親愛なるきみへ Dear John (2010)


3.7/5 (30)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2007年に発表された、ニコラス・スパークスの小説”Dear John”を基に製作された作品。
偶然出会った男女の運命の恋を描く、監督ラッセ・ハルストレム、主演チャニング・テイタムアマンダ・サイフリッドリチャード・ジェンキンスヘンリー・トーマス他共演の恋愛ドラマ。


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト ■

監督:ラッセ・ハルストレム
製作
マーティー・ボーウェン
ウィック・ゴッドフリー
ライアン・カヴァノー

製作総指揮
ジェレマイア・サミュエルズ
トビー・エメリッヒ

ミシェル・ワイズ
タッカー・トゥーリー

原作:ニコラス・スパークスDear John
脚本:ジェイミー・リンデン

撮影:テリー・ステイシー
編集:クリスティーナ・ボーデン
音楽:デボラ・ルーリー

出演
ジョン・タイリー:チャニング・テイタム

サヴァナ・リン・カーティス:アマンダ・サイフリッド
タイリー:リチャード・ジェンキンス
ティム・ウェドン:ヘンリー・トーマス
アラン:ルーク・ベンワード
アラン(6歳):R・ブリーデン・リード
ランディ・ウェルチ:スコット・ポーター

ヌードルス:D・J・コトローナ
ルースター:カレン・モス
ストーン大尉:キース・ロビンソン
カーティス:デヴィッド・アンドリュース
カーティス夫人:メアリー・レイチェル・ダドリー
牧師:ブレット・ライス

アメリカ 映画
配給 スクリーン・ジェムズ

2010年製作 107分
公開
北米:2010年2月5日
日本:2011年9月23日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $80,014,842
世界 $114,977,104


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

アメリカ陸軍特殊部隊のジョン・タイリー二等軍曹(チャニング・テイタム)は、戦闘中に銃弾を受ける。

子供時代に造幣局を見学ツアーで訪れたことを思い出すジョンは、今の自分が不良コインのようだと考える。

そしてジョンは心の中で語る、薄れる意識の中で最後に思い浮かべるのは”あなただ”。

2001年、南カリフォルニア、チャールストン。
2週間の休暇中のジョンは、ビーチでサヴァナ・リン・カーティス(アマンダ・サイフリッド)と出会う。

スプリング・ブレイク中である大学生のサヴァナが桟橋で海に落としたバッグを、ジョンは水に飛び込み拾ってあげる。

サヴァナはジョンに感謝し、それだけで別れるのをお互い惜しみながら二人は別れようとする。

ジョンはサヴァナに歩み寄り、彼女からバーベキューに誘われる。

サヴァナに惹かれる友人のランディ・ウェルチ(スコット・ポーター)は、彼女と陸軍の特殊部隊員だというジョンのことが気になる。

サヴァナの別荘の隣人ティム・ウェドン(ヘンリー・トーマス)は息子アラン(R・ブリーデン・リード)と共に楽しんでいたため、ジョンに挨拶する。

家族としか話さないアランが、ジョンに声をかけたためにサヴァナは驚く。

夜になり話をして過ごしたジョンとサヴァナは、翌日、食事に出かける約束をして、”直ぐに会おう”と言って別れる。

歩いて自宅に向かうジョンは、車で通りがかったティムに乗せてもらい送ってもらう。

ティムは、サヴァナを傷つけたら許さないと警告し、親代わりの意見だと言われたジョンはそれを理解する。

帰宅したジョンは、コイン収集が趣味の父タイリー(リチャード・ジェンキンス)の様子を見て部屋に向かう。

翌日、夕食はいらないと父に伝えたジョンは、車を借りてサヴァナを迎えに行きシーフード・レストランに向かう。

ジョンが知り合いからトラブルは起こすなと言われたため、サヴァナはそれが気になる。

無口であり男手で息子を育てたという父に会いたいと言うサヴァナを連れて、ジョンは自宅に向かう。

タイリーに挨拶したサヴァナは、コインのコレクションを見て興味を示す。

何も話さないと思っていた父がサヴァナを避けないため、ジョンは驚きながら戸惑う。

サヴァナを家に送ったジョンは、父親が愛しているので優しくしてあげるようにと言われ、”直ぐに会おう”と約束して別れる。

翌日、サーフィンを楽しんだジョンはサヴァナに会い、彼女が、ハリケーンで倒壊した裏の家を友達と再建していることを知る。

惹かれ合うようになった二人はその後も楽しい時を過ごし、ジョンは家の再建に協力する。

そして、二人は自然に愛し合うようになる。

互いが大学と軍に戻り1年は会えなくなるため不安を感じるサヴァナだったが、その後は除隊すると言うジョンは、時は直ぐに過ぎると伝える。

しかし、自閉症のアランを生れた時から知るサヴァナが、父親も同じような目で見ていたことを知ったジョンは、気分を害してその場を去る。

ランディにからかわれたジョンは、彼とティムらを殴ってしまい、サヴァナに制止されて家に向かう。

翌日、サヴァナの家を訪ねたジョンは、ティムから彼女が留守だと言われる。

ティムに殴ってしまったことを謝罪したジョンは、サヴァナに言伝を残す。

サヴァナのために日曜のメニューのラザニアを用意した父と二人で食事をしていたジョンは、メッセージを見て現れたサヴァナに謝罪する。

医師のような言い方をしたとことをサヴァナも謝罪し、彼女からの手紙を受け取ったジョンは食事に誘う。

サヴァナの手紙は、2週間の恋についてと全てを語ってほしいという内容だった。

父と別れて部隊に戻ったジョンは、翌日には出発して任地に向い、機密事項のため場所を言えないままサヴァナへの手紙を書き送り続ける。

ジョンとの文通を繰り返したサヴァナは、父親の農場に来たアランが乗馬を楽しむ姿を見て、サマーキャンプを開く夢を膨らます。

夏休みにタイリーを訪ねたサヴァナは、彼が最も大切にしているコインを見せられ、それには逸話があるとだけ言われる。

それをサヴァナから手紙で聞かれたジョンは、7歳の時にアイスクリームを買った時に受け取った珍しいコインのことを書く。
__________

コインを見たタイリーは、裏と表で5セントと1セントが刻印されているエラーコインだということを確かめる。

古物屋で20ドル出すと言われたタイリーはそれを断り、別の店で4000ドルはすることが分かり、家宝にすれば後に価値は上がると知らされる。

それがきっかけでジョンは父とコインを集め始めるが、10代の反抗期になったジョンは次第に興味が薄れ親子の会話もなくなる・・・。
__________

9月11日。
同時多発テロが起きたことを、ジョンは任地でサヴァナは大学構内で知る。

2日間の休暇が出たジョンはチャールストンに戻り、サヴァナとの再会を喜ぶ。

父を伴いサヴァナの両親(デヴィッド・アンドリュース/メアリー・レイチェル・ダドリー)の家に向かったジョンだったが、タイリーは動揺して車を降りようとする。

サヴァナは車を止めてタイリーを気遣い、結局3人は家に引き返す。

一泊しかできない休暇のため、ジョンはサヴァナと共に彼女の実家に向かう。

パーティが開かれサヴァナの母親に歓迎されたジョンは、ランディがいることを気にする。

サヴァナの父親カーティスにも挨拶したジョンは、その場にいたティムと話をする。

妻が出て行ったことをアランにうまく説明できないとティムに言われたジョンは、自分も姿を消した母が戻って来るのを15歳まで待っていたことを伝える。

ジョンは、もっと早く父から事情を聞きたかったと付け加える。

テロにより非常事態となり、軍人は任務期間延長を命ぜられるとカーティスや出席者に言われたジョンは、自分達はそのつもりだと伝える。

ショックを受けるサヴァナに、戸惑っている自分の気持ちを伝えたジョンは、どの方法が正しいか考えても答えが出ないことを伝える。

サヴァナはジョンの気持ちを理解して抱きしめ、二人は厩舎で愛し合う。

翌日、父とサヴァナに別れを告げたジョンは旅立つ。

部隊に戻ったジョンは、任務期間延長の書類にサインして任地に向かう。

その後もジョンとサヴァナの文通は続く。

ところが、サヴァナからの手紙が届かなくなり、ようやく手にした彼女からの手紙には、ジョンがいない人生が考えられないため言葉が見つからず文章が書けないと記されていた。

誰かは分からないがサヴァナが婚約したことを知ったジョンはショックを受け、彼女からの手紙を燃やしてしまう。

ある廃墟で銃撃を受けたジョンは、同僚のヌードルス(D・J・コトローナ)に声をかけられる。

一命を取り留めてドイツの病院に運ばれたジョンは3か月間を過ごして部隊に戻り、任期延長を上官のストーン大尉(キース・ロビンソン)に申し出る。

長期休暇をとり父親と過ごすようにとストーンに言われたジョンだったが、それを断り任地に向かう。

2007年、カタール、特殊部隊基地。
次の任地を考えていたジョンは、帰国を命ぜられる。

父が脳卒中で倒れ入院中だと知ったジョンは、自分が傍にいれば症状は軽く済んだかを医師に聞くが、それは不明だと言われる。

自宅に戻ったジョンは、父への手紙を書き、翌日、病院でそれを渡す。

手紙を読んであげたジョンは、数年前に銃弾を受けた際に思い浮かべたのは、8歳の時に体験した造幣局の見学ツアーだったことを語る。

自分は1980年に金属板から型抜きされたコインであり、今は2つの穴が開いた不良品で、自分達二人が不良品だとジョンは話す。

伝えておきたいのは、薄れゆく意識の中で最後に思い浮かべたのは・・・と声を詰まらせる息子をタイリーは抱き寄せる。

その後、父は亡くなり、サヴァナに会いに行ったジョンは、彼女にそのことを伝える。

サヴァナがサマー・キャンプを実現できなかったことを知ったジョンは、父の物を片付けたら軍に戻ることを伝える。

ジョンは、サヴァナがティムと結婚していたことに驚き、彼が悪性リンパ腫で闘病中であることを知る。

サヴァナと共に病院に向かったジョンは、ティムと成長したアラン(ルーク・ベンワード)に再会する。

ティムはジョンに謝罪し、アランを一人にしたくなかった自分の計画だったことを伝える。

サヴァナが今でも自分を愛しているとティムに言われたジョンは、理解を求められる。

自宅に戻ったサヴァナは、家に連れ帰りたいティムの高額な薬代のために両親の支援を受けたものの、苦しい現状を伝える。

サヴァナと夕食を共にしたジョンは、思いを伝えるためにせめて電話してほしかったと彼女を避難しその理由を求める。

心が揺らぐからできなかったと言うサヴァナは、ティムの支えアランのことを考え辛い思いをしたことを伝える。

サヴァナの気持ちを理解したジョンは彼女を抱きしめる。

自分の手紙をサヴァナから見せられたジョンは、彼女を愛おしく思う。

”直ぐに会おう”という出会ってから度々交わしていたサヴァナの言葉に答えないジョンは、彼女に別れを告げて立ち去る。

父のコレクションで例の1枚以外のコインを売る決心をしたジョンは、バラ売りしないことを古物屋に約束させる。

任地でもそのコインを必ず所持していたジョンは、サヴァナからの手紙を受け取る。

最後に会った数週間後に、ティムの薬代には十分過ぎるほどの匿名の寄付金が届いた。

そのお陰で退院できたティムは、アランと過ごすことができるが、その後、彼は亡くなる。

そして、どんなに時が過ぎても思うことは”直ぐに会おう”だと手紙は締めくくられていた。

その後、民間人になっていたジョンはコーヒー・ショップで偶然にサヴァナと再会し、二人は抱き合う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

2001年、春、南カリフォルニア、チャールストン。
アメリカ陸軍特殊部隊のジョン・タイリー二等軍曹は、休暇中に大学生のサヴァナと出会い恋に落ちる。
コイン収集が趣味の自閉症の父にサヴァナを紹介したジョンは、2週間の休暇を終えて部隊に、サヴァナは大学に戻る。
1年後に除隊することを約束したジョンは、全てを話すことを約束してサヴァナと文通を続ける。
9月11日、同時多発テロが起きたことで国内は緊急事態となり、ジョンは任務期間延長を決意する。
ショックを受けたサヴァナは、軍人としての使命と恋の狭間で苦悩しているジョンを理解し、任地に向かう彼と別れるのだが・・・。
______

原題の”Dear John”に深い意味があることを理解していない邦題が気になる。

Dear John letter”は、第二次大戦中に、特定な人物に対するものでなく、戦地の兵士に向けた妻や恋人が別に好きになってしまった人物ができてしまったことを知らせる別れの手紙のことを指し、これがドラマで重要な役目を果たしている。

人気作家ニコラス・スパークスの原作だけあり、複雑な人間心理を描く非常に興味深い内容の物語であり、ラッセ・ハルストレムが繊細なタッチで描く考えさせられる恋愛ドラマである。

北米興行収入は約8000万ドル、全世界では約1億1500万ドルのヒットとなった。

コインの収集だけが趣味の自閉症の父を家に残し任地で軍人としての使命を果たしながら、運命の恋との狭間で苦悩する青年を演ずるチャニング・テイタムと、彼を愛しつつも隣人の父子を支えるためその恋を諦める、切ない女心を切実に演ずるアマンダ・サイフリッド、二人の好演は涙を誘う。

自閉症の主人公の父親を印象深く演ずるリチャード・ジェンキンス、ヒロインの隣人ヘンリー・トーマス、その息子ルーク・ベンワードとR・ブリーデン・リード、ヒロインの友人スコット・ポーター、主人公の同僚兵士D・J・コトローナカレン・モス、上官キース・ロビンソン、ヒロインの両親デヴィッド・アンドリュースとメアリー・レイチェル・ダドリー、牧師ブレット・ライスなどが共演している。


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