奇術師フーディーニ Death Defying Acts (2008) まだ評価されていません。


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

19世紀末から20世紀前半にかけて活躍し、現在でもマジシャンの代名詞として、また”脱出王”の異名を誇る実在した伝説の奇術師ハリー・フーディーニの晩年を描く、監督ジリアン・アームストロング、主演ガイ・ピアースキャサリン・ゼタ=ジョーンズティモシー・スポールシアーシャ・ローナン他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ジリアン・アームストロング
製作総指揮
ダン・ルポヴィッツ
マーシャ・ナサティア
カーク・ダミコ
製作
クリス・カーリング
マリアン・マックゴワン
脚本
トニー・グリゾーニ

ブライアン・ウォード
撮影:ハリス・ザンバーラウコス

編集:ニコラス・ボーマン
音楽:チェザリー・スカビスゼウスキー

出演
ハリー・フーディーニガイ・ピアース

メアリー・マクガーヴィー:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
シュガーマン:ティモシー・スポール
ベンジー・マクガーヴィー:シアーシャ・ローナン
チャールズ・ロバートソン:ラルフ・ライアック

イギリス/オーストラリア 映画
配給 ザ・ワインスタイン・カンパニー

2008年製作 96分
公開
イギリス:2008年8月8日
オーストラリア:2008年3月13日
北米:2008年7月11日
日本:未公開
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $5,665
世界 $7,756,937


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1926年、スコットランドエディンバラ
イカサマ霊能芸人メアリー・マクガーヴィー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)と娘ベンジー(シアーシャ・ローナン)は、見世物小屋がつぶれて職を失い、墓地に住むことになってしまう。

そんな時、世界一の魔術師ハリー・フーディーニ(ガイ・ピアース)が、彼の母親の最後の言葉を当てた者に1万ドルを進呈するということを発表する。

それを知ったメアリーとベンジーは、フーディーニが巡業でエディンバラを訪れるのを待つ。

マネージャーのシュガーマン(ティモシー・スポール)を伴ったフーディーニは、エディンバラの人々の盛大な歓迎を受ける。

メアリーは1万ドルを手に入れるために、フーディーニと母の関係を調べ上げ、メイドに扮してホテルの彼の部屋に侵入し様子を探る。

ベンジーは、フーディーニの楽屋に忍び込むが、彼女を追い出そうとしたシュガーマンを制止し、フーディーニは夜のショーのチケットを彼女に渡す。

利益を追求するシュガーマンと違い、フーディーニは、科学的な物の考え方を始め、新境地を開拓しようとして肉体的に無理をしていた。

フーディーニは、世界各地で心霊実験を始めることを決めて、ベンジーを伴って面接に来たメアリーを、1万ドルの挑戦者に選ぶ。

そして、フーディーニは、母親の最後の言葉が記された封筒を金庫に入れて銀行に保管する。

メアリーとベンジーは、”スコット記念塔”まで見える豪華な部屋に滞在することになるが、メアリーは、その厚遇の裏に何かがあると思いをめぐらす。

そんなメアリーは、フーディーニに食事に招待され宝石なども贈られるが、彼女はそれに無関心な素振りを見せる。

そして、メアリーはフーディーニの部屋に忍び込み、所持品の箱の中味を盗み見ようとする。

それを知ったフーディーニは、メアリーに失望するものの、しおらしくなった彼女に再び言い寄り親密になっていく。

しかし、二人の恋が現実のものになるにつれ、ベンジーは、自分がのけ者になっていくことを心配する。

やがて、ショーに姿も現さず、メアリーとの時間を過ごすようになったフーディーニに、シュガーマンは不満をぶつける。

シュガーマンは、フーディーニから手を引くようにメアリーを買収しようとするが、彼女はそれを拒絶する。

そこでシュガーマンは、仕方なくフーディーニの部屋の箱の鍵をベンジーに渡し、それを開けたメアリーは、彼の母親が自分に似ていることを知る。

メアリーは、姿を消す見返りとして、1万ドルを手に入れる手助けをするよう、シュガーマンに迫り取引する。

シュガーマンは、フーディーニの母親の遺言は存在せず、母親の臨終の際、彼が傍にいなかったことを酷く悔やんでいることをメアリー告げる。

つまり、フーディーニはメアリーではなく、母親を求めていることが明らかになる。

そして、いよいよ心霊実験が始り、フーディーニの母親の衣装を身にまとったメアリーが会場に現れる。

フーディーニの母親の心を読み始めたメアリーだったが、彼女はそれが出来ずに、その場を立ち去ろうとする。

その時、ベンジーにフーディーニの母親の霊が取り憑き、彼と会話を始める。

金庫内の封筒の中味が白紙だとわかり、フーディーニは人々の前で、母親を看取ることが出来なかったことを告白する。

フーディーニは、1万ドルを手に入れたメアリーの元に向かい、彼女の激しさに惹かれたことを伝え、そして二人は結ばれる。

幼い頃、人には見えないものが見えたベンジーは、実験の時に、ただ思いついたことをフーディーニに伝えていた。

”赤毛の天使、正午、太陽が消える”・・・。

その後、メアリーとベンジーに別れを告げたフーディーニは、モントリオールに向かい、赤毛の学生に腹部を殴打され、急性虫垂炎で命を落す。

メアリーとベンジーは、エディンバラフーディーニの死をニュース映画で知る。

二人は、自分達の人生を変えてくれたフーディーニのことを想いつつ、お互いを支えにして生きていくことを誓う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

亡くなった、最愛の母との再会を夢みて、世界一の魔術師ハリー・フーディーニは、彼の母の最後の言葉を当てた者に、1万ドルを進呈するということを発表する。
それを知った、イカサマ霊媒師のメアリーは、その金を手に入れようと、フーディーニに接近して、母親との関係を調べ始める。
その後フーディーニは、メアリーと娘ベンジーを実験の挑戦者に選ぶ。
フーディーニはメアリーが気に入り親密になるが、娘ベンジーがその関係に嫉妬する。
マネージャーのシュガーマンも、フーディーニが、メアリーに心を奪われていくことに不満を抱く。
そんな時、メアリーは、自分がフーディーニの母親に似ていることを知る。
メアリーは、姿を消す見返りに、1万ドルを手に入れる手助けをするよう、シュガーマンと取引しようとするのだが・・・。
__________

奇術師として世界に名を知られていたフーディーニが、心霊術に傾倒していく神秘的な雰囲気と、イカサマ霊媒師母娘の心の変化など、細かな描写で丁寧に描き、実力派俳優達の個性も生かした、ジリアン・アームストロングのメリハリあるスリリングな演出は見応えがある。

また、世界遺産でもあるエディンバラ市街や名所を、効果的に使った舞台設定も圧巻で、その素晴らしさを堪能できる。

北米では、わずか2館の限定公開に終わってしまったため、興行的には成功した作品ではない。

主演のガイ・ピアースは、体を張った演技で、伝説のマジシャン、ハリー・フーディーニを熱演している。

厳しい時代を生き抜く、力強さを秘めた女性を演ずるキャサリン・ゼタ=ジョーンズの、美しくも逞しい姿は貫禄すら感じる。

前年の「つぐない」(2008)の演技が本物だと証明した、シアーシャ・ローナンの名演も見逃せない。
アイルランド人俳優として、アメリカ人子役のアビゲイル・ブレスリンに匹敵する実力を、今後大いに期待できる女優だ。
彼女は、2009年、ピーター・ジャクソ監督の1億ドルをかけた大作「ラブリーボーン」の主演にも抜擢された。

他、フーディーニのマネージャー役で、味のある演技を見せるティモシー・スポールも共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター