愛と死の間で Dead Again (1991) 3.34/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

妻を殺した罪で、死罪になった作曲家とその妻の、40年後の生まれ変わりと思われる男女が、真実を究明するために奔走する姿を描く、製作総指揮シドニー・ポラック(出演も)、監督・主演ケネス・ブラナーアンディ・ガルシアデレク・ジャコビエマ・トンプソンロビン・ウィリアムズ共演のサスペンス・スリラー。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ケネス・ブラナー

製作総指揮:シドニー・ポラック
製作
リンゼイ・ドーラン
チャールズ・H・マグアイヤー
脚本:スコット・フランク
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集:ピーター・E・バーガー
音楽:パトリック・ドイル

出演
ローマン・ストラウス/マイク・チャーチ:ケネス・ブラナー
グレイ・ベーカー:アンディ・ガルシア
フランクリン・マドソン:デレク・ジャコビ
グレース/マーガレット・ストラウス/アマンダ・シャープ:エマ・トンプソン
インガ:ハンナ・シグラ
コジー・カーライル:ロビン・ウィリアムズ
”ピッコロ”ピート・ドューガン:ウェイン・ナイト
ダグ・オマリー:キャンベル・スコット
シスター・コンスタンス:ロイス・ホール
ティモシー神父:リチャード・イーストン
シスター・マドレーヌ/スターレット:ジョー・アンダーソン
リディア・ラーセン:クリスティーン・エバーソール
フランキー:グレゴール・ヘッセ

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1991年製作 107分
公開
北米:1991年8月23日
日本:1992年2月15日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $38,016,380


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1949年。
作曲家ローマン・ストラウス(
ケネス・ブラナー)は、妻のマーガレット(エマ・トンプソン)を、ハサミで惨殺した罪で死刑を宣告される。

ストラウスは、自分を取材し続けていた新聞記者グレイ・ベーカー(アンディ・ガルシア)に、”妻を愛していた、永遠に愛し続ける”と告げて処刑室に向かう。

現在、ロサンゼルス
少年ホームを運営する、修道院に保護されていた女性グレース(
エマ・トンプソン)は、自分が殺される悪夢を見て悲鳴を上げ目覚める。

記憶喪失のグレースを、何とか救いたいと考えているシスター・マドレーヌ(ジョー・アンダーソン)は、それについての相談をティモシー神父(リチャード・イーストン)にする。

神父は、グレースを追い払うために、ホームで育った私立探偵のマイク・チャーチ(ケネス・ブラナー)を雇い、彼にこの件を任せようとする。

マイクは、グレースを連れて新聞記者の”ピッコロ”ピート・ドューガン(ウェイン・ナイト)の元に向かい、記事を掲載して、彼女の知人を捜そうとする。

その後、グレースを精神病院に連れて行ったマイクは、彼女が気の毒になり引き返す。

修道院でも、グレースの受け入れを断られたマイクは、仕方なく彼女を自宅に連れて行き、彼女は、その夜も悪夢にうなされる。

翌日、記事を見て現れた、古美術商で催眠術師でもあるフランクリン・マドソン(デレク・ジャコビ)が、グレースの心を開かせようとする。

後日、マドソンの古美術店でグレースの催眠療法が始まり、彼女は、1948年のストラウスとマーガレットの出会いなどから話し始める。
__________

ロサンゼルスで知り合った、オペラの作曲家のストラウスと、芸術家のマーガレットは、たちまち恋に落ち結婚する。
__________

グレースの目を覚ましたマドソンは、1949年6月号の雑誌”ライフ”を見せ、そこに、ストラウスとマーガレットの写真が掲載されていることを2人にzらせる。

その後、口をきかなかったグレースは普通の女性に戻り、マイクは、マーケットで働く、クライアントの元精神科医のコジー・カーライル(ロビン・ウィリアムズ)に意見を求める。

