をマードックに注入したシュレーバーは、記憶の中で、抵抗するよう彼に呼び掛ける。

目覚めたマードックは、ブックと対決して相手を倒す。

エマは別人になったとことをシュレーバーから知らされたマードックは、記憶の貯蔵庫が壊れたので元には戻らないと言われる。

装置を操れるパワーを得たことを知ったマードックは、世界を望むように作り変えるとシュレーバーに伝えて、シェル・ビーチに向かう。

シュレーバーは、映画館のチケット係であるアンナ(エマ)の姿を見守る。

現れたハンドからやがて死ぬと言われたマードックは、人間の心が欲しいからといって、記憶をいじっても無駄だと伝える。

やがて陽が昇り、海岸の桟橋でアンナと出会ったマードックは、シェル・ビーチはどこかと尋ねる。

指差すアンナから、シェル・ビーチに一緒に行くことを提案されたマードックは、自己紹介してその場に向かう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
闇に閉ざされた都市で記憶を失ったジョン・マードックは、宇宙からの訪問者”ストレンジャー”の協力者である精神科医のシュレーバーから、ある実験台にされていた。
連続殺人事件の容疑者となったマードックは、妻エマのことも思い出せないまま、”シェル・ビーチ”という場所に自分の秘密があると考える。
その場に向かおうとしたマードックだったが、ストレンジャーの魔の手が迫る・・・。
__________

製作、監督、脚本を兼ねるアレックス・プロヤスが、自らの原案を映像化したSFサスペンス。

謎の集団が支配する闇に閉ざされた都市で、種族存続のために人間の記憶を利用して実験を繰り返す街で起きる事件を、独特の世界観で描くアレックス・プロヤスの感性が光る作品。

SFXやミニュチュア駆使した映像が見所の作品であり、闇の世界でうごめく陰謀に直面する者達を演ずる、個性派実力派スターの熱演も注目だ。

批評家の評価はそれほどでもなく、一般観客には受けた作品ではあったが、興行的には成功しなかった。

製作費 $27,000,000
北米興行収入 $14,337,580
世界 $27,200,320

記憶を失った理由を追及する、特殊なパワーを得た男性を好演するルーファス・シーウェル、その妻役で、20代後半ではあるが、あどけなさも残るジェニファー・コネリー、主人公の主治医である精神科医キーファー・サザーランド、主人公が関わったと思われる殺人事件を捜査する警部ウィリアム・ハート、謎の集団”訪問者/ストレンジャー”のリチャード・オブライエン、そのリーダー、イアン・リチャードソン、メンバーのブルース・スペンス、”実験”の影響を受けなかった正気を失う刑事コリン・フリールズ、主人公のおじジョン・ブラサル、主人公に関わる娼婦メリッサ・ジョージ、シュレーバーのアシスタント、デヴィッド・ウェナムなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター