いまを生きる Dead Poets Society (1989) 4.24/5 (25)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

脚本を担当したトム・シュルマンの、自らの体験を基に製作された作品。
伝統と規律を重んじる全寮制の進学校での、異彩を放つ英語教師と生徒達との心の触れ合いを描く、監督ピーター・ウィアー、主演ロビン・ウィリアムズロバート・ショーン・レナードイーサン・ホーク他共演による感動のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ピーター・ウィアー
製作
ポール・ユンガー・ウィット

トニー・トーマス
脚本:トム・シュルマン
撮影:ジョン・シール
編集:ウィリアム・M・アンダーソン
音楽:モーリス・ジャール

出演
ジョン・キーティング:ロビン・ウィリアムズ

ニール・ペリー:ロバート・ショーン・レナード
トッド・アンダーソン:イーサン・ホーク
ノックス・オーバーストリート:ジョシュ・チャールズ
チャーリー・ダルトン:ゲイル・ハンセン
リチャード・キャメロン:ディラン・カスマン
スティーヴン・ミークス:アレロン・ルジェロ
ジェラルド・ピッツ:ジェームズ・ウォーターストン
ゲイル・ノーラン校長:ノーマン・ロイド
ペリー:カートウッド・スミス
クリス・ノエル:アレキサンドラ・パワーズ

アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ

1989年製作 128分
公開
北米:1989年6月2日
日本:1990年3月24日
製作費 $16,400,000
北米興行収入 $95,860,116
世界 $235,900,000


アカデミー賞 ■

第62回アカデミー賞
・受賞
脚本賞
・ノミネート
作品・監督
主演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1959年。
全米屈指の進学校、全寮制のウェルトン・アカデミーの新学期の挨拶で、校長のゲイル・ノーラン(ノーマン・ロイド)は、自身も同校出身の新任の英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)を紹介する。

ニール・ペリー(ロバート・ショーン・レナード)は、同室のトッド・アンダーソン(イーサン・ホーク)や、友人ノックス・オーバーストリート(ジョシュ・チャールズ)、チャーリー・ダルトン(ゲイル・ハンセン)、スティーヴン・ミークス(アレロン・ルジェロ)と部屋で談笑していたが、父ペリー(カートウッド・スミス)に外に呼び出される。

厳格なペリーは、ニールが人前で自分に口答えしたことを許さず、期待していることを告げてその場を去る。

そして、生徒達の新学期は始まり、彼らにとってきつい毎日が続くことになる。

キーティングの初めての授業の時間、彼はいきなり生徒達を教室の外に呼び出す。

奇妙な授業を始めたキーティングが、古代ローマの詩人であるホラティウスの詩の語句”その日をつかめ”(カルペ・ディエム)についてを語る。

そして、キーティングは自分を、名前か、ウォルト・ホイットマンの詩を引用し”O Captain! My Captain!”と呼ぶよう生徒達に伝える。

風変わりなキーティングの授業はその後も続き、教科書の詩の理解に関する概論のページを破り捨てるよう生徒に命じ、自由な思想を持つよう指導する。

生徒達はキーティングに興味を持ち始め、彼が学生時代に作っていた、”死せる詩人の会”についてを彼に問う。

それが”人生や物事の奥深い吸収”だと、キーティングから教えられた生徒達は、ニールを先頭にその会を復活させようとする。

そしてある夜、ニール達は予定通り寮を抜け出し、詩の朗読に気が進まないと言うトッドを記録係にして、森の中の洞窟で開会を宣言する。

各自は自分なりの詩を朗読し、有意義で楽しい時間を過ごし寮に戻る。

その後も、生徒達はキーティングの授業を”楽しみ”、父親からの抑圧に不満を抱いていたニールは、役者になる夢を叶える気になる。

ニールは、それを同室のトッドに伝えるが、内気な彼は父親をどう説得するのかを尋ねる。

芝居に出ると言って興奮するニールに、冷静に父親と話し合うことを提案するトッドだったが、それが受け入れられるはずもなかった。

だが、チェレンジすることに芽生えたニールは、トッドの積極性を引き出そうともする。

”真夏の夜の夢”の妖精”パック”の役を得たニールは、父親名義の手紙を偽造し、ノーラン校長に出演許可を得ようとする。

ある日の授業でトッドは、キーティングに”導かれ”、クラスメイトの前で素晴らしい詩を披露する。

その頃、ノックスは、食事に招かれた家の娘で、婚約者のいるクリス・ノエル(アレキサンドラ・パワーズ)に心奪われていた。

ノックスは、ある日の”会”でクリスに電話をする気になり、パーティーに誘われて有頂天になる。

そのパーティーで、酔ってうたた寝をしているクリスに、ノックスはキスしてしまい、彼女の恋人に殴られてしまう。

そんな時チャーリーが、学校新聞に”死せる詩人の会”の名で記事を書いてしまい、それが問題となり、彼はノーラン校長から罰を受ける。

しかし、チャーリーは仲間達の名前を出そうとせず、校長はキーティングを呼び、伝統と規律を重んじて、生徒の進学だけを考えるよう忠告する。

キーティングは、生徒達の気持ちを察しながらも、わきまえた行動を促し納得させる。

ニールは、芝居と手紙の嘘が父親に知られてしまい、頭ごなしにそれを責められ、劇団を辞めるよう強要されてしまう。

キーティングに相談に行ったニールは、自分に語るような芝居に対する情熱を、両親に伝えるべきだと助言される。

ノックスはクリスの学校に向かい、彼女への思いを詩で伝えることが出来る。

父親に芝居のことを話したかを、キーティングはニールに尋ねるが、彼はそれが出来ずにいた。

そして芝居の夜、クリスが寮に現れ、ノックスは彼女に愛を伝え、二人は劇場に向かうことになる。

ニールは、父親が劇場に現れたことを知りながら、見事に役を演じ切り、ノックスはクリスとの愛を確かめる。

芝居は終わり、ニールは喝采を受けるが、父親に自宅に連れ戻され、士官学校から医大に進む道を強要される。

それに口答えできないニールは、絶望の果てに自ら命を絶ってしまう。

翌朝、仲間達にニールの死が知らされ、彼らやキーティングはその死を悼む。

ノーラン校長は、この件に関しての徹底調査をすることを生徒達に伝える。

生徒のリチャード・キャメロン(ディラン・カスマン)が、”死せる詩人の会”のことを校長に話し、 責任をキーティングに押し付けようとする。

”会”のメンバーは一人ずつ校長に呼ばれ、両親の前で真相を追究され、放校を免れるために、キーティングの”扇動”を認めさせられ署名する。

キーティングは追放となり、彼の授業はノーラン校長が受け継ぐことになる。

ノーランは、リチャードに詩の理解に関する概論を読ませようとするが、彼はそれをキーティングが破らせたことを伝える。

私物を取りに現れたキーティングを見て、居たたまれなくなったトッドは、署名を強要されたことを彼に告げる。

それを理解していることをトッドに伝えたキーティングを、校長は追い出そうとする。

立ち去ろうとするキーティングに対し、トッドは机の上に立ち、”O Captain! My Captain”と呼びかける。

校長はそれを制止するが、ノックスや他の生徒も、退学を覚悟して続く。

そしてキーティングは、机に立った生徒に感謝を述べて去って行く。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

全米有数の進学校である、ウェルトン・アカデミーの新学期が始まる。
生徒達は、同校出身の英語の新任教師ジョン・キーティングの、風変わりな授業に戸惑う。
しかし生徒達は、キーティングの”その日をつかめ”という呪文のような言葉の中に、子供ながら生きる価値を見出そうと考え始める。
そして生徒らは、キーティングがかつて作っていた”死せる詩人の会”を復活させる。
そして、キーティングの生き方に共感した生徒らは、彼の”教え”を実行し始める・・・。
__________

抑圧された環境の中で、家族の期待を受けながら、エリートとしての人生の礎を築こうとする、生き生きとした学生達の生活を、デラウェア州の美しい自然をバックに描く、ピーター・ウィアー渾身の一作。

アメリカを代表する”ボーディングスクール”、”セント・アンドリューズ・スクール”でのロケは、規律や伝統を重んじる学内の雰囲気を描写するのに見事な効果を上げ、穏やかな感動を表現するモーリス・ジャールの音楽も素晴らしい。

第62回アカデミー賞では、トム・シュルマンが脚本賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)

北米興行収入は約9600万ドル、全世界では約2億3600万ドルの大ヒットとなった。

洞察力があり、人間味溢れるウィットに富んだ人物を熱演するロビン・ウィリアムズは、既にキャリアは積んでいたものの、当時その才能に驚いたことを思い出す。
コメディアンのセンスとシリアスな演技の抜群の調和は見事としか言い様がない。

生徒の中のリーダー格、悲しい結末に誰もが涙するロバート・ショーン・レナード、終盤印象に残る役を演ずる内気な少年イーサン・ホーク、主人公の言葉を信じ勇気ある行動で愛を掴むジョシュ・チャールズ、仲間達のゲイル・ハンセンディラン・カスマンアレロン・ルジェロジェームズ・ウォーターストン、校長ノーマン・ロイド、ニール(R・S・レナード)の父親役カートウッド・スミス、ノックス(J・チャールズ)の愛を受け入れることになるアレキサンドラ・パワーズなどが共演している。


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