カーライルは、グレースがマーガレットの生まれ変わりと考え、前世を解明すれば現在が分かると助言する。

マイクは、マドソンの催眠術やカーライルの話を信用しなかったが、グレースとは次第に親密になっていく。

そんなある日、ダグ・オマリー(キャンベル・スコット)という男性が現れ、婚約者だといってグレースを連れて行こうとする。

しかし、マイクはそれが嘘であることを見破り、ダグは逃げ去る。

マイクは、危険が迫るグレースの正体を、早く明らかにする必要があると考え、マドソンの元へ彼女を連れて行く。

マドソンはグレースに催眠術をかけ、結婚したストラウスとマーガレットが不仲になった原因を探る。
__________

気が進まぬまま仮装パーティーに出席したストラウスだったが、マーガレットが、結婚式で知り合った記者ベーカーと親しげにしているのを目撃してしまう。

それに嫉妬したストラウスは、ベーカーを殴り倒し、屋敷に戻った彼とマーガレットは言い争ってしまう。

その後マーガレットは、使用人インガ(ハンナ・シグラ)の息子で、吃音症のフランキー(グレゴール・ヘッセ)が、私物に手を出していることを疑い始める。

マイクは、ドイツから脱出した時の恩人、インガ母子をクビにすることは出来なかった。

さらにマイクは、財産は死んだ妻のものだという、ベーカーの入れ知恵を信じるマーガレットを再び疑う。
__________

グレースは、屋敷にマイクがいて、自分を殺そうとしたところで正気に戻る。

それを話したグレースは、マイクがストラウスの生まれ変わりだと言うマドソンの言葉を気にする。

マイクは憤慨し、家中のハサミをグレースに渡すが、思わず彼女を”マーガレット”と呼んでしまう。

翌日、マイクも催眠療法を受けることになるのだが、自分がマーガレットで、グレースがストラウスの生まれ変わりだと気づく。

そこにピートが現れ、グレースが、”アマンダ・シャープ”という女性だということを突き止めたことを伝える。

マイクは混乱してカーライルの元に向かい、自分とグレースが入れ替わった生まれ変わりだと伝える。

それを聞いたカーライルは、マイクにグレースを殺すよう指示する。

ピートの案内で、グレースは自分の住んでいた場所に向かい、マイクに襲われることを恐れた彼女は、マドソンから護身用の拳銃を渡される。

健在だったベーカーを訪ねたマイクは、ストラウスが刑の前に語った言葉を聞きだそうとする。

しかしベーカーは、ストラウスが何も語らなかったことと、真相は使用人のインガが知っていただろうということをマイクに伝える。

そしてマイクは、ベーカーからインガが古美術商をしていることを知らされ、マドソンが”フランキー”だったことに気づく。

インガに会ったマイクは、ストラウスが結婚後、生活が一変し、マーガレットを憎んだ息子のフランキーが、彼女を殺したことを知らされる。

さらにインガは、事件の後、吃音症が酷くなったフランキー(マドソン)が、催眠療法で回復したことを伝える。

フランキーとアマンダ(グレース)が、一緒にいることに気づいたマイクは、彼女の自宅に急行する。

直後に現れたフランキーは、インガを眠らせ、彼女を窒息死させる。

マイクは、侵入を阻止しようとするアマンダの家に強引に入り、ストラウスがマーガレットを殺していなかったことを伝える。

しかし、アマンダはマイクを銃撃してしまい、そこに現れたフランキーがアマンダを殴り倒し、彼は2人が互いに殺し合ったように見せかけえる。

その時、意識を取り戻したマイクがフランキー襲いかかり、2人は格闘になる。

拳銃を手に取ったフランキーの背中を、アマンダがハサミで突き刺し、彼はハサミのオブジェに落下して息絶える。

そしてマイクは、怯えるアマンダに、悪夢は終わったことを伝える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
記憶をなくした女性グレースは、毎晩、死刑になった作曲家ストラウスのに殺される悪夢を見る。
グレースのことを任された、私立探偵マイク・チャーチは、彼女を新聞記事に出して知人を捜す。
現れた古美術商のマドソンは、催眠療法を使い、グレースから、40年前のストラウスと妻のマーガレットの出会いなどを知る。
そして、マイクは元精神科医のカーライルを訪ね、グレースがマーガレットの生まれ変わりだと指摘され、前世を知ることが、彼女の現在を知る鍵だと助言されるのだが・・・。
__________

当時、”ローレンス・オリヴィエ”の再来と言われ、注目されたケネス・ブラナーが、監督と実生活の妻エマ・トンプソンとの夫婦役をこなした意欲作で、製作にはシドニー・ポラックが参加している。

イギリスの名優、デレク・ジャコビが重要な役を演じ、アンディ・ガルシアロビン・ウィリアムズまでもが、完璧にサポート役に回った贅沢な作品。

前世(過去)と現在が、微妙に絡み合う怨念の物語は、終盤の真事実で驚きの展開とはなるが、どうも力み過ぎを感じ、余計な演出も目立つところが気になる。

アルフレッド・ヒッチコック”風と言われるのも逆効果で、実力派の俳優陣の演技に、多くを注目して見ることをお勧めします。

被害者でもあった作曲家、そして私立探偵を演ずるケネス・ブラナーと、その妻役と、現世では記憶喪失の芸術家を演ずるエマ・トンプソンは、夫婦、そして両者共に30代前半にして、既に貫禄を感じさせる演技を見せる。

その2人に絡む、記者役のアンディ・ガルシアは、現代まで生き長らえる記者を演じ、古美術商で催眠術師のデレク・ジャコビは、主人公らを圧倒する円熟の演技を見せてくれる。

ドラマのキーポイントとなる、作曲家の屋敷の使用人ハンナ・シグラ、その息子のグレゴール・ヘッセ、主人公の探偵のアドバイザー的存在の元精神科医ロビン・ウィリアムズ、主人公の親友の記者ウェイン・ナイト、犯人に雇われる性の婚約者に扮する男キャンベル・スコット、修道院の神父リチャード・イーストン、シスターのジョー・アンダーソンなどが共演している。


